ホソミオツネントンボ おつねん中
2013.12.3
11時ころ。妻が「イトトンボがいる」といいます。
玄関を出たところに、水槽がありますから、そこから今どき、イトトンボが羽化したのかと思いきや。
我が家の通例のモノサシトンボではない。
腹部がなんだか竹の節みたいだな。
見慣れないなぁ、と思いつつ撮影。
複眼がまたモノサシトンボとは違う。
モノサシトンボでは地球儀の赤道みたいに、横に模様があって、目が上下の半球になっています。
このトンボは縦縞があって、上下にはわかれていない。
調べてみたら
ホソミオツネントンボではないでしょうか。
オツネントンボではないような気がする。
http://tombozukan.net/ito-hosomiotunen.htm
夏に羽化した個体は、体色は茶色のまま越冬します。
越冬した雄は、春暖かくなると体色がブルーになり、活発に縄張り活動をします。
http://www.insects.jp/kon-tonbohosomiotu.htm
低山地の水草の多い池などで見られる細身のイトトンボ。
トンボにしては珍しく、成虫のまま冬を越すので「おつねん」の名がついている。
春になると体色が青くなるが、冬の間は褐色なので、枯葉にまぎれて見つけにくい。
へぇ、春になると青くなるのか。
オツネントンボという名前は知っていましたが、まさかそういうトンボにお目にかかることになろうとは思いもよらず。
60年以上の昆虫歴で初めて見ましたよ。私は普通種でいいんだけどなぁ、あんまり珍しいのは手に余る。
どこからやってきたのだろう?
我が家の池で孵化したとは思えないのですが・・・
わかりません。
このあたりで「おつねん」してね、とこの日は終わり。
12.24
あらら、また会ってしまったぞ。
前回と同じトクサのところで。
周囲に紛れていますね。
家の壁を背景にして浮き上がらせました。
美しいなぁ。おみごと。
ふわっと飛んではまた近くにとまる、ということを何度か繰り返してくれました。
気温が上がって、ちょっと顔を出したという感じでしょうか。
ひょっとして、このトクサの中の方に隠れ場所があるのかな。
妻も呼んで、二人で観察。
これ、春にまた会えるといいね、と。
一匹じゃ配偶の相手がいないしなぁ。
我が家にこだわらず、どこでもいいから、配偶者を得て繁殖してほしいですね。
おつ‐ねん【越年】ヲツ‥
年を越すこと。えつねん。〈日葡辞書〉
広辞苑第六版より引用
「越年」を「おつねん」と読むのは、今ではこのトンボのときだけじゃないでしょうかねぇ。
ワタクシ、かかしも、おつねんへ向けて、少し準備しています。
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