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2013年10月 3日 (木)

変化朝顔 獅子咲き:2

さて、獅子咲きのアサガオの経過についてです。

{お断り:掲載する写真の撮影時点では知らなかった、「植物の裏側を作る遺伝子(KAN1)が欠けている」という情報を使うことにします。時系列に沿ってやっていくとものすごく冗長になりそうなので。}

0910_2asagao2 2013.9.10
萼は正常ですね、ですからこの萼の中に現れるものは姿がどうであれ「一輪」なのだ、ということはだんだん分かってきていました。
この時点で既に、花弁が「巻いて」いるのが分かります。

0910_2asagao3 9.10
そばにもう少し開きかけたものがありました。
通常のアサガオの花弁を「膜状」とここでは表現することにします。
そうすると、花びらが連なって「膜」を形成するということができないようです。花弁の形成要素がばらばらに現れてくる。
「靴下を裏返しにする途中」のような「裏返り方」が見えます。
「裏」が形成されないので、表が全体を包むようになっているのですね。

0911_2asagao1 9.11
ほぼ完全に開いた状態。
これで「一輪の花」です。
オシベ・メシベも葉に由来する構造でしょうけれど、形成できているように見えます。
花弁も葉に由来するものです。
主脈というのかな、糸状のものがあってその先に、花弁が形成されることはされる、のですが、「表」ばかりが成長するので外側にそっくりかえって、筒状になってしまう。
花弁が側方とつながって「膜状」の花弁を形成する、それができない、そのことも明らかです。

0913_2nejire1 9.13
花弁の「表」が、外側にそっくりかえったのだ、という状況をこの写真あたりでご了解ください。
0913_2nejire2 9.13
ほらね。
{注:通常の鉢型の花の内側面がこの場合「表」で、鉢型の花の外側が「裏」です。言葉遣いがややこしい。私自身間違って使うかもしれません、注意してお読みください。}

解説にありましたように、「植物の裏側を作る遺伝子(KAN1)が欠けてい」るので、「表」側部分が成長するのに裏側は存在せず、そのためにそっくりかえってしまうわけでしょう。

なんかこう、やばいなぁ。そういう状態で生きていけるだけでも凄いことだと思えます。

0913_2nejire3 9.13
こういうそっくりかえり方もあるようです。
裂けてしまった、というのではないようです。そっくりかえり方のある種のパターンなのでしょう。

★ここで、成長の差が「ねじれ」を生むという出来事の、別の例をお目にかけます。
0928_6nira1 9.28
これはプランターで栽培しているニラの葉です。
ラセンを巻いてしまって、まるでダビンチのヘリコプターみたいになっています。
0928_6nira2
拡大してよく見ると、巻いた内側が何かの原因で成長できなくなっています。
傷か、病気か、詳しくはわかりません。ただ、葉の両側で、成長に差が出たことは事実です。
その結果、伸びた側が円周の外側になって、ねじれたというか、巻いてしまったわけです。
0928_6nira3
なにがあったのでしょうね。たまたま、あれ妙なことになった、という写真を撮ったわけですが、「ねじれ」を生むメカニズムの一例として使うことができました。

★アサガオが巻きつく、ネジバナがねじれる、カラスウリやヘチマが蔓を伸ばして何かにつかまり、その上で、途中で反転するラセンを蔓に作って茎を引き寄せる。{成長によって縮む、という不思議な効果を生み出しています。}

植物にはこういう「巻く」「ねじれる」という出来事がいっぱいありますが、基本的には成長の差を利用します。カタバミやタマスダレの花の開閉だって、ねじれてはいませんが、花の内側と外側の成長の差を利用して開閉運動をするのですね。
動物のような「筋肉」を使った運動ができませんから、成長の差を使うというのは広く植物が利用する方法のようです。

なんだか、言い足りていない気がするのですが。
不思議の前に「立ち往生」ですね。

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