カルガモ
★昨日のNHKのニュースで、東京の都心でのカルガモの赤ちゃん誕生を見ました。かわいかった。
NHK(5月8日 18時15分)
5年ぶり 東京都心のカルガモにひな
東京都心のオフィス街の人工池で、5年ぶりにカルガモのひなが誕生し、かわいらしい姿を見ようと大勢の人が見物に訪れています。
カルガモが誕生したのは、東京・千代田区大手町の三井物産本店ビルの前にある人工池です。
先月上旬から母鳥が池に姿を見せていましたが、7日の朝、母鳥と一緒に泳ぐ10羽のひなが確認されました。
ひなは体長10センチほどで、黄色と茶色の産毛に包まれ親鳥のあとについて泳いだり、岩の上で羽を休めたりしています。
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三井物産によりますと、この池では、30年前から、ほぼ毎年カルガモが訪れ、これまでに250羽以上のひなが誕生していますが、ひなの誕生は、平成20年の7月以来5年ぶりだということです。
カルガモの一家は、1週間から1か月程度この池で過ごしたあと50メートルほどの幅がある道路を渡り、皇居のお堀に引っ越しをするのが恒例となっています。
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ニュース画像を小さくしてモノクロで引用します。
右のヒナのところに線を引いてあります。
雛が泳いだ時に後ろに立つ波の包絡線です。
一応、水の波よりは速く泳げるようで、V字形になっていました。
でもVの開きが大きい。鈍角です。
お母さんが泳いだ時のV字形は鋭角になっていました。
このV字形の開きぐあいが、泳ぐ鳥たちの速さを示しています。
ホントに幼いヒナは、自分が立てた波を追い越せなくて、こんな感じになります。
音波でこの状態がドップラー効果というやつで、音を出しながら移動する物体の前面で振動数が高くなり、後方で低くなる、という説明用の図です。
これは、音速の壁が地上に達するとガラスが破れたりする、という説明のために描いた図ですので、家が描きこんであります。
水波の場合でも同じで、移動速度が水の波の速度を超えると、V字形になります。
波の速さをv、移動速度をVとすると、sinθ=(v/V)ですね。
Vが大きくなれば、θが小さくなります。
ですから、この尖り具合で移動速度の見当がつくわけです。
カルガモが泳いでいたら、この話を思い出して下さい。
母ガモと子ガモの泳力の違いを「目で見る」ことができます。
どうぞ。
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