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2014年1月27日 (月)

2013年の気温・湿度のグラフ

少し遅くなりましたが、2013年の気温と湿度のグラフをまとめましたのでお目にかけます。
気温のデータは気象庁が発表する公式の気象統計データです。
Kion2013_1
↑毎日の値、それを移動平均で均したもの、平年値。これらを最高気温と最低気温についてグラフ化してあります。

Kion2013_2
↑気温の平年値からのずれだけを取り出して移動平均で均したグラフです。
3月の中ごろに「異様に」高かったですね。
平年を下回るよりは上回る方が多い。
こういう傾向が「温暖化」なのでしょう。
部分的に取り出して、「今年の冬は寒い。だから温暖化はウソだ」というような議論は誤りでしょう。平年より低い時だってあるんです。でも超えているときの方が多い。
温暖化が進みますと、気象現象が「極端に振れる」ことが増えると思います。
そのあたりを、生活感覚でとらえていきましょう。

Situdo2013
↑これは2013年の湿度の、日々の値と移動平均を重ねてあります。
新聞発表のデータですので「午後3時」の値です。
ちょっと気になるので3年間のグラフを並べたものを作りましたのでご覧ください。
Situdo
左から2011年、2012年、2013年です。
12月から1月にかけて、移動平均が30%を切るのがほぼ毎冬のことだったのです。
ところが、2012年から13年にかけての冬は30%まで下がりませんでした。
2013年から14年にかけてのこの冬も30%まで下がらないようです。
2014年に入っても、その傾向は確かに続いているように思われます。
なんでだろう?湿度の測定方法が変わったということはないと思うし、午後3時の測定値ということは変わっていないし。
他に要因がなければ、比較的湿っぽい冬を過ごしていることになります。
気象情報番組でもあまりこういうことは言わないし、確定的なことはわかりませんが、私が個人的に「定点」で作っている記録ではそういう状況にあるということだけ、ご報告します。

{気象統計データには、一日の最小湿度と一日の平均湿度があります。そのデータでみたら、また違った傾向があるかもしれませんので、あくまでも、午後3時のデータで見ているということを強調しておきます。}

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