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2013年7月 8日 (月)

ギンナン発芽

0623_3ginnan1 2013.6.23
いつだったかな、変な「落し物」を家の前の路上に発見したのです。
ちょっと見、猫の吐瀉物に見えました。家の周辺をうろつく猫がやったのかな、と思いました。
ところがよく見ると、その中に、ギンナンが5,6粒入っていたのですね。
我が家の周辺何百メートルかの範囲に、イチョウのメスの木は見かけませんし、猫があのくさいギンナンを食べるとは、ちょっと考えにくい。草はよく食べますけどね。毛玉を吐くための道具にしているのかな。
さて、そうなると、犯人は誰だ?
カラスが食べて糞をした、というのが感じとしては一番もっともらしいかな、と推測します。
動物の消化管の中を通過した種は、消化酵素で表面が軽く消化されて、発芽しやすくなる、と聞きます。
種を広く撒布してもらうと同時に、発芽率も高めてもらう、というのがこういう種子の戦略です。
で、妻と相談。これ蒔いてみるか、発芽しやすくなっていれば、きっと芽が出るぜ。
というわけです。
結果、冒頭の写真のようになったわけです。
0623_3ginnan2
元気に育っているでしょ。
0623_3ginnan3
出てきて間もない芽で棒みたいですが、てっぺんに葉、脇には枝の芽がありますね。
0623_3ginnan4
拡大してみました。

0704_6ityou 7.4
6本でしょうか。
糞の中の種がみんな発芽したということのようです。
葉の形が少し「典型的」ではないようにも見えますが、成長してきたらまた変わるかもしれません。

この出来事は、単なる偶然です。
家の前で多分カラスが糞をした。そのカラスはどこか遠いところでギンナンを食べてきた。私がたまたまそれを見つけた。40年もの昔に、ギンナンの実生を試みて今もそのまま栽培し続けている夫婦なものですから、またやってみようかということになった。
と、偶然の集積の上に、今、鉢の中のイチョウの芽生えがあるわけです。
大きくする気はありません。また盆栽になるでしょうね。
しかしまぁ、可愛いものです。
ギンナンを蒔いてみてください。面白いから。
発芽率は高いです。

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