アホらし
京都・冷泉家の井戸、半世紀ぶり復活へ 新たに井戸掘り送水(朝日新聞2013年11月11日)
藤原俊成、定家以来の古典籍や史料を守り伝える冷泉家(京都市上京区)で、半世紀以上前に枯れた由緒ある井戸に清水がよみがえる。新たに井戸を掘削する地鎮祭が11日にあり、今後、伝統行事で井戸水を使った本来の姿が復活する。
江戸初期の1606年に御所北側の現在地に建てられた冷泉家住宅には当初から多数の井戸があったが、昭和30年代、周辺の開発などの影響でいずれも枯れてしまったという。今回、清水がよみがえるのは「松の井」。かつて、定家筆の古今和歌集や日記「明月記」などの国宝を保管する「御文庫」を正月に参拝する際に当主が手を清め、吉書始で和歌をしたためる墨をひくのにこの若水を使った。鉢に張った水に人形(ひとがた)を浮かべる旧暦6月の「夏越の祓」などの年中行事にも使われた。
上賀茂神社などで井戸を掘った実績のある上林鑿泉工業(京都市伏見区)が、国重要文化財に指定された建物から離れた敷地に井戸を無償で掘り、湧いた清水を地下パイプで「松の井」に送る。今後、1週間ほどで水が湧く見込みという。当主夫人は「これまではやむなく水道水を使ってきたが、井戸水の復活で行事に精神的なけじめがつけられる」と期待する。
これって「偽装」みたいなもんじゃないですか。
その井戸をさらに深く10m、20mと掘って深井戸から水が出るようになったというならまだしも。
別の場所の水を送って「伝統行事で井戸水を使った本来の姿が復活する」なんて。
まやかしだ。
物事をレッテルで考えていらっしゃる。事物の本質で語ってはおられない。
井戸も枯れることはありましょう。自然の出来事はみなうつろう。
敷地内に新たな井戸を掘りました。ここからまた新たな冷泉家の井戸の歴史を刻むことにいたしましょう。
と、なぜ言えませんか?
歴史ある名家の「名」にしがみついて、少々こっぱずかしいことをなさいました。
冷泉家というレッテルはさぞかし重いのでしょうね。
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