ユキノシタ
2013.4.10
ユキノシタのつぼみに気づいたのがこの日。
4.16
咲き始めたのは六日後。
花に先立ち、地表面に多数の匍匐茎を出し、その先端に新しい個体を形成する。もっぱら繁殖はこの栄養生殖に頼っているようで、果実が形成されたのは見たことがない。このような繁殖形式は岩場などの生育地に適している。
和名のユキノシタは白い花を雪が降るのに見立て、その下に緑の葉がある様子を意味しているという説があり、そうであれば風流な名前である(雪の下でも緑葉を維持しているとの意味でも良いような気もします)。葉は火傷などに貼り付けたり、絞り汁を熱冷ましに利用するなどの民間薬として利用される他、葉を天ぷらにして食べるなどする。裏の赤い葉は浸透圧の実験に使われる。
ランナーを出しての栄養生殖というと、このユキノシタとイチゴが高校生物では必ず出てくるのです。また、浸透圧の実験にも使える。
で、高校の理科室前あたりでよく栽培されますが。
御多分にもれず、このユキノシタは、私の最後の勤務校から頂いてきた記念品です。
門柱の陰で日当たりは悪いですが、かなり茂ってくれています。よかった、よかった。
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