クロッカス
2014.1.10
線路際と庭と、2か所くらいでクロッカスが芽を出しています。
上の写真は庭。
「一列横隊に整列!」という感じですね。
右の方で、乱れてますが、整いすぎよりは乱れた方がいい。
ユキノシタやカタバミや落ち葉など、ごちゃごちゃしています。
こんな雰囲気が我が家の「地面」。
この間NHKでニュースを見かけたのですが(引用は新聞から)
東村山市と埼玉県所沢市にまたがる雑木林「淵(ふち)の森」保全運動の会長をつとめる映画監督の宮崎駿さん(73)が19日、東村山市内で年1回の下草刈りに参加した。全国各地から集まったボランティア約220人とともに作業に精を出した。(朝日新聞 2014年1月20日)
下草刈りではありましょうが、積もった落ち葉も片づけていました。
テレビを見ながら私はむっとしていました。
雑木林の保全には人の手入れが必要だということはわかりますけど。
たとえば国蝶オオムラサキにはエノキやクヌギの雑木林が必要なのですが
http://www.y-asakawa.com/yatugatake/10-oomurasaki1.htm
オオムラサキは、エノキを食樹とする蝶で、冬は幼虫が木から下りてきて、枯葉の裏で越冬をするという習性を持っている。 実はこの習性が禍し、かつては関東平野でも多く見られたが、最近はその数が激減してしまって、めったに見ることができなくなってしまった。というのは、冬の間、枯葉が掃除されると、オオムラサキの幼虫も気づかれずに一緒に処分されてしまうからである。
こんなこともあるんですよ。
虫好きから見ると、雑木林の落ち葉の下には越冬中の昆虫がいっぱいいるはずなのです。
それを、冬のさなかの厳しい時期に掃除してしまうなんて、無神経な話だ。
一見、環境保護に役立ついいことをしているように見えて、生態系の下辺を支える昆虫たちを痛めつけてどうするの?
環境保全・生態系保全を考えるなら、昆虫たちとも共存してください!
虫を嫌って、鳥を好いて、雑木林があれば環境にやさしいなんて言わせたくないですね。
整然としているより雑然としている方が好きです。
むやみに片づけるな。
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