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2014年1月15日 (水)

これナ~んだ?

1220_2brush1 2013.12.20
これ何を写したものかお分かりになりますか?
すっごく日常的なものです。
{ヒント}ナイロンの毛をU字型にして、そのUの底のところに小さな金属をはさみ、穴に押し込んで固定してあるというものです。

答え↓
1220_2brush2
歯ブラシなんですね。
これは新品ですから、引かないでください。
こういう構造であることはずいぶん昔から知っていたのですが、今使っている歯ブラシが透明で、見やすかったので、これブログ・ネタになるな、と新しいのを買ってきました。どうせ使うんだから無駄遣いではありません。
1220_2brush3
角度を変えるとこう見えます。
ね、構造が見えますね。

★私は下のムックで知りました。20年も前ですね。
「モノづくり解体新書 一の巻」日刊工業新聞社、平成4(1992)年10月20日発行
歯ブラシ(Toothbrush)
  毛:ナイロンを4cmくらいの長さに揃えます。
  平線:真鍮の平線を柄の穴の直径より若干長く切っていきます。
  植毛:穴に二つ折りナイロン毛を押し込み、平線で固定します。
  毛の切り揃え:毛の長さを切り揃えます。

今度歯ブラシを買う時は、こんなことを意識して透明なのを求めてみませんか。
で、知識をひけらかしてしまいましょう!

★面白いサイトを見つけました。(ぜひご覧ください)
http://www.yumeginga.jp/topics/monokowashis/monokowashi/brush/brush.html
ものこわし教室「歯ブラシの毛を固定する工夫」

★真鍮なら銅の合金ですので、歯ブラシを希硝酸にでも漬けておいて、溶けたら、アンモニア水で中和してアンモニア過剰にすれば、きれいに青く発色するのではないか、と思ったのですが、教師現役中、やってみなかったことが若干悔やまれます。
化学系の先生でこの文章をお読みの方がいらしたら、試みてください。

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