エビガラスズメ
★私が線路際でツチバチなんか見ていたら、踏切の方からこちらへ線路沿いに、幼い男の子(5歳くらいかなぁ)とお父さんの二人連れがやってきました。電車の写真を撮りたかったようです。自分用のカメラを買ってもらって、電車の写真を自分で撮ってとっても嬉しそう。
我が家の塀の曲がり角の付近まできて、路面を眺めて何やら騒いでいます。
何かいましたか?と尋ねたら
大きなイモムシが歩いている
というのです。
どれどれと見に行きましたら、エビガラスズメの終齢幼虫が路面を歩いている。
これはね、エビガラスズメという、スズメガの仲間の幼虫だよ、尻尾みたいなのがあるでしょ、これがスズメガの幼虫の特徴なんだよ。刺さらないから大丈夫だよ。もう蛹になりたくなって、蛹になるのにいい場所を探して歩いているんだよ。
などと話しながら、私の手のひらの上に登らせました。
手乗りイモムシ。
坊やびっくり。(お父さんも)
これがその幼虫。後でケースに入れてからの撮影ですけれど。
そばのルコウソウにもう一匹エビガラスズメの幼虫がいるのを発見。
ここにもいるねぇ。
これも{お二人と別れた}後での撮影です。
本物の頭は左なのですが、右端のほうが頭っぽくないですか?
一角獣みたい、大きく口を開いているようです。
これが蛹になってね、春になったらかっこいいガになるんだよ。
そうだ、このガじゃないけど、セスジスズメというスズメガの仲間の蛹がいるから見せてあげよう。
と、妻を呼んで、蛹の入ったケースを持ってきてもらって見せてあげました。
スズメガの蛹を見たことのある人は少ない。
お父さんが説明し、坊やは自分のカメラで撮影。
これはガだけど、ツマグロヒョウモンというチョウの蛹もいるんだよ。
と、ツマグロヒョウモンのぶら下がり型の蛹も見せてあげました。
もう大変。初めて見るものばかりのようでした。
★門の前でそんな観察会をやっていたら、デュランタにクマバチがいることに気づきました。
弱っていてやっとしがみついている状態。
もう弱っているので飛べないから怖がらなくていいよ。これがクマバチだよ。
ちょっと怖そうでしたが、カメラを差し伸べて撮影していました。
{ニコンのコンデジ。お父さん奮発して、いいものを持たせましたね。子どもだからといっておもちゃカメラじゃだめですね。ちゃんとしたカメラで、きれいな画像を撮って「目を養い」ましょう。お父さん自身はスマホのカメラで撮影していました}
そんなこんなで、手乗りイモムシおじいさんと虫好きおばあさんの、にわか昆虫観察会は終わったのでした。
私たちも楽しかったし、あの子もきっと、びっくり、うれしかったと思います。
そうそう、フウセンカズラの青い実がぽわぽわしてるのをつまんでもらったり、熟したフウセンカズラの実から種を取り出して、ハート模様を見てもらったりもしました。お父さんがハート模様に反応してたな、初めてだったらしい。
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