アオスジアゲハ
2013.6.5
アオスジアゲハの終齢幼虫を妻が見つけてきました。
これも頭は下に曲げたところにあります。
ここが頭。側単眼が見えます。
屋外で終齢まで成長した幼虫は、かなりの高率で寄生されています、経験上。
寄生バエは葉に産卵し、卵のついた葉を幼虫が食べることで寄生が成立します。
うまく卵を食べてくれるかどうか、寄生する側も効率の低い寄生方法です。
さて、この幼虫蛹になりまして。
6.21
羽化しました。
周囲の白いのはティッシュペーパーです。
経験的にアオスジアゲハが羽化の失敗率が高い。
で、足場としてティッシュをはりめぐらしてあるわけです。
外で放すところ。飛び立つ寸前。
この独特の青がいいですね。
↓もう一回、羽化直後の写真を
右上に蛹の脱け殻があります。
そこから羽化してそのまま脱け殻につかまって翅を展開して体を乾かしてくれればいいのですが、どうしても前へ歩いてしまうんですね。
で、脱け殻の頭のちょっと先に今、つかまっていますね。
この「何歩」かが危ない。
足場が悪くて滑ってしまうと、落っこちる。
すぐ気づいてあげられればいいけれど、必ず気づけるわけではなし。
で、このティッシュで足場を作ってあげる方法を考えたわけです。
以来、ほとんど失敗しなくなりました。
今回は、終齢で連れて来て、寄生の不安があったけれど、ちゃんと羽化できて、しかも失敗もしなかった。
ホッとしました。かなり幸運でした。
よかったね、よかったね、と話しかけながら空へ放してやったのでした。
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