モンシロチョウ
2013.4.9
一目4個、の卵。{向こうの方の葉のぼんやり丸いのも卵なんです}
おねえちゃんだか、おにいちゃんだか。
こんな状態も。
今年はコマツナがにぎやかです。
飼育、はしていませんが、毎日見てます。
★「身近な虫たちの華麗な生き方」 稲垣栄洋 著、小堀文彦 画、ちくま文庫
この本を読んでいましたら、「モンシロチョウ」の項目で
モンシロチョウは、白い羽に黒い紋がついている。黒い紋があるのに、どうして「紋白蝶」と呼ばれるのだろう。
もともとモンシロチョウは、黒い紋のある白いチョウなので「紋黒白蝶」と呼ばれていた。・・・略して紋白蝶と呼ばれるようになったのである。・・・紋のある白い蝶という意味なのである。
子どもの頃から虫好きだった私としては、逆に戸惑いを覚えました。
そうか、そういう発想もあったんだな。
さらに読み進むと
美しい鱗粉は、じつは、さなぎのときに排出できない老廃物を再利用して作られたものだ。モンキチョウのように、チョウの中には黄色い色をした羽のチョウが多いのは、老廃物の中の尿酸によるものなのである。そういえば、モンシロチョウの羽の色も、完全な白ではなく、羽の裏側は少し黄色みがかっている。
これは初耳でした。尿酸はたんぱく質の代謝産物です。蛹でいる間は自由に排泄できないですものね。
この本、挿画がすごい。それだけでも価値があります。
★「私の植物散歩」 木村陽二郎 著、ちくま学芸文庫
{木村先生、とお呼びする立場にあります、わたくし。木村先生のご指導でラテン語の文献を読みました。いや、鍛えられましたっけ。}
この本を読んでいましたら、「菜の花」という章で。あれ?
アブラナは栽培の歴史が古く、油よりも野菜としての変種・品種が多い。東京ではコマツナが代表だが、産地が小松川付近なので名づけられた。早いうちに摘んだのはツマミナという。チスジナは細い葉が千本もあるといわれ、またの名はミズナで、京都に多いため、関東では京菜とよぶ。
物不識というものはつくづく恐ろしいものです。反省。
ウィキペディアのコマツナを検索したら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%8A
コマツナ(小松菜、学名Brassica rapa var. perviridis)はアブラナ科の野菜。別名、冬菜(フユナ)、鶯菜(ウグイスナ)、餅菜(モチナ)。
・・・
ツケナ類(野沢菜、チンゲンサイなど、アブラナ科の非結球葉菜の総称)の一種で、江戸時代初期に現在の東京都江戸川区小松川付近で、ククタチナ(茎立ち)を品種改良して栽培され始めたといわれる。将軍綱吉の鷹狩りの際に献上され、そのときに地名から小松菜の名がつけられた、といわれる。
虫好きとしてはモンシロチョウの食草、でいいですね。この際。
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