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2013年10月 3日 (木)

変化朝顔 獅子咲き:3

★獅子咲き、その後
0924_22nejire1 2013.9.24
これで4輪か5輪くらい咲いていると思います。
頑張るなぁ。

葉もねじれていることにご注意ください。
これは芽生えてからずっと目立つ特徴です。
葉がねじれてぐちゃぐちゃするは、茎も普通のアサガオのようには巻きつかないは、なんだか変なアサガオだなぁ、と思いつつ眺め続けていたわけです。

今思えば、葉の裏が形成できないのですから、ねじれてしまうのは当たり前なのでした。
高校生物で、葉の構造を習うと思いますが、表面と裏面があって、その間の空間に柵状組織があるはず、ですよね。裏面が形成できないとすると、一体光合成などはどうなっているんだろうと思いますが、詳しいことは分かりません。

0924_22nejire2 9.24
これで一輪。
0924_22nejire3 9.24
メシベ・オシベの識別はできませんが、花弁のようなむちゃくちゃな状態にはなっていないようです。

0925_2nejire2_2 9.25
茶色っぽい丸い頭のがメシベでしょうか。
オシベの葯が見えます。
0925_2nejire3 9.25
雨に濡れそぼつ花。
きれいですが、なんとなく悲しさというか寂しさを漂わせているように感じてしまうのは、思い入れが過ぎるかな。
生きるって、不思議なことですね。

★遺伝子の異常を人為的に保つ。
人為が介入しなければ、こういう花はすぐに消滅していくわけですよね。
なんだかなぁ、園芸って、何なのかな。
いや、植物の話だけではないんです。
ペットとしての犬や猫には、遺伝的な多様性が失われて、遺伝病が非常に多くなっていますよね。
昔から、純系より雑種の方がタフだというのですが、人為の介入によって、ペットたちも多くの生存に不利な遺伝子変異を抱え込んだまま生きている。
人間って、一体、何をやっているんだろう?

★もう一つ、感想を。
今回、「獅子咲き」という名称を教えていただいて、そこから、パンフレットに書かれていた「植物の裏側を作る遺伝子が欠けている」という記述に気づきました。
いったん、そのことに気づいて、観察してきたこととつき合わせて、出来事の概要を推測することができました。
私のような、以前理科教師だったような人間は、このように「後知恵」で解説する能力はあるんですね。
それなりに広範な知識は持っていますから、それを組み合わせて、後付で解説することはできる。
いろいろな資料からいわば「コピー&ペースト」で授業の素案は作れる。
それが授業であるなら、生徒の知らない科学の奥行きを覗きこませて、この先にはこんなことがあるんだよ、おもしろいぞぉ、とガイドすることはできるのです。
そして、生徒との相互作用によって、コピー&ペーストの素案が、生き物としての授業に成長していく。{これが楽しい}

ですが、教師は研究者ではない。あくまでも「後知恵」です。
研究者というものは、「今この瞬間、世界中で私一人だけがこの事実を知っている」というオリジナルの、深い喜びに浸る瞬間があるのだそうです。
教師にはそういう瞬間は存在しないな。生徒との共同作業で、授業を作り育てるという楽しみはあるけれど。

授業、教壇、教室を去った元教師というものは、悲しいものですね。
私にはオリジナルがない。
後知恵しかない。
「教室を失った者を教師とは呼ばんのだよ」と、高校時代の恩師の言葉を、きりきりと痛みをもって思い出します。

★高校生の頃「私には熱がない」と呟いていたことがあります。
芸術家って、自己の内部に「熱」があって、それが溢れだしてしまう、表出してしまう、という激しさがありますよね。自律的に「熱」を表現しますよね。
私にはその「熱」がなかった。
早くからそのことは自覚しておりました。
私は「記述者」なのでしょう。
記述すべき対象がなければ、何もできない者です。

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