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2013.7.19
キンカンの花です。
ヤマトシジミとしてはずいぶん高い位置にいました。
この写真では口を伸ばしているようでもないですが、きっと蜜を吸ったのでしょう。
もっと高いところにアゲハ。
産卵に来ているのだと思います。
木のてっぺん辺りを舞っています。
枝の間からぱちり。
腹は曲げてませんね。
舞いあがって
また降下して。
ダイナミックですねぇ。
おそらくたくさん産卵しただろうと思います。
そばのランタナに来てくれました。
一息ついて、蜜を吸って、飛び去りました。
ぼう然とするひとときでした。
やあ、すごかったな。
妻にもキンカンの木の上の方でアゲハが産卵したみたいだから、気に留めておいてね、と話しました。脚立立てて上の方を見てみるわ、と言っていました。
2013.7.18
複雑な構造だなぁ、と調べましたら
http://www.jspp.org/cgi-bin/17hiroba/question_search.cgi?stage=temp_search_ques_detail&an_id=1601&category=mokuji
日本植物生理学会のHPです。
・・・
お便りにあるように,キョウチクトウの花は複雑な構造をしています.
5本の雄しべは,花粉のはいった葯の先端が細長く伸び,毛のある糸状の構造(付属体)をしています.“よじれたおしべと”いうのはこの付属体のことでしょう.葯はやじり型をしていて,お互いにくっついて半分開いた傘のようになっています.雄しべの柄(花糸)は太く短く,花の下側,細くなった筒の入り口についています.花を上から見ると,この花糸の間から花の奥がかすかに見えます.
雌しべは1本で,その形はろうそくのような,例えるなら“京都タワー”に似ています.
・・・
より詳しくはリンクしたページをお読みください。
稀に結実することがあるようです。
キョウチクトウスズメというスズメガが北進中だということです。
http://www.ffpri-kys.affrc.go.jp/kysmr/data/mr0082s1.htm
森林総合研究所九州支所のサイト。
キョウチクトウスズメについてのページです。読んでみてください。
キョウチクトウなんて、どこをとっても有毒なはずなのに、それを食樹にするとは、すごいですね。
「イモムシ ハンドブック」安田 守著、文一総合出版、2010年
という本によりますと
「尾角は淡黄色で短い」とあって、写真が入っているのですが、確かに「かわいい」。
スズメガの仲間の幼虫はみんな尾角があるのですけれど、こういうのは初めてだ。
東京で見かけるようにならないほうがいいですね。
2013.7.18
コアシナガバチです。確かに少し小型のアシナガバチ。
なんだか、ごちょごちょしている、と思ってよく見たら、体の掃除をしていました。
ちょうど右の触角を前脚でしごいているところが写りました。
花の中にでも入って、何か体にくっついたのかもしれません。
いつも思うのですが、こういう写真を見て、翅が2対4枚あるように見えますか?
入試かなんかで、ハチとアブの見分け方で、ハチは翅が2対4枚、アブは1対2枚というのが正解になっているのを見たことがあります。
野外でハチを見て、翅の枚数なんか、まずわかるわけがないのです。
出題者は、頭の中の知識だけで出題しているんですね。貧弱な人だ。
ほぼ確実に分かるのは「顔」です。
ハチ顔とアブ顔は全然違いますよ。
実物を見ていればわかります。
{例外というものは常にありまして、ハエ目のくせに、ハエ顔してないのもいますから、そういうのはご用心。}
2013.7.18
クサギカメムシの幼虫です。
もう一齢くらいは幼虫期間がありそうです。
パッと見た時に目につくのは、脚の白い模様。
これがちらちら動いて、あれっと目が行きます。
「カメムシ→くさい」というレッテルで見ないで、虫として観察すると、なかなか個性的な連中で面白いですよ。
要は相手を興奮させなければよいのです。
やだやだ、とかいって手で払いのけたりすると興奮してくさいにおいを出します。
たまたま腹側からきれいに写せました。
口がすごいですね。
セミの口を見たことのある方なら、セミとよく似てる、と思われるでしょう。
カメムシは「カメムシ目>カメムシ亜目」なのですが、セミは「カメムシ目>ヨコバイ亜目」の昆虫なのです。
同じカメムシ目なのですね。
2013.7.17 1
慣れないと少し気持ち悪いかもしれませんね。
脱け殻自体は珍しいものではないし、「空蝉(うつせみ)」といって俳句の夏の季語になったりもしています。
ただ、その内部をしげしげと覗きこむことはあまりしないでしょうね。
脚が抜けた穴が見えます。
そして、白い糸のようなもの、これは気管の抜けたあとです。
体の表皮が全部脱げますので、空気を体内へ導いていた「深いくぼみ」である気管も当然脱げるんですね。
体の中を覗いてしまう、という感覚が気持ち悪い方もおられましょう。そのようでしたら、拡大しないでください。
追い打ちでスミマセン。
思いっきり、体内を覗いてしまいました。
私は脱皮ということの不思議さに驚嘆するのですが。
ところで、私は脱け殻を詳細に見もせずに、これはミンミンゼミの脱け殻だ、と思いました。
どうしてそんなことが分かるのでしょう?
実は、この脱け殻を見つけた時点でミンミンゼミしか鳴いていなかったんです。
アブラゼミも鳴くはずなのですが、今年は7月も終わり近くなった今もまだ聞いてません。
どうしちゃったんだろう?
代わりにというわけでもないでしょうが、アブラゼミでもミンミンゼミでもツクツクホウシでもない、セミの鳴き声を聞いたように思います。
「じぃ~~~~~」と単調に鳴いていました。
ニイニイゼミの鳴き声のようでした。
もう何年も聞いたことのない声でした。
子どもの頃は東京にもいっぱいいたのですが、引っ越してきて以来、ニイニイゼミの声は聞いたことがない{と思う}。
植木市で買ってきた苗木についていたらしい、泥だらけのニイニイゼミの脱け殻は一度見ましたが、声は聞いていない気がします。
この写真では、触角の付け根付近の節に注目して下さい。
2節と3節がほぼ同じ長さですね。これがミンミンゼミの特徴。
アブラゼミの場合は、3節が2節より長いです。
★参考↓
http://www.city.funabashi.chiba.jp/kids/knows/0008/p010338.html
セミの抜け殻(ぬけがら)
とてもよく似ていますので、頭の上でミンミンゼミとアブラゼミが鳴いている状況で脱け殻を見つけたら、その脱け殻の触角をつらつらと眺めてください。
★別件:私は「脱け殻」という表記を使っていますが、「抜け殻」という表記の方が一般的かもしれません。
新しい体が古い殻から「抜けた」ということで、「抜け殻」でしょうね。
私の個人的語感では、古い衣を「脱いで」新しい体になった、という語感が好きで「脱け殻」としています。
アクセス数が「590000」を越えていましたので、アクセスカウンターを下の方に表示しました。8月中に600000までいくかなぁ。
たまに見てやってください。
2013.7.17
カラーの葉で見かけたアオドウガネ。
どうもこのアオドウガネという虫は、いつ見てもグダーっと伸びています。
7.18
庭を歩く時にはステッキが必須。凸凹もあるし、ちょっと草をまたいだりしなければななかったり。で、門から道へ出るときは、ステッキを置いて出ます。道は平らですからステッキなしでもぶらぶら写真散歩ができます。
さて、また戻ってきて、ステッキを持とうとしたら、アオドウガネがステッキのストラップにくっついていました。
ストラップはつかまりやすいらしい。
逃げませんね。
絞りを開いて、フラッシュを使わず、自然な色に近いかなという撮り方をすると、こんな色。
もう記念写真撮ったからさ、飛んでいきなよ、といってもしがみついています。
仕方ないか、と指でちょっとつついたら、飛び去ったのですが。
鼬の最後っ屁、ならぬ、アオドウガネの最後っ糞、をひっかけられました。
セミにおしっこをひっかけられた、という話はよくありますが、あれ、別におしっこというわけではなく、大小区別なしの排泄物です。ただ、セミは樹液を吸っているだけなので、排泄物は液体です。ツマグロオオヨコバイなども、汁を吸いながら液体の排泄物をぽたぽた落とします。
ところがアオドウガネは、植物食ですが、葉をかじって食べますので、排泄物はおしっこというよりウンチの感じが強くなります。べちょっとしたウンチ。
そいつをステッキの握りの部分と、私の手にひっかけて、飛び去っていきました。
チェッ。
昔々、かかし少年が虫好き小学生の頃。ご近所のお家の庭のブドウ棚にいたカナブンをいっぱい捕獲して、ズボンのポケットに押し込んで帰宅したところ、ポケットは外から触ってもビッチョビチョ、中は液体が染み出した後の糞でいっぱい、という情けない事態になりまして。
参ったよなぁ。
思い出してしまったのでした。
一匹が先に蛹化した後のことです。
歩き回っているところを同時に捕まえたのですから、もう一匹もすぐ蛹化するだろうと思っていたのです。
ところが、ウォンダリングとは言えない歩き回り方をする。
足場など気にせずに歩くものだから、ケースの蓋の方へ歩いていって落っこちたりもします。
幼虫が落っこちるというのはそうそうあることではない。
病気かな、蛹化したいのだけれど、うまくいかないのかな、と心配しました。
でもまぁ、ひょっとしてまだ食い足りないということもあるかな、とスミレの葉を2枚与えたら。
あっという間に葉っぱを消滅させました。
わっ、腹減ってたのか、とまた葉を追加したらまた食べる。
{写}2013.7.20
やっと前蛹になってくれてホッとしました。
腹減ったぁ、と餌を探して「走り回って」いたのですね。
そういうこともあるんだなぁ。
さて、ケースの中が落ち着いたので、次の写真にチャレンジ。
7.18に先に蛹化した方の蛹です。
5対の突起が銀色。おそらく中が空洞化していると思います。
暗くして、LED懐中電灯で照らすとこうなります。
銀色に光るんですね。
蛹の外皮の屈折率と、内部の空気の屈折率の違いによって、全反射に近い反射をするのだと思います。
肉眼で見る分にはきれいに輝いているのですが、それを写真で表現するのは私の腕では難しい。
こんな程度でスミマセン。
なかなかの見ものですので、もしツマグロヒョウモンの蛹を見るチャンスがありましたら、暗いところで懐中電灯を当ててみてください。
怪しく輝く蛹、なんてなかなか素敵なものです。
7.25
上で光る蛹のモデルになってくれた蛹が羽化しました。
オスでした。
元気に飛び出していきましたので、記念写真はこれ一枚。
7.28
遅れて蛹になった方も羽化しました。
メスです。
空腹で歩き回って心配させてくれましたが、無事成虫になりました。
ケースから飛び出して
少し離れたところでいったん休憩。
きれいですねぇ。
多分これからどんどん来てくれるのではないかと期待しています。
2013.7.17
ツマグロヒョウモンの幼虫2匹、妻がテラスの片づけをしていて発見。
スミレの生えている場所から上へあがってテラス面を歩いていたらしい。
危うくつぶしちゃうところだったわ、と。
スミレから離れて歩いていたのですから、終齢幼虫が蛹になる前に歩き回る、ウォンダリングの状態じゃなかったのか、と思うのですが、まだ食欲旺盛。むしゃむしゃ食べてます。
もう一匹はケースの壁面にくっついていました。
7.18
一匹の方は前蛹になり
まもなく蛹化しました。
蛹化直後ですので色が淡い。
この蛹、5対の突起がありまして、光を反射して光ります。
蛹化したてのときは、突起の中は乳白色に、何か液体が中に入っているという感じです。
2013.7.16
線路際で見かけたので、あわててとにかくシャッターを切ったら、こんな写真が撮れました。
明らかにこれはアカボシゴマダラですね。
年に1,2回見かける程度ですが、結構大きいチョウで飛翔に迫力があるので撮影したいとは思っていました。止まってはくれませんでした。
飛び去るところ。
http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/60400.html
国立環境研究所の「侵入生物データベース」によりますと
「“放蝶ゲリラ”による人為的な放蝶によると考えられている.」そうです。
チョウ好きもいいけど、そういうことをしてはいけませんね。
「在来蝶類との競合
影響を受ける在来生物:オオムラサキ・ゴマダラチョウ・テングチョウなど,幼虫期にエノキを利用する蝶類(競合)」
ということで、食草が競合する他のチョウに影響があるかもしれません。
「生存競争」というとすぐ「食うか食われるか」とか「弱肉強食」とかをイメージする人も多いのですが、実は最もシビアな競争は「食べ物の競合」なのです。
その点は理解してほしいんですよね。
人間は「戦争好き」で、他の生物にもそれを投影して考えがちです。
生物の世界の全体像をを、人間という動物の生き方で推し量ってはいけないのです。
2013.7.16
ヒメグモの巣に、ヒメグモにとっては大きな、コガネムシの仲間としては小さな虫がかかっていました。
クモはこの甲虫を糸でぐるぐる巻きにしたいらしくって、脚を伸ばすのですが、甲虫の力も強くて、抵抗します。すると、安全のためでしょう、すぐクモは離れます。
糸で巻けないし、とどめもさせないし、どうなるのかなぁ、としばらく見ていましたが、決着が尽きません。しょうがないか、とこの場を離れて散歩続行。
この場所は門扉の内側。
門を出て、ぐるっと一周して戻ってきたら
ヒメグモの巣に獲物はなく、その真下のホタルブクロのしおれかけた葉の上にマメコガネがいました。
状況から考えると、このマメコガネが先ほどヒメグモの巣にかかっていた甲虫だと思われます。
結局、脱出できたようです。ヒメグモには少し手に余る大きさと力だったのでしょう。
ただ、マメコガネも糸が残っているのか、完全に自由というわけでもないらしい。
命からがら、という状況でしょう。
介入する気はありませんので、そのままこの場を去りました。
多分何とかなったでしょう。
いろんな事の起こる庭です。
2013.7.16
妻がミョウガを採ってきました。長けてます。
私はミョウガ・ショウガ・シソなど香りのものをあまり好まない。
妻は大好物。
長けて、花が咲いています。
もちろん、普通にミョウガとして食べている部分が花穂ですから、花が咲くことには不思議はないのですが。
あまり見たことがないでしょ。
なかなかに美しいものです。
花弁が白くきらめきます。
中から長く伸びているものがそのままメシベかというと、ちょっとちがうかも。
トリミングするとこうなります。
雨樋のような断面が半円形の鞘の中にメシベが入っているような気がします。
先端が細かく分かれていますね。
メシベの根元の方にピントを持っていくと、花粉だろうというものが見えますが、個々のオシベがうまく識別できませんでした。
正面からの全体像。
つぼみを撮影したのですが、先端部に小さな虫がついていますね。
我が家らしいことです。
なんたって、完璧オーガニック栽培だもんな。
2013.7.15
スーパーで購入してきた時に残っていた緑とは違う、新しい緑。
ラッキョウの花は本来だと秋だったと思います。
前回試みた時は11月でした↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-148d.html
2010年11月 1日 (月)「ラッキョウの花」
今年はどうなるかな。今年は雨の少ない年になりそう。
可愛い花が咲いてくれることを祈っています。
2013.7.14
昨年度、虫好きの数学講師だった妻が幼虫を頂いてきまして、羽化しました。
久しぶりだなぁ、カブトムシ見るのは。
昔、子らとカブトやクワガタを飼育しましたっけ。
カブトムシを交尾させて、産卵させ、幼虫から蛹・成虫と育てもしました。
今年は、この夏を目いっぱいに生きてもらうしかないですね。
昔は桃やスイカなどを食べさせたのですけれど、今回は、カブトムシ用のエサを妻が買ってきました。
孫にせがまれて、カブトムシの世話をする羽目になったおばあちゃん。
って、店員さんには見られてるんだよなぁ。と二人で笑いました。
本人が飼っているとは、「お釈迦様でも御存知あるめぇ」
なんて、古いんですよね、言い方が。
★「お釈迦様」で思い出してしまった。
極楽は「虫天国」でもあるはずです。
芥川龍之介によれば、
翡翠(ひすい)のような色をした蓮の葉の上に、極楽の蜘蛛が一匹、美しい銀色の糸をかけて居ります。御釈迦様はその蜘蛛の糸をそっと御手に御取りになって、玉のような白蓮(しらはす)の間から、遥か下にある地獄の底へ、まっすぐにそれを御下(おろ)しなさいました。
こうですから、極楽にもちゃんと蜘蛛がいるんですねぇ。
ヒト以外のすべての生物(動植物・菌類など含めて)はすべて極楽へいくのです。
地獄に落っこちるなんてハメになるのは、ヒトだけですよ。
欲深いから。
2013.7.13
アジサイの奥の方の茎のところにいまして、これ以外のアングルが存在しませんでした。
この姿はトリバガ科に間違いありません。
こういうT字型のガがいたらトリバガです。
ただ、私はブドウトリバというのを何回か見たことがあるだけで、写真のトリバガは多分初めて見る。
調べてみたらヒルガオトリバのようです。
幼虫がヒルガオ科の植物を食べます。
写真では、後脚を後方へ流し組んでいるように見えます。(粋なスタイルだ)。
http://www.jpmoth.org/Pterophoridae/Pterophorinae/Emmelina_argoteles.html
詳しくはここ↑をご覧ください。
成虫の写真だけですが、詳しいです。
2013.7.13
出先で見かけて車窓から一枚。
ブルグマンシア属というのでしょうか。
右の低い方の木は白の花ですね。
大きいですけど、ナス科です。
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/higher_18.html
「全草に有毒のアルカロイドを含む」ので、花を観賞するだけにして下さい。
上向きの花を咲かせるのはダチュラ属。これも有毒、ご注意を。
2013.7.11
ランタナの木の前で花を眺めたり、何かいないかな、と見ていたら
左側から目の前にアオスジアゲハが飛びこんで来て蜜を吸いはじめました。
昆虫の写真をお目にかけるときは、パソコン上の画像処理ソフトでトリミングするのが普通です。
ところが今回お目にかける写真は全部、トリミングしていません。
ということは、それだけの最接近の距離にアオスジアゲハが自分から入り込んで来たということなのです。
びっくりしましたね。
目の前30cmくらいの距離のところで蜜を吸っています。口が伸びてますね。
素敵なポーズを撮ってくれるモデルさんです。
後ろ姿
体を固定して、翅を高速で動かす。
色の流れがまた美しい。
青緑色が輝いています。
しばらく目の前で舞ってから飛び去りました。
茫然、ですね。
チョウが遊びに来てくれるなんて、幸せだなぁ。
現在「いっぱい」アオスジアゲハの幼虫を飼育しています。
かわいいんですよ。また「うちの子」が増えますように。
2013.7.11
キゴシジガバチだと思います。
興奮しましたね。ジガバチを見るのは何十年ぶりか。
子どもの頃は、ジガバチとアシナガバチと、両方とも見ていました。
いつからジガバチを見なくなったのか、よく分かりませんが、本当に久しぶり。
胸と腹をつな棒のようなもの、これ「腹柄」というのですが、これがジガバチを見るときのポイント。
で、今回のは腹柄が黄色いので「キゴシ(黄腰)」なのです。
こんなに細くても、中を消化管や神経が通り、体液も腹と胸の間を行き来しているはずです。
大丈夫かね、と心配になります。
池の縁の泥に関心を示していました。
この写真では頭を下にしていて、黒い腹部が見えていて、黄色い棒が立っているところが写っています。ピンボケですし、よくよく見ないと状況が把握しづらいかもしれません。
キゴシジガバチは泥で巣を作って産卵するはずですから、巣材があるということで、泥団子を作っていたのかもしれません。
クモを狩って、巣の中に入れ産卵するはず。
うろおぼえですが、昔の記憶がよみがえります。
今でもいるんだ!我が家のそばで生きているらしい。嬉しいですね。
泥で作った巣を見分ける「眼力」が今の私にはない。
丹念にあちこち見るしかないですね。
2013.7.10
カラスウリの葉です。
クロウリハムシがトレンチ行動をした跡ですね。
トレンチ行動というのは、傷つけられた葉が防御のために摂食防御物質を出すことを逆用して、円形に傷つけることで、その内側には摂食防御物質の影響が及ばないようにしておいて、円の内側を食べる、という高度な技です。
詳しくは↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-0793.html
2012年9月18日 (火)「クロウリハムシ」
ここで、鈴木海花さんのブログ「虫目で歩けば」にリンクして説明してあります。
7.13
あれ?
円形に溝を掘ったのはいいけれど、その内側を食べる前に何かありましたね。
何があったのかは分かりませんが、食べずにこの場を去ってしまったようです。
こういうこともあるんだな。
★ところで、鈴木海花さんの「虫目で歩けば」というブログは、楽しいです。
http://blog.goo.ne.jp/mushidoko64
とくに、女性の虫好きさんにはオススメ。
いろいろな女性向けのイベントもなさっていますので、ぜひどうぞ。
2010年3月に「虫目で歩けば」という本を出版なさいましたが、今回新著を出版なさいました。
「虫目のススメ」鈴木海花著、全国農村教育協会発行、2013.7.3(1900円+税)
です。
さっそく購入して読みました。虫好きにはたまらない好著です。
よろしかったらどうぞ。
2013.7.10
ランタナの花にヤマトシジミがいました。
よく見ると翅がぼろぼろです。
右翅が大きく傷んでいます。左はそうでもない。
ということは、飛んでいる時に右側から攻撃を受けた、というようなことでしょうか。
先日、左右の翅が同じ形に傷んだモンシロチョウをお目にかけ、翅を閉じている時に攻撃を受けたのかな、と書きました。
いろいろ危険がいっぱいあるんですね。
後ろから一枚。
さすがにこれだけ翅が傷むと、自在に舞い飛ぶ、とは言い難いようでしたが、それでも飛んで花を移動していました。
翅が傷んでもなお、生きられる限りをちゃんと生きる。
生きることに執着もしないが、生きることの放棄にも執着しない。
己の中に生きる力がある限り、その力の限りに生き抜く。
これって「悟りの境地」じゃないかなぁ。
私もかくありたい。
ヒトは執着の強い動物だ。だから、こんなややこしくって、ごたごたの多い社会を作っちゃうんだよなぁ。
虫に学ぶ人生の智慧。
2013.7.9
セグロアシナガバチが池に水を吸いにきました。
水草に体重を預けても沈みません。
口から水を吸ったようです。
巣に持ち帰って、巣に水をかけ、蒸発熱で巣を冷やして幼虫を守るのでしょう。
ミツバチも巣を水で濡らして翅で送風して蒸発熱で巣を冷やす、と聞いたこともあります。
かしこいよなぁ。
そういう「智恵」は進化的にどのように獲得され、そういう行動はどのように「遺伝」するんでしょうね。やっぱり不思議です。
7.15
この時は、口で水を吸っていると同時に、腹端部を水に接触させて腹を動かしていたように思います。
これは、腸に水を吸い込んで体を冷やしているのではないかと想像しました、詳しくは分かりません。
暑い日が続きます。虫だって暑いんです。
暑すぎると巣の中の幼虫が死んでしまいますので、ハチたちも必死なのです。
おそらく35℃の猛暑日の暑さだと、幼虫が死ぬでしょうね。
巣の中で「生きる」という活動をするのですから発熱もしますしね。
ごくろうさん。
2013.7.9
ゴミが歩いていました。
姿としてはクサカゲロウの幼虫なのですが、肉眼では虫の体が見づらくって、よく分かりませんでした。
すたすた歩くので撮影は結構大変でしたが、2,3枚撮って、パソコンで見ると、やっと分かりました。
上の写真、右上の方に大きな顎が一対、見えています。
脚らしきものも写っています。
この写真では左下が頭の向きになると思うのですが、背中のゴミに「脚」があります。
クサカゲロウの幼虫が食べたアブラムシの残骸であることが分かります。
どうやって背中に乗せるんだろう、と思うのですが、イメージが湧きませんね。
ゴミを背負って歩くことは、ゴミへの擬態なのでしょうね。
こういう擬態を選択したことが生存を有利にしたのでしょうね、でなけりゃ滅びちゃうもんな。
2013.7.9
前の記事の冒頭の写真の左に既に写っています。
何の気なしに撮ったのですが、よく見ると、2輪、接しているのですね。
ほら。
陰になってしまって、かわいそう。
手で少し傾きを変えて撮影。
みんな主人公。
明日の主人公ですね。いえ、今日だって主人公。
中の赤紫の色が弾けかかっています。
7.10
翌日。
昨日咲いていた花はしおれ、昨日つぼみだったのが咲きました。
つぼみの時赤紫だったのが咲くと青紫になり、青紫に咲いていた花がしぼむと赤紫になるようです。
フラッシュ不使用のこの写真の方が、肉眼で見る感じに近いかもしれません。
花の盛りだけでなく、散りゆく姿も眺めてあげてくださいな。それもまた生きる姿には違いない。
2013.7.9
白髭咲きがどんどん咲きます。
花弁が落ちて、メシベの花柱がスックと立っているのがありました。
「実を結ぶ」という意志のようなものを感じさせる姿ですね。
頑張って先端部を狙ってみました。
ピント合わせが難しくって。このくらいでご勘弁を。
★昔、なんだかで読んだのですが。(真崎守の劇画だったかな)。
「橋」は「向こう岸」へ向かうものだ。
「塔」は「何もない高みへ」向かうものだ。
と。
橋はこちらと向こうの両側で支えられますが。
塔はただ独り自ら立つものです。
印象に残っています。
橋のように「支え合う」生き方もいいし、塔のように「自ら律する」生き方もいいなぁ。
塔に若干の憧れがありましたかね。
で?
私「砂の塔」です。
いくら砂を積んでも滑り崩れて、ほぼ平ら。
2013.7.8
実(じつ)はわたくし、「アザミの実」を見るのは初めてです。
花を見かけたことがあるだけでしたので、実(み)のことは知りませんでした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B6%E3%83%9F
ウィキペディアの「アザミ」ですが
アザミ(薊)は、キク科アザミ属 (Cirsium) 及びそれに類する植物の総称。標準和名を単にアザミとする種はない。
そうなんだ!知らなかった。
キク科ということは今回知ったのですが、アザミという種名の花はないなんて、あらまぁ。
http://www.hana300.com/azami0.html
季節の花300のサイトです。
真ん中が実ですね。
で周囲には綿毛がある。
タンポポと同じ、まさしくキク科だなぁ。
綿毛は細かく枝分かれしていて、風をはらむには絶好の構造です。
やっぱりちゃんと見てみないとわからないものですね。
来年、家の周辺で定着してくれるかな。
せっかくお招きしたのだから、長居してほしいですね。
★前の記事で、クスノキの新芽に産卵されたアオスジアゲハの卵を載せました。
その関連で、思い出したこと、不思議なこと、をお話しします。
★チョウの幼虫は、自分の種に特有の食草しか食べません。
万一、本来の食草ではない所に産みつけられて、孵化しても、幼虫は「噛みつく」という行動を起こすことができません。本来の食草の成分による刺激があると、口を開いて噛みつくのです。
では、メスチョウはどうやって、植物が本来の食草であることを知るのでしょう?
前脚にある「味覚器」で調べるのです。前脚で葉を叩き(ドラミングといいます)、微小な傷をつけて、そこから出てくる物質を「味って」食草であることを確認します。
クスノキかどうかは、複眼による視覚も使っているでしょう。で接近してドラミングして確認する。
http://www.brh.co.jp/seimeishi/journal/032/ss_4.html
雌チョウはどうやって幼虫の食草を「見分ける」のだろう。飛びながら植物を探す時は,視覚と嗅覚に頼るだろうが,産卵前には,前脚で葉の表面をたたくドラミング行動をする(1937 年に発見)。これがチョウの「味見」だ。前肢の先端(節(ふせつ))に感覚毛が生えており,毛の内部にある5 個の細胞は,長く伸びて脳に繋がる典型的な感覚神経細胞だ(そのうち4 個が味を感じる。
(後略)
http://www.brh.co.jp/seimeishi/journal/069/research_1.html
↑詳しくは、この辺りの文献をお読みください。
★次いで、産卵行動ですが。
http://www.nitto.co.jp/about/ad/science/science_27/
第三の眼
チョウには第三の眼がある。それもお尻の先に。しかし、眼と言っても物を見る機能はない。光を感知するための、いわばセンサーだ。偶然からチョウの尾端光受容器を発見した蟻川氏が最初に思ったのは「なぜよりによってお尻なのか」。電子顕微鏡で観察すると、チョウのオスでは交尾器に、メスでは産卵管に、ミミズなどに見られる原始的な光受容細胞が確認された。そして、この尾端光受容器を塗りつぶしてみると、オスは交尾が、メスでは産卵ができなくなった。つまり、オスはメスと正しく接合したことを、光の遮断を感知することで確認し、メスは通常お腹の中にある産卵管が体外に出て、卵を産みつける葉に産卵管の先端がきちんと接していることを、光を感知することで確認していたのだ。メスの産卵管には触覚を持つ毛が生えていて、それを使って葉と産卵管の接触を確認していることが、すでにわかっている。チョウのメスは、触覚と光感覚という二つの感覚から得た情報を統合して初めて、産卵を開始していることになる。
産卵管がちゃんと葉に接触していることを「光」で検知して、産卵するのです。
すごいですねぇ。
★ここまでの話は、私にとっては既知のことだったのですが、今回私の中に湧いてきた「不思議」というのは以下のようなものです。
なんで、「古くてかたい葉じゃない」「これは新芽だ」「とびっきりの新芽だ」ということがわかるんだろう?
前の記事の写真をご覧ください。小さな新芽が卵を包み込むようです。
この小さな新芽に「ドラミング」したのか?
肉眼でチョウの行動を見ている(私の不十分な)観察では、さっと飛来して、さっと産卵して、飛び去るんですよね。
産卵行動をとっている時間はすごく短い。
その間に、この小さな葉を前脚で叩き、(おそらくその時点では、腹端部は新芽から遠い)、確認できたら姿勢を変えて腹端部をこの小さな新芽の中にさしいれて、光で確認しながら産卵したのか。
そうなのか、ほんとにそうなのか。
という点なんですね。
アゲハもアオスジアゲハも、ちゃんと新芽を探して産卵していきます。
これは古い葉じゃない、新芽だ、という確認はどのようにして行っているのでしょうか。
やはりドラミングの時に、古いかどうか味で分かっていて、ドラミングした部分に近い場所に産卵しているとしか考えられませんね。あの小さな新芽でも?
なんだか、不思議で仕方ありません。
★検索していたら、面白いサイトを二つ見つけました。
①小学校の先生のサイトです。
http://blog.goo.ne.jp/573298/e/1ac8bc790eb848843326ee5308c93762
「チョウは桜に止まるのか?」
菜の葉にとまれ
菜の葉にあいたら 桜にとまれ
桜の花の 花から花へ
とまれよ 遊べ 遊べよとまれ
菜の葉にとまったということは、モンシロチョウとかスジグロシロチョウとかでしょう。
それが桜の花にとまるだろうか、という授業なんですね。
吸蜜することはあるかもしれませんが、どうかなぁ、というのは私も昔から思っていたことです。ちゃんと授業にしていらっしゃる。面白いですよ。
②「面白いサイト」です。なんたって「案山子庵雑記」の「理科おじさんの部屋」ですからね。
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/102nd/sci_102.htm
このページの下の方にあります。本の引用です。
●光は、交尾にどのように使われているのだろうか。オスの尾端光受容器は、交尾するとメスによって覆われて暗くなるところにある。・・・。つまり、交尾中に尾端光受容器の反応が消えることは、交尾器がきちんと結合した、ということを意味しているのだと考えることができる。
●一方の産卵行動は、実験室に置いた小さなカゴの中で観察した。・・・。卵を産むとき、メスはレモンの葉に止まり、前脚で葉をたたいてその味を確かめる。葉が幼虫の食草として適当であることがわかると、腹を曲げ、産卵管を突き出す。産卵管には、機械的な刺激に反応する感覚毛が、たくさん生えている。機械毛が葉に触れるか触れないかというところで、おそらく触覚で葉の位置を確認し、メスは卵を1つ産む。正常なメスは、一度葉に産卵管を突き立てると、約80%の確率で卵を産む。ところが、尾端光受容器の機能を壊すと、産卵の成功率は数%まで低下する。
●正常なメスは、たぶん光受容器を使って、産卵管が十分に突き出されていることを確認し、そのうえで産卵管が何かに触れると卵を産むのだろう。尾端光受容器が壊されてしまうと、産卵管が出たかどうかわからなくなってしまうようだ。
2013.7.4
庭の黄色いオシロイバナ。昼ですのでしぼんでいます。
ウィキペディアから引用
英語ではFour o'clock、中国語では洗澡花(風呂に入る時間から)、煮飯花(夕飯の時間から)などと呼ばれる。夜間に開き花筒が長いので口吻の長い大型の夜行性鱗翅目でなければ吸蜜は困難である。日本のオシロイバナでは主にスズメガが吸蜜し、送粉に関わっている。
夕方は外に出ない人だからなぁ、私は。朝、出ればいいのでしょうが、サボってます。
一回くらいちゃんと花を見なくちゃな、と思いながら見ていましたら
脇からアオスジアゲハが飛びこんできました。
写真右下に青くぼやけて写っています。
やたらと低い位置を飛ぶ。
なんだ?どうしたんだ?
地面近くをすれすれに飛んでいます。
こういう跳び方はあまり見たことがない。
なんだろ、どうしたんだろ、とさらにレンズを向けながら見ていました
クスノキのところへ行きました。
上の方を切ると、下で新芽が出て、アオスジアゲハの卵を見つけやすくなるのですが、そのあたりへ行った。
現場では、よく分かりませんでした。
産卵しているのかどうか、とにかくせわしなく舞っていました。
部屋に戻って、パソコンで見ると、上の写真のように産卵行動をしていたのですね。
2m以上離れた位置の写真なので、不鮮明ですが、確かに腹を曲げている。
で、妻を呼んで、一連の写真を見てもらい、「産卵したみたいだ」と知らせました。
早速二人で庭へ出て、私が写真を撮った位置に立ち、「ここからこのアングルで狙ったんだよ」と現場検証をしましたら。
わぁ!
腹を曲げている写真の位置ではないようですが、すぐ近く。
ほんとの新芽に産卵してありました!!
わぁ、うれしい!
美しい、という表現が似合いますね。
孵化したばかりの幼虫が、まず卵殻を食べ、次に食べるクスノキの一番柔らかい新芽にちゃんと産みつけてある。なんという配慮・心配りなのでしょう。
母チョウの「心」を感じませんか?
もちろん、この新芽、採ってきて飼育下に入りました。
寄生されないように注意して、ちゃんと成虫になれるようにお世話しますよ、お母さん。
2013.7.4
ヘチマが登り始めました。
うまく成長して、花や実を見られたら、久しぶりなのですが。
期待しています。
昔は、今のようなプラスチックの垢擦りがなかったですからね、風呂で使うのはヘチマでした。
買ってきて使いはじめの「強烈な刺激」=痛いこと。
だんだん軟らかくなっていく変化が面白かったですね。
思い起こせば、スポンジというのも、昔は本当に「生物の海綿」の乾燥したものでしたね。
いろいろ変わったんだなぁ。
写真で、ヘチマの右には、穴だらけのスミレの葉が写っています。これがツマグロヒョウモンの幼虫の食痕なら嬉しいのですが、違うんですね。
ハムシとかオンブバッタとか、そういう昆虫の食痕のようです。
今年これまでのところツマグロヒョウモンには出会っていません。
2013.7.3
話が前後するのですが、前の記事のナガメを見つけたのは、このコマツナのところ。
モンシロチョウの幼虫がいる、と妻に呼ばれて行って、アオムシを見る前に、ナガメにくっつかれてしまったのでした。
さて、もう残り少ないコマツナにモンシロチョウの幼虫がいたんですね。
市販のコマツナを水洗いして与えたのですが、どうも、不調。
ダメかな、と思っていたら、どっちだか分かりませんが蛹になりまして、そして羽化しました。
7.13
これです。午前9時50分頃。
わずか10日。
{モンシロチョウでは、こういうペースで出来事が進行しますので、ツマキチョウの場合、てっきり蛹のまんまで失敗したのだと思い込んだわけです。}
羽化していった脱け殻を見たら、なんと、まだ幼虫もいる!
どうなっているのか、把握しきれない所もありますが、とにかくいますので、飼育しています。
さて、この13日の昼、12時50分頃
ボウガシの葉の上でモンシロチョウが交尾していました。
多分、左の黄色っぽい感じのする方がメス、右がオスだと思います。
オスの前翅がかなりぼろぼろですね。
庭をひらひらモンシロチョウが舞う、というのはきっと、オスがメスを待って探していたのではないでしょうか。
そして、想像するに、朝、羽化して飛び出していった個体はメスで、未交尾のメスを待っていた雄が、求愛して交尾に成功した、ということではないかと。
その可能性は高いような気がします。
ですから、朝羽化たのは左のメスだろう、と。
オスが先に羽化して、後から羽化してくるメスを待ち、交尾する、というパターンは多く見られます。
3時40分ころ。
まだ交尾は続いていました。
少し移動していて、前の写真とは反対側がこちら向き。
翅をボロボロにしてメスを待っていたオス、待っていたかいがあってよかったね。
ファンタジー・ワールドというか、虫虫ワールドというか、そういう世界の住民になったようです。
★モンシロチョウの雌雄の識別について、下のサイトが詳しいです。読んでみてください。
http://yoda1.exblog.jp/14887337/
モンシロチョウの雌雄
2013.7.3
アオスジアゲハの卵が3つ写っています。
産卵後間もない卵ですので、ただ丸いだけです。
大きさはというと、1mm以上ありますが、2mmはないですね。
↓同じ日の別の葉の上
いっぱい食べて、立派なウンチ。
ウンチは健康のバロメーター、ムシもヒトも。
★今、筆の勢いで「バロメーター」なんて書いて、思い出してしまった。
本来、バロメーター(barometer) は気圧計のことです。
ウィキペディアから引用しますと
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%97%E5%9C%A7%E8%A8%88
・・・
17世紀に気圧計の原理が確立されてほどなく、低気圧の接近といった天候の悪化に先んじて気圧の変化が起こることが発見された。これを応用した製品は晴雨計として船舶等に普及し、短時間の予測ではあるが、それまで科学的手法の存在しなかった気象の予想が行えるようになった。このことが社会にもたらしたインパクトは大きく、現在でも、他の事象の象徴あるいは先行指標となるもの、及びその変化を指して「バロメーター」と呼ぶことにその名残を残している。
・・・
こういうことなんですね。
★東京では7月7日~10日の4日間連続で35℃以上となりまして、2010年とタイ記録になりました。
2010年の気温の記録を引っ張り出してみました。
値は新聞掲載のもので、気象庁の正式な気象統計記録ではありません、ご承知置き下さい。
この2010年は猛暑日が計13日ありました。グラフから読み取れます。
でも、今年のように7月の上旬から、というのは、なんだか嫌な予感が漂います。
同じく、2010年の気温の平年値からのずれを、前後7日間を加えた移動平均で均したグラフです。
6月~9月の暑さは「異様」ですね。
今年はこれからどう推移していくのか、身を以て記録していくしかなさそうです。シンド。
★こんな記事もありました。
猛暑日、40年間で3倍(朝日新聞 2013年7月11日)
最高気温が35度以上になる猛暑日の全国の年間日数が、過去40~50年間で3倍近くに増えていることが気象庁のまとめで分かった。地球温暖化の影響とみられ、近年は気象庁の927観測点のうち、猛暑日になるのが100地点を超える日も珍しくなくなっている。
この記事についていたグラフをみたら、1995年にも東京で猛暑日が13日あったようです。
もっとも、「猛暑日」という言葉を使いはじめたのが2007年からでしたから、1995年には「1日の最高気温が35℃以上になった日」が13日あった、と表現されたのでしょう。
記憶があいまいです。そんなに暑い夏だったんだっけ?覚えてない。
気象庁の気象統計のサイトで調べたら、確かに1995年に猛暑日13日を確認しました。
★上の記事で「猛暑日になるのが100地点を超える日」というのが出ていますが、これについて、NHKラジオの気象予報士・伊藤みゆきさんのブログにこんな記載がありましたので引用します。
http://blog.nikkeibp.co.jp/wol/ito_miyuki/2013/07/5.html
早起き☆お天気☆ONAIR日記(2013年7月11日)
・・・
東京も4日連続の猛暑日になりました。
その他、猛暑日の地点が今夏初めて100地点を超えました。
「4年連続の暑い夏!?」と予想されていますが、
初めて猛暑日が100地点を上回ったのは、
去年 7月26日
一昨年 7月17日
3年前 7月21日。
今年の猛烈な暑さの到来は、過去3年よりもかなり早いです。
ということです。ペースが速いですね。気が重くなります。
★ところで、ニュース・ショーのような番組は、はしゃぎ過ぎでうるさくてたまらないので、ニュースはほとんどNHKでしか見ていないのですが。
NHKは気温を「度(ど)・分(ぶ)」で読むんですね。感心しませんね。気持ち悪くって仕方ない。
●12日の朝日新聞
「午前10時までの最高気温は、横浜市で31・7度、さいたま市で32・8度。10日まで35度以上の猛暑日が4日間続いた東京都心は33・3度」
この書き方はよく見ます。
●10日の東京新聞は「各地の最高気温は、大子(茨城)で三七・四度、館林(群馬)で三七・三度、鳩山(埼玉)で三六・七度、佐野(栃木)と船橋(千葉)で三六・二度、八王子(東京)で三五・九度など。平年を七~九度ほど上回った。」
漢数字を使っていましたが、小数表示という点は同じ。
●NHKの7月12日のニュースです。
「午前11時までの最高気温は千葉市で34度8分、東京・八王子市で34度7分、埼玉県越谷市で34度6分、群馬県館林市で34度5分、東京の都心で33度8分などとなっています。」
NHKでは、なるべく日本語を使う、あるいは日本語と外来語を混在させない、というような方針があるらしいのですけど。
「度・分」という表現が日本語にあるからですか?
体温なら「36度5分」とかいいますけどねぇ。気温でこれをやられると気持ち悪いったらありゃしない。気温を測定するということは、科学的な測定行為です。ならば表記も、小数表記にしてほしいと思います。もし精度の高い温度計を使って、100分の1℃まで測定したらどうなるんですか?
「36.51℃」という測定値があったとして、「さんじゅうろく度5分1厘」とか読みますか?
まさかね。
●その上!
7.13のニュース映像
ニュース原稿の方はというと
午前11時半までの最高気温は▽千葉県市原市の牛久で34度ちょうど、▽東京の都心で33度8分、▽神奈川県海老名市で33度4分などとなっています。
こうなんです。
NHKはまるっきり「有効数字」というものを理解していない。
「34度ちょうど」のことを「34.0度」と書けば、有効数字が3ケタであること、誤差は小数点以下1桁目に誤差があることがきちんとわかるのです。
「34」という表示では、34の「4」のところに誤差があるよ、ということになるんです!ッ!
科学的な表記では、その表記の中に測定の誤差もきちんと表現されているのです。
牛久は「35℃」、都心は「33.8℃」だと、牛久では正規の温度計が故障して、精度の低い温度計で代用したのか、ということになっちゃいますよ!
他の温度は小数点以下1桁書いているけれど、実はその意味をちゃんと理解していないのですね。
だから、「ちょうど」の時には「0」を書くのだということが分からない。情けないレベルだ、NHKは。
私は元理科教師、妻は元数学教師。
二人して、情けなくって仕方ない。
日本の理数教育のレベルはこんなものなのか。NHKは「~~.0」を理解できないのか。
「ゼロ(もしくは レイ)」とは「ないこと」を意味しているのだから、「ない」ということを表記する必要はない、と考えているのでしょうか?
気温を測定するという科学的な観測の結果は、世界中に通用する10進記数法の小数で正しく表示し、「さんじゅうよん てん ぜろ」と読みましょうよ。
そうするとまた、「ゼロ」は英語だ、日本語と英語を混ぜてはいけない、「さんじゅうよん てん れい」だ、とくるんだろうなあ。それでもまあいいけどさ、度・分よりは。
死んじゃった単位用語(分)よりは、汎用性の高い科学用語を使いましょうよ。
あ~あ。NHKの日本語レベルも低くなったなぁ。
★予報数値はまた違います。
上の13日のニュースでは
午後も関東南部を中心に厳しい暑さが続き、日中の最高気温は▽さいたま市で35度、▽千葉市と横浜市、東京の都心で34度、▽前橋市と宇都宮市、それに水戸市で31度などと予想されています。
正式な運用は知りませんが、予報の場合は、「35度」という予報の場合、「35±(2~3)度」くらいは許容しているんじゃないですか、おそらく。
35度という予報だったのに、37度まで上がったのはおかしい、33度までしか上がらなかったのはおかしい、大外れだ、と騒ぐことはありません。おそらく最初からそのくらいのずれは見込んで予報しているはずです。
そういう幅を持たせた表記が「35度」なのです。最後の桁には誤差がある。それは常識です。
{アナウンサーのレベルも低くなった。「し」と「す」、「ち」と「つ」を明瞭に発音し分けられないアナウンサーがいるもんなぁ。}
{ついでに「爺さんのレベル」も下がった。いい年こいて、「暑いっすね」などと受けを狙っている。}
東京で猛暑日が4日続きました。確かに暑かったです。夫婦二人して65歳以上の「高齢者」ですから、熱中症で倒れないよう、緊張します。
で、実感としては、猛暑日が途切れて2,3日、むしろ猛暑日続きの間より、蒸し暑くって辛かったように思います。
熱帯夜になる前日の7/4から熱帯夜が途切れた7/14までの最高気温と最低気温を表にしてみました。
猛暑日続きの間の最低気温より、猛暑日が途切れてからの最低気温の方が高かったのです。
これですかね、辛さをもたらしたのは。
家自体が温まってしまって冷めなくなっちゃった、というのもありますけど。
熱帯夜が途切れたら、やはり、朝、ホッとしましたね。
まだ先は長い。
みなさ~ん、お体を大切に、御自愛ください。
「自愛」とはこの場合、エアコンを適度に使い、扇風機を使い、水浴びをし、濡れタオルで体を拭いたり首にかけたり、水分と塩分をうまく摂取していただく、ということです。
体をいたわる、ということです。
NHKはこの頃、「経口補水液」は簡単に作れるとかいってますが、そしてそれは間違いではないけれど、やっぱり「作る」ということの敷居の高さは否めません。その敷居の高さのせいで「緊急事態」に陥るのは避けたい。
「等張飲料」「isotonic drink」表示されたスポーツドリンクを冷蔵庫に常備しておくのが、危機管理上はよいことだと思います。
浸透圧が体液と等しい、という意味でして、単なる水よりも吸収がよいはずです。
どうぞ。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-1522.html
2013年7月11日 (木)「ツマキチョウ」
↑この記事で
「ツマキチョウの羽化は見たことがないので、ずっと待ったのですが。残念。羽化しませんでした。」
と書きました。
羽化しなかった蛹をケースから取り除く前に、念のために、と検索してみました。
すると意外なことを知りました!
えっ↓
http://insects.life.coocan.jp/Rear/Tsumakichou.htm
ツマキチョウは蛹になるとそのまま初夏~夏~秋~冬を経て翌年の春に羽化します。
飼育しているとたまに翌春羽化せずにそのままさらにもう1年眠って足掛け2年後に羽化することもあります。
知らなかったなぁ。
「年一化性」というのですね、成虫が年に一回しか出現しない。
春に羽化して、交尾・産卵。孵化した幼虫は成長し、蛹化して、夏・秋・冬とそのまま越えて、次の春に羽化する。
一化性という言葉は知っていましたが、具体的にそういうチョウを飼育したことがありませんでした。
チョウ目 > シロチョウ科 > シロチョウ亜科 > ツマキチョウ
チョウ目 > シロチョウ科 > シロチョウ亜科 > モンシロチョウ
チョウ目 > シロチョウ科 > シロチョウ亜科 > スジグロシロチョウ
モンシロチョウなど、年に何回も見かけているように思います。
同じ、シロチョウ亜科のツマキチョウが年一化性だなんて、考えていませんでした。
飼育経験のある、アゲハやアオスジアゲハは年に3,4回は羽化していると思いますが。
で、いつでも飼育できる時に飼育し、越冬蛹以外は、蛹化すれば2週間くらいで羽化してくると思っておりました。
参りました。
1年間、蛹化してから約10ヶ月くらいでしょうかね、蛹のまんまだなんて。
危なかった。蛹を処分してしまうところでした。
ツマキチョウの蛹が入っている飼育ケースで、ツマキチョウの蛹化後もモンシロチョウなど飼育していましたが、やめます。
比較的屋外の温度に近い場所で、静かに見守ることにしましょう。
妻にこのことを話したら、やはりびっくりしていました。
うまく来年の春に羽化できるかどうかは分かりませんが、なんとなく心が軽くなりました。
考えてみれば、カマキリは5月頃孵化して、成長し、9月頃には交尾・産卵して一生を終えていきます。卵で越冬ですね。
幼虫で越冬したり、蛹で越冬したり、成虫のまま越冬するものもあります。
そういう意味では、ツマキチョウが一化性でも驚くことはないのかもしれませんが、やはりチョウが蛹のまま夏も冬もこして翌年の春に羽化するというのは、私にとっては驚きでした。
2013.6.30
ヒメグモの巣に獲物がかかっていました。テントウムシですが、私は初めて見る種類です。
ヒメグモの獲物として初めてのテントウムシを見る、というのはなぁ、ちょっと残念だなぁ。
できれば生きて歩いているところとか、見たかったな。
調べてみるとヨツボシテントウという種類のようです。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/yotubositentou.html
幼虫図鑑ですが、幼虫とともに成虫も見られます。
http://mushinavi.com/navi-insect/data-tento_yotubosi.htm
虫ナビです。
幼虫の姿は、ナナホシテントウやナミテントウとは全然違います。
でも成虫も幼虫もアブラムシを食べるようですから、このテントウムシの幼虫も認識して、殺さないようにして下さい。
2013.6.30
形はヘリカメムシの仲間と分かるのですが、初めて見る種類でした。
地味です。
これで成虫か?という感じもしました。翅の感じがね。
調べてみたらツマキヘリカメムシ。
端っこが黄色い、とは見えないが。
これで成虫です。
どこから来るんでしょうね、この狭い庭で初めての種類に出会うとは。
「カメムシも面白い!!」というサイトがありまして、詳しいです。
ただ、知らないカメムシを検索するのはつらい。
http://ujiharao.exblog.jp/i25/
↑ここにいっぱい写真が載っています。
2013.6.29
ホタルブクロの花なのですが。
花時期はすでに終わったと思っていたのですが、ここにきて、何だか小型の花をまた咲かせ始めたんです。
ホタル(小)ブクロが咲いている。
前に咲いた大型の花は、重いですからみんな下を向いていて、花の中を覗くのはかなり大変。ところが
6.30
小型になったものだから、上向いて咲く花が出てきてしまいました。
軽く腰をかがめるだけで、花の中が撮影できました。
こういう経験は初めてだな。
二度咲きした、というのも初めてだと思うけど。
ちょっと変わった出来事でした。
★「二度咲き」という言葉を使ったら、歌を思い出しました。
1982年の「花ぬすびと」という歌です。シンガーソングライターの明日香さんが歌った歌。
いい歌でしてね。ある意味で、暗い。いまどきの「はしゃぎ過ぎ」の歌とはスケール感が違う。
二度咲き 夢咲き 狂い咲き
季節でないのに花が咲く
二度咲き 夢咲き 狂い咲き
人の心も また同じこと
こういうリフレイン・フレーズがありまして。
「人の心も また同じこと」 ここで、私はダウンする。
「人 また同じく」こういう言い方して見たいなぁ。
YouTube で聞けます。
2013.6.29
オンブバッタはシソが大好きです。
シソを育てて食用にして楽しもうという方は、仕方ない、駆除して下さい。
すごい勢いで葉を食べます。
イメージとしては単子葉あるいはイネ科の「草」を食べる、と勝手に思い込んでいましたが、乙なやつでしてね、シソを好みます。
複眼の中に、こちらを向いている個眼周辺が黒く見える「偽瞳孔」というのがあります。
入射した光が視覚情報として吸収されてしまうので黒く見えるわけです。
カマキリの偽瞳孔は「クールな視線」という感じがします。(好きだからかな)
圧倒的な迫力で「何か用か」と問われてしまって、いえ別に、と退き下がってしまいます。
オンブバッタの場合はどうも、「しまった見つかっちゃった」「まずいかなぁ」などと見えてしまいます。ただ、幼虫はやっぱり可愛いので台詞をつけると「おじいちゃん、なにかご用?」となるかもなぁ。
虫に甘いじいちゃんです。
2013.6.28
オーシャンブルーを中心として繁殖しているホウズキカメムシばかりが目立っていましたが、ここにきて他の種類のカメ虫も姿を見せ始めました。
クサギカメムシの終齢幼虫ですね。
不完全変態の昆虫の幼虫は、終齢ということははっきり分かります。それ以外は終齢前、若齢としか言えなくって、飼育している場合以外は。
目印は「翅芽」です。
終齢でなくてもあるはずなのですが、素人目にはよく分からない。
写真のように、小さな翅が見えたら、これは終齢幼虫です。
次の脱皮で成虫の翅になります。
カマキリを長く飼育しましたので、こういう変化はよく見ました。
手でつまんで興奮させる、というようなことをしない限り、臭くないです。
農家の方には害虫でしょうが、これで庭の花や木がダメになることもなし。
「ゆるく」つきあって下さい。
★以下の記事には、誤りがありました。
ツマキチョウは年一化性で、春に羽化し、交尾・産卵します。卵から孵化した幼虫は成長し、蛹になりますが、その蛹のまま、夏を越し、冬を越して、翌年の春に羽化するのだそうです。ですから、7月の今の時点で蛹のままでいることは、正常なことでした。
これから、来年の春まで蛹をそっと見守りたいと思います。
なお、新しくその話を書きましたので、そちらもご覧ください。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-1522-1.html
2013年7月15日 (月)「ツマキチョウ」
★かなり前のちょっと悲しいお話になります。
2013.4.23
ひらひらと白いチョウが舞ってきました。
私はこの大きさの白いチョウというとモンシロチョウとスジグロシロチョウしか知りません。
この時もモンシロチョウだな、と思いました。
今↑とまっているのはコマツナ。
コマツナでモンシロチョウがいっぱい産卵してくれていましたから、当然モンシロチョウと認識していました。
産卵行動をしていることは現場で見ていました。
写真を見てびっくり。
これモンシロチョウじゃないですね。
調べてみたらツマキチョウです。
私にとっては初めて認識するチョウでした。
{認識と書いたのは、飛ぶ姿を見ていた可能性はいくらでもあるからです。モンシロチョウと思い込んだまま。}
5.15
白い筋のようなもので上下の色が切り替わっていますね。
↓同じ日に撮影したモンシロチョウの幼虫
5.15
ね、違いますでしょ。
これは4月に見たツマキチョウの幼虫に違いないと、妻にも教えて、ケースに入れてやりました。
5.19
前蛹
5.19
蛹化しました。
腹端部から脱け殻がぶら下がっています。
5.26
蛹化直後とは色が変わっています。
参考として↓
5月20日に撮影したモンシロチョウの蛹です。
ツマキチョウの羽化は見たことがないので、ずっと待ったのですが。
残念。羽化しませんでした。
寄生バチなどが蛹から羽化して出ていった形跡がありません。
病気だったのかな。
羽化したら一連の写真をまとめてブログに掲載しようと、フォルダを作って写真を集めておいたのですが、結局使わないまま、放置してしまい、今、お目にかけます。
上の写真のモンシロチョウの蛹は羽化して無事旅立って行きました。
思うようにはいかないものです。
去年かその前か、多数のモンシロチョウの幼虫を飼育して、寄生バチ「アオムシコマユバチ」に寄生されて全滅したことがあります。
今年は14,5匹が全部羽化成功に至ったのですが、ツマキチョウは残念ながらダメでした。ちょっと悲しい。
また次のチャンスがあることを祈っています。
2013.6.28
クンシランの葉にとまって、じっと動かずにいました。
このアングルしか存在しませんでした。
シャクガということは想像がついたので調べてみたらウスサカハチヒメシャクのようです。
http://www.jpmoth.org/Geometridae/Sterrhinae/Scopula_semignobilis.html
ウスサカハチヒメシャク
成虫や幼虫の写真もあります。
ヤマノイモなどが食草のようですので、我が家で育った可能性はあります。
サカハチというのは「逆さ八の字」のことでしょうか。翅の模様をそう見立てたのかな、と想像します。
きれいなガでした。窓にでもついてくれれば腹側とかも撮れるんですけどね。
こうやって落ち着いているのを捕獲していろいろ眺めようという気は起きませんでした。
2013.6.27
メダカの卵に目が見えるよ、と妻が持ってきました。
記念撮影してよ、ということです。なるほど。
体は半透明ですが、目ははっきり見えます。
眼球内は光の差し込まない「暗室」でなければなりません。
そうでなければ、外界の像を結ぶことができない。
ですから、眼球内に光が入らないようにさえぎるわけですから、外界から見ている私たちの側には眼球はくっきり見えるのです。
また、眼球に入った光は網膜で吸収されて情報になるのですから、外へ光が出てくることもありません。ですから、「瞳孔」は入射した光が返ってきませんので真っ黒。
というわけで、発生過程で、目ははっきりと見えるんですね。
水面に、0.5mm程度かという小さなモノアラガイの稚貝がいました。
孵化して間もない貝でしょう。
水槽のガラス面に産みつけられた卵を観察するのは面白いですよ。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-d6de.html
2012年8月28日 (火)「モノアラガイの卵」
↑ここでも扱っています。ここからリンクをたどっていただくと、理科おじさんの部屋で扱ったページへも行けます。ぜひどうぞ。
2013.6.25
今の前のテラスに、昔、火鉢として使っていた大きな陶器に水を張って、水生昆虫やメダカなどがいます。
この中に、モノサシトンボが産卵して、増えすぎた藻など引き上げると必ずと言っていいほどヤゴがくっついてきます。丹念に水へ戻してやりますが。(実行は妻です。私はしゃがみこんでの作業は無理ですから。)
で、羽化の季節ですから、羽化用に木の棒が立ててあって、そこから次々と羽化してきます。
部屋の前なので、網戸が立っています。そこにとまって、休息していたところを、妻がコンデジで撮影してくれました。
このトンボ、人の側の勝手な思い込みですが、なんとなく「怒っている」ような顔に見える。
ムッとしているような気がしてしまう。
成熟すると色などは変わります。
羽化したて、ゆっくり休んで下さい。
2013.6.25
鉢植えのボケの枝のあたりにかわいい円網を張ったクモの子がいました。
体長3~4mmで小さいし揺れるし、ぼけてます。
これなんだ?
模様はジョロウグモ。小さいけれど網の張り方も、前後にバリアー網を張った「本格的な」ジョロウグモの網のように思われます。
かろうじて出糸突起もみえますね。
網の位置の関係で、背面は写せません。
お腹はぽっちゃり丸いですね。
6.27
わっ、大きくなった!
向こうに見えているのは脱け殻のようです。
脚が長くなりましたねぇ。
腹部もただ丸いのではなく、前後に長くなり、出糸突起もくっきり。
そうなんだぁ、
ジョロウグモでも「赤ちゃん体型」というのはあるんですねぇ。
妻に教えたら、笑ってました。
体がぽっちゃり丸型で脚が短い。
あはは。
6.29
獲物は翅のあるアブラムシだろうと思います。
体型は多少大人っぽくなりましたが、アブラムシのサイズと考え合わせてください。
まだまだ小さい。
クモのいるところが主網。主網の前後にバリアー網があって、それぞれに何かが引っかかっています。三層構造をお見せしたくって、こういう撮り方をしてみました。
7.6
また脱皮したようです。上に見えているのが脱け殻。
ますます脚が長くなって、大人っぽくなり、迫力がでてきました。
7.8
いつもの場所にいなくって、移動していったか、と思ったら、すぐ隣の区間に新しく網を張り直してありました。
きれいな円網です。
成体は馬蹄形の「蹄形円網」というのを張りますから、まだ大人ではありません。
迫力ある姿になりましたね。
ただ、おそらく、これ以上大きくなると、今いる空間は窮屈になるのではないか。
成体の張る網は大きいですからね、いずれ、広い空間に引っ越していくだろうな、と思っています。
赤ちゃん体型から、2回くらいの脱皮を見られただけで充分うれしいです。
自由に広い空間へ移動していっていいですよ。
{チョウの道のようになっているところに網を張った場合は、介入して強制的に移動してもらうこともあり得ますけどね。}
2013.6.25
トクサにとまっているヒメジャノメ。
翅が大きく欠損しています。
左右の欠損部がほぼ同じ。
ということは、翅を閉じてとまっているところを鳥にかじられましたかね。
飛翔中に鳥に襲われて、左右の翅が同じ欠損になることはないと思うんだけど。
鳥以外は考えられないですよね。
危機一髪で脱出して生き延びてきたのではないでしょうか。
少し飛翔力に影響が出たかな、という飛び方でしたが、3日ほど、この辺りを中心として庭を舞う姿が見られました。
大変な思いをしたんだろうね、すごかったね、えらいね、と、つい声をかけてしまうのでした。
このヤマトシジミも少し翅が傷んでいます。
左前翅の先端部。
よく見ると、結構翅の傷んだ個体もいます。
食べられちゃったものも多いのでしょうし、脱出し得たものもこのように多くいます。
こちらはセンリョウのところで見かけた個体。
ほぼ無傷のように見えます。
ひらひらと定まりのないようにみえる飛び方が、鳥の攻撃をかわしやすいのだそうです。
一方で、紙が風に舞うように定まりなく飛ばされているのか、というとそうではありません。きちんと自分の意思に沿った方向へ飛んでいるのです。
2013.6.25
オクラが咲き始めました。
アオイ科の花の姿です。
ディマージュZ3という中級機種ですが、なかなか描写力は高い。
いい画像が得られます。
虫の撮影は難しいですが、花の撮影には力を発揮します。
6.26
草丈が低いままに花の時期に入ってしまいまして。
ここから次々と花が咲き、実も熟しました。
7月7日、初収穫。
レンジでチンして食べました。
F1を買って食べて、その翌年というのが去年、そのまた種から栽培したものです。
どんな味なんだろうと、ちょっとドキドキしましたが。
おいしかった。筋っぽいのではないかというのが一番気にかかっていたのですが、筋っぽさは全くなくって、ぬめりもあって、おいしかったぁ。
園芸店で必ずF1を買わないとおいしい収穫が得られないかというと、そんなことは全然なくって、継続しておいしい味が楽しめるということが分かったのでした。
ぜひお試しください。
7日の夕食には、ナスとトマトもプランターから収穫してきたものが並び、「ぜいたく」な食卓となったのでした。
2013.6.25
ナガサキアゲハが羽化していって脱力していたら、そのナガサキアゲハの蛹がいたケースの蓋に、こんなのがいました。
どこから入ってきたものやら。蛹に害をくわえないでホントによかった。
で、これは何者か?
複眼が少し粗いですね。
カミキリじゃないと思うんですけどね。
ジョウカイボンかなぁ。
だめです。わかりません。
まあいいや、行きたいところへ飛んでいきなと、指にとまらせていたら、指先まで歩いてきました。
ひょっとすると、ここから飛ぶかもしれない、とシャッターを半押しにして構えていて、
今かと押したら
飛び立つ瞬間が撮れました。
これはこれで、嬉しいショットですが。
名前がなぁ、やっぱり私には分からないのです。
2013.6.24
線路の柵の中、ちょっと遠いんです。
ベニシジミがいました。
小さな花がたくさん集合しているせいでしょうか、花の上をゆっくり回りながらの吸蜜なのです。
で、ちょうどこっち向きになったところ。
口を伸ばした顔がかわいい。
やっと背面が撮れました。
一つの花で時間をかけて向きをぐるっと変え、次の花へ移ってまた一回り、というのを、かなり長いこと追いかけて、やっとこの程度の写真。
もうちょっと近くで撮りたかったな。
6.25
翌日、昨日と全く同じ花に、ベニシジミがいました。
同じ個体でしょうね、きっと。
よほどこの花が気に入ったらしい。
6.27
この日は、柵沿いのブルーサルビアにいました。
チャンス!と思ったのですが、落ち着いてくれませんで、陽射しがきつすぎる、露出を変えなきゃ、と思った瞬間に飛び去ってしまいました。
思うようにはなりませんねぇ。
ここでじっくり吸蜜してくれれば助かったのになぁ。
多分同じ個体ですね。
ま、いいや、姿を見せてくれただけでありがとう。
★東京は、昨7月7日の最高気温が35.4℃で、今年初の猛暑日となりました。
昨年は、東京の最初の猛暑日は7月19日でした。それ以降、7・26、8・17、8・24、8・27、8・30 と計6回猛暑日がありました。
これが今年ここまでの気温の記録です。
6日、7日と熱帯夜ですし、気分はサイアク。
この先、2カ月近く、こういう状態が続くのかと思うと、ゲッソリですね。
今年は何回の猛暑日が来るのでしょう。
上のグラフの黒い線が毎日の記録の間を縫って行くように、私的に均した線です。
この黒い線の部分だけを、平年値を「0」としてグラフ化すると↓こうなります
今年は、3月が「異様に」高温だったことが分かります。
普通この均し方だと、平年値からのずれは5℃くらいの範囲に収まるんですが、はみ出しましたね。
で、5,6月がまた高温でしたが、少しは落ち着くのかな、と思っていた矢先の猛暑日。
この先どう推移するのか、分かりません。
爺さんギャグ:小暑う(少々)暑すぎて、茹ですぎのうどんのように、のびております。
小暑は夏至から太陽の位置が15度進んだポイントに付けられた名前です。
更に15度進んで、大暑。もう15度進んで立秋となります。
太陽が進んでいく感覚は、影の長さや、真昼の太陽の高さ、室内に差しこむ夕日の位置、日の出日の入りの時刻、などで感じ取って下さい。
★オマケ
今年の湿度の推移のグラフです。
新聞掲載の「午後3時の湿度」をグラフ化してあります。
正式な気象統計情報ではありません。
冬の乾燥度が比較的緩かったように思います。湿っぽい冬。
さて「蒸し暑い夏」はどのくらいになるのでしょう?
まとまったら掲載します。
★今日、7月8日の今、猛暑日の予感に「おののいて」おります、ハイ。
みなさま、熱中症になられませんように。
一言多いかかし爺さんとしては「熱中症に『かからない』ように」とは申し上げません。
罹患(病気にかかる)というのは、病因が外部にあって、それに感染して症状があらわれてくることでしょう。
熱中症の場合は、高温下での体の「状態」としてあらわれてくると考え、「かかる」という言葉は不適当な気がします。
★ニュース・気象情報などで、しきりと熱中症に注意しろ、注意しろ、とは叫んでいますが、どういう状態が自分に現れたら熱中症を疑うべきなのか、そういう初期の状態をもっと周知すべきじゃないですかね。
調べてみたら、こんなのがありました。
熱中症の症状
1度(熱失神・熱けいれん、現場での応急処置で対応できる軽症)
めまい、失神、筋肉痛、こむら返り、大量の発汗
2度(熱疲労、病院搬送が必要な中等症)
頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐(おうと)、倦怠(けんたい)感、虚脱感
3度(熱射病、入院して集中治療が必要な重症)
意識障害、けいれん、手足の運動障害、体に触ると熱いぐらいの高体温
くら~っと来て、ドドッと汗が出てきたら、要注意。
頭痛・吐き気は一段進んだ状況のようですから、その前に、自分で体温を下げ、水分を補給しましょう。
私はびしょびしょのタオルをいつも持っていて、体を拭いて蒸発熱で体表温度が下がるようにしています。汗の効果を補助するということですね。
今日あたりは、午後に水のシャワーでも浴びようかな、とも思います。
じいさんですから、人前には恥ずかしくて出られないような姿でもまあいいや、と暑さをしのいでいます。
「よくぞ男に生まれける」と。
★NHKのEテレですか、で、私が見るのは夕方5:40からなのですが(朝もやってるはずです)
「すすめ! キッチン戦隊クックルン」という番組があります。子どもの料理番組です。
前年度までは「キッチンアイドル」という、同じようなコンセプトの料理番組がありました。
小学生の女の子が主人公で、幼稚園くらいの子も登場するのですが、なにせ、実写番組ですから、出演者が成長してしまうんですね。サザエさんの子どもたちのように、不老なのもどうかなぁ、とも思いますが。出演者がどんどん成長してしまう。
で、今年度はキッチン戦隊に切り替わったのでしょうけれど。
ヤッターマンのドロンジョみたいなキャラクターも出てきたり、「おしおき」なんてやってるし、とうとうNHKもヤッターマンを始めたか、という気もしないではない。
そういう話は、まぁ、どうでもいいのでして。
この番組のエンディングテーマの歌詞の一部が面白い。
あした負けたらあさって勝つぞ
あさって負けたらその次勝つぞ
こういうフレーズがあるのです。
これが好きなんだなぁ。
★突如、数学!
「あした・あさって」という「始め」が存在して、「その次」が定義されますと。
これって、自然数を生み出す「ペアノの公理」の、核心部分じゃないですか。
「その次」というものは恐ろしい。
止めようがない。
「無限」に行ってしまう。
さようならぁ。
自然数というのを、「物の数」ととらえると、どうしても「限り」がでます。
「宇宙にありとあらゆる原子の数」といったって、限りがありそうでしょ。
ところが、ごく簡単に。手を開いて、親指曲げて(これが始まり)、人さし指曲げて・・・
隣が真っ直ぐならその指を曲げ、隣が曲がっていたら伸ばす、というのが「その次」ですね。
このようにして、「指折り数える」という操作・行為で考えると、無限の自然数が生成してしまうんですね。
「始め と その次」というものの「おそろしさ」です。
もちろん数学的に厳密には、ひとつながりに伸びていく、枝分かれしない、合流しない、ループにならない、などの条件を付けて厳密化しなければなりませんけれど、差し当たってほっときましょ。
自然数の生成原理は、指折り数える、という操作にあるんですね。
で、キッチン戦隊の歌は、自然数生成の歌に聞こえてしまうのが楽しいなぁ。
おそらく、あの歌聞いてこんなことを考えている人なんて、私一人何だろうなぁ、と思いつつ、キッチン戦隊クックルンを楽しむ、元理科教師の爺さんなのでした。
●余談:ドロンジョ風のリーダー率いる「悪役」は「ダーク・イーターズ」というのですが、これ、強引に日本語にしたら「悪食(アクジキ)」とか「いかものぐい」ということになるのかなぁ、などとくだらないことを考える爺さんです。
★昔、Pascalというコンピューター言語がありました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Pascal
Pascal は、1970年にスイスのチューリッヒ工科大学のニクラウス・ヴィルト (Niklaus Wirth) が教育用プログラミング言語として開発し、ALGOL の影響を受けた簡素で厳密な構造化言語仕様を持つ。
教育用とはいいながら、あいまいさの入りこみにくい厳しい言語でしたね。
パスカルでアルゴリズムを記述してあると、他の言語への移植が非常にやりやすい。
Cで書かれたアルゴリズムは、知らない人には全く歯が立たなかったのとは対照的でした。
で、数学的な厳密さも備えた言語でしたから、面白い関数があったのです。
succ(t) という関数。 succ は successor の省略。
「続くもの」という意味ですね。
ですから、この関数に、整数「t」を与えると、「t+1」が返ってくるのです。
この関数に「実数型」の数を与えてはいけません。
整数には「続くもの」という概念がありますが、実数には「続くもの」という概念が存在しえないからです。
pred(t)(predecessor) 先に立つもの、でしょうか。こんな関数もあった。
おっそろしい言語だなぁ、と思いながら、一所懸命勉強しましたっけね。
私のプログラミング言語知識はすべて「自学自習」によるものです。(大学でFORTRANのゼミをとりましたが、パソコンなどない時代ですから、失敗しながら楽しむという状況ではなかったので、深入りしませんでした。)
SHARP X1という初期のパソコンで、カセットテープでPASCALやLOGOを買ってきて、遊びましたっけねぇ。
あれはおもしろかったなぁ。
フロッピーディスク版の言語シリーズも後に出て、かなり買いこんで遊んだものです。
古い話じゃ。
2013.6.23
いつだったかな、変な「落し物」を家の前の路上に発見したのです。
ちょっと見、猫の吐瀉物に見えました。家の周辺をうろつく猫がやったのかな、と思いました。
ところがよく見ると、その中に、ギンナンが5,6粒入っていたのですね。
我が家の周辺何百メートルかの範囲に、イチョウのメスの木は見かけませんし、猫があのくさいギンナンを食べるとは、ちょっと考えにくい。草はよく食べますけどね。毛玉を吐くための道具にしているのかな。
さて、そうなると、犯人は誰だ?
カラスが食べて糞をした、というのが感じとしては一番もっともらしいかな、と推測します。
動物の消化管の中を通過した種は、消化酵素で表面が軽く消化されて、発芽しやすくなる、と聞きます。
種を広く撒布してもらうと同時に、発芽率も高めてもらう、というのがこういう種子の戦略です。
で、妻と相談。これ蒔いてみるか、発芽しやすくなっていれば、きっと芽が出るぜ。
というわけです。
結果、冒頭の写真のようになったわけです。
元気に育っているでしょ。
出てきて間もない芽で棒みたいですが、てっぺんに葉、脇には枝の芽がありますね。
拡大してみました。
7.4
6本でしょうか。
糞の中の種がみんな発芽したということのようです。
葉の形が少し「典型的」ではないようにも見えますが、成長してきたらまた変わるかもしれません。
この出来事は、単なる偶然です。
家の前で多分カラスが糞をした。そのカラスはどこか遠いところでギンナンを食べてきた。私がたまたまそれを見つけた。40年もの昔に、ギンナンの実生を試みて今もそのまま栽培し続けている夫婦なものですから、またやってみようかということになった。
と、偶然の集積の上に、今、鉢の中のイチョウの芽生えがあるわけです。
大きくする気はありません。また盆栽になるでしょうね。
しかしまぁ、可愛いものです。
ギンナンを蒔いてみてください。面白いから。
発芽率は高いです。
2013.6.23
アゲハが羽化直前。8:17
で、周りの白いのはティッシュペーパーです。
蛹の両側ギリギリに上から垂らし、下もケースの底にかけて貼ってあります。
羽化時に、脱け殻から歩きだすことが多いのですが、足場が悪いと落っこちる。
で、蛹の両側の足場をよくする。
それでも落っこちた時は、自力でケースの底から壁面へ歩き上がれるように、ケースの底にかけても足場をよくする。こういう作戦です。
こちらはケースの蓋で蛹になったもの。これも羽化直前ですね。8:18
こういうふうに天井で蛹になった場合は、羽化の失敗は少ないです。
出てきてそのまま脱け殻につかまり、翅を下に垂らして展開します。
歩き回りませんので、落っこちにくい。
14:13
もう外へ出たがっています。記念撮影して旅立たせます。
同じ時刻
ティッシュがあると、はばたいてケース内で動いても足場がいいので安心です。
こんなふうに、ちょっとだけ、羽化の安全に手を貸してあげます。
人間にできることはせいぜいそうやって手を貸すことくらいですね。
でも、それが嬉しくって、ずっと続けてます。
2013.6.22
この間は濡れて、てかてかした体の個体を見ましたが、今回は露出の関係もありますが、模様の薄い個体に出会いました。
7.2
この写真の感じがスグリゾウムシの標準的な姿と言えます。
正面から。何となく「犬」的な顔に感じます。
脚の関節。球がはまっているように見えませんか。
この関節のことは以前にも気にしたことがありまして↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-086f.html
2010年8月 9日 (月)「スグリゾウムシ」
「このところ、スグリゾウムシの関節が気になって仕方ない。」
と書いています。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-086f.html
2010年7月23日 (金)「スグリゾウムシ」
このスグリゾウムシの前脚の関節部を見てください。
丸い球がぽこっとはまったようですね。
なんだかロボットっぽい。面白い関節です。
ところで、改めて「福光村昆虫記」というサイトを調べたら、面白い記述がありました。本土のスグリゾウムシは交尾なしに、単為生殖と呼ばれる生殖方法で、♀だけで増えています。日本では男女群島に♂が生息しているそうです。(保育社原色日本甲虫図鑑Ⅳより)
そうなんだぁ。知らなかった。アブラムシみたいだなぁ。
こんなことを書いていました。
そうか、スグリゾウムシはメスばかりだったか。
改めて、不思議ですねぇ。
2013.6.22
これムカゴのでき始めでしょう。
あちこちにあります。
栄養生殖というのですね。親株と同じ遺伝子構成の子株が増えていきます。
ヤマノイモには花も咲き、実もなるはずですね。
花のにおいは、いいにおい、とは言い難いですけど。
花が咲いて実がなると、遺伝子の交雑が起こります。
繁殖戦略として両方を採用している植物です。
ところでムカゴを漢字で書くと
零余子:むかご【零余子】広義には珠芽シユガと同義。また、特にヤマノイモの葉のつけ根に生ずる珠芽を指す。肉芽ニクガ。ぬかご。 <季語:秋>[広辞苑第五版]
なんでこんな字で書くのか、よく分かりません。
しっかしまぁ、季語というやつは、本気でおせっかいなやつですね。
夏至を過ぎた今、ムカゴの準備が始まって、これは面白い、と思っても、句にはなりませんか?
「季違い」ですか?
立秋過ぎなければムカゴって言っちゃいけませんか?
ラベル・レッテルでものを考えてはいけません。
それは楽ですけど、ものごとを過ちます。
2013.6.22
ホトトギスの葉の上。
口のあたりがもぞもぞして見えます。
獲物が何かは分かりませんが、何かを食べていたようです。
顎が大きく開いたところ。
顎が閉じたところ。
顎のトゲトゲは黒いのですが、太い部分は白いのです。
ですから、顎を開閉すると、口のあたりにちらちらと動きが見えるんですね。
0622_10tokyohimehanmyou4
こちらはそばのドクダミの葉の上。
狭い庭ですが、庭の全面に広がっているわけでもない。
どうしてこの局所性があるのか、よく分かりません。
地面を走って行くトウキョウヒメハンミョウ。
ちょっと普段と感じが違う。
普通、走るのと、跳ぶのと、飛ぶのと、入り混じるのです。
こいつは走ってばかり。
よく見ると、中の翅が見えています。
羽化時の失敗かもしれません。うまくたたみこめなくって、飛ぶ翅として使いにくいのではないだろうか。
ひたすら走るトウキョウヒメハンミョウでした。
{写}2013.6.22
蒲田からの帰りがけ。例の国有地のフェンス際。
久しぶりに見るアザミです。
昔、田んぼの畦で見たような気がする。
これってキク科の姿ですね。
あざみ【薊】 キク科アザミ属多年草の総称。日本に約60種。高さ0.5~2メートル。葉は大形で深い切れ込みがあり、とげが多く、花は頭花で、紅紫色。フジアザミ・モリアザミ・ハマアザミなどの根は食用とし、タイアザミ類の根は煎じて強壮薬・解薬・利尿薬とする。刺草シソウ。<季語:春 >[広辞苑第五版]
そうなんだ。あまり科を意識したことがなかったのですが、虫や花のブログ書いているうちに、分類に少し敏感になったらしいですね。
妻に話したら、この場所にアザミがあることは知っていました。
で
6.29
実を採ってきたわ。
蒔いてみましょう。発芽するといいなぁ。
ついでに一本、引き抜いてきたわ。痛かったけど。
鉢に植えたらどうやら根付いたように見えます。
来年はアザミの花が楽しめますように。
★超古いお話をしましょう。
アザミと言えば私の年代では、伊藤久男さんの「あざみの歌」ですよね。
後に倍賞千恵子さんも歌っていらっしゃいましたっけ。
下のサイトを見たら↓
http://www.dynax.co.jp/sinsen/shinano/song/azaminouta.html
信州のうた:あざみの歌
詩は、昭和20年(1945)に復員してきた当時18歳の横井弘が、疎開先の下諏訪の八島高原で、野に咲くアザミの花にみずから思い抱く理想の女性の姿をだぶらせて綴った歌詞に、八洲が作曲したうたが、NHKのラジオ歌謡に採用され、昭和24年(1949)8月8日から放送された。 NHKの「日本の歌ふるさとの歌百選」にも入選し、今でも皆に愛唱される歌となった。このうたは、霧ヶ峰八島高原で作詞されたということで、その歌碑が建っており、あざみの歌発祥の地としても親しまれいる。
そうだったのか。この歌を「超古い」などと言ってはいけなかったのだ。私の方がもう1年古いや。
超古い爺さんということになりました。
子どもの頃は歌の意味なんかまるっきり分かっていませんでした。
「なはあざみ」って「名はアザミ」だろうと思っていました。
「汝はあざみ」ですね。
私にとっては前述のように「田の畦の花」だったものですから、あんまりロマンティックにとらえていなかったなぁ。
高校生くらいでしたでしょうか、だんだん意味が分かってきたように思います。
★昨日、7月4日、グーグルの検索サイトへ行きましたら、検索窓の上にイラストがありました。
何かの記念日にグーグルがよくやるやつです。
なんだろ?とマウスポインタをイラストの上に置くと、ファイルネームの中に「ukichiro_nakayas_113th_birthday」とありました。
ナルホド、中谷宇吉郎さんの生誕113年の誕生日だったんですね。
ウィキペディアを見たら、「1900年(明治33年)7月4日 - 1962年(昭和37年)4月11日」とありました。
イラストには、六角形・六角柱・鼓型の雪の結晶が描かれており、世界で初めて人工雪をつくった業績を意味した絵だ、と了解です。
さて、雪の結晶のほかに、ウサギの絵が入っていました。
いかがでしょう?人工雪とウサギ、どういう関係か、お分かりでしょうか?
ウサギのところだけ切り出し、白黒にしました。こんなイラストだったよ、というイメージです。
なぜか虫めがねもあって、何かを拡大していますね。これ、多分、毛を拡大しているというイメージだろうと思います。
中谷さんが人工雪を作ることに成功したのは、1936年でしたが、気体の水蒸気を液体を経由せずに直接固体の雪の結晶に成長させるのに使った「結晶の核」がウサギの毛だったのです。
人間の髪の毛でも、キューティクルという鱗状の構造が毛の表面にありますね。ウサギの毛の表面もつるつるではなく、微細な構造があって、雪の結晶を作るのに適していたのです。
私自身は、多分小学生の頃だと思うのですが、そして多分岩波の科学映画でだったと思うのですが、人工雪づくりの再現実験を白黒のテレビ画面で見たと記憶します。
で、ウサギの毛なんだぁ、とひどく驚いたものでした。
というわけで、小学生の頃、今から半世紀以上も前の記憶が、今もなお有効なのです。
覚えることは決して悪くないんですよ。知らなければそこから先へは行けないんですから。
★「中谷宇吉郎 雪の科学館」というサイトに、実験装置の図などありますので、是非ご覧ください↓
http://www.kagashi-ss.co.jp/yuki-mus/research.html
★昔、私が見た科学番組の話を、「理科おじさんの部屋」で書いたことがあります↓
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/chemistry/column/Hydr_Exp.htm
・大昔のことです。白黒テレビの時代のNHK教育テレビで、千谷利三先生が教室の助教授の方を実験助手にして、化学の講座を放送したことがあるのです。
そのときに、大規模な実験装置を組んで、ガラス管の中に水素を流しながら点火して、外向きの炎を成立させ、その上で、水素の流量を徐々に落としていくと、あるところで炎が反転して、靴下を裏返しにしたような「逆炎」ができることを見せてくださいました。その逆炎がガラス管の中にうまくとどまっているように水素の流量を調節することはとても難しい、ともおっしゃっていました。水素は特にこの逆炎が生成しやすいのだそうです。私はまだ子どもだったのですが、はらはらしながらテレビ画面を食い入るように見つめたものです。
ダイヤモンドを酸素中で燃やして見せてくれたのも、この番組でした。50年近くを経た今でも、私の視覚的記憶にありありと残っています。・中谷宇吉郎先生が物理の講座をやったこともありました。スタジオ一杯に光学系を組んで、天秤のフレを「光テコ」で拡大して見せてくださったことをはっきり覚えています。理屈が分かる年齢ではなかったですが、見ることで「ストンとわかってしまう」というものすごい体験をさせてもらいました。
・「大陸教室(コンチネンタル・クラス・ルーム)」というアメリカの理科番組も見ました。半径2~3mもある大きな回転円盤に、ライフルをセットし、導火線で引き金が落ちるようにしておいて、スタジオから人は避難して、回転円盤上でライフルを発射し、弾丸がどう飛んだかをデモンストレートして見せてくれました。いわゆる「コリオリの力」ですが、完全に納得してしまいました。ライフルで実弾を発射するという、アメリカでなければできない実験でしたが、教師キャリアにとって貴重な経験になりました。
何がどこで「役に立つ」のかなんて、絶対に分かりっこないんです。
科学番組にときめいていた私は、将来、科学の教師になりたいなどという気は全くなかったんです。ただひたすら面白かっただけなんです。
人生経験が長くなった爺さんからのアドバイス。
たくさんの「無駄」を重ねるのがよいのです。
無駄の多い人を「教養がある」というのですね。「分厚い」人間になります。
ひたすら「夢に向かって」夢の実現に「役立つこと」だけを仕入れた人は、申し訳ないけれど「薄っぺらな人」になっちゃうんですよ。
★7月3日の朝日新聞夕刊に「納豆をたどって」という短期連載の第1回が載りました。
この「~~をたどって」というシリーズは考えさせられることもあって、ほぼ読んでいます。
私は納豆の効能などには、まるっきり関心はないのですが、納豆好きでして、毎朝納豆を食べていますから、これは読んでおかなくっちゃ、と読んでいったら。
ん?そうだったけ?という記載に出会いまして。
不思議な豆は、私にとっても毎朝欠かせない一品だ。親譲りの高血圧とあって、せめてもの健康法として、米のごはん抜きでも、ほお張っている。
それだけに東日本大震災後、しばらく売り場から消えたときは落ち込んだ。石油コンビナート事故でラベルが不足するというちょっと意外な理由だった。
たしかにね、東日本大震災の後、しばらくスーパーで納豆が品薄になって、「お一人様一点限り」というような状態がありました。ただ、その理由が「石油コンビナート事故でラベルが不足」したとは理解していませんでした。
水戸納豆、ねばり強く復活 被災のメーカー各社出荷再開(朝日新聞 2011年3月25日)
「水戸納豆」として知られ、全国一の生産量を誇る茨城県の納豆メーカーは全社が東日本大震災で操業を停止していたが、大手や老舗の多くが震災から2週間となる25日、出荷を再開した。首都圏のスーパーで続いた納豆の品薄状態は改善に向かうが、資材不足や計画停電の影響が懸念され、全面回復にはなお時間がかかりそうだ。
・・・
操業が再開した今後も、懸念は残る。納豆パックの包装フィルムは、製造会社が被災し、供給のめどが立たない。計画停電も悩みの種だ。納豆は発酵のため40度を20時間保つ必要があり、電気は不可欠。茨城県は被災地のため計画停電の地域から外されているが、「いつ停電の対象になるかわからない」と気が気でない。
この記事中の「納豆パックの包装フィルムは、製造会社が被災し、供給のめどが立たない。」というところが、「納豆をたどって」の中で「石油コンビナート事故でラベルが不足するというちょっと意外な理由だった。」に対応しているんでしょうね。
うかつにも私は、この当時、そのことを全然意識していませんでした。
私の記憶にくっきり残っていたのは「納豆は発酵のため40度を20時間保つ必要があり、電気は不可欠」という部分です。
当時、計画停電が大きな問題になっていました。私の住むところでは計画停電は実施されなかったのですが、ローテーション表を手元に置いて、いつでも対応できるようにと準備はしていました。
そうか、発酵食品は定温が必要なんだなぁ、と納得し、「計画」と銘打ってはいても、停電したらダメなんだ、と納得していました。茨城県では計画停電はなかったのかもしれませんが、むしろ私としては強く印象に残ったのでした。
★こんな記事もあったんですよ。
停電でヨーグルト品薄 電力使う「発酵」支障(東京新聞 2011年4月3日)
首都圏のスーパーやコンビニの店頭からヨーグルトが消えている。製造に欠かせない電力を使った「発酵」が、東京電力の計画停電の影響をもろに受け、通常の生産ができなくなっているためだ。夏の大規模な節電が議論される中、メーカー各社は安定的な商品供給に頭を悩ませている。
「発酵、冷却の過程の途中で電気が止まったらお手上げ。機械の点検なども含めると実際に生産できるのは半日だけだ」。明治の担当者は、計画停電の影響の大きさを語る。
ヨーグルトは、殺菌した生乳と乳酸菌をパックに詰めた後、三〇~四〇度に温度を保って発酵、その後、急速に冷却する。この工程に三~四時間が必要なため、電力の供給が止まると約半日は製造できなくなるという。
明治は、ヨーグルトを製造する神奈川工場と戸田工場の二工場が計画停電の対象地域。東日本大震災後、同社の首都圏向けの供給量は三割落ち込んだ。
人員の配置、生乳の入手など生産には事前に計画を立てることが必要なため、「突然、計画停電はやりませんと言われても、生産ラインを動かせるわけではない」(明治)。震災以前の生産水準に回復する見通しは立っていないという。
雪印メグミルクも、関東と東北向けにヨーグルトを作る海老名工場が計画停電の影響を受けている。主力の四百グラムパックは、首都圏向けにほとんど供給できていない状態だ。
ただ、同社は「計画停電の合間をぬって生産できるようシミュレーションしている」と説明。品薄解消に向け準備を進めている。
やはり、発酵食品製造には定常的な電力が必要なんだな、と納豆と合わせて納得したのでした。
突然「計画停電実施せず」といわれても、はいそうですかと、すぐに生産できるわけじゃないんですよね。
こんな話を思い出しました。
★震災の時の停電のことを考えていたら、思い出したことがあります。
今年の3月に、標準電波復活のエピソードを書きましたっけね↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-01a6.html
2013年3月13日 (水)「電波時計」
標準電波を守る、ということに大変な苦労があるという話でした。
もし初めてでしたら読んでみてください
2013.6.21
キバナルコウソウです。アサガオの親戚。
これ増やしたいね、と二人。
種を蒔いて増やそう、と目論むのでした。
アリさんが花粉を運ぶのかな。
それとも、花に潜り込んで体についた花粉を取り除いているのかな。
これがよく分からない。
変化朝顔なのですが。葉が縮れています。
まだつぼみの気配もない。
どうなるのか分からないまま、眺めています。
他のアサガオは、大事にちゃんと育てなくっちゃ、という意識のせいで、夕方室内に入れたりしました、これが「短日処理」になって、開花の時期を早めた可能性があります。
この葉が縮れたアサガオは、よく分からなくって、お日様をめいっぱい浴びた方がいいかもしれないと、外に置いていたのですね。ですから、まだ日が短くなった気がしていない可能性もあります。立秋過ぎくらいからは日が短くなったと感じてくれないかな、とも思っています。
6.22
雨の滴に濡れる白髭咲きの花。
花弁が薄いので、向こう側についた水滴の光の効果が見えます。
おそらく半球形の水滴でしょうが、その中央部付近からは光が透過してこない。屈折の関係でしょう。半球形の縁のあたりの光が透過してきて、光の輪になっています。
水滴での光の屈折のシミュレーションでもしてみればいいんでしょうが、そこまでするのはめんどくさいので、こうなった、という出来事をお伝えするに留めます。印象的でした。
★便宜上、アゲハ1とアゲハ2という名前にします。 2013.6.20 朝8時ころ
蛹が透けて、中が見えます。これがアゲハ1。
アゲハ1を上から見たところ。
触角や口吻の盛り上がった筋が見えます。
午後3時ちょっと前
旅立ちの直前
アゲハ2です。やはり朝8時ころ
そして
3時ころ、アゲハ1と一緒に旅立っていきました。
★翌6月21日にも羽化しました。 2013.6.21
朝6:25~6:35の「みんなの体操」を終えた直後です。
で、放すのは昼ごろか、と思っていましたら
8時半ころ。出たいよ、とはばたき始めてしまったので、ケースを外に持って行って、蓋を開けたら、記念写真を撮るひまもなく飛び出していってしまいました。元気、元気。
記念写真を取る時って、我ながらおかしいと思いながら、わぁ、きれいだねぇ、すごいねぇ、と声をかけてしまうんですね。必ず毎回。傍から見たら奇妙に見えるだろうなぁ、とは思いつつ、やっぱり声をかけてしまうなぁ。
チョウが羽化して旅立っていくと、夫婦ともに、軽い脱力感があるのです。
何せやはり「羽化」というのは非常に sensitive で critical な時間帯であり出来事です。緊張しているんですよね、無事羽化が終了するまでは。
羽化が始まると、チョウを刺激しないように、ケースのそばで急激な動きをしないようにし、ドアがバタンと音を立てたりしないように、ある種「息をひそめて」翅の展開を待ちます。ここを過ぎればまず大丈夫。暴れ過ぎにならないように見計らって出してやればよい。
毎回毎回、ほぉ~っと深呼吸して、飛び去った方向を眺めやる夫婦なのです。
げんきでなぁ、またおいで。
2013.6.19
これはアゲハの終齢幼虫。
興奮してません。穏やかに休憩中。
結局、時間差もありましたが、6月中で14匹羽化したのかな。
忙しいです。成長することに専念してますから。どんどんエサの葉を補給して、バリバリ食べてもらって。ひたすら成長します。
生きてる実感がしますね。
例えば、1齢幼虫が3mmくらいとしますね、で終齢幼虫が3cmとしましょう。(もうちょっと大きいかも)
体長が10倍になるということは、大雑把に言って、体積・体重が1000倍になるということです。
人間の場合なら、3000gの赤ちゃんが3トンになる、という話なんですが、あり得ませんね。
しかも、幼虫が食べるのは、はっきり言ってそう栄養価が高いとは思えない「葉」のみ。
そこから、たんぱく質も作らなくちゃならないし、大変ですよ。
とにかくたくさん食べなければ成長できないのです。
バリバリ音を立てて葉を消滅させていって、チョウに至るのです。
すごいなぁ。
2013.6.19
ヒメクチナシの木の下に、大きなフンがころころしていましたので、これは大きな幼虫がいるはずだ、と思いつつ、自分では発見できずにいました。
我が妻、さすがに目がいい。虫眼の持ち主。
オオスカシバの終齢幼虫がいたわ、記念写真撮って頂戴、と連れてきました。
尻尾ピョン。これがスズメガの仲間の幼虫の特徴。
刺さりません。
これが頭の部分。
この際、正面から、とトライした一枚。
脚が3対、側単眼も見えています。
これがヒメクチナシの葉を坊主にしちゃうんです。
で、この後どうするかというと、「追放」。
家の裏などへ持って行って置いてくるんですが、終齢幼虫の行動力とはすごいもので、たまに、というか結構、歩いて帰ってくる。その場合は「赦免」、ここで食べて蛹になっていいよ。
終齢ですから、かなりの確率で、置かれた場所の付近で蛹化していると思います。
甘いなぁ、と思いつつ、いつもそうなんです。
7.3
これ、ヒメクチナシの葉に産みつけられたオオスカシバの卵です。
美しい、といえますね。
ため息をつきながら、放っとくしかないか。
2013.6.18
外で成長するアゲハの幼虫は、100匹に1匹くらいしか羽化までたどりつけないも言います。
寄生されたり、鳥などに食べられたり、病気というのもあります。
チョウ好きとしては、卵から、あるいは可能な限り小さな幼虫から室内で飼育して、無事に羽化までたどりつかせたいわけです。
そうしてこのように美しい姿を見せて、旅立っていく、これほどの純粋な喜びはそうそうあるものではないです。
利害得失一切関係なし。
生まれ、成長し、大人になって次の命へつなぐべく旅立っていく。
その過程に立ち会えるということの喜びは「無上」のものでしょう。
生きるって、すごいよな。
なんて、カッコイイこといって、要するに好きなんです。
で、脈絡もなく、繰り返し繰り返し、羽化の記念写真を掲載していきます。
お付き合いください。
わぁきれい!とチラっとでも思っていただければ幸いです。
6.19
この日も1匹、羽化していきました。
こういう忙しさはうれしくっていいものです。
★別件:チョウをカウントするのに「1頭、2頭・・・」というのだという話もあります。
知ってますけど。ただ、それは虫好きのマニア間で通用してきた言葉のように私は感じるんです。
舞台裏の仲間同士の「隠語」のようなもの。
そういう内部(内輪)の言葉を、外で使うことを私は好まない。
ですから、敢えてチョウを「1匹、2匹・・・」とカウントしています。
★なにを言いはじめたのかといいますと
こんな話を知りました↓
http://weather.goo.ne.jp/information/07/11.html
庭先や路肩などでよく見かけるタチアオイの成長を見ても、梅雨明けを予想できるんです。
この花は、梅雨の時期に下から順番に花が開き、梅雨が明ける頃にはまっすぐ延びた茎の先端まで咲きそろうと言われています。タチアオイは、季節を計る物差しの一つですね。
線路際で華やかな宴を繰り広げていたタチアオイの花が急速に終わりを迎えつつあるのです。
2013.7.2
あといくつかな、と数えるほど。
タチアオイは目下、ひたすらに実の熟成に専念しています。
今年初めての花なので、花の季節の後どういう姿になって行くのか、よく知りません。
ゼニアオイだと、いったん花が終わっても、また秋に咲いたりするのですが。
ウィキぺディアから↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%81%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%82%A4
花がきれいなので、園芸用に様々な品種改良がなされた。草丈は1~3mで茎は直立する。花期は6~8月で、花は垂直に伸びた花茎の下から上に咲き上っていく。ちょうど梅雨入りの頃に咲き始め、梅雨明けと共に花期が終わる(花茎の頭頂部まで開花が進む)ことになぞらえて、「ツユアオイ(梅雨葵)」という別名も冠されている。花は一重や八重のもあり、色は赤、ピンク、白、紫、黄色など多彩である。花の直径は品種によるが大きなものでは10cmくらいである。本来は宿根性の多年草であるが、品種によっては一年草でもある。 アオイの名から静岡市と会津若松市が市花に制定している。
花弁の根元が粘着質であり、引き抜いた花弁を顔などに付けてニワトリを真似て遊ぶことができるため、北海道の一部ではコケコッコ花、コケコッコー花などと呼ばれる。
「梅雨葵」とは知りませんでした。
イメージ的に太陽のぎらぎら輝く「夏」という気がしていましたが、違うんですね。
{コケコッコ花というのはいいですね、初めて知りました。}
というわけで、我が家のタチアオイが花の季節の終わりに向かっているようなので、きっともうすぐ梅雨が明けるんだろう、という「根拠 less」なお話でした。
6.18
2回ほど記事を書いています。
咲き始めたらどんどん咲きます。
ほらね。次々と準備が進んでいきます。
花が小さくて、それは可愛い花です。
うれしいな。
7.2
これでまた豆をまく楽しみが出てきましたねぇ。
花が咲いたら実がなって、種をまいたら芽が生えて。
この過程を眺めるのが何より好きです。
種を見たら蒔いてみたい夫婦ですから。いろいろ蒔いたものなぁ。
このごろ絞りを開いた写真に凝ってます。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-f4a3.html
2013年6月 3日 (月)
ミヤコグサ
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-f4a3-1.html
2013年6月19日 (水)
ミヤコグサ
↑過去記事です。
2013.6.17
ご近所のゴーヤの花。
小さな実。
表面を拡大するとこんな感じ。
キュウリのようなトゲトゲはないですが、ごついですね。
緑と黄色のコントラストがきれい。
線路際に作っておられるのですが、心ない人もいて、もう充分実ったかなというときに採られてしまうこともあります。そんなことして食べて、おいしいのかよ、っ!と思うのですが。
情けないですね。心を持たないから「心ない」っていうんだろうなぁ。
キュウリのトゲトゲはこちらでどうぞ↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-b741.html
2012年8月 3日 (金)「キュウリ」
2013.6.15
タチアオイにて。
見てやって下さい、花粉だらけのこの体。大きな顎。
やぁ、おっさん、なんか用かい。
いやいや、用というほどのものでは・・・
おっさんにかまってる暇はないんだヨ。
と、また潜って行ってしまいました。
もう無茶苦茶。
これだもんな、花粉だらけにもなります。
ゼニアオイの花に移動して、外から探っています。
ここには長居せず、飛び去りました。
花でばかりお目にかかるツチバチです。
6.17
またヒメハラナガツチバチに出会いました。
ゼニアオイの花を抱えて、外側から探索。
花の中に頭っから突っ込んでいきます。
見事な花粉媒介者ぶりです。
花粉は英語で「pollen」ですので、花粉媒介者、授粉者のことを「pollinator(ポリネーター)」といいます。
ポリネーターというと、ミツバチが一番有名ですが、アブもすごい。
ツチバチは土の中の甲虫の幼虫に卵を産みつける昆虫ですが、エネルギー補給でしょうか、花の蜜を求めて花の中に深く潜り込みます。そしてこの毛だらけの体。すぐれたポリネーターなのではないでしょうか。
いかついハチですが、刺しません、不安がったり焦ったりせず仕事ぶりを眺めてあげてください。
2013.6.15
たぶんマルシラホシカメムシの幼虫でしょう。
幼虫図鑑というサイトでは、これとほぼ同じ姿の写真がありました↓
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/marusiraosikamemusi.html
でもなぁ、成虫でもシラホシカメムシというレベルでしか判別できない私ですから。
シラホシカメムシの仲間の幼虫、ということにしておくのが、一番いいのかな。
そうしましょう。
2013.6.15
土曜の本屋散歩の帰りがけ。
キキョウが咲いていました。
つぼみがなんだか好きですね。
ブルーオーシャンも咲いていました。
我が家のブルーオーシャンは成長中で、花はまだ当分先だと思います。
アジサイも咲いていましたが
これはある種の「斑入り」なのかな。
時間が経って傷んだ、というのではないと思いますが。(それも少しはあるかも)
カワラナデシコ。
ワタクシ、「サムライ」とか「ナデシコ」とか、イメージに頼るのが嫌いでして。
副生するイメージを可能な限り切り捨てて、本質を見たい、と生きてきた者です。
イメージ戦略には乗りたくない。
↓これ読めます?
このお値段、高いですか安いですか。
しばらく考え込みました。
この「単位『千円』」というのがよくあるのですが、私、そういうの、読めないんです。
「千」で、10の3乗だろ、そこへ、10の5乗の数値が来てるから、結局10の8乗、そうかぁ、「1億円なんだ!」とやっと了解した次第です。
で、もう一回、せん、まん、じゅうまん、ひゃくまん、せんまん、やっぱ1億かぁ。
これを見て、即座に「いちおく、いっせん、はっぴゃくまん円」と読めるんでしょうかね。
「じゅういちまん はっせん 千円」に見えてしまう私は古いんだろうなぁ。
どういう事情かは知りませんが、国有地の売却の看板から、でした。
2014.6.11
ここに4,5匹見えていますが、今回の幼虫「集団」は全部で14匹。
全員、無事羽化していきましたが、おいおい登場してきます。
いっぱいいると食料も大量に必要。
葉を換えていたら、葉にあたったのでしょう、1匹が怒りました。
その瞬間は撮れなかったのですが。
わぁ、ごめん、ごめん、怒らないで、怒らないで
と平謝りして、おさまるところ。
有名な二股に分かれたオレンジ色の「臭角」が引っ込んでいくところです。
頭と胸の間のところだということがよく分かります。
引っ込みきったところ。
内部にくぼみこんだ袋状のものです。そこへ「におい物質」を分泌して貯めておき、体内の圧力で反転させて押し出して「角」にします。すると貯まっていた物質が揮発してにおうわけです。
化学防衛、というようです。
http://home.hiroshima-u.ac.jp/honce/defense.htm
アゲハチョウ類幼虫の臭角分泌物
臭角とは?
アゲハチョウ類の幼虫は「臭角」と呼ばれる一対の細長い角状の分泌器官(黄色~赤紫色)を持っています。普段は皮膚の下に内臓されているのですが、幼虫を触ったりして驚かせると、背中部分の頭と胸の間からこれを反転させて突き出して敵を威嚇します。このとき臭角の表面は液体の分泌物で覆われていて、ここから特異な匂い(悪臭)を発散させます。このようなことから幼虫の臭角分泌物は外敵から身を守るための防御物質(化学兵器)と考えられています。
どんな物質か、説明や化学構造式なども載っていますので、ごらん下さい。
ところで、「くさい」ということになっているのですが、私はどうも慣れてしまったせいか、芳香に感じられるようになってしまいました。
独特の「特異臭」というんでしょうね。
有機化学の出身ですので、色々なにおいを嗅いできました。
そう悪い臭いじゃない、と感じています。ただ、幼虫を不必要に興奮させてしまったことに後ろめたさを感じてしまいます。
ごめんな。
どちらもアカバナ科。
で、同じスタイルのお洒落をしています。
今年はずいぶん長く同じ時期に咲いてくれて、楽しめました。
それぞれ別々でももちろん素敵な花なのですが、並んで一緒に咲いてくれると趣が倍増(以上)。
アカバナ科>アカバナ属>アカバナ
という花があるようなのですが、見たことはありません。
http://www.hana300.com/akaban.html
季節の花300のサイトです。
http://matsue-hana.com/hana/akabana.html
松江の花図鑑というサイトです。
ご覧ください。
2013.6.10
ヒメクチナシがどんどん咲きます。
あたりに芳香が漂います。
屋外でこの芳香、うっかり室内にこの花を持ち込むと、芳香ではあるけれど、強過ぎて参ることがあります。
ご覧ください。花にササグモ。アリさんも。
ササグモはアリには関心を示さないようですね。
アリを狙うのはアオオビハエトリくらいのものでしょう。
蟻酸はきついからなぁ。
ほらね、ビヨウヤナギにもいました。
しっかしまぁ、本当に花で見かけることの多いクモです。
ササグモはいろいろな場所で見かけるのです。そうではなくて、花でクモを見かける場合、圧倒的にササグモが多い、ということです。
他の徘徊性のクモを花で見ることはあまりないのですけれど。
ササグモの習性なんでしょうね。
カニグモ科のハナグモ、ヒメハナグモ、アズチグモなどは花に潜んで待ち伏せするようですが、圧倒的に個体数が少ない。年に1回見るかどうか。
ササグモは庭中にいて、生息密度が非常に高いので、よくお目にかかります。
2013.6.10
トンボが羽化してるわよ、と呼ばれまして、馳せ参じました。朝9時半ころ。
これがまた老夫婦の楽しみのひとつ、虫さんの成長。
この時点では、シオカラトンボかなぁ、という感覚。
羽化用に池に立ててあった枝の先端に脱け殻。おそらくここから羽化していったのだと思います。
ちょっと台詞を付けて遊んでみたいのですが。
「天空(そら)へ。あの空の高みへ、高く、更に高く」
と。
12時半ころ
昼の散歩。まだ同じ所にいました。
これ、オオシオカラトンボですね。
雌雄は私にはちょっとわかりません。
オスもメスも成熟前はこんな色だったと思います。
翅の付け根の黒っぽい部分が大きく目立ちますので、オオシオカラトンボだろうと判断しました。
とまっている場所が地面に近い低い場所なので、トカゲとか、カナヘビとか何かに狙われやすいような気がしました。
妻も気にしていて、もういいわよね、と少しそばに近寄るという形で刺激を与えて飛び上がらせました。飛翔力は充分で、飛んでいきました。
この池を故郷にして繁殖してくれるといいな。
2013.6.9
これはアゲハの蛹です。
同じアゲハの蛹の腹面。
ケース越しなので鮮明さに欠けますが、触角や口吻などがやはり見えます。
これはクロアゲハの蛹。
ケースの蓋についていますので、腹面は撮れません。
なかなか思うようにはいかないものです。
6.15
アゲハが羽化して出ていったので、ふと思いついてスケールを入れてみました。
最小目盛りが1mmです。
3cmくらいですか。
こちらはこの時まだ羽化していなかったナガサキアゲハの蛹。
斜めなのできちんと測れませんが、少し大型です。
肉眼的にはかなり大きく見えます。
アゲハの仲間3種ですから、似てますし、でも、違いもあります。
何年も育てて付き合ってきても、やっぱり毎回不思議さにうたれます。
かわいいものですよ。
6.21
上の写真で蛹だったクロアゲハが、この日羽化。
ケース越しですが、赤い模様のある腹面を、パチリ。
とまどっていましたので手を添えてケースの縁まで出してやったら
あとは一挙に高く舞い上がって行きました。
2階の屋根くらいの高さまで一挙に上昇してしまう。
すごい飛翔力。
また来てね、と、妻と二人で、ほっと力の抜けた気持ちの良い瞬間を味わいます。
2013.6.9
上から見ると、小さめの普通の白いアサガオのようです。
葉が丸いかな。
ちょっと斜めから見ると、あれ?
花弁の外側に何かがあります。
すぐ隣のつぼみ。
花の本体部分はまだつぼみですが、外側の「何か」がはっきり見えます。
花弁から分かれて出た一体の構造物のようです。何か別の構造物が重なっているというのではないですね。
↑ここまでは、9日の朝です。
↓夕方4時半すぎになったら
花がしぼんできました。
しぼんでいく姿も面白いですね。
朝のつぼみはこうなっていました。
これは夜中から朝にかけて咲くでしょう。
この種を頂いたときの解説によると
「マルバアサガオ白髭咲き。花弁の外側にひげ状の付属弁がつきます。」
とありました。
私が「構造物」と呼んだものは、「付属弁」というものらしいです。
遺伝子の変異で花弁から分岐して生じるんでしょうね。
確かに「丸葉」です。
6.10
昨日のつぼみが咲きました。
なるほど、白髭咲き、なんだ。
上から見ると、普通なんだけどなぁ。
これ、歌舞伎の演目みたいに漢字で書いちゃうと
丸葉朝顔白髭咲
でしょうね。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 |