スイートピー
2013.5.9
あれえ!?ですね。
スイートピーの花が斑入りになっちゃった。
園芸店で買った種じゃないんです。去年この辺りで咲いて結実したものを、ことしまた蒔いて花を咲かせているのです。
去年はこういう斑入りの花はなかった。
ですから、ことし、遺伝子に何かが起こったのです。
トランスポゾンという「動く遺伝子」というやつでしょう。
色素を作る酵素の遺伝子に、トランスポゾンが割り込んで、その遺伝子が働きを失う、そうすると、その部分だけ色素が造られなくなり「斑入り」になる。という話ですね。
私も「オシロイバナ」で何度かこの話をしてきました。オシロイバナの斑入りはすごいですものね。
しっかしまぁ、スイートピーでも起きるんですねぇ。トランスポゾンの動き。
トランスポゾンは「きまぐれ」ですから、また出ていってしまうこともあります。
さて、どうなることか、この株にリボンでマークをつけて、種を採るつもりです。
★参考
http://www.jspp.org/cgi-bin/17hiroba/question_search.cgi?ques=true&quesid=2060
日本植物生理学会のサイトです。
オシロイバナの色素について
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-6347.html
2011年9月28日 (水)「オシロイバナ」
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_8aa8.html
2007年11月 6日 (火)「ブドウの果皮の色とトランスポゾン」
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_91ea.html
2007年9月 4日 (火)「アサガオの花いろいろ」
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