居眠り
★朝日歌壇(10/14)にこんな歌がありました。
高野公彦選
日本の文化だという居眠りを五割がしている昼の電車:内藤勝人
この歌は永田和宏氏もとっています。
で、選者のお二方は、「居眠りが日本の文化だ」ということについて、どう理解なさっているのだろう?面白い表現だ、と思われたかな?
私の知る範囲では、この話は、朝日新聞の書評に載ったのです。
「世界が認めたニッポンの居眠り」 [著]ブリギッテ・シテーガ [訳]畔上司:阪急コミュニケーションズ
外国人が日本で電車に乗って驚くのが車内の「居眠り」だという。車内だけでなく、学校でも会社でも、国会議事堂の中ですら、頭を垂れる人は多い。本書は英ケンブリッジ大学の研究者が日本の睡眠文化について調べた1冊だ。
日本固有の文化である「居眠り」の起源は平安時代にまで遡るというから驚きだ。近代になり、生活習慣の変化で我々は夜にまとめて寝るライフスタイルを理想にするようになったが、日本では昼間のうたた寝の習慣は残ったままだったという。(後略)
内藤氏は、書籍そのものか、この書評か、をうけて歌を作られたのではないかと想像します。
歌の評に「日本人の居眠りに関する書も出版されている。」というような文がはさまっていればなあ、と思う次第です。
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