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こんにちは。
以前、アゲハの飼育についてお世話になりました のむら です。
今日は、少しご報告したいことがあります。
あれからも、わが家の小さなキンカンの鉢植えに、何度もアゲハが卵を産みつけていったのですが、上手に羽化させてあげられなかった経験から、捕まえて飼育することはせずに、野外でそのまま観察しようと息子と話しました。
すると、夏の間、サナギになった個体はゼロ(みな卵か、かえったばかりのごく小さい幼虫の間にいなくなってしまいました)、2週間ほど前にようやく、一匹だけいた元気な青虫が可愛いサナギになり、楽しみに見守っていたところ、先日、小さな小さな羽根アリのような虫がサナギにたかっており、近くで見ると、サナギには小さな穴があいていました。寄生されてしまっていたんですね。
以前、自然では、アゲハが成虫になれる確率はとても低いと教えていただきましたが、本当にそうだったんだ、3匹でも成虫で放してあげられて良かったなと思えました。
小1の息子は残念がっていましたが、サナギはそのアリ(ハチ?)の餌になったんだよ、***くんがご飯食べるのと同じだよ、と話すと納得した様子で、アリにはご馳走だったね、などと言っておりました。
いままた、卵からかえったばかりの幼虫が葉についています。まだ黒っぽい色をしています。鳥の糞に擬態しているそうですね。そっくりだと思います。また、アゲハの飼育にチャレンジしてみようと思います。すでに寄生されていなければ良いのですが…
長文、読んでくださってありがとうございました。
投稿: のむら | 2013年9月26日 (木) 10時43分
チョウの幼虫を飼育する上でエサの問題は大問題です。初めのうちは食べる量はほんのわずかですが、大きくなると「葉を消滅させる」という勢いで音を立てて食べます。ですから、自宅で木の高さが1m程度はあるかんきつ類を育てるか、あるいは、虫の飼育に理解のある近隣のお宅でかんきつ類の葉を頂けるような、供給源が絶対必要です。私共は、アゲハを育てたくて、ナツミカンの種を蒔いて育て、キンカンの苗を買ってきて育て、アオスジアゲハを育てたくてクスノキの苗を頂いてきて育て、ツマグロヒョウモンにはスミレを、モンシロチョウにはコマツナをと、まず食草の確保から始めました。
あと、飼育用のケースは、かなり大型のものを用意する必要があります。夏のシーズンにスーパーなどで入手できる横が40~50cm、高さが40cmくらいのケースがよいでしょう。大型のチョウにはやはり大型のケースが必要です。我が家では玄関や居間に山のようにケースが積み上がっています。食草を与えるという仕事は子どもの力だけでは無理ですので、親の「飼育力」でカバーして下さい。そういうところから地道に飼育してみてください。「寄生」という生き方は幼い人にはショックかもしれませんが、みんな一生懸命生きているんだ、ということを知り、逆に命を大切にすることの大切さを学ぶこともできましょう。虫と共に生きることは「楽しい」ことです。
余計なことですが、室内で飼育する時は、殺虫剤や、台所やふろの塩素系漂白剤などの使用は極力控えるしかありません。
投稿: かかし | 2013年9月30日 (月) 09時50分
返信ありがとうございます。そうなんです、うちの小さな鉢植えだけではとても無理で、ご近所の方の立派なキンカンな木から毎日葉をわけて頂いておりました。うちの貧弱な木に、夏中たくさん卵が産みつけられていて、葉っぱがなくなったらどうするのかしら、とやきもきしていましたが、自然に幼虫の数は減ってしまっていたので、生物の個体調節という言葉を遠く生物の授業から思い出しました。大きな飼育ケースが必要とのこと、ご教示ありがとうございます。失敗を恐れず、またチャレンジしてみたいと思います。寄生については、息子の方が案外平気だったようで、興味深そうに穴のあいたサナギを観察していました。こんなふうにだんだん逞しくなってゆくのでしょうか。この夏は、昨年いただいたカブト虫のつがいを飼っていたケースから4匹の成虫も出て来て、私にとっては、苦手な虫が少し可愛く思えるようになった夏でした。
投稿: | 2013年9月30日 (月) 11時31分
昔話です。我が家では子らが小学生の頃、6年間、カマキリを継代飼育しました。肉食性の昆虫を飼育するのはとてつもなく大変で、毎日学校から帰るとランドセルを放り出して河原へ虫捕りに走っていったものです。
生きた昆虫をカマキリが食べる、初めは親の方がとまどったのですが、子らは夢中になってカマキリに思い入れをして飼育しました。今でも夫婦でカマキリファンです。
多少虫が苦手でも、それなりの付き合い方ってありますよね。子に引かれる、というのも楽しい経験です。
投稿: かかし | 2013年10月 1日 (火) 10時23分