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2013年7月16日 (火)

暑いっすね

★東京では7月7日~10日の4日間連続で35℃以上となりまして、2010年とタイ記録になりました。
2010temp1
2010年の気温の記録を引っ張り出してみました。
値は新聞掲載のもので、気象庁の正式な気象統計記録ではありません、ご承知置き下さい。
この2010年は猛暑日が計13日ありました。グラフから読み取れます。
でも、今年のように7月の上旬から、というのは、なんだか嫌な予感が漂います。
2010temp2
同じく、2010年の気温の平年値からのずれを、前後7日間を加えた移動平均で均したグラフです。
6月~9月の暑さは「異様」ですね。
今年はこれからどう推移していくのか、身を以て記録していくしかなさそうです。シンド。

★こんな記事もありました。

猛暑日、40年間で3倍(朝日新聞 2013年7月11日)
 最高気温が35度以上になる猛暑日の全国の年間日数が、過去40~50年間で3倍近くに増えていることが気象庁のまとめで分かった。地球温暖化の影響とみられ、近年は気象庁の927観測点のうち、猛暑日になるのが100地点を超える日も珍しくなくなっている。

この記事についていたグラフをみたら、1995年にも東京で猛暑日が13日あったようです。
もっとも、「猛暑日」という言葉を使いはじめたのが2007年からでしたから、1995年には「1日の最高気温が35℃以上になった日」が13日あった、と表現されたのでしょう。
記憶があいまいです。そんなに暑い夏だったんだっけ?覚えてない。
気象庁の気象統計のサイトで調べたら、確かに1995年に猛暑日13日を確認しました。

★上の記事で「猛暑日になるのが100地点を超える日」というのが出ていますが、これについて、NHKラジオの気象予報士・伊藤みゆきさんのブログにこんな記載がありましたので引用します。
http://blog.nikkeibp.co.jp/wol/ito_miyuki/2013/07/5.html

早起き☆お天気☆ONAIR日記(2013年7月11日)
・・・
東京も4日連続の猛暑日になりました。
その他、猛暑日の地点が今夏初めて100地点を超えました。
「4年連続の暑い夏!?」と予想されていますが、
初めて猛暑日が100地点を上回ったのは、
去年   7月26日
一昨年 7月17日
3年前  7月21日。
今年の猛烈な暑さの到来は、過去3年よりもかなり早いです。

ということです。ペースが速いですね。気が重くなります。

★ところで、ニュース・ショーのような番組は、はしゃぎ過ぎでうるさくてたまらないので、ニュースはほとんどNHKでしか見ていないのですが。
NHKは気温を「度(ど)・分(ぶ)」で読むんですね。感心しませんね。気持ち悪くって仕方ない。

●12日の朝日新聞
「午前10時までの最高気温は、横浜市で31・7度、さいたま市で32・8度。10日まで35度以上の猛暑日が4日間続いた東京都心は33・3度」
この書き方はよく見ます。

●10日の東京新聞は「各地の最高気温は、大子(茨城)で三七・四度、館林(群馬)で三七・三度、鳩山(埼玉)で三六・七度、佐野(栃木)と船橋(千葉)で三六・二度、八王子(東京)で三五・九度など。平年を七~九度ほど上回った。」
漢数字を使っていましたが、小数表示という点は同じ。

●NHKの7月12日のニュースです。
「午前11時までの最高気温は千葉市で34度8分、東京・八王子市で34度7分、埼玉県越谷市で34度6分、群馬県館林市で34度5分、東京の都心で33度8分などとなっています。」

NHKでは、なるべく日本語を使う、あるいは日本語と外来語を混在させない、というような方針があるらしいのですけど。
「度・分」という表現が日本語にあるからですか?
体温なら「36度5分」とかいいますけどねぇ。気温でこれをやられると気持ち悪いったらありゃしない。気温を測定するということは、科学的な測定行為です。ならば表記も、小数表記にしてほしいと思います。もし精度の高い温度計を使って、100分の1℃まで測定したらどうなるんですか?
「36.51℃」という測定値があったとして、「さんじゅうろく度5分1厘」とか読みますか?
まさかね。

●その上!
Photo 7.13のニュース映像
ニュース原稿の方はというと

午前11時半までの最高気温は▽千葉県市原市の牛久で34度ちょうど、▽東京の都心で33度8分、▽神奈川県海老名市で33度4分などとなっています。

こうなんです。
NHKはまるっきり「有効数字」というものを理解していない。
「34度ちょうど」のことを「34.0度」と書けば、有効数字が3ケタであること、誤差は小数点以下1桁目に誤差があることがきちんとわかるのです。
「34」という表示では、34の「4」のところに誤差があるよ、ということになるんです!ッ!
科学的な表記では、その表記の中に測定の誤差もきちんと表現されているのです。
牛久は「35℃」、都心は「33.8℃」だと、牛久では正規の温度計が故障して、精度の低い温度計で代用したのか、ということになっちゃいますよ!
他の温度は小数点以下1桁書いているけれど、実はその意味をちゃんと理解していないのですね。
だから、「ちょうど」の時には「0」を書くのだということが分からない。情けないレベルだ、NHKは。

私は元理科教師、妻は元数学教師。
二人して、情けなくって仕方ない。
日本の理数教育のレベルはこんなものなのか。NHKは「~~.0」を理解できないのか。
「ゼロ(もしくは レイ)」とは「ないこと」を意味しているのだから、「ない」ということを表記する必要はない、と考えているのでしょうか?

気温を測定するという科学的な観測の結果は、世界中に通用する10進記数法の小数で正しく表示し、「さんじゅうよん てん ぜろ」と読みましょうよ。
そうするとまた、「ゼロ」は英語だ、日本語と英語を混ぜてはいけない、「さんじゅうよん てん れい」だ、とくるんだろうなあ。それでもまあいいけどさ、度・分よりは。

死んじゃった単位用語(分)よりは、汎用性の高い科学用語を使いましょうよ。
あ~あ。NHKの日本語レベルも低くなったなぁ。

★予報数値はまた違います。
上の13日のニュースでは

午後も関東南部を中心に厳しい暑さが続き、日中の最高気温は▽さいたま市で35度、▽千葉市と横浜市、東京の都心で34度、▽前橋市と宇都宮市、それに水戸市で31度などと予想されています。

正式な運用は知りませんが、予報の場合は、「35度」という予報の場合、「35±(2~3)度」くらいは許容しているんじゃないですか、おそらく。
35度という予報だったのに、37度まで上がったのはおかしい、33度までしか上がらなかったのはおかしい、大外れだ、と騒ぐことはありません。おそらく最初からそのくらいのずれは見込んで予報しているはずです。
そういう幅を持たせた表記が「35度」なのです。最後の桁には誤差がある。それは常識です。

{アナウンサーのレベルも低くなった。「し」と「す」、「ち」と「つ」を明瞭に発音し分けられないアナウンサーがいるもんなぁ。}

{ついでに「爺さんのレベル」も下がった。いい年こいて、「暑いっすね」などと受けを狙っている。}

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