ヒメアカタテハ
2013.9.22
足元に小型のツマグロヒョウモンが飛んできた、と思いました。
ホントに靴のそばまできました。ツマグロヒョウモンは食草を探す時は低いところを飛びますから、そんな状況かな、と思ったのですけれど。
なんか模様が違うんだよな。
やっぱ、これ、ツマグロヒョウモンじゃないな。
「顔」は似てますけどね。
翅の模様が違うなぁ。
複眼の感じは似ています。頭のとんがった感じもよく似ています。
脚が4本しか見えないのもツマグロヒョウモンと同じ。
でも翅の模様は、似ているけどやっぱり違いますね。
とにかく撮影して、調べなくっちゃ、です。
これだけ似ていればタテハチョウ科であることは間違いない。
「庭のイモムシ ケムシ」という本でタテハチョウ科をみたら、いました。
ヒメアカタテハでした。
成虫はコスモス、シロツメクサなどの花で蜜を吸い、樹液や腐った果物には集まらない。越冬できるのは関東地方南部が北限で、寒い地方では死に絶える。南の地方では周年発生(年5化以上)。
だそうです。
幼虫の食草はハハコグサ、ヨモギなどなど・・・。
妻に教えたら、ハハコグサ増やさなくっちゃ、と一言。やっぱり、似た者夫婦だなぁ。
幼虫はツマグロヒョウモンやルリタテハのような「派手」さはないようで、「全身に灰白色の枝別れをしたトゲをもつ」そうです。白っぽいらしい。
しかしなぁ、私共の住まいは「関東地方南部」かなぁ、神奈川県よりは北だしなぁ。
ツマグロヒョウモンも南方系のチョウで、昔は東京ではあまり見なかったチョウでしたが、今は普通に見られます。アオスジアゲハだって南方系、子どもの頃はほとんどいなかったんですよ。
ヒメアカタテハは、東京南部のこの辺りで越冬できるようになったのかなぁ。
まだよく分かりません。
ツマグロヒョウモンについて、引用。
http://www.pteron-world.com/topics/classfication/nymphalidae/heliconiinae/argynnini/hyperbius.html
分布が広がってきているツマグロヒョウモン
日本でのこの蝶が分布は1990年ごろまでは中部以南でしたが、最近は関東まで北上してきており、よく「地球温暖化」の題材として取り上げられます。この蝶の北上については、単純に温暖化の影響と断定できませんが、最近蝶の食草となるパンジーやビオラが増えたことも分布拡大の一因だと思われます。移動性が強く、昔から迷蝶として北海道を含む日本各地で採集された記録があります
ヒメアカタテハについて引用。
http://sorairo-net.com/insect/tatehachou/036.html
河川、耕作地周辺などに生息する、タテハチョウの仲間。
・・・多化性で、関東地方では5月頃から出現し、秋には多数の個体を見ることができます。日本各地に生息していますが、越冬可能な定着地域は関東地方以西の暖地に限られます。
幼虫はキク科のハハコグサ、ヨモギなどを好み、ゴボウなどの栽培植物も食べます。チョウの仲間としては珍しく、特定の食草を持たない雑食性です。
越冬形態は一定せず、成虫、さなぎ、幼虫での越冬が確認されています。
雑食性とは珍しい。飼育してみたいなぁ。飼育屋としてはうずきますね。
私個人が、家の周囲という「定点」で観察している範囲では、初めて見たチョウでした。
注意深く周囲の観察を続けることにしましょう。
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