夕方の「天使の梯子」
2013.10.10
雨戸を閉めようとしたら、西の空に。
普通、天使の梯子というと、上から下へ開きますけど、今回のは沈みゆく太陽の光線で上へ向かって開きました。
空気が清澄なら光の筋が見えるわけはないわけです。
曇り、とか濁り、とかは感じられないけれど、微細な粒子(液滴も可)が空気中にあるということですね。それが雲の隙間から洩れた光線を散乱して、光線を横から見ている私の眼に見えた、ということです。
高校化学でコロイドのところで「チンダル現象」というのを学んだかと思いますが、あれとほぼ同じ現象と考えていいでしょう。
我が家からの空は、どうしても人工物が入る。
広々と何もない空とは縁遠い生活です。
ぶつぶつ:チンダル現象と教えては来たんですが。
Tyndall の発音は、実際のところ、チンダルなんでしょうかねぇ。
ティンドールではないか、という疑念を抱えたまま教師生活を終えてしまいました。
ネイティヴの発音を聞いたことがないのです。
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