精進
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殺生なし「精進ふりかけ」 奈良・興福寺が2種発売(朝日新聞 2013年3月31日13時1分)
五重塔や阿修羅(あしゅら)像で知られる奈良市の興福寺が、殺生を一切していない「精進ふりかけ」2種類の販売を始めた。
・・・カツオの粉末は使わず、赤シソと大豆フレークをベースにトマトやワサビを加えた。1袋400円。
・・・
カツオの粉末を使うと「精進」じゃないんだ。「なまぐさ」なんだな。
でもって、シソや大豆は「殺して」も「なまぐさ」じゃないんだ。
「殺生を一切していない」んですって。
ふ~ん。うっそだぁ。
身勝手なものですね。生き物を殺して食べるということに何の違いがあるというのですか。
「肉食することが<なまぐさい>のではない。」とお釈迦様はおっしゃいました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-a394.html
2013年10月28日 (月)「なまぐさ」
その人の心が、生き方が「なまぐさ」ければ、何を食べたってなまぐさなのですよ。
★精進ってなんなのでしょうね。
初七日の法事で寿司とって一緒に食べたりしますよね。よくあることだ。
昔、二十歳のころの旅行中に、お寺の納骨堂の隣の部屋に泊めて頂いたことがありますが、そこで頂いた夕食はポークカレーでしたね。みんなで一緒においしく食べましたっけ。40年以上も昔の話ですが。
お寺で豚肉食べていいのかなぁ、などとちらっと心の隅に疚しさを覚えましたっけ。
★「命」というものを見直しませんか?
植物は生きてないんですか?
植物が生きているからこそ、私たちは酸素が呼吸できるんだし、植物たちが作ったでんぷんやいろいろな栄養をもらうことができるんだし。
私らヒトには「必須アミノ酸」「必須脂肪酸」というものが必要ですが、これは自前で合成できないから「必須」なのです。遺伝子に欠陥ができてしまったのですね。
ヒトは雑食性のサルとして植物性・動物性のものを食べますから、自分では合成できないアミノ酸も、食物から摂取できるので、生きてこられたわけです。
私たちは植物にも動物にも依存して生存を保っているのですよ。
カツオを食べたら「なまぐさ」だなんて、ちゃんちゃらおかしい、というものです。
精進を食べなければならない、ということへの「執着」がまた「迷い」や「苦悩」を生むのです。
きちんと生きることに専念して下さい。
無駄な食事をしないでください。
全ての命に依存して生きていることを知って、執着への執着を捨ててください。
ちゃんと生きましょう。
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