ササグモの卵守り
2013.8.2
母グモの体の下の葉を折り曲げたところに卵嚢があります。
卵嚢の近くでずっと卵を守っています。
おそらく何も食べていない。そして、幼体が出てくるとき、母グモは死んでしまうのだろうと思っています。
クモというと、昆虫より原始的だ、というような気持ちがあると思いますが、子の生存率を上げるということについて、クモの進化はすごいものです。
もちろん産んで放置しておくものも多いのですが、ヒメグモは卵を守るだけでなく、しばらく子育てをしますし、コモリグモ科のクモでは卵のうを体につけたまま運ぶものもいます。
巨大なアシダカグモは卵のうをくわえて運ぶそうです。
毒のあるカバキコマチグモは子の最初の餌として自分自身を与えてしまいます。(人間の価値観でみないでくださいね。進化史の流れの中で「観」てください。)
「クモ図鑑」から引用
葉上に白色扁平の卵のうをつくり、親はその上に覆いかぶさって保護する。刺激を与えると腹部の白色部が灰色に変化する。
私は無駄に興奮させたりは絶対にしたくないですから、静かに、なるべく遠くから1,2枚撮って、静かに退きます。
命がけのお母さんを怒らせたくないですよね。
色の変化なんか確認しなくっていいです。
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