桜坂
2013.4.1
モンパルがあると桜坂をのぼる気になります。
この交差点の名前が「桜坂」
ここから坂の上の「桜坂上」までが桜並木です。
距離はそう長くありません。
赤い橋は「桜橋」。
この時はもう大分散りかかっていました。
でもあまり路面に積もったという感じはありませんでした。
30年近く前には、激しい桜吹雪が舞って、足元はふかふか絨毯のようでしたが。
赤い欄干を画面の下に入れて坂の上の方を見ています。
今年の桜坂は、ここまで。間もなく終わるようでした。
桜橋とはまったく無関係ですが
★「赤い橋」というと浅川マキさんを思い出してしまう私です。
「渡った人は 帰らない」と。
この世と向こうの世の境を一歩またいだような人でしたね。
あるいは、正気と狂気をまたぐ人、というのか。
こういう暗い歌好きだなぁ。
井上陽水とか、一青窈さんとかも、「正」と「狂」の境目をまたいでしまうような気がする。
一青さんなんか、ちゃんとつなぎとめておかないと、どこへ漂い出していってしまうか、不安になります。
陽水さんの「桜三月散歩道」は1973年。作詞は漫画家の長谷邦夫さんですよ。
マキさんの「赤い橋」は1971年です。なんと作詞は北山修さんです。あのフォーク・クルセイダーズの。
私、1972年に結婚したんですね。
なんかこう、時代を感じちゃうなぁ。
浅川マキさんから、連想が寺山修司に飛びまして。
世田谷の下馬というところに住んでいたことがあるのですが、ほんの「ご近所」といえるところに、寺山修司さんが住んでたんだよなぁ。東横線の最終電車で帰ってきて、天井桟敷の前を通ると、何となくここですごいことが起こってんじゃないか、なんて思いながら通ったものです。
いやはや、じいさんの古い思い出話でした。
明るい歌より暗い歌が好き。これは今も同じです。
湿っぽい歌・キライ、乾燥した歌・スキ。
« 風流なカメ | トップページ | 密蔵院前の八重桜 »
「植物」カテゴリの記事
「人事」カテゴリの記事
- クリスマスの足袋(2022.12.25)
- 日食月食(2022.11.21)
- 朝日川柳欄から(2022.11.21)
- 北前船(2022.10.25)
- 人は生きることがその人の最大の役割(2022.10.24)
« 風流なカメ | トップページ | 密蔵院前の八重桜 »
コメント