クロハネシロヒゲナガ
2013.4.22
妙なものを初めて見ました。
第一印象:細い針金がびょんびょんと跳ねている。{マサカね}
続いて:脚の長いクモが、しおり糸を伝いながら空中を歩いている。
目を凝らしてしまいました。よくよく見ると、黒っぽい翅の昆虫が飛んでいるようです。触角が長くて、翅をひらひらさせるたびに、触角がびょんびょん跳ねるように見える。
なんだぁ?これ。
5,6匹いました。
触角がぶれている感じがかえって分かりやすいかも。
翅は真っ黒ではないようです。
黒い帯がありますね。
まいった、これなんだ?
と調べましたところ「クロハネシロヒゲナガ」であることが判明。
★
http://www.jpmoth.org/Adelidae/Adelinae/Nemophora_albiantennella.html
クロハネシロヒゲナガ Nemophora albiantennella Issiki, 1930
科:ヒゲナガガ科(Adelidae) 亜科和名未定(Adelinae)
属:Nemophora Hoffmannsegg, 1798
ガの専門サイトですが、記述があまりありませんでした。
★
http://www.geocities.jp/npo_konrac/book/b090501.html
かわきた第220号(2009年5月発行)掲載 川崎の自然をみつめて
不思議な飛翔をみせる蛾 ~クロハネシロヒゲナガ~
川崎での観察例ですから、川をはさんで大田区で見かけても不思議はないようですね。
★
http://sizenkan.exblog.jp/18750575/
このブログからリンクをたどると、いろいろ面白い話に出会いました。
食草については「クロハネシロヒゲナガの食草は、オオスズメノカタビラ、ネズミムギ、ホソムギなどとされているが・・・」とありまして、この近辺に、オオスズメノカタビラはあるかもしれません。
★
http://www.hokusetsu-ikimono.com/iki-h/kurohaneshirohigenaga/index.htm
大阪での観察例です。きれいな写真がいっぱい。
このサイトでは食草について「カラスノエンドウなどが食草で・・・」とありまして、混乱しています。
カラスノエンドウなら、このあたりにはやたらといっぱい生えています。
比較的レアなガであるらしい。私はごくごく「普通種」でいいんでして、あんまり珍しいのは敬遠気味。それにしてもまあ、クロハネシロヒゲナガとは、「そのまんま」の名前ですねぇ。
{個人的にはチャバネクロオビシロヒゲナガビョンビョンガの方がもっといいような気もしますけど。}
★変なもの見たぞ、と妻には話しておきましたが。
翌日、たまたま二人で線路際の花の様子など見ていて、まだいるかな、と見れば「いたっ」。
妻を引っ張ってきて、見てくれ、これ、これが昨日話したやつ。と二人で騒いだのでありました。
その後はもう見かけていません。極々短い間しか出現しないようです。
しっかしまぁ、不思議なガを見ちゃったなぁ。
感動の4月なのでした。
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