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2013年11月11日 (月)

オウトウナメクジハバチ

1023_3outounamekujihabati1 2013.10.23
なんだか妙なものを見ました。桜桃の葉の上です。
なんだコレ?
イモムシなら「体節」があるでしょに。
なんだかテラテラした感じで、節がなく、オタマジャクシかナメクジか。
1023_3outounamekujihabati2
葉の表面を「舐め取る」らしい。
いくら私でも触りたい気分じゃない。
{いや私だからこそ触りたくないのかな。私、実は、ナメクジが苦手です。衝撃の告白}
なんだ?コレ、ナンダ?これ 状態。
仕方ないので、葉ごと取って、つぶしちゃいました。わぁ残酷ぅ。

調べてみたら
オウトウナメクジハバチの幼虫
でした。
↓幼虫図鑑で、なんとなく見たことがある気がしたのです。そうしたら案の定。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/outounamekujihabati.html
オウトウナメクジハバチ

食草:サクラ(桜),モモ(桃),ナシ(梨),ナナカマド(七竈)などのバラ科樹木の葉,カキ(柿)の葉
説明:葉っぱの表側から裏側の葉皮を残して食べている。表面の光沢のある褐茶色のものは「がいとう膜」と呼ばれるもので体を覆っている。中の幼虫は標準的なハバチ幼虫の形態をしている。

★そうしたら、また見てしまった!
1030_4outounamekujihabati1 10.30
もちろんまた桜桃の葉の上です。
体の脇についているのは糞ではないかな。
今回は2度目なので、多少は冷静に
1030_4outounamekujihabati2
真横ショットを狙ってみました。
なるほど、てかてかの膜を「かぶって」いるのですね。
下から本来の脚や体節構造が少し見えます。
でもまた、葉っぱごとつぶしました。
もう今年は多分出現しないと思いますが。

★さて、どんなハチなのか、成虫の写真はないかと探しましたが、意外と少ない。
なるべく公的なサイトをと探しまして。
下のサイトにあります。
http://www.ffpri-hkd.affrc.go.jp/group/konchu/Zukan/HTML/Hymeno_Habachi.htm
「北海道樹木害虫図鑑」
このページの半分を過ぎた下のほうです。
「翅の生えたナメクジ」ではありません。普通のハチです。安心してご覧になってください。

★ところで「がいとう膜」って「外套膜」ですよね。
「外套膜」という術語は

世界大百科事典 第2版の解説
がいとうまく【外套膜 mantle】
    軟体動物の体表が膜状に薄くはり出し,主として内臓塊をおおうもの。二枚貝(斧足(ふそく)類)では左右2葉に分かれていて,腹縁は肥厚し貝殻を分泌する。巻貝(腹足類)ではらせん状の螺管(らかん)の内壁を裏打ちする形になっている。頭足類では厚く袋状の筋肉からなり,中に内臓塊のみならず,貝殻(いわゆるイカの甲)をも包み込んでいる。貝殻をもつグループでは外套膜は薄い膜状であるが,頭足類や後鰓(こうさい)類のように外套膜が裸出しているものでは,表皮は丈夫で体を保護する。

タコの、俗にいう「頭」は外套膜といっていいんでしょう。
貝類の外套膜の方が有名かな。真珠養殖の話にも出てくるし。

外套膜という術語には、こういう意味が与えられています。
術語というものは意味を限定して使います。あいまいさを排除するのが科学的な用語法。よく科学の用語は難しいといいますが、いえいえ、日常語が持つ多様なあいまいさを削り落として、単純明快にして使っているだけです。
昆虫は軟体動物ではなく、節足動物ですから、オウトウナメクジハバチの幼虫がかぶっているものは、正式には「外套膜」とは呼べないのではないかな。
幼虫は粘液を分泌して「外套状」の覆いを体表面に作る
というような表現のほうがいいように思いますけどね。

★それにしても、65歳で初めて見る虫でした。
ワタシ、普通の虫でいいんだけどなぁ。珍しくなくっていいよ。
普通の虫さんと遊べれば十分です。

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