密蔵院の前で
2013.3.26
密蔵院前、六郷用水跡の水路の向こう。
高さ30cmくらいに刈りこんである植え込みの細かい緑の葉からハナニラの花が顔を出していました。
本来のハナニラの花よりずっと高く伸びています。
おそらく種が植え込みの中に落ちて、発芽し、成長して開花しようとしたのですが、植え込みに遮られた。
で、とにかくオープンなところまで、一生懸命に伸びて伸びて、広い空間に顔を出して咲いた。
そうでないと、授粉者に来てもらえないのではないかな。懸命なんですよ、生きて命をつなぐために。ということで、これは一種のど根性ハナニラなのです。
光を求めて、というよりはオープンな空間に達するまで、という形ではなかったでしょうか。
そう思います。
石垣の石のすき間に落ちた種から。
このほうがむしろ植物体としては楽なのではないでしょうか。
石のすき間に根を張って体さえ支えれば、余分な成長は必要ない。
通常の草丈で開花しています。
境内と道路をつなぐ斜面の脇。
巨大なホトケノザなのです。
草丈30cmくらいあるかな。茎も太い。
さすがにお寺の門前で毎日お経を聞いていると「仏の座」も大きくなるんだねぇ。
仏様がいっぱい乗ってるんじゃないか?
と、妻と二人で笑いました。
門前のホトケノザ、経を聞いて育つ。
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