ヒサカキ
2013.3.13
ふと足元を見ると、ヒサカキの花が咲き始めていました。
ほんのり赤いですよね。
開花するとほぼ白い花になります。
少し透明感のある、蝋細工のような雰囲気の花。
葉陰で咲いていますので、指でちょっと持ち上げてみました。
いっぱい並んでいますね。
開いて間もないと赤みを帯びています。
目立たない花なのですが、「特別な香り」があって、知っていると、あ サカキの仲間の花が咲いた、ということが分かります。ホンサカキもヒサカキも、ハマヒサカキも類似の香りです。
庭のヒサカキは、背が低くて小さな木ですが、花に気づいてみれば、そうか香りが漂っているなぁ、とはっきりわかります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%B5%E3%82%AB%E3%82%AD
花期は3~4月、枝の下側に短くぶら下がるように多数咲く。花は白っぽいクリーム色で壺状で、強い芳香を放つ。この芳香は一般的な花の匂いとは大きく異なり、都市ガスやたくあんに似た独特の匂いである。関西のテレビ番組「探偵!ナイトスクープ(2009年5月15日放送分)」によると、「インスタントの塩ラーメンの粉末スープのにおいに似ている」とのこと。
目立たない花を咲かせるが、花には独特の香(臭気?)があるので早春の山を歩くと開花がすぐにわかる。春の訪れを感じさせる香りである。
[広辞苑第五版]
ひ‐さかき【柃】ツバキ科の常緑小高木。照葉樹林中に多い。高さ3メートル。葉は革質、楕円形、細鋸歯がある。春、黄緑色の小花を密生、異臭あり。球形紫黒色の液果を結ぶ。サカキの代りに枝葉を神前に捧げる。また、焼いて灰汁アクの灰とする。材は堅く、細工・建築材。いちさかき。ひさぎ。野茶。
実際の香りを嗅いで、ご自身で「形容」を試みてください。
結局のところ「特異臭」となるかもしれません。
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