アゲハ産卵
2013.5.21
キンカンの木のそばに立っていましたら
目の前にアゲハが飛んできて舞う。
産卵場所を探しているのでしょう、止まってくれない。
黒い矢印で指しているところが、腹を曲げて産卵しているところです。
こういうシーンを見たら、視線を固定して、このあたり、と近づき、その場所を確認してください。
産みたての卵がある確率が高いです。
案の定、この時も卵がありました。
もちろん、家にとりこんで飼育することに。
http://www.brh.co.jp/seimeishi/journal/069/research_1.html
一部引用します
アゲハチョウのメス成虫の産卵行動は、飛ぶことから始まる。主に視覚情報を頼りに葉にとまり、葉を前脚でたたく。これを「ドラミング」と呼ぶ。前脚ふ節 には化学感覚子があって、葉の表面に存在する化合物を感じ取り、その組み合わせによって植物種を識別し、適切と判断すると卵を産む。その後その場を飛び去 り、一連の作業を繰り返すのである。ナミアゲハについては、主な食草であるミカン科植物から、化合物10種が「産卵刺激物質」として同定されており、これ らを混合すると生葉と同程度に産卵行動を誘発する
ナミアゲハの味覚感覚子は、メス前脚の先端のふ節の毛のように並んでいる。味覚受容体は、味覚感覚子の中の味覚神経細胞の表面にある。
研究過程がわかる面白いサイトです。関心がおありでしたらぜひどうぞ。
卵から孵化した幼虫が食べるべき葉をきちんと確かめて産卵する。そして、幼虫の最初の食べ物は卵殻である、すごい仕組みですね。
アゲハのお母さんはすごい仕事をしているんですね。
「動物」カテゴリの記事
- タイワンキシタアツバかなぁ(2022.05.30)
- クマバチ(2022.05.30)
- ムカデ(2022.05.27)
- クモ(シロカネグモの仲間)(2022.05.27)
- クモ(ネコハエトリか)(2022.05.27)
コメント