竜巻 開口部できると被害拡大
★このニュース↓の内容はそれでいいのですが、少しだけ、あれ?という気分。
竜巻 開口部できると被害拡大(NHK 5月6日 18時53分)
1年前の5月6日、茨城県と栃木県、それに福島県で竜巻が相次いで発生し、1人が死亡、52人がけがをしたほか、合わせて2000棟を超える建物が被災しました。建物の多くで、屋根が吹き飛ばされる被害が出ましたが、窓などから建物の中に風が吹き込むと屋根にかかる力が2倍になり、被害が拡大することが専門家の分析で分かりました。
去年5月6日に発生した竜巻で、茨城県つくば市などで被災した建物の多くは、屋根が吹き飛ばされることで大きな被害が出ていました。
独立行政法人の建築研究所は、竜巻による風で屋根にかかる力を調べるため、人工的に小さな竜巻を起こす装置と建物の350分の1の模型を使って実験しました。
竜巻が近づくと、建物の屋根には吸い上げられるような上向きの力がかかります。
実験と計算の結果、窓や扉などが開いていない、「開口部」のない建物の場合、つくば市を襲った竜巻に匹敵する風が吹くと、屋根にかかる上向きの力は実際の建物に換算して1平方メートル当たり最大632キロでした。
これに対し、「開口部」がある建物では、上向きの力の大きさが2倍の最大1264キロに達することが分かりました。
建築研究所によりますと、窓ガラスが割れたり、扉が開いたりして建物に「開口部」ができると、風が吹き込んで内側から屋根を押し上げる力が働き、破壊力が増すということです。
建築研究所の主任研究員は「竜巻が近づいた場合には、頑丈な建物に避難することが大切だが、窓ガラスが割れて風が吹き込んだり、けがをしたりするのを防ぐため、雨戸やシャッターなどを取り付けておくことが有効だ」と話しています。
だって
私などは、台風の時に、窓などを破られて、風が吹きこんだら、屋根が持ち上げられて吹き飛ばされるぞ、と幼い頃から聞いて育ちましたよ。
沖縄などで、台風に備えて窓に板を打ち付けたりするのはそのためでしょ。
窓を破られたら屋根まで飛ばされる。風圧でも、物が飛んできても、窓が破られないようにするんですよね。
1948年生まれの私が6歳の9月、洞爺丸台風がきました。
理科年表によると
洞爺丸台風:1954.9.25~27:死者1361、行方不明者400
だったそうです。この年の台風15号だったそうです。
青函連絡船洞爺丸が沈みました。
この時、私たちは東京で借間生活。2階の八畳間に一家4人で生活していました。
父は仕事に行っていて、母と兄と私、三人で激しい風雨に緊張していたのですが。
突然、天井近くの壁面、三尺四方が吹き破られました。
風や雨が吹き込んで来て、ああダメだ、話に聞くように屋根が飛んでいってしまうかもしれない、と幼心に恐怖を覚えました。
母と兄が協力して、リンゴ箱か何かの板を釘で打ち付けて応急的にふさいで、何とかしのぐことができたのでした。(当時はベニヤ板(合板)というものはなかったです。あったとしても、接着剤が粗悪で、とても雨に濡れて耐えられるような代物ではなかったと、あいまいに覚えています。)
というわけで、台風(強風)の時には、雨戸を閉めるのは常識、だと思っていました。
さらに当然、室内側ではカーテンを引く。もし、大きなものが飛んできて、雨戸が叩かれてたわんで、窓が破られても、ガラス片が室内に飛散しないように、ということですね。
そういうことって、防災基礎知識じゃないでしょうか。
今回のニュースの話は、竜巻ですし、数値的な検証結果ですが、台風だって全く同じことですね。
サッシが発達して、雨戸とかない部屋も多くなったのかなぁ。
是非、雨戸は設置して下さい。
じいさんとして、若い方に助言します。
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