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2013年3月

2013年3月29日 (金)

マイワシがたるんでいる

★こんな記事がありました

水族館イワシに迫る危機 「緊張感を」マグロ軍団投入へ(デジタル朝日 2013年3月26日21時43分)
 最近、名古屋港水族館(名古屋市港区)のマイワシがたるんでいるらしい。渦状になってえさを食べる「マイワシのトルネード」が売りの黒潮水槽なのに、群れから離れ、はぐれてしまう。穏やかな環境に慣れたマイワシに活を入れるため、28日に天敵のクロマグロ15匹を投入する
 ・・・
 黒潮が流れる海は沖合で、マイワシが隠れられる岩陰などがない。そのため群れをつくって大きな魚から身を守る。水槽でも群れで泳いでいたが、最近、隅の方を1匹で泳ぐマイワシがいることがわかった。
 なぜ緊張感のないマイワシが現れたのか。担当者は「『どうせ自分たちは食べられない』と気づき、油断しているのではないか」と話す。
 自然環境に近づけた展示をめざすものの、マイワシが次々食べられてしまっては困る。そのため、捕食する大きな魚には多めにえさを与え、マイワシを追う必要がない満腹状態にしてきた。それが、一部を「増長」させた可能性がある。小串さんは「怖いマグロの存在で、『食べられるかも』という緊張感を持って群れを作ってほしい」と話す。

笑ってしまった。
イワシが「たるんでいる」んですって。
もっと緊張感を持ってほしいんですって。う~むぅ。

★別の解釈:俺は「集団は嫌いだ」「サイの角のごとく独り行く」のだ。と決意して、「一匹鰯(オオカミ)」になって、修行の道に出た「出家」かもしれない。きっとそのうち悟りを開きます。

★後日談

天敵投入、イワシ身が締まる 名古屋港水族館(2013年3月29日)
 3万5千匹のマイワシが泳ぐ名古屋港水族館(名古屋市港区)の黒潮水槽に28日、天敵のクロマグロ11匹が投入された。群れをつくって身を守る習性のはずが、群れから離れるマイワシが出始めたためだ。水槽内に緊張が走った。
 クロマグロが水槽に放された後も、マイワシは平然と泳いでいるように見えたが、担当の小串輝さん(46)は「いつもより緊張していますね」。ふだんは水槽の隅で、きれいな円錐(えんすい)形の固まりになって泳ぐのに、この日は水槽中央の底で渦巻き状に乱れていた。泳ぐスピードも速くなったという。

身の締まった鰯はきっとおいしいぞ。
昔、家族で水族館へ行くと、おいしそうだおいしそうだ、と父親の私がつぶやくのが子らには面白かったらしいです。

鰯の背骨を指で抜く。(簡単に抜けます)
小骨も一緒に包丁で叩く。
すり鉢でゴリゴリすりつぶす。
卵を適当な数、味噌適量、片栗粉少なめの適量を入れて全部すって滑らかにする。
昆布を水から煮てだしをとっておいて、沸騰させておき
擦り身をシャモジにとって菜箸で「摘み入れる」
できれば保温調理でゆっくり冷ます。

うまいっすよ。
私の母が私に仕込んだ手料理。
「男の力で擦ると滑らかになっていいのよね」とか、うまいことおだてられていろいろ料理の力仕事を仕込まれたのでした。
摘んで入れるから「つみいれ」です。絶対「つみれ」じゃありません。
見てくれは悪いけど、味は最高。
うまいものを食べたかったら、てまひまかけなくっちゃね、と子らにも擦らせて、作ったものです。

光線のような光

★NHKのニュースを見ていたら、妙な表現を聞いてしまいました。
NHKのサイトから引用します。

ヨルダン戦で選手に光線 連盟に抗議文(3月27日 17時58分)
サッカー、ワールドカップアジア最終予選の日本対ヨルダンの試合で、日本の選手の顔などに緑色の光線のような光を当てられた問題で、日本サッカー協会はアジアサッカー連盟に抗議文を提出しました。・・・

「緑色の光線のような光」という表現が2回あるんです。
「緑色のレーザー光線のような光」と言いたかったのだろうと推測しますけど。
原稿を校閲する人はいないのかな、少し年寄りぎみの人で。うるさ型の。私みたいな。
「光線のような光」なんてなんだかなぁ。

広辞苑第五版
こう‐せん【光線】クワウ :①ひかり。光のさすすじ。

・朝日では
「レーザー光線のような光が照射された」
「緑色の光線が何度もあてられた」
「レーザー光線のような緑色の光が複数回当てられた」

・毎日では
「レーザーポインターによる光線の照射を受けた問題」

・読売では
「レーザー光線を当てられる妨害を受けた」

・スポニチでは
「レーザーポインターによる光線の照射を受けた問題」

▲ちょっと、NHKは恥ずかしかったですね。

★昔、物理でレーザー光線を利用して、音叉の振動を黒板に投影し、正弦波であることを見る装置を自作して、生徒に見せていた時に、うっかり、レーザー光線が私の目を横切るという「事故」をやってしまいましてね。私の眼の網膜には、細い線で波状のやけどが残っているようですよ。
出力の大きなレーザー光は危険です。

軍事用の武器として、大出力レーザーを戦闘機に積み、相手の戦闘機のパイロットに照射して、パイロットを瞬間的に失明させて、墜落させる、という武器を開発しようという話がありました。その後どうなったかは知りません。(撃ち落とすのではないから、人道的だ、とかヘンチキリンな理屈をこねていたように覚えてますが)

音楽や演劇の舞台で、レーザー光を使って、出演者の背景に絵などを描く演出がありますが、万一レーザー光のコントロールを失って人の顔に当たったら大変なことになるのにな、と心配もしています。

シャクトリムシ

0315_3syakutorimusi 2013.3.15
木の幹についていたシャクトリムシ(シャクガの幼虫)。
種を調べる気は起きません。
いいさ、大きくなりな。
今は、虫がいた!というだけで嬉しい時期です。
ほくほく。

ナズナ(ペンペングサ)

0315_2nazuna 2013.3.15
まだ実がなっていないのですが、多分間違いないと思います。
花の時から子房が「板状」なんです、ナズナは。
で、花が終わるとその板状の子房が、三角の「三味線の撥」のようになります。

どういうわけか、妻はこのペンペングサが大好きでして。
この辺りの草を少しむしったらしくって、ダメにしてしまったか、と不安がっていましたが、咲いたよ、といったら大喜びしていました。
ペンペングサが生えるような庭が、ペンペングサも生えないような庭にならなくって、よかったなぁ。

サクラ:2

0321_3sakura1 2013.3.21
1週間後。おお咲いてる。
ピンクの花の木と、濃い赤の花の木が並んでいました。
2本あることすら認識していなくて申し訳なかった。
0321_3sakura2
きれいな八重のサクラ。
0321_3sakura3
この濃い色はすごい。サクラの色としては珍しくないですか。

写真を撮っていたら、ここのお世話をしていらっしゃる年配の女性がちょうどみえられて、立ち話をしました。
濃い色のサクラは薄い色のサクラの「子」なのよ
とおっしゃいます。
そうなのかとびっくりしました。
お友達に枝をさし上げて、接ぎ木で育てたら、毎年花の色が変化する、っていってましたよ。
とのこと。
そういうことってあるんですねぇ。
いや本当にびっくりしました。
見比べれば、花の形は同じなんですね。色が異なっている。
色素を作る遺伝子の活動が違ったのでしょうか。不思議ですねぇ。
親子で並んで花を咲かせている姿を見ることができました。不思議な「仕合せ」に恵まれました。

0321_3sakura4
もう一回。青空を背景に。


サクラ:1

0314_16sakura3 2013.3.14
大田区内の中学校の前。
早咲きの桜です。

0314_16sakura4
こちらは八重桜の背の低い老木。もうすぐだよ。
0314_16sakura5
ほら、みんな少し口を開きかかっています。

モンシロチョウの卵

0314_15tamago 2013.3.14
卵です。
こんな小さなものに、縦の溝の入った模様がある。
どうやってこの溝をつけながら散乱するのか、不思議です。

0323_1monsiro1 2013.3.23
孵化していました。
どうにも鮮明に撮れなくてスミマセン。
上が頭です。
卵の殻を食べてないようですが、すでに茎の表面を食べたのではないでしょうか。削れていますから。
透明な体の中に、緑色の部分がある。食べた茎が消化管を通っているところだと思います。
0323_1monsiro2
こちらは卵の殻を半分くらい食べたようです。
0323_1monsiro3
下は孵化したばかり。上はこれから孵化するところ。
孵化が近づくと、卵の色が黄色みを帯びて濃くなります。

どうも、うまくピントが合いませんでお恥ずかしい写真をお目にかけました。
自力で育って下さい。がんばれよ。


ツバキ

0314_13tubaki1 2013.3.14
雨の滴がオシベを濡らしていました。
0314_13tubaki2
足元を見ると落ちたばかりと思われる花。
これが嫌われる原因でもあるんですね。
首が落ちる、と。
元々は魔除けの力を持つとされた木だったと思いますけれど。

この落ちた花の真上を見ると
0314_13tubaki3
おそらくこれが対応していると思います。ここから落ちた花でしょう。
花が落ちたとは言っても、落ちたのは花弁とオシベです。
メシベとその根元の子房は萼に包まれてしっかり残っています。
敢えていえば、これが花の本体です。
花を愛でるならこの姿こそ愛でてあげてください。
0314_13tubaki4
落ちた花を手にとって、ちょっと指先で開いてみました。
オシベの根元と花弁とが強く接着しています。
スイセンを接写したときに、オシベが副花冠から発しているようでした。
オシベ・メシベ共に生殖細胞を持つわけですが、別々の発生過程から成熟するのでしょう。
それぞれが、それぞれの生き方を全うしてこそ、命は続いていくのです。
落ちたオシベも、残ったメシベも、両方とも愛でてあげたいものです。
拾ったのは道路でですが、塀越しに庭の中の土の上にいれてやりました。
土に還してあげたいから。

そうさ 花が散るのは 種を結ぶため
あしたっていう花 また咲かせるため
物語はつづいてる
終わりは次の君(日々)のはじまりだ
{フックブックロー「物語はつづいてる」より}

★ヒトの受精卵の早い時期に、将来、胎児として長い年月を生きることになる細胞群と、胎盤になって胎児を育て、出産とともに役割を終える細胞群とに、役割が分かれていくんですよ。どちらも、全く同じ遺伝情報を持った細胞たちですから、双子の兄弟のようなものなのですが。
胎盤がなければ胎児は育つことができない。
そんなことも、ふと頭をよぎります。

2013年3月28日 (木)

ホトケノザ

0314_12hotokenoza 2013.3.14
女の子が踊っている、と、擬人化できませんか?
目がかわいい。
かぶり物をかぶっている。
スカート。
両手を開いて踊ります。

自分で撮った写真ですが、眺めていて、もう、ほんのわずかだけアングルが低い方がいいような気がしました。
0315_4hotokenoza 3.15
大差ないなぁ。

存分に擬人化してお楽しみください。

スノードロップ←(間違いでした) スノーフレーク

★コメントでご指摘いただいた通り、写真の植物はスノーフレークです。
訂正します。謝。

0314_11snowdrop12013.3.14
スノーフレークが咲き始めました。
スノードロップが咲き始めました。
保育園児が散歩にやって来た時に、「おはなだぁ」といって走って行きましたよ。
中には、歩けるのに、膝と手で完璧な「ハイハイ・スタイル」になって路面を走って行く子もいました。2階から見ていて思わずニコニコしてしまった。
妻曰く「散歩に来て騒いで帰ると、お昼寝タイムがぐっすり静かになるのよ」
ナルホドねぇ、そこまでは読んでいなかった。適度な距離で、自動車の心配もない行き止まりで、花だアリだダンゴムシだと騒いで帰ることには、そういう意味があったのか。その保育園からは多摩川の土手のほうが近いはずですが、土手に園児を放したらころころ土手を転げ落ちてしまうものなぁ、注意が大変だ。我が家の前は、保育園の「別庭」みたいなものですね。安全に遊んで、適度に疲れて帰れる場所です。

今年はスイセンのつぼみをじっくり見ることができたので、何となくスノードロップスノーフレークではどうなっているのかな、と見回してみました。
0314_11snowdrop2
つぼみ
0314_11snowdrop3
顔が出てきましたよ
0314_11snowdrop4
「おくるみ」ですね
0314_11snowdrop5
で、ぐんと伸び出してきて、咲くんですね。
時間の経過を追うことができました。

★コメントにあるのは、「筑波実験植物園」のサイトで、その中の「植物図鑑」に写真と解説があります。
http://www.tbg.kahaku.go.jp/recommend/illustrated/result.php?p=1&mode=easy&keyword=%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%97&order=staff&name=%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%97
スノードロップ

http://www.tbg.kahaku.go.jp/recommend/illustrated/result.php?p=1&mode=easy&keyword=%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AF&order=staff&name=%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AF
スノーフレーク

私がいつも利用している「季節の花300」にもありました。
http://www.hana300.com/suzusu.html
鈴蘭水仙 (すずらんずいせん)
(スノーフレーク)

http://www.hana300.com/sunodo.html
スノードロップ
(待雪草(まつゆきそう)、雪の花(ゆきのはな)、ガランサス)

是非ご覧ください。

カエデ

0314_10kaede1 2013.3.14
わぁ、わぁ、と呟いて下さい。
カエデの葉芽が開き始めました。
0314_10kaede2
外側の赤いのが開いて、新緑が弾け出る。
取り合わせがすごいですね。
0314_10kaede3
弾ける寸前
0314_10kaede4
いかにも内部の圧力が高まっているという感じが伝わってきますね。
音がしそうです。かわいい「ポン」が聞こえそう。

スイセン

0314_9kisuisen 2013.3.14
これ、いわゆる黄水仙ですよね。
我が家のスイセンは花弁が白で副花冠が黄色。
0321_3sakura5 3.21
で、こういうスイセンを見つけてしまいました。
副花冠がほぼ白いのです。薄~く黄色がかってはいますが。

もうダメ。名前が分かりません。いろいろあるんだなぁ、とため息をつくばかりです。


ミツバツツジ→出雲ツツジ

0314_8mitubatutuji1 2013.3.14
花の後。
このツツジは「3」を基本にしていますね。
0314_8mitubatutuji2
葉も3枚セット。

0323_7mitubatutuji 3.23
開くとこうなるわけです。
で、素人目にもなんだか元気がない、という感じはしていましたが
0326_14izumotutuji 3.26
この場所の植物を管理している植木屋さんが、軽トラックでこの木を運んできて、ミツバツツじと植え替えていました。
なんというツツジですか?と伺ったところ
「出雲ツツジ」というのだそうです。
ミツバツツジが元気がなくなってしまったので植え替えだそうです。
この場所は日当たりが十分とは言えませんものねぇ、と立ち話をしてきました。
できれば、長く元気で成長してほしいですね。

ボケ

0314_7boke1 2013.3.14
我が家の白いボケ。
0314_7boke2
つぼみの時は数が少ないなぁ、と思っていましたが、咲き始めたらどこにつぼみがあったのか、という感じでいっぱい咲いています。
私は白い清楚な花で好きなのですが、妻はもっと赤やオレンジ系の花も欲しいらしい。
そういう花を咲かせる場所を知っていて、挿木をする気で用意しています。
そのうちすごいことになるんだろうなぁ。と期待しています。

ヒサカキ

0314_6hisakaki 2013.3.14
花の中が濡れているように見えます。
コマツナが雨滴を抱えていたのですから、雨でぬれているのでしょう。
とは思いつつ、蜜かな、とも。
独特の香りのせいでしょうか、ハナアブを見かけます。
昆虫、ハエ目昆虫を誘引する香りなのかな、とは考えすぎでしょうね、きっと。

とっっっっっっても小さい

★朝日新聞の土曜版beのパズルコーナー。3月23日のクロスワードです。

■タテのカギ
(28)とっっっっっっても小さい。

答は「ミクロ」なんですが・・・

カギの書き方が気になって。
「とっても」でもなく「と~~~っても」でもない。
どう書いてもよさそうな気もするのですけど。
「っ」が6個あるんですね。
ひょっとして、出題者は

 「ミクロ」=「マイクロ」=「μ」=10^(-6)

ってことを意識して書いたんじゃないか、と想像するんですね。

タテのカギの(26)が
(26)億<兆<京<――
で、答は、「ガイ」(垓)
というのもあって、大小の数につて何か出題を考えていて、思いついて出題の中に「ジョーク」をさりげなく書きこんだんじゃないかなぁ。
うがちすぎだろうか。

ナノという言葉が流行ります。
ナノは 10^(-9) ですから、
「とっっっっっっっっっても小さい」数ですねぇ。

2013年3月27日 (水)

桜桃

0314_5outou 2013.3.14
先ほどの雨滴の写真に、サクラ・南殿のつぼみが写っていましたが、桜桃・暖地の花は終わりです。
代わって葉が展開し始めています。
花が終わり、花弁は落ち、やがて雄蕊も落ち、子房を包んでいた薄い皮を脱ぎ、実の熟成へ。
葉は光合成をして、栄養をいっぱい作らなければ。
どんどん栄養送るぞーと準備中。ジャスト・タイミング。
植物ってかなり激しい活動をしているんですよ。決して静かに動かないものではない。
激しく変化していく。
生きているということは変化していくことですからね。
(この表現、リトル・チャロの影響受けてます。同じ、ではないけれど。)

そして、人もまた。

コマツナ

0314_2uteki1 2013.3.14
朝のアラレ混じりの雨はすぐにやみました。
昼の散歩に出たら、コマツナの葉に露が。
メインの茎から葉に抱かれて脇の茎が出てその先に花が咲く、ということを先日お話しました。
その、脇の茎を抱いている葉に雨の滴がたまっていました。
フラッシュの光が輝いています。
0314_2uteki2
上から見ると、どの葉も雨滴をためています。
右の方の茶色いのは南殿のつぼみ。
このコマツナ、実は南殿の鉢に同居しているんですね、抜いちゃわないところが我が家らしい。
0314_2uteki3
水滴を凸面鏡として、空が写っています。我が家の庭からの空を知っている私としては、ナルホドちゃんと木も写りこんでいるな、と分かるのでした。

アラレ

0314_1arare1 2013.3.14
強風の翌日はアラレです。
朝、車を出す用事があって、帰ってきたら、車の屋根で音がする。雨じゃない。
見れば小さな氷粒が降ってきて、屋根で弾んでいました。
フロントウインドウでは、雪の結晶っぽい拭きあとがつくので、雪か?アラレか?とは思っていましたが。
0314_1arare2
短時間でしたが珍しかったのでコンデジで写しておきました。

広辞苑第五版
あられ【霰】
①雪の結晶に過冷却状態の水滴が付着して凍コオり、白色不透明の氷の小塊になって地上に降るもの。古くは雹ヒヨウをも含めていう。雪あられ。氷あられ。<季語:冬> 。
また不自由な季語ですね。3月の立春後に降ることだってあるんです。っ。

みぞれ【霙】
①雪がとけかけて雨まじりに降るもの。氷雨。<季語:冬> 。

雹(ひょう)は夏の季語なんだよなぁ。

いつ降ったっていいじゃん!

アカカタバミ

0313_10akakatabami 2013.3.13
まだあまり目立ってはいませんが、ところどころで、黄色い小さな花を見かけます。
カタバミやアカカタバミの花です。
写真はアカカタバミ。
葉が赤くて黄色い花はアカカタバミ。
葉が緑で花が黄色いのはカタバミ。
葉が緑で花が赤いのはムラサキカタバミかイモカタバミ。
少しややこしいですが、よく見かける素敵な花たちですので、見分けてあげて下さい。

ネコハグモ

0313_7nekohagumo1 2013.3.13
この日はひどい風で、南風で、土埃というのか砂埃というのか、すごかったのですが・・・
勝手口のドアの外側、ほぼ南向きのドアです。
なんだか妙なものがある。
クモの巣ですね。
位置関係からして、ネコハグモでしょう。植物の葉をくぼませて巣を作りますが、人工物のくぼみにもよくいます。
なんとか頑張って、下から覗いてみると
0313_7nekohagumo2
いましたねぇ、写真右上にネコハグモの姿が見えます。これ以上がんばると腰痛だ、と腰を伸ばしました。
獲物の小昆虫もずいぶんかかっていますね。

ところで、これ、クモの巣なのに、どうしてこんなにはっきり見えるんでしょう?
実は、南風に乗って吹きつけてくる土ぼこりが粘性のあるクモの糸にくっついてしまったのですね。で、可視化されてしまった。
0313_7nekohagumo3
もう一回。上の部分まで写った写真を。
放射状の縦糸があって、ジグザグと、かなりランダムな横糸が張ってあるようです。
こういう網を張っていたのか、と初めて知りました。
土ぼこりのおかげで可視化されたおかげです。
よく、ジョロウグモの巣とかに、霧吹きで小水滴を吹きかけて可視化した写真は見ますが、土ぼこりでの可視化、というのは珍しいなぁ。

立場を変えて、ネコハグモの側からすると、家の中が埃だらけになってしまったじゃないか、うっとうしい、埃のせいで糸の粘り気がなくなってしまった。やってらんないわ。
ですよねぇ。
雑巾がけするわけにもいかないし。
案の定、翌日にはこの場所からクモは消えていました。
どこか埃っぽくないすっきり場所で新たな巣を張っていることでしょう。
何となく同情してしまって、可笑しかったです。

★昔、世田谷区に住んでいたころに、1kmあるかなしかのところに、世田谷公園という大きな公園がありました。子らが幼い頃はよく思いっきり走りまわれる場所として行ったものです。
今どうなっているかは知らないのですが、当時は、公園の大部分がむき出しの地面でした。
春一番とか、春の嵐などが来ると、公園の土ぼこりが舞いあがって、公園の近く一帯を襲ってきましたっけ。当時住んでいた借家は、今のようなサッシの窓ではなかったので、いくら窓を閉めていても、家中土ぼこりだらけになったものです。で、家中雑巾がけせざるを得なかった。雑巾を洗ったバケツの水は泥水になったものです。

今年は、3月1日に春一番、10日に煙霧、13日は風塵、など荒れた3月でした。
妻と二人で、近くに昔の世田谷公園が引っ越してきたみたいだな、と笑いあいました。

ネコハグモの「困惑」を想像してしまいます。

ヒサカキ

0313_6hisakaki1 2013.3.13
ふと足元を見ると、ヒサカキの花が咲き始めていました。
ほんのり赤いですよね。
0313_6hisakaki2
開花するとほぼ白い花になります。
少し透明感のある、蝋細工のような雰囲気の花。
0313_6hisakaki3
葉陰で咲いていますので、指でちょっと持ち上げてみました。
いっぱい並んでいますね。
開いて間もないと赤みを帯びています。
目立たない花なのですが、「特別な香り」があって、知っていると、あ サカキの仲間の花が咲いた、ということが分かります。ホンサカキもヒサカキも、ハマヒサカキも類似の香りです。
庭のヒサカキは、背が低くて小さな木ですが、花に気づいてみれば、そうか香りが漂っているなぁ、とはっきりわかります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%B5%E3%82%AB%E3%82%AD

花期は3~4月、枝の下側に短くぶら下がるように多数咲く。花は白っぽいクリーム色で壺状で、強い芳香を放つ。この芳香は一般的な花の匂いとは大きく異なり、都市ガスやたくあんに似た独特の匂いである。関西のテレビ番組「探偵!ナイトスクープ(2009年5月15日放送分)」によると、「インスタントの塩ラーメンの粉末スープのにおいに似ている」とのこと。

http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/theaceae/hisakaki/hisakaki3.htm

目立たない花を咲かせるが、花には独特の香(臭気?)があるので早春の山を歩くと開花がすぐにわかる。春の訪れを感じさせる香りである。

[広辞苑第五版]

ひ‐さかき【柃】ツバキ科の常緑小高木。照葉樹林中に多い。高さ3メートル。葉は革質、楕円形、細鋸歯がある。春、黄緑色の小花を密生、異臭あり。球形紫黒色の液果を結ぶ。サカキの代りに枝葉を神前に捧げる。また、焼いて灰汁アクの灰とする。材は堅く、細工・建築材。いちさかき。ひさぎ。野茶。

実際の香りを嗅いで、ご自身で「形容」を試みてください。
結局のところ「特異臭」となるかもしれません。

0313_6hisakaki4
もう一回、つぼみを。
桃の実みたいですね。ものすごく小さいけど。
奉納してくれた鳥さんに感謝、です。

モンシロチョウ

0313_2monsiro1 2013.3.13
昼の散歩。玄関ドアを開けたとたん、わあわぁ、なんですよ。
カメラのスイッチもまだOFFで出てきてしまって、焦った。
コマツナの歯の間をモンシロチョウが舞う。
風の強い日でしたが、パワフルですね。ひらひらと一瞬もとどまることなく、葉の間へ入っては出てきて舞い、また入って行く。
0313_2monsiro2
大ぶれの写真しか撮れませんでした。
0313_2monsiro3
とまったときは、腹を曲げている。
産卵行動ですね。
ずいぶんいっぱい産卵していったと思います。
そのまま屋外で様子を見ることにします。
寄生バチの心配もありますが、今回は、自力での成長にまかせます。
ここにあるコマツナは食い放題でいいですよ。

春なんだなぁ。

私に少し似ているわ

0312_12tibi1 2013.3.12
私に少し似ているわ

チビタンのセリフとして選んでみました。
金子由香利さんの「再会」の歌詞ですね。

食卓の上の猫めくりカレンダーを毎日楽しんでいます。
冬の間、こたつの中やストーブの前にばかり居たチビタンが、春の陽射しとともに食卓に戻ってきました。
午前中から少し陽射しが入り、午後まで結構暖かい。
1993年の生まれですから、もうすぐ20歳。
ずいぶん足腰も弱ってはきましたが、床から椅子、食卓へと上がってくることは充分できます。
寒いと、「寒いじゃないのよ!」と強烈な苦情を訴えます。
わぁごめん、と 暖かい状態を何とか作ります。
激しい気性の猫です。
0312_12tibi2
年齢を重ねて、いい顔です。
見習わなくっちゃね。
夫婦と猫、合わせて「三老」生活を静かに送りましょう。

2013年3月26日 (火)

ハコベ

0312_9hakobe 2013.3.12
去年の発見を思い出して一枚。
パッと見、切れ込みの入った白い花弁が五枚に見えますよね。
よく見ると、一枚の花弁はかなり大きく二つに開いていて、隣の花弁との間で重なっているのです。
これが「新発見」だったのですね。おもしろかった。
改めてご紹介します。
ぜひ、ご自分でも実物を「にらんで」確認してください。

清澄ツツジ

0312_8kiyosumitutuji 2013.3.12
ご近所。土佐のミツバツツジと並んでいます。
ミツバツツジの方はどんどん咲いて、もう葉のほうに交代していますが、清澄ツツジの方はまだつぼみがかたい。
つぼみに葉が1枚。これが、このツツジのスタイルらしい。
おもしろいですね。我が家のツツジはまた全然違う姿で花の準備をしていますが。

オニタビラコ

0312_6onitabirako 2013.3.12
背の低いまま咲いているオニタビラコ。
いわゆる「雑草」というのが好きでして、園芸品種はきれいだけど、それだけ、という気分。
自力で生きて咲いて種をつけて、次世代へつながっていく、というのが好きなんだなぁ。
妻曰く「全然草がむしれなくなっちゃったわ」。
という、「生態系の庭」なのです。

10000km

0312_1_9995 2013.3.12
軽自動車「ピノ」のオドメーターです。
0313_1_10002 2013.3.13
1万kmを超える瞬間はどこになるか、意識しているつもりだったのですが、気づいたら超えていました。
去年の夏に新車の車検をしたのですから、「ゆっくりさ加減」がお分かりでしょう。
現役時代は、片道15kmくらいの勤務先もあったし、ずいぶん走ったのですけれどね。
週に200kmくらいは走った。
今や、月に200kmくらいですかね。
でも、私の行動には必須ですから、これを人生最後の車として、長く付き合っていきたいと思っています。

レンゲソウ

0311_19_1rengesou 2013.3.11
2階のベランダのプランター、レンゲソウが「もうすぐ咲くよ」と言っております。
両手を広げて「わ~い」という擬人化をしやすくしようと、左右対称に撮影してみました。
植物相手にも遊んでしまうワタシでした。

タイのあら

0311_18tai1 2013.3.11
タイのあらを食べました。
スーパーへ行ったら必ずあらのコーナーを探索します。
「あら探し」といって笑っておりますが、大量で、安くて、うまい。
「昨日の切り身は今日のあら」というのもあって、鮮度に応じた食べ方さえ知っていれば、あらほど良い食材はない。
私は母親が海のそばで育っていますので、魚は完全に食べ尽くす、という育ち方をしています。私たちが食べた後は、猫もまたいで通る、という「猫またぎ」です。

調理は最単純。だしも何にもなし。ただ、タイのあらと野菜を煮るだけ。
これがうまい。タイと野菜のうまみが出て、こんなにうまいものはない。
塩気がどうしても欲しい方は、醤油を小皿にとっておいて、食べるときにちょんとつけて食べればいい。醤油に浸しちゃダメです。せっかくのうまみが消える。醤油の香りとアミノ酸系の味をほんのわずかだけそえれば充分ですね。
私の場合は、目玉まで食べてしまいます。たんぱく質には違いない。
上の写真は、タイの歯です。
前の方に鋭い歯、口の中の側は、頭が丸い歯。
哺乳類の場合だと、鋭い歯は肉食動物、すりつぶす歯は植物食動物、というのですが、タイは、獲物を切り裂く歯と、ある程度すりつぶす歯があるのですね。
サメなんかの歯は、ただひたすら鋭いだけですが。
0311_18tai2
拡大して見ると、小さな歯が並んでいます。これはスペアの歯でしょうか。
後ろから生えてきて、大きくなって古くなった歯を押し出して捨てる、という感じかな。
正しいかどうかはわかりません。そんな気がするだけです。
サメの場合は、一番外側の歯列の内側に次の歯列が並んで順番を待っている、という状態です。そんなことをイメージしました。

コイの口に指を入れたことがあります。小学生の頃に、「コバヤシのおじいちゃん」というランチュウなどを育てて品評会で横綱・大関をとったりする方でした。かわいがられましてね。
金魚の他にもいろいろ飼っていて、コイやウナギもいました。コイにエサやりをさせてくれたのですが、口の中にそっと指入れてみな、一枚の歯があるだろ、それがものすごい歯なんだ、10円玉をひん曲げるくらいの力があるんだぞ、と聞かされてびっくりしたものでした。
あの感触からすると、タイの歯とはずいぶん違う歯でしたね。鋭い歯は感じなかったなぁ。

★3月10日の朝日新聞に「鯛の酒蒸し」のことが載っていました。

・・・
 おいしい魚は捨てるところがないと実感するのが、あらで作る酒蒸しです。頭の部分を蒸して、骨からとっただしと合わせて仕上げます。京料理店主人の戸村 仁男さんは「淡いようで、うまみがじんわり広がる。塩と酒と水だけで引き出します」。熱々のはじける白身、トロンとしたゼラチン質の部分を食べ進むうち に、作るのも食べるのも手間がかかるという印象が消えるはずです。
 まずはあらをどう手に入れるか。鯛の需要が増えるいま、鮮度のよい天然ものが、売り場で見つけやすくなります。
・・・

まあ、いいですけど。素材の味を楽しむ人=私はなんにもいらないや。
板前さんで、いつも同じ味を提供できることを誇る人もいますけど、でもなぁ、素材はいつも変化する、だから、常に素材に応じたおいしさを提供できることを誇った方がいいんじゃないかなぁ。などとも思うんです。
へそ曲がりな言い方をしますと、客に同じ味を二度味わわせることはない、と誇る板さんがいてもいいような気がする。常に、素材の味を最大限にを生かした味を提供します、とね。

★若かったころ、家庭教師をしていた家のご主人が、寿司屋へ連れて行ってくれました。
この店のお吸い物は、他の店のものとは全然違うんだよな、実にうまい。
とおっしゃるので、私も頂きましたが、
これは、すしネタに使った魚のあらを使ってだしをとってらっしゃるのでしょう、といったら、板さんの喜こぶことったら、すごかった。あんた若いのに舌が肥えてるね、ってまあ、いろいろサービスしてもらってしまいましたっけ。古い話だなぁ。

★私は魚大好きじいさんです。
妻は海のない土地柄の育ちですが、魚料理は上手です。自分で何でもさばきます。
以前住んでいたところには、個人商店の魚屋さんが複数ありました。
で、あらを買うと喜んでくれましてねぇ。買ってくれなければ捨てざるを得ないところが、買って食べてくれるというので、まあ、サービスのいいこと。
あらとはとても言えないような切り身の部分までつけて、超安価で、更にお腹の大きな妻に心遣いしてくれて配達までしてくれましたっけ。おそらく儲けは全然出なかったと思いますが、魚屋さんとの交流は楽しかったですよぉ。

クモの子

0311_17kumo1 2013.3.11
なんだかよく分からないのですが、クモの幼体が網を張っています。
小さな網で、10cm四方もない。
0311_17kumo2
種類がよく分かりません。
ゴミグモではないような気もしますが。
このあたりで成長して、成体の姿を見せてくれればうれしい。
でもなぁ、風や雨で、いろいろ移動していくからなぁ。
見届けられるとは思えないんですが、でも、大人になったらまたおいで。

コマツナ+ホソヒラタアブ

0311_16hoso1 2013.3.11
コマツナを見ていたら、ふと気づいたのですが。
てっぺんの花はそれでいいとして、脇の花なのですが。
写真で、上から下まで突き抜けているのは、メインの茎。
その茎に、一枚の葉があって、その葉に包まれるようにして脇の枝というのか、鼻の軸が出ています。
0311_16hoso2
ほかの場所を見ても同じ。
何だかこの、一枚の葉っぱにくるまれて、という感じが気に入ってしまいました。
大事なものをくるんでいるという感じがします。
そんな気分で眺めていたら
0311_16hoso3
またきましたよ、ホソヒラタアブ。
花に頭を突っ込んでいます。
0311_16hoso4
無防備。私はホントに無害だと思われているらしい。
このコマツナ、実は南殿の鉢に出てきてしまったものです。
0311_16hoso5
で、ホソヒラタアブ、南殿のつぼみに移って、舐めてみていますが、そりゃ甘くないだろう。
咲いたらまたおいで。

2013年3月25日 (月)

ツバキ

0311_14tubaki 2013.3.11
ツバキの花の咲き方に調子が出てきました。
つぼみのまま、あるいは咲きかけのままに花がしおれてダメになっていくということが少なくなりました。どんどん咲きます。
我が家のツバキはこの単色の一重咲きです。

これでなぁ、チャドクガさえつかなければ、楽でいいんだけどなぁ。
チャドクガがついたら、周辺にご迷惑ですから徹底的に駆除します。
真夏をはさんでぞの前後が危ない。
去年は比較的少なかったので、今年もそう願いたいものです。

ユキヤナギ

0311_13yukiyanagi1 2013.3.11
つぼみや咲き始め、が好きな私の趣味のワンショット。
0311_13yukiyanagi2
五弁花です。バラ科ですから。
で、この写真の右上の方をご覧ください。
まぁ、間違いというものは誰にでもある。
四弁の花があるゾ。
0311_13yukiyanagi4
右上、左下、四弁ですよね。
アブラナ科じゃないんだから。キミ。

0311_13yukiyanagi3
気づいてみると、極度に稀な出来事、というわけではないらしい。
0311_13yukiyanagi5
並んでたりして。
遺伝子の働きの調子がはずれちゃうこともあるのでしょうかねぇ。
この花は小さいですから、白い滝のような全体としての姿を見ていることが多いのですが、
近寄って、つらつらと眺むるに、面白いこともあるものだ、と楽しんでいます。

アジサイ

0311_9ajisai 2013.3.11
この先は、アジサイ単独でご紹介することはほとんどないと思います。
この美しい緑。陽射しのぬくもり。
で、この先、アジサイを舞台にして、いろんな昆虫が現れるかもしれません。
その時一緒に登場します。
そして、開花してくれたらその時にも。
この場所のアジサイを分けた、家の外の「小公園」のアジサイも、同じように緑に輝いています。
保育園児を意識しています。わぁ、お花だぁ、という声が聞こえてくると嬉しくってたまりません。摘んだりしていいんです、それもまた幼い人たちの「鑑賞」ですから。

ノゲシ

0311_8nogesi1 2013.3.11
タンポポの実の綿毛は有名ですし、好きですけど、このノゲシの実がまたいいんですよ。
ふわふわの本当に「綿」のような毛です。
これを見ると、なんとなくほっこりした気分になれます。
好きだなぁ。
と、にこにこしながらファインダーを覗いていたら、視界をよぎるものがある。
0311_8nogesi2
ホソヒラタアブですね。
座りこんで、ノゲシの実の写真をとっているところへ、わざわざやってきて、写真撮ってよぉ~、という感じ。
目の前に割りこんでくるんだものなぁ。
綿毛からの距離は10cmくらいでしょうか。撮ってっ、ですねぇ。
0311_8nogesi3
体や翅に細かい花粉がついています。
せっせと授粉作業中。
我が家の「虫媒花」の授粉の大部分はハナアブ達がやっていると思います。
ハチはまだ姿がない。
アブの働きを見直してあげて下さい。
花を愛でるなら、アブも愛でてほしい、と願うものです。
0311_8nogesi4
中央へ咲き進んでいく、途中です。
しなやかさを湛えた、佳い姿でしょ。

トキワハゼ

0311_7tokiwahaze 2013.3.11
前の記事のハコベを撮影するために、お風呂椅子に座っています。
いったん座ってしまうと、そう簡単に立ち上がって移動する気はなれませんので、座ったまま周囲を眺めることになります。
で、トキワハゼがありました。
花そのものはよく見かけるのですが、ちょっと左の方を見て下さい。
花が終わって、花弁が抜け、子房と花柱が残る、という状態に移行しつつあるようです。
他の花でよく見る状況ではありますが、トキワハゼで見るのは初めてでした。
このあと、五角形の萼の中に、丸い実が抱かれた姿になって行きます。
小さいので見逃しがちですけれど、探して見て下さい。なかなかに可愛いものですよ。

ハコベ

0311_6hakobe 2013.3.11
もともと小さな花ですけれど、つぼみの大きさからすると、もう少し大きな花であってももいいような気がします。
硬く小さく締まっていたつぼみが弾けると、中から大きな花が爆発的に出てくる、ということがよくありますよね。
ハコベはその点、小じんまりした花です。

つぼみの下をよく見て下さい。アブラムシですね。
まったく、アブラムシというものも、まめというか、働き者というか、気をつけて見始めると、どこにでもいます。すごいものです。

ホソヒラタアブ

0311_5hosohirataabu1 2013.3.11
地面の黒い影を最初に認識しました。
で、あそうか、アブだ、と分かったのです。
どういう気分なのかよく分かりませんが、地面近くで長いことホバリングする。
0311_5hosohirataabu2
地面に降りてしまうことも。
で、また浮き上がって、ホバリング。
どういう状況なのでしょう。
蜜や花粉があるわけではなし、水を飲む、と言うのでもなし。
しばらく、こういう状態を繰り返していました。

アブ本体のホバリングはぼんやりしていましたが、影はちゃんと写る。
面白かったです。

2013年3月22日 (金)

LNG貯蔵タンク

★こんな記事があったんですよ。

奈良の大仏殿もすっぽり 横浜・鶴見のLNGタンク(朝日新聞 2013年3月14日)
 家庭で使う都市ガスのもとになる「液化天然ガス(LNG)」をためておく世界最大級の貯蔵タンクの建設が進んでいる。東京ガスが横浜市鶴見区の東京湾岸につくっているもので、タンクの内部が13日、報道各社に公開された。
 地下に建設中のタンクは内径72メートル、深さ61.7メートル。20階建てのビルに相当し、奈良県の東大寺大仏殿がすっぽり入る大きさだ。貯蔵量は25万キロリットルで、首都圏の36万世帯が1年間につかう量のLNGをためられる。タンクは7月に完成し、11月から実際に使われる予定だ。

すぐ計算してみたくなる。
π×(72/2)^2×61.7≒251000立方m
あってるな。
{1立方mは10cm単位で考えると「10×10×10」なので、1kLです。}

61.7m÷20≒3m
ふむ、「ワンフロア3m」ですね。
何かの高さが出てきたら、ワンフロア3mで考えて見て下さい。
台風の時などに「波高10mの波」といったら約3階建ての建物に相当します。
こんな風に考えると、波の高さのイメージがつかみやすいと思います。
3階建ての波が迫ってきたらものすごいですよね。

東大寺の大仏殿はというと
http://homepage3.nifty.com/btocjun/rekisi%20kikou/toudaiji/1-daibutudensaouken.htm

創建当時の大仏殿の規模は正面幅86m、高さ47m、奥行き50mあったというから、現在の江戸時代再建大仏殿より幅が30mほど大きかったようである。

ごく大雑把に、50m×50m×50mと考えてしまいましょう。
内径72mの中に入るし、深さ61.7mの中に入ります。
なるほど。
とまあ、納得しました。

★ところがですね、3月17日に、こんな記事が出た。

夢のガス、米の輸出基地公開 日本に年440万トン構想(朝日新聞 2013年3月17日)
 日本への輸出解禁を待つ米テキサス州のフリーポート液化天然ガス(LNG)基地が、報道陣に公開された。早ければ4月にも米エネルギー省から輸出許可が出る見通しで、中部電力と大阪ガスが2017年から年間440万トンを買うことになっている。
 ・・・
 貯蔵用タンクの高さは約50メートル、直径は約90メートル。1棟で16万立方メートルのLNGを貯蔵できる。2棟あり今後4~5年間で100億ドルを投じ、三つ目のタンクや液化設備をつくる。全米からパイプラインで運んだガスをここでLNGにし、タンカーで輸出する計画だ。

計算してみると、
π×(90/2)^2×50≒320000立方m
あらら?「16万立方メートルのLNGを貯蔵できる」とあるけどなぁ。半分だなぁ。
鶴見区のタンクより直径は大きい、高さは少し低い。でもって、どうなってるのかな?

★考えるに、最初の記事では「内径」「深さ」ですね。
タンクの容積ですよね。
アメリカのタンクの記事はきっと、タンクを内側にもつ「建物の体積」なのでしょうね。

建物の体積に対して、タンク容量が半分。
1/2=0.5の3乗根は約0.8ですからして。
建物の中に、建物と相似形と仮定して、サイズが0.8倍のタンクがあればいい。のかな。
90m×0.8=72m
50m×0.8=40m
π×(72/2)^2×40≒160000立方m

ほぼこれでいいようですね。

立体の場合、長さのサイズを0.8倍すると、体積が半分になるのです。
ちょっと感覚的にとらえづらいですね。
Tank
この図などもご覧ください。
立体的な図はめんどくさいので、真横から見た、というイメージで描きました。

ゴボウ

0311_2gobou 2013.3.11
食材として使ったゴボウの切れ端を浅い水に立てておいたら、葉が出てきました。
セリなんかは食べた後、水耕栽培して2回目が食べられたりしますが、ゴボウはなぁ。
葉っぱ食べますかね。根が長くなるなんてのは期待できないしなぁ。
チョウの食草、というわけでもないだろうし。
まぁ、どこまで成長していくか、楽しませてもらいましょう。

ユキヤナギ

0310_2yukiyanagi1 2013.3.10
ご近所のユキヤナギが咲き始めました。
唐突に出現したという気分です。
つぼみなど、あまり意識せずにいたものですから。
0310_2yukiyanagi2
コンデジ、ISO80、フラッシュ禁止です。
そのせいで、絞りが開き、奥行き感が生じました。
被写体が植物などで、じっくり露出など考えられるときは、こういう撮り方がいいようですね。
性能はいいのですから、ユーザーにその性能を自由に扱えるように解放してくれるといいのになぁ。

0309_26ga1 2013.3.9
小さなガです。3mmくらいかな。
ゴメン、種類を調べる気にならない。
0309_26ga2
脇に倒しておいたステッキの柄に止まったので、横からの撮影ができました。
小さいからって調べてくれないなんて、サベツだよ
といわれそうですが、勘弁な。

アリ

0309_17ari 2013.3.9
アリの活動も始まっています。
玄関前で「落とし穴」を掘ってるんじゃないか、と笑っているアリたち。
クロヤマアリですか。
いろんな物を運んできます。
道しるべフェロモンを使うのですけれど、それにしても遠くまで出かけていって、よく帰りつけるものです。

タネツケバナ

0309_14tanetukebana 2013.3.9
タネツケバナの花や棒状の実などはすでにご紹介していますが、今回は、葉です。
上の写真が典型的な姿です。
これも、タネツケバナの判断材料になります。
タネツケバナ、ハコベ、ナズナなど小さな白い花が咲き乱れていますので、顔を近づけて見てあげてください。みんな一生懸命ですから。

コンデジで

0309_8janomeerika 2013.3.9
ジャノメエリカ。
いつも携帯しているコンデジですが、当たり外れも大きい。
顔検出機能がそもそも邪魔なんですけど。
基本は中央でピント合わせ、人物が入る時だけ顔検出機能を有効にする、という設定にしたいよぉ。
文句言ってたら、いい写真が撮れました。
淡い色、ぼけ味、なかなかのものです。
にこにこ。
0309_10tosa
もう家まであと何歩かというところ。ミツバツツジ。
なんだろう?この日の日照の関係とかかなぁ。
いい色に写りました。
そうか、フラッシュ禁止にしたのが良かったのかな。
少し前の場所で、フラッシュを禁止にし、ISOの調節範囲を80-100のあたりにしたっけ。
で、そのままスイッチONのまま歩いて帰ってきて、何げなく撮った写真ですね。
気に入った写真が撮れました。

2013年3月21日 (木)

春分の日の土筆採り

恒例化しております、春分の日前後の土筆採り。
昨日は、陽射しも温かく、良い気分。妻と二人で多摩川の土手へ。
0320tukusi2 2013.3.20
土手へ斜めに上がって行く道。
ムラサキハナナがいっぱい。
0320tukusi3
菜の花も咲いていました。
0320tukusi6
土手に上がって、モンパルを止め、サイクリングロードを、とぼとぼと。
例年土筆が大量に生える場所へ。
0320tukusi1
妻は土手の斜面をおりたりのぼったり、自在に土筆採り。
私は斜面は苦手。
どかっと、草の上に腰を下ろして、目の前の土筆の接写。
周囲の緑に溶け込む土筆。
春だなぁ。春分の日だもんな。
温かな陽射しを写真から皆さんにおすそわけできたら幸いです。

{途中の行動はまた後ほど}

0320tukusi5
収穫。
はかまを取って、晒して、卵とじにして食べました。
素敵な夕食。
ほんのわずかの付け合わせ、などというものではなく、大量に、もぐもぐといっぱい。
料亭じゃないもんな、家庭料理だもん。
おいしいものを、いっぱいたべましょう。
筋っぽくもないし、苦味もないし。おいしかったぁ~。
最高でしたね。

ジンチョウゲ

0309_6jintyouge1 2013.3.9
良い香り。キンモクセイほどきつくないですね。
0309_6jintyouge2
まだつぼみもあって、咲きたいよ、窮屈だよ、といっているようです。
こういう「おしくらまんじゅう」は、うれしいですね。
やがて全員が咲きます。

ムベ

0309_4mube1 2013.3.9
ムベの葉芽。
0309_4mube2
ムベの場合は、花よりも葉の準備が先。
0309_4mube3
幼いけれど、もう葉として開き始めたものもありました。
駅から家へ、少し回り道をして帰ると、こういうお楽しみに出会えます。
土曜の昼の「しあわせ」。

河津桜

0309_1kawadu2 2013.3.9
駅前の鉢植えの河津桜。
このサクラの場合は、花と葉の競演が見どころだと思っています。
0309_1kawadu3
時の経過が見えるような写真が好き。
特に「幼いもの」が好き。
だって、かわいいんだもん。

土佐のミツバツツジ

0308_11tosa1 2013.3.8
毎年楽しみにしているミツバツツジ。
ずいぶん早く開花します。
0308_11tosa2
これがほぼ標準的な姿。メシベが赤い。これ、意外と目立ちます。
0308_11tosa3
上の花弁が開き切らなくって、メシベと、オシベ1本が引っかかってしまって出てこられずにいます。
0308_11tosa4
上から見るとこんな具合。
この閉じた花弁が開いてくれれば、無事、出てこられるはず。
こんなこともあるんだなぁ、とほほ笑んでしまいました。
0308_11tosa5
出番を待つつぼみたち。
先ずは花が咲き、後から葉が出てくるというタイプです。

四長オシベ

0308_9komatuna1 2013.3.8
アブラナ科の花の多くがこのタイプ。
オシベ6本のうち、4本が長いのです。
今回は、それがうまく撮れましたのでお目にかけます。
花はコマツナです。
この長い4本を少し角度を変えて見ますと
0308_9komatuna2
こうなります。
メシベを手のひらで包むような形になっています。
0308_9komatuna3
今度、アブラナ科の花を見るチャンスがありましたら、ぜひじっくり見てあげて下さい。

陽射しほっこり

0308_7jintyouge 2013.3.8
花の脇に座って、花と一緒に陽を浴びて、よい香りに包まれて。
これこそ、「しあわせ」というものですね。

し‐あわせ【仕合せ】 アハセ
①めぐりあわせ。機会。天運。仮、伊曾保物語「こは―わろきことかな」。「ありがたき―」
②なりゆき。始末。好色一代男4「その科のがれず、つひには捕へられて、この―」
③(「幸せ」とも書く) 幸福。好運。さいわい。また、運が向くこと。狂、末広がり「―というて、身についた―ではおりない」。「―な気分」「末永くお―に」
 [広辞苑第五版]

今、虫や花たちと、「この時を共にするめぐりあわせ、天運」。
しあわせ、です。

★NHKの「お元気ですか日本列島」という番組に「ことばの宝船」といコーナーがあります。
3月14日の放送で
山口のことば「幸せます」
というのを取り上げていました。「幸せます」って、珍しい用法ですね。

山口県中南部の防府市には、“幸せます通り”という商店街があります。商店街の喫茶店では“幸せます”パフェが売られ、お弁当屋さんには、郷土の食材で作った“幸せます”弁当が並んでいます。実は、防府市では地元の高校生たちの提案で、山口県の方言『幸せます』を使った商品開発に取り組んでいるのです。でも『幸せます』ってどんなことばなのでしょうか。例えば、物をもらってお礼をいうときに「いただいて“幸せます”」。無理難題をお願いするときに「こうしてもらえると“幸せます”」などと使われ、【ありがたい。助かる。幸いだ。うれしく思う】など様々な意味を含んだことばだそうです。『幸せます』は、古語の「仕合わす(しあわす)」が由来のことば。「仕合わす」は【つじつまが合う。物事をぴったり合うようにする】という意味で、ここから共通語の「しあわせ」ということばもできました。【めぐり合わせが良い】ということで、あとから「幸」の漢字が当てられたのです。一方で、「仕合わす」が「仕合わせる」となり、それを丁寧な表現にして「しあわせます」と変化したのが、山口の『幸せます』です。物事がぴったりうまくいくところから【ありがたい。助かる】という気持ちで使われるのですね。商品開発に取り組む防府市の高校生の中には、『幸せます』という方言を知らなかった生徒も多かったそうです。ことばを未来に残すということは、その地域の大事な文化も残すということ。学生たちは、『幸せます』の取り組みを通じて、地域のことばを見つめ直し、また、地域の良さを再発見したということです。

純白のジンチョウゲさんと並んで日向ぼっこ。幸せます。

カラスノエンドウ

0308_5karasunoendou 2013.3.8
カラスノエンドウのいかにも「マメ科で~す」という葉に嬉しくなりました。
この写真からもう2週間近くたつわけですが、暖かい日が続いたおかげで、現況は開花寸前。つぼみの赤い色が見えてきています。
咲いたらまた。

2013年3月19日 (火)

桜桃

0308_2outou1 2013.3.8
ヒキガエルの写真をとるためにお風呂椅子に座り込みましたので、視線が低くなっています。
池から目を上げて右を見れば桜桃の木。
0308_2outou2
ローアングルで空を背景にして見ようと思い立ちまして
0308_2outou3
さらに、これ。
0308_2outou4
えい、やぁ。
ちょっとやりすぎたかな。
でも、きれいでしょ。

お風呂椅子に座っているのはいいんですけどね、立ち上がるのが一仕事。
どっこいしょ、と掛け声をかけながら、バランスを崩さないように気をつけて立ち上がります。
ここんところをもう少し楽にすることができたら、もっと頻繁に座りこむのですけどね。
舗装道路ならジーパンで座りこんでしまうこともあります。立ち上がるのもそんなに大変ではない。
庭はね、さすがに「土」ですからね。ペタンと座るわけにもいかないのでした。

ヒキガエルの卵

0308_3tamago_huru 2013.3.8
池のほとりにお風呂椅子を置いてどっかと座りこんで、なんとかカエルの卵を撮影しようという魂胆。
こちらは「古池」。
古池や かはつ産卵 冬の裾

0308_3tamago_shin
こちらは新池。
いっぱい生みましたよ。
まだ寒いうちに、いったん冬眠を解いて産卵し、産卵が終わるとまたどこともなく去っていって、冬眠の続きというか春眠に入るヒキガエルたちです。
冬と春の境目ということで「冬の裾」といってみましたが通じましたでしょうか。

AKIMOTOさん

信号で止まった右側。
0307_12ikegamidori2
AKIMOTOというお店です。
私って、なんでもすぐひっくり返してみたくなる。
OTOMIKA
あれ、AKIMを左に加えたら
AKIM・OTO・MIKA
ローマ字回文になってますね。AKIMOTO MIKAさんって、きっと実在しそう。ごめんなさい。
という話でした。

「家崎羽佐」とかいうお名前の方がいたとします。
ローマ字で書きます。
IESAKIHASA
右から読んでみてください。
ラップフィルムを見ていて気づいた話です。広告する気はありません。

広告がらみでいうと
「いい朝、朝日」をローマ字で書きます。「H」を使って。
IHASAASAHI
ローマ字回文になってるでしょ。

★フックブックローで回文の歌があります。
いるかはかるい、とかね。この歌、メロディも回文になっているんですがお気づきでしたでしょうか?


軽い機敏な仔猫何匹いるか
大惨事は人災だ
サッカー勝さ

ひらがなで書いて、反対から読んでみてください。

社会実験の後?跡?

下の記事で扱った「社会実験」の続き。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-4257.html
2013年3月 4日 (月)「社会実験」

2月28日の朝にはナビマークは残っていましたが、3月1日の朝には削り落されていました。

と書きましたが、下の写真が、その「削り落された」姿です。
0307_12ikegamidori1
なんだかなぁ、という気分。「消した」といえるのかなぁ。
確かに白いペイントは削られて、白いナビマークは消されたのでしょうけれど。
くっきりと「見える」なぁ。
縁をもう少しぼやかして削ったらどんなものでしょうね?
「消す」というのは、見えなくすることじゃないかなぁ。
なんだかなぁ。

サクラ

0307_11sakura1 2013.3.7
大田区内のある中学校のサクラ。
品種名はよく分かりませんが、早咲きなのです。
河津桜とは違うと思います。私が知っている河津桜は花と同時に、特徴的な姿の葉芽をもちます。ソメイヨシノでもないのだろうし。
0307_11sakura2
葉芽はない。花とつぼみだけ。
0307_11sakura4
早咲きのサクラというと、どういう品種があるのかなぁ。

0307_11sakura3
こちらは背の低い、確か八重の桜の古木。
つぼみはまだ硬かったです。

ナンテン

0307_9nanten 2013.3.7
ナンテンの新芽。
いつも思いますが、まるで「手」のようで、何となく不気味っぽくないですか?
開けばかわいい葉になるんですけどね。

桜桃にホソヒラタアブ

0307_8hosohirata1 2013.3.7
帰宅すれば虫が出迎えてくれます。さすが。
ホソヒラタアブが、桜桃の授粉作業中。
せっせと精を出しています。アリガトネ。
0307_8hosohirata2
ホバリングしながら次の花を見る。
0307_8hosohirata3
「手」で抱えて舐めますね。
この機能はやっぱり「手」と表現したいです。
0307_8hosohirata4
とうとう半開きの花の中へ潜り込んでいきました。
お腹なんか見せちゃって、無防備だなぁ、いいのかよ。
かかしさんがアブをたたくなんて、するわけないでしょ、いいのいいの。
そりゃまぁ、そうだけど。人畜虫無害な爺さんだもんなぁ。

河津桜

0307_6kawadu1 2013.3.7
家の近くまで帰ってきました。
河津桜のピーク。
0307_6kawadu2
葉もどんどん展開し始めていて、鮮やかな対照。
近くで、この季節はここに行けばこれがある、というのはいいですね。
意外なのもいいのだけれど、見たいものを見に行くのもいい。
うれしいな。

2013年3月18日 (月)

枝垂桜:2

0318_1sidare5 2013.3.18
コンパクトデジカメのぼけ味。
なかなかいい味ですね。
0318_1sidare6
これは一眼レフ。
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色の濃縮されたつぼみ。
品のいいピンク。
さくらが桜色、何の不思議もなけれども、淡き想いを揺らす春嵐
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失敗作です。でもなんだか、ふっとんだ露出の淡い味が捨てがたくって、お目にかけます。

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枝垂れた枝の中で、花に囲まれて夢空間に浸れる枝垂桜の木ですが、こちらはまだ気配なし。いろんなペースで花空間が広がって行きます。
いい気分だなぁ。

今年は、なんだか、荒れます。
東京は今日も朝からひどい風。
激変にご注意ください。

枝垂桜:1

0318_1sidare1 2013.3.18
ソメイヨシノの状態を見に行くには、密蔵院の前を通ります。
なんと!目の前がピンクに染まってしまいました。
0318_1sidare2
もう七分か八分咲きではないでしょうか。
土曜にこの近くを通ったときはサクラの色は意識しなかったのですが。
すごいことになっています。
0318_1sidare3
花弁が少し細いタイプですね。
0318_1sidare4
境内の少し高めの位置から。
妻にもコンパクトデジカメを持ってもらって歩き回りながら撮ってもらいました。
なんたって、私より行動力がある。
あれ、どこ行った?と思ってみると、私にはとても行けないような場所に潜り込んでいる。
いいアングルを探せる人です。

桜坂下の桜「開花宣言」です!

★土曜日にはまだ花は開いていませんでしたので、今日18日、「沼部の標本木」を見に行ってきました。
0318_4sakura1 2013.3.18
はい。花が5つ以上咲いていましたので、「開花を宣言します」。
ここは沼部駅から来て、桜坂へ上がって行く起点のところになります。
六郷用水跡の水路の水車が回り、藤棚の下でくつろげるようなベンチのある場所。
今日は桜坂までは上りませんでした。
0318_4sakura2
この後どんどん咲くぞ!
0318_4sakura3
どこを見上げても、こんな状態。
昨日は来られませんでしたが、1日空けただけで、こんなに咲き進むとは驚きました。
ためていた力を一挙に解放したという感じですね。
0318_4sakura4
今週いっぱいでおそらく盛りを越えていくでしょうね。
商店街ではさくら祭りを企画しているようですが、ちょっと間に合わないかもなぁ。
風の強い中でしたが、行ってみて良かった。

みなさまの御地での桜をお楽しみくださいますよう。

ハナニラ

0307_4hananira1 2013.3.7
六郷用水沿いに帰宅の途へ
我が家の周辺としては少し早目かな、ハナニラ。
色もちょと白っぽい気がする。
0307_4hananira2
そのうち、もう少し濃い色になってくると思います。
端正な姿が好きです。

無害そうななおじいさんが写真をとっていると、いろいろ声をかけられます。
今回は、男性に。
おや、ハナニラですか。自分の故郷ではこれが一面に咲くんですよ。
と。
しばらく、お話しして別れました。年をとるのも悪くない。

★話が少しずれますが、この間、コンビニから振り込みをしようと、とぼとぼ歩いていったら、店から出てきた女性が扉を大きく開けて待って下さいました。
このこと自体は、しばらく前から行われるようになりましたね。いいことです。ありがたい。

さて、都立広尾高校で嘱託として勤務していた時、私が授業に行こうと歩いていたら、女生徒が通路の扉を開けて待ってくれたのです。そして、ありがとう、と声をかけながら扉をくぐったら、「急がせてしまってスミマセン」といわれた。なんという思いやりの深さ。
こういう場合にはこういう風にするのよ、と具体例で親御さんにしつけられたのではない。
ご両親との生活の中から、自然とにじみ出してきてしまう「思いやり」ですね。
頭が下がります。
そんな経験をしましたから、今回コンビニの扉を開けて待って下さった方に、感謝しつつ、私が急いだようなそぶりを見せたら、かえって余計な負担をおかけしてしまうかもしれない、と、敢えて、ゆっくり、とぼとぼと、頭をきちんと下げて、入り口をくぐったのでした。
ありがとうございました。
とぼとぼ爺さんというのも、いろいろ嬉しいことがあるものです。

梅と桜

0307_3kawadu1 2013.3.6
前回来た時は、早咲きの桜の方に目が行って、そっちばかり見ていましたが、今回は少し気持ちにゆとりができて、アングル狙い。
赤い花は紅梅、背景にぼやけているのが河津桜。いいでしょ。
0307_3kawadu2
なんとか両方を「絵になるように」重ねて撮りたいとぐるぐる。
0307_3kawadu3

端唄というのか俗曲か 無粋なわたしにゃ縁もなく

梅は咲いたか 桜はまだかいな 柳なよなよ風次第
山吹ゃ浮気で 色ばっかり しょんがいな~

梅と桜の花を重ねて撮れて、ほくほく。

梅の里:2

0308_10umenosato1 2013.3.8
この日は妻が午後に時間が空く日。
もうピークを過ぎるところだから、今見ないと見逃すぞ、と二人で梅の里へ。
まるっきり「梅鉢」そのもののような花がありました。シンプルでいいですね。
Umebati
これが梅鉢という紋様ですね。
0308_10umenosato2
シンプルな一重咲きがずらっと並んで、おみごと。
0308_10umenosato3
わぁ。

0308_10umenosato4
白とピンクの花が同じ枝の枝別れから咲いていました。
源平咲きというには、ちょっと淡い感じでしたけど。

この日は風の強い日で、花びらは舞っていましたけれど、とてもじゃないけど、はらはら、などという悠長なものではありませんで。
真横に吹っ飛んでいきました。写真はあきらめました。
近くのデイサービスの施設から車で梅を見に来ている方々が結構たくさんおられました。
桜もいいけれど、これだけ見事な「梅の里」も見ごたえがあっていいものです。

梅の里:1

0307_1umenosato1 2013.3.7
モンパルの蓄電池が新しくなりましたので、梅の里の現状を見に行ってきました。
大地主さん一族の土地です。
0307_1umenosato2
去年もご紹介していますので、今回は軽く。
0307_1umenosato4
ピークを過ぎるところでした。はらはらと花弁が舞います。
花びらの散るさまを写真に収めるのは難しいですね。
何枚か、とにかくシャッターを切ったもののうち、ちょっと、舞う花びらが見えるかな、という写真をお目にかけます。

クロゴキブリ幼虫

0306_11gokiburi 2013.3.6
玄関ドアを開いたら、目の前にゴキブリの幼虫。
弱っているのかな、とよく見たら、死んでいました。
クロゴキブリの3齢くらいかなぁ。
私が昼の散歩に出るその第一歩の位置にわざわざいたのですから、これは行きがかり上、写真を撮ってあげないと、なんだか申し訳ない。
精一杯生きてここまで成長した、という証しをここに掲げます。


イヌコハコベ

0306_9inukohakobe 2013.3.6
ハコベも咲いてきていますが、小さいとはいえ白い花ですから、その気になればすぐ気づきます。
こちらは、まるっきり目立たない。
雑草図鑑によると「がくの基部に紫の斑紋。花弁はない」とあります。
ふむ、紫の斑紋というのが該当しそうだな、という判断です。
0306_9inukohakobe2
花弁がなくって、萼の中にオシベでしょうか、見えています。
地味なんだよなぁ、これ。


ゼニアオイ

0306_7zeniaoi1 2013.3.6
冬中ずっと咲き続けてきてくれたゼニアオイ。
時々載せてあげないと申し訳ない気分。
0306_7zeniaoi2
メシベの柱頭が独特。
3月に入ってアブが姿を見せていますので、おそらくせっせと受粉をしてくれているのではないかな。
受粉昆虫としてのアブはとても重要な昆虫です。キラワナイデネ。
まだミツバチは姿を見せていません。

2013年3月16日 (土)

当地ではソメイヨシノはまだです

★東京のサクラの開花宣言が出ました。
NHK 3月16日 11時22分

東京都心で最も早くサクラ開花
関東地方は高気圧に覆われて気温が上がり、気象庁は東京の都心でサクラが開花したと発表しました。・・・
気象庁によりますと、東日本や西日本は高気圧に覆われて、晴れて気温が上がり、東京の都心では午前11時の気温が14度3分と、平年の最高気温を上回る暖かさになっています。
東京の靖国神社には、気象庁がサクラの開花の目安にしているソメイヨシノの木があり、午前11時すぎに気象庁の担当者が6輪の花が咲いているのを確認して、「東京の都心でサクラが開花した」と発表しました。
東京のサクラの開花は去年より15日早く、昭和28(1953)年に統計を取り始めてから平成14(2002)年と並んで最も早くなりました。
・・・

★で、蒲田からの帰りがけ、桜坂の下、六郷用水跡の水車そばのソメイヨシノを見によって見ました。わたくし名付けて「沼部の標準木」(行きやすいというだけですけど)は、まだ開花していませんでした。
0316_8sakura1
こんな感じ。
0316_8sakura2
この様子だと、明日あたりには、桜坂下の桜の開花宣言が出せるかもしれませんね。
今日は土曜で、ブログおやすみ日ですが、お知らせまで。

2013年3月15日 (金)

メタノール入りの密造酒

★こんな記事がありました。

リビアで密造酒飲み60人死亡
2013年3月13日(水)8時32分配信 共同通信
 【カイロ共同】リビアからの報道によると、同国の首都トリポリでメタノール入りの密造酒を飲んだ多数の市民が中毒症状を訴え、当局によると12日までに少なくとも60人が死亡、709人が病院で治療を受けた。入院患者には重体になったり、失明したりした者も含まれる。密造酒を飲んだのは9日とみられ、4日間で被害が拡大した。密造業者がアルコール度数を高めるため、有毒のメタノールを添加していたとみられる。

「アルコール」だからいいだろう、という思い込みもあるのでしょうね。
安いメタノールを使った事故はいっぱいあるのです。後を絶ちません。

日本でも「メチル柿事件」なんてあったことをご存知でしょうか。
私の年齢だと、子どもの頃に聞いた覚えがあるのです。
柿の渋抜きに、焼酎など、エタノールを使うことはよく知られたことです。
で、安いから渋抜きにメタノールを使ってしまった、という事件です。

私のホームページで、けっこう詳しく扱いましたから、お知りになりたい方はぜひ読みください↓
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/biology/chptr_1/1-1-3/methanol.htm
メタノール事故

なぜメタノールに毒性があり失明に至るのか、の解説は下で↓
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/biology/chptr_1/1-1-3/redox/meth_tox.htm
メタノールの毒性

PM2.5

★朝日新聞の土曜日のbe という版に「いわせてもらお」という、面白話のコーナーがあります。そのひとつ。
[いわせてもらお](3/9)

◎大気汚染物質
 中学2年の娘が、自宅で友達と社会科の試験勉強をしていた時の会話。娘「中国で社会問題になっているPM2.5って何?」。友達「細かい粒子が飛んでくるんだけど、午後2時半に多いから、そう呼ぶんだよ」。違うと思う。(大津市・直径2.5μm以下だから・48歳)

★さて、「2.5μm以下」の「粒子状の物質」=「Particulate Matter」で正しいのですが。
その大きさを、どうやって、測っていると思いますか?

物差しで測るわけにはいかないし・・・
顕微鏡で覗いて、測るのかな・・・
それとも、2.5μmに「目が揃った」フィルターを作って、そこを通過してくるもの、とか・・・

私も、漠然と考えていたのでよく分からなかったのですが、国立環境研究所のサイトで知りました。ちょっと面白いというか、思いがけない方法です。
http://www.nies.go.jp/kanko/news/20/20-5/20-5-05.html
環境問題基礎知識 「SPM,PM 2.5,PM 10,…,さまざまな粒子状物質」
こういうページです。
このページの最後からの引用を先にお読みください↓

執筆者プロフィール: 独立行政法人化後,略称ではあるがPM 2.5・DEP研究プロジェクトに所属して,まさしく粒子の研究に携わっている。ある人にPM 2.5と言ったら,午後2時半のことですかと聞き返されたとか? 何とか早くPM 2.5の問題を解決したいと思っている。

最初の「いわせてもらお」の誤解は結構広く流布しているのかもしれませんね。
この記述を知っていたので、「いわせてもらお」を、さらに面白く読んだのでした。

★では本題。どうやって粒子のサイズを測っているのか?

・・・
ポンプで空気を吸引して粒子を含む空気の流れを作り,その流れを曲げた時に大きい粒子は慣性によって流れから外れ,細かい粒子は流れに乗ってそのまま進むという原理を応用している。この場合の粒径はものさしで測った長さではなく,空気の流れの場の慣性にかかわるもので,空気力学径と呼ばれている。以下で出てくる粒径はすべて空気力学径を示している。例えば,PM2.5は空気力学径が2.5μm以下の粒子のことである。ただし,測定原理上2.5μm以下の粒子といっても,2.5μm以下の粒子を100%含み,2.5μmを越える粒子は全く含まれないというものではない。粒径別の捕集効率は図のような曲線となっており,PM2.5は捕集効率が50%となる空気力学径が2.5μm となる粒子のことである。
・・・

こうやった測っているのだそうです。
「曲がりにくさ(やすさ)」なんですね「空気力学径」というものは。
ということは、実際に粒子の「大きさ」だけではなく、粒子の成分による「質量」、も影響しそうですね。金属酸化物の微粒子だと曲がりにくいとかね。
粒径が完全に2.5μmに揃っているわけではなく、そのあたりを中心にして、大小入り混じっている、というように理解した方が正確です。

さらに詳しいことは上にリンクした国立環境研究所のサイトをお読みください。

★ところで、元化学教師としては、質量分析法(Mass Spectroscopy)というのはそれなりに知っているのです。
田中耕一さんがノーベル賞をとったのも、質量分析法がらみでしたね。
高校化学では、同位体の話の時に出てきます。
原子核内の陽子の数は同じで、従って同一元素でありながら、中性子の数が異なるために「質量数」の違う同位体というものが存在するわけですね。
同位体をどうやって識別・検出するのか?
ごく原理的にいうと、原子をイオン化して加速して磁場の中を通過させます。
荷電粒子は磁場から力を受けて軌道が曲がります。
この時、質量の大きいイオンは曲がりにくく、質量の小さいイオンは曲がりやすい、という原理なんですね。
ということで、曲がりやすさの差を利用する、という概念には私たち化学屋はなじみが深いのです。

で、今回は「空気力学径」という「曲がりやすさの尺度」を知り、なるほどなぁ、と納得したわけでした。

クロッカス

0306_6crocus1 2013.3.6
暑くなってきた、上着を一枚脱ぎましょう。
0306_6crocus2
紫外線が強くなってきた、日傘をさしましょう。
この日傘はタチアオイの葉です。
今年はこのタチアオイも花をつけてくれないかな、と期待しながら見ています。種をまいて育てたものです。

一緒に「今」を共有して生きる、素敵な仲間たちです。

青い瞳

0306_5ooinunohuguri 2013.3.5
オオイヌノフグリが切れ目なく咲きます。
この青い色が草の葉の間から見えると嬉しい。
複数の青い色が見えたので「いっぱい咲いたなぁ」と数えて見たら、2つだったこともあって。
私の数量感覚は「いち、いっぱい」なのかぁ。ニャンコに負けるなぁ。ニャンコは仔猫を引っ越しさせる時「いち、に、さん、し、いっぱい」くらいの量的感覚です。
5匹目が忘れられてしまうことがあります。注意しましょう。

またある日は「いっぱい咲いてる」と思ったら、ホントに5輪を超えていて、葉の陰の花もあって、数が確定できなかったことも。
いい加減な量感覚ですね。

クロヒラタアブ

0306_3kurohirataabu 2013.3.6
ボケの枝に止まったクロヒラタアブ。
瞬間的なすれ違いです。
啓蟄の翌日だもんな、本家「むし」がちゃんと出て来なけりゃマズイでしょ。
寒くなっていく過程で、最後まで頑張っていたのは大型のハエでしたが、今度、暖かくなってきた過程で最初に姿を見せ始めたのはアブでした。
どちらもハエ目です。
虫さんが来てくれると、とにかくうれしい。春だなぁ。

スイセン

0305_12suisen 2013.3.5
ここのスイセンの花はそろそろ盛りを過ぎて終わりへ向かいつつあります。
一重咲き、八重咲きいっしょになって、かなり「こってり」した雰囲気を今年は見せてくれました。例年にないことです。
右、向こうに黄色のクロッカス。
地面にユキノシタ。ちらっと見えている木はツツジ。
写真の右の外にカエデ。
狭い地面なんですが、いろいろ密集しています。
なんというか、「生態系」だよなぁ。

ヒキガエル:2

0305_13hikigaeru1 2013.3.5
接近を許してくれたカエルさん。
悠然たる構えですね。
0305_14hikigaeru
家の外へ出て、中を覗いたら、こういう格好でのんびりしているのもいました。
カエルに影を落としているのはヒサカキ。
交尾行動の合間の一休みでしょうか。

0306_1hikigaeru 3.6
3匹が固まっています。
どうも、カエルのオスは、誰彼かまわず抱きつくのではないかと思えます。
抱きついた相手がメスだった場合、産卵を促して、卵に放精しますが、相手がオスだった場合は、相手が嫌がりますから、離れてまた次の個体に抱きつく。
多分そんな行動を繰り返しているのだと思いますが、・・・。

哺乳類の場合だとフェロモンというような物質的な交信があって、オスはメスを識別しますが。
昆虫もだよなぁ。

カエルは鼻孔があるのですが、フェロモンを利用しているのかどうかよく分かりません。

★昔の記事を思い出しましたのでご紹介します。

アユに恋? カエルが抱きつき離れず 新潟・糸魚川  (朝日新聞 2004/05/24)
写真:飼育池のアユに抱きついて離れないカエル=21日、新潟県糸魚川市で。
 アユに「恋!?」するカエル発見――。新潟県糸魚川市の山本さんが、アユに抱きついたまま丸一日離れなかったカジカガエルの姿をカメラに収めた。
 このカエルがいたのは、同県青海町須沢の糸魚川内水面漁業協同組合姫川事務所の飼育池。山本さんは20日朝、アユに抱きついたままの状態のカエルを見つけた。翌朝、池を再びのぞき込むと、カエルが同じ状況だったため、撮影したという。
 カエルの「恋」はまもなく終わった。山本さんが写真撮影後、漁協に立ち寄った組合員が弱ったアユを見かねて、カエルを強制的に引き離したという。
 専門家によると「繁殖期を迎えると、雄が雌の背に乗る交接が始まる。雌と間違えて抱きついたのでは」という。

「間違える」というか、とにかくとりあえず誰にでも抱きついてるんじゃないかなぁ。
抱きつかれたアユこそいい迷惑。しっかり抱きつかれて逃げるもかなわず、衰弱したなんてね。かわいそう。

ふと思い出して、私の個人的なデータバンクから検索してみました。

ヒキガエル:1

0305_10hikigaeru1 2013.3.5
池のカエルたちはどうしているかな、とみれば、のっしのっしと歩いてくるのがいます。
手前に見えるサザエは以前に食べたものの殻。少しずつ溶けて、土に染みるだろうという魂胆。
ヒキガエルの顔って、威厳があっていいですよね。
0305_10hikigaeru2
何匹いるのかよく分からないのですが、7匹くらいで騒いでいるようにも思える。
固定的なメンバーかどうかも分かりません。
卵を持ったメスは腹が大きいです。
0305_10hikigaeru3
そっと近づいたつもりですが、気づかれました。
ぴょん、と跳びはねた瞬間。

小さな池ですから、卵がいっぱいです。
このカエルたちはこの小さな池を故郷だと思っていますが、実はおおもとは六郷用水。
その六郷用水が、先日徹底的な清掃をされてしまって、カエルの卵は見えませんね。
きれいにされると、生きづらい。
我が家のカエルがいっぱい誕生したら、また六郷用水に連れていってもいいかな、とも思っています。

2013年3月14日 (木)

コンクラーベ

★ローマ法王を決める選出会議「コンクラーベ」が始まって、第1回目の投票では「未決定」の黒い煙が礼拝堂の煙突から上がった、という報道がありました。(3月13日)

「コンクラーベ」は、ラテン語で「鍵のかけられる部屋」という意味だそうですが、なかなか結果が決まらないものですから、日本語の「根競べ」と掛け言葉にしたくなります。

★3月14日。今回はかなり早く決まったようですね。
新ローマ法王決まる システィーナ礼拝堂煙突から白い煙
                      (2013年3月14日3時22分)
写真:13日、バチカンのシスティーナ礼拝堂の煙突から、新しい法王の決定を告げる白い煙があがった=AFP時事
 ローマ法王庁(バチカン)は13日午後7時(日本時間14日午前3時)すぎ、ベネディクト16世の退位に伴う法王選出会議「コンクラーベ」で266代目の新法王を選出した。システィーナ礼拝堂の煙突から白い煙があがり、サンピエトロ大聖堂の鐘が打ち鳴らされて選出を伝えた。待ち受けた信者らから歓声があがった。
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写真を見ますと、夜7時の暗い空に、確かに白い煙があがっていました。
水蒸気→湯気の多い煙にライトを当てたかな、という感じ。(素人の推測ですから確かではありません。悪しからず)。

★以前の報道の写真を見ますと、焼却炉が二つありますが、一つは投票用紙を焼く炉で、もう一つが煙を白くしたり黒くしたりする発煙剤を入れる炉だそうです。

「1回目の投票結果を表す煙が礼拝堂の煙突から上がったが、色は「未決定」を表す黒だった。」
と報ぜられたのですが、白や黒は「色」じゃないのですよね。実はおそらくそのことが分かりにくさを生む。
もし、青い色の煙と赤い色の煙、というように、色が着けられるのなら、見間違いはそうは起こらない。
白と黒は色ではなくって「割合」の問題なので、状況によって「灰色」に見えたりして、分かりにくくなるのでしょう。で、決定の場合、白く見えるはずの煙の他に、鐘の合図も一緒に、ということになったのでしょう。
報道では、今回の1回目は、煙が上がったのが夜ですものね。見づらいことはなはだしい。

★昼間でのことを考えますが。
黒は比較的見やすいと思います。ススを大量に発生させる方法があればいい。
ところが白い煙が難しいと思いますよ。
どうやって白く見せるのか、なにか伝統的な技法があるのだとは思います。

雪が降ってくる時を歌ったわらべ歌。
上見れば虫、中見れば綿、下見れば雪
ね、中から下で白く見える雪が、空を背景にすると黒い虫のように見えるのです。

青空を背景にした煙は比較的白く見えやすいと思います。
もし、背景が輝く白い雲だったりしたら、おそらく、同じ煙が黒く見えるはずです。
背景からの光の量が多くて、煙が光を吸収すると黒く見えるのです。
背景によって白い煙が灰色にも黒にもなり得るのです。
一様な雲が空い浮かんでいても、部分的に黒かったり白かったり、という経験は誰にもおありでしょう。

白や黒は色ではない。
このことをもっと意識してほしいな、と理科おじさんは思うのです。
「黒白を決める」というのはなかなかにやっかいなことでして、「白黒をはっきりさせる」のは思うほど簡単ではないのです。

★おまけ
不謹慎かもしれませんが「狼煙(のろし)」を思い出しました。「煙通信」ですね。
枯れ草を燃やせばほぼ白い煙が立ちます。
狼の糞を混ぜて燃やすと黒い煙になる、と聞きます。
で「狼煙」なのでしょう。
煙が1本、2本とその数によって、通信内容を豊富にできるとも聞きます。
昔の記憶です。

黄水仙

0305_9kisuisen1 2013.3.5
大田区内のある中学校のそば。
スイセンと黄水仙が並んでいました。
わぁ、きれい。
0305_9kisuisen2
輝いています。
0305_9kisuisen3
濃い黄色がいいなぁ。
スイセンとの草丈の差があまりないですね。
黄水仙はどうも背が低いという印象が私の中にあるのですが。
いや、いいものを見ました。

花鳥風月

0305_1halfmoon1 2013.3.5
朝7時半ころ。下弦の月です。
太陰暦の2月24日で、月の後半の半月なので「下弦」です。
この後写真の空間でいうと、右へ=西へ進んでいって弦を下にして沈んでいきます。
0305_1halfmoon2
線路を挟んだお向かいの梅がきれいだったので、梅に月、とは風流な、と洒落こんだのですが。
0305_1halfmoon3
覗きこんでいたファインダーにヒヨドリが闖入してきました。
役者じゃのう。
梅の花に来るのはメジロだけじゃないんですね。
しきりに花を飛び写っては蜜を吸っている様子。一瞬で去るのかと思ったのに、ずっといる。
そんじゃまあ、とアングルを狙いまして
0305_1halfmoon4
ご覧ください。これぞ花鳥風月の真髄。
風流だなぁ。

あのぅ、かかしさん。風は?
風は写真に写らないんです。っ。
でも吹いているんです。っ。
はぁ、さようで。

ヒキガエルとチャコちゃん

0304_15hiki1 2013.3.4
新池や蛙(かはつ)顔出す午さがり

0304_15hiki2
気温も上がって、喉が渇くわねぇ。

0304_15hiki3
やべ。と波紋を残してカエルは潜る。

0304_15hiki4
なに!アレ。騒々しい連中。
とまあ、チャコちゃんがおっしゃいます。

トカゲなんかが走ると、猫は思わず手が出るんですけどね。
ヒキガエルが、チャコちゃんのすみかの脇で一晩中騒いでも、手は出さないようですね。
それとも昔、何度か手を出してみたけど、気分が悪かったのかな。
スピードとしてはカエルが猫にかなうわけはないのだけれど。
チャコちゃんは手を出さずにヒキガエルたちの産卵行動をあきれ顔で眺めておりました。

コマツナ

0304_12komatuna1 2013.3.4
ぐんぐん背を伸ばしてきたコマツナ。
0304_12komatuna2
もう咲きそう。

0308_1komatunaabu1 3.8
おっ咲いた!わっアブだ!
3輪咲きまして、さっそくホソヒラタアブが来てました。
玄関のドアを開けたとたんに目に入ってきた光景に、焦ってカメラを向けとりあえず一枚。
前脚でオシベを抱えてますね。
0308_1komatunaabu2
おいしそう。
虫も花も「爆発」状態です。
だって春なんだもん!

啓蟄は「蟄(すごもりの)虫 戸を啓(ひら)く」のだそうです。
でもねぇ、花だって硬いつぼみに「こもっていた」のが「戸を啓いて」すごい勢いで咲き始めるのですからして。
啓蟄とは籠っていた虫や花が、内からの力で戸を啓き現れること。
でもいいんじゃないですかねぇ。

ついでに、整形外科病院などの前を朝に通ると、9時開院なのに、よく7時過ぎからやってきて、病院の前で話に花を咲かせていらっしゃいます。真冬にはさすがにそういう姿は消えますが、3月に入ってまた、病院前の談笑会が始まったようです。
「○○さん見えないわねぇ、どこか具合でも悪いのかしら」
具合の悪くない人は病院前にやってくる、具合の悪い人は病院に来られない。
と。
冬の間「家に蟄(すごもりの)高齢者が、玄関を啓いて」お出ましですからして。
啓蟄とは、「(年齢を重ねられた)ひと」にも使える言葉のような気がしますが・・・。

皮肉屋さんのかかし 敬白(うやまい もうす)

クロッカス

0304_11crocus_sweetpea 2013.3.4
クロッカスの周囲で、細いヒゲ状の蔓をのばしている植物があります。
これスイートピー。
混植になってしまった。
その他にも、いろいろ生えていまして、緑のじゅうたんですね。
雑草という概念がないからなぁ、私には。
みんな友達。楽しいね。

線路際のスイセン

0304_10senro_suisen1 2013.3.4
線路の方を向いて後ろ姿しか見せてくれないといっていたら、こっちを向いてくれたスイセン。
道路側から撮影ができました。
0304_10senro_suisen2
これは、例年通り、線路の中の方を向いているスイセン。
柵の上からこのアングルでしか撮れません。
0307_7suisen 3.7
花の前に座り込んで撮影。
あらいやだ、はずかしいわ、という風情に見えませんか?
ちょっと手をかざして。
こっちを向いてくれたので、楽しく遊んでもらっています。

2013年3月13日 (水)

メタンハイドレート

★3月12日 NHKの昼のニュースを見ていたら

海底からメタンハイドレート採取に成功(3月12日 11時51分)
 資源エネルギー庁は、将来の国産天然ガスの資源として期待されている「メタンハイドレート」について、愛知県と三重県の沖合で世界で初めて海底からのガスの採取に成功したと発表しました。
 発表によりますと、12日午前9時半ごろ、愛知県と三重県の沖合で、国の委託を受けた独立行政法人のJOGMEC=石油天然ガス・金属鉱物資源機構が中心に進めているメタンハイドレートの試験開発で、海底より数百メートルの深さの地層から天然ガスの採取に成功しました。
 ・・・

というのですね。
いいけどさ。メタンハイドレートを「掘り出した」のではなく、「ガスの採取に成功した」のだそうですから、一言でいいから、どうやってガス化したか言ってほしかったな。
元化学屋としては、メタンハイドレートは「低温・高圧で生成する」というくらいは常識的に知っています。とすると、ガス化するには「温度を上げる」か「圧力を下げる」しかないんですよね。どっちかな。
温水を注入してガス化させたか。掘削管の内部の圧力を下げてガス化させたか。
どっちかですよね。

ネットの新聞サイトを見たら
朝日では

2013年3月12日9時29分
メタンハイドレート採取作業開始 愛知、成功なら世界初
・・・
 12日午前6時前からは、ポンプで水をくみ上げて地層の圧力を下げる作業が始まった。圧力が下がると、メタンハイドレートは水とメタンガスに分解される。それを海に浮かぶ海洋研究開発機構の探査船「ちきゅう」で回収する。これまではカナダの永久凍土層から取り出したことはあるが、海底から生産するのは今回が初めてだ。

2013年3月12日11時48分
メタンハイドレート、愛知県沖で採取 世界初、海底から
・・・
 取り出し作業は12日午前6時前から始まり、ポンプで周辺の水をくみ上げることで地層の圧力を下げた。圧力が下がると、メタンハイドレートは水とメタンガスに分解される。
・・・

なるほどね。圧力を下げるのか。
その概念図もついていました。
http://www.asahi.com/business/update/0312/TKY201303110894.html
↑ここ。

毎日、読売、日経なども覗いてみたのですが、圧力を下げてガス化したことに言及しているものはありませんでした。
ちょっとしたことなのですけどねぇ。
日本にも資源がある、という点ばかりはしゃいでも仕方ない。
出来事の仕組みにも簡単に触れてほしかったですね。
速報性ではテレビに負けるかもしれない新聞メディアですから、逆に今一歩深く踏み込むこともできるのではないでしょうか。

資源エネルギー庁のサイトです。
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2006EnergyHTML/html/i1240000.html
第1部 エネルギーを巡る課題と対応  第4節 エネルギー源の石油依存低減

ここに、メタンハイドレートの図があります。
借用します。
Methanehydrate 【第124-3-3】メタンハイドレート結晶構造の一部を構成する5角12面体

COLUMN メタンハイドレートとは
 メタンハイドレートとは、低温・高圧の条件下で、水分子の結晶構造の中にメタン分子が取り込まれた氷状の固体物質(理論化学式:CH4・5.75 H2O)のことで、1m3のメタンハイドレート(メタンハイドレート結晶構造の空間に完全に隙間なくメタンが取り込まれている場合)を分解すると、水:0.8m3とメタンガス:172m3(大気圧下、0度C)と、非常に大量のメタンガス(天然ガスの主成分)を得ることができます

水分子がHOであって、H-O-Hが約104度くらいに曲がっている、ということは高校で化学を学んだ方は耳にしたことがあるでしょう。
上の図をよく見て下さい。
なんだか酸素原子の周りに水素原子が3つあるようにみえますね。
水分子同士の水素結合のせいです。
H-O-H
  |(水素結合)
  H-O-H
直線的にしか書けませんが、隣の水分子の水素原子と相互作用して、弱い水素結合ができるのです。
個々の水素結合は弱いですが、たくさんあれば強くなる。
私たちが日常生活で使う「氷」も水素結合で水分子がつながりながら整列したものです。
生物の遺伝情報を担うDNAが2本の鎖で「二重らせん」になっているのも、水素結合によるものです。二重らせんを保つ程度に強いのだけれど、遺伝情報を読み出すために2本をばらして、一方の情報を読み取るためには十分弱い、という微妙な力なのですね。水素結合は。

水素結合で水分子が「」をつくり、その内部空間にメタン分子を閉じ込めている、というのがメタンハイドレートなのです。日本語に訳せば「メタン水和物」ですね。
メタンが水と「化合」しているわけではないのです。「囲まれて」いるのです。
この水分子の籠が安定化するには高圧で低温でなければならないのです。

★ちょっとしたことなのですが、こういうことが常識化してくれると、元高校化学教師としては嬉しいのだけれどなぁ。

★と、ここまで昨日のうちに下書きを書いておいて、さぁ、アップしようと思い、念の為にJOGMECのサイトを覗いてみました(13日)。

http://www.jogmec.go.jp/news/release/docs/2012/newsrelease_130312.pdf

独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構
メタンハイドレート層からのガス生産の開始について

JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)は、渥美半島~志摩半島沖(第二渥美海丘)おいて、第1回メタンハイドレート海洋産出試験の準備作業を進めておりましたが、3月12日に減圧法によるガス生産実験を開始し、メタンハイドレート層からの分解ガスとみられるメタンガスの産出を確認しました。
今後、ガス生産実験を継続するとともに、データの分析を進めてまいります。
なお、可燃性ガスの生産実験ですので、安全のため現場海域に接近しての取材等はお控えいただくよ
うお願いします。
 ・・・(以下略)
注4:日本は、世界に先駆けて、カナダの陸上で、国際共同研究として過去2回に亘り、メタンハイドレート陸上産出試験を実施しています。2001年度に行った第1回の試験では、温度を上昇させてメタンハイドレートを分解する加温法(温水循環法)を試み、2007~2008年度の第2回試験では、圧力を低下させてメタンハイドレートを分解する減圧法を試みました。その結果、減圧法の方が、より効率的にメタンハイドレートを分解し、メタンガスとして産出できることを確認したことから、今回の海洋産出試験でも、減圧法による実験を計画しています。

なるほど、やはり「加温法」もあって、ちゃんとやってみたのですね。
すっごくナットクしました。
ほんのちょっとしたことなのですが、何が行われたのか、すごく見通しが良くなりますね。
マスメディアの「科学力」の向上を望みます。

つぼみ 2種

0304_3boke 2013.3.4
ボケのつぼみ。
つぼみの数が去年より少ないのが残念ですが、だんだん力がみなぎってきました。
0304_8hisakaki
こちらはヒサカキ。
3月中に咲くかな。
蝋細工のような不思議な透明感のある花が咲くはず。
かかし神社の氏子の鳥さんが奉納してくれたもの。
池のほとりで、ヒキガエルたちの産卵騒ぎを見ている木です。

アシダカグモ

0304_2asidakagumo1 2013.3.4
妻が物陰から見つけてきました。去年の脱け殻ね、と。
しっかしまぁ、こんな「髑髏(ドクロ)模様」でしたっけ。
見事にドクロですね。苦手な方は拡大しない方がいいでしょう。
0304_2asidakagumo2
私が見たことのあるクモの脱け殻は、大体そうなんですが、頭胸部はしっかり残っているのに、腹部がほとんどないのですね。
この脱け殻もそうです。
写真左にくっついているのが腹部なのですが、どうしてかなぁ。
0304_2asidakagumo3
ものすごい顎ですね。
噛まれたら痛いだろうけど、人間の皮膚に噛みつくほど大きくは開けないんじゃないか。
もっともそのまえに、クモが逃げます、人が近づけば。
0304_2asidakagumo4
単眼は8個。
全部ちゃんと脱ぐんです、目の表面まで。
0304_2asidakagumo5
なんといいましょうか。苦手な人の目を想像するに。
悪魔が飛来する。
ってな感じかな。

今年もおそらく、いつかお目にかかれると思います。
ゴキちゃんと闘って下さい。

オオイヌノフグリ

0301_11ooinunohuguri 2013.3.1
午後3時半ころ。
昼には開いていた花が、閉じていました。
なるほど。オオイヌノフグリの花も開閉運動をおこなうようです。
たまたまこの時刻に外に出る用事があったので見ることができました。
ほんの一瞬しかみてないからなぁ、花に申し訳ない、もっとちゃんと見てあげなくっちゃ、と思います。

タネツケバナ

0301_9tanetukebana1 2013.3.1
いかにもタネツケバナらしい姿です。
棒状の物は「実」です。
0301_9tanetukebana2
オシベは6本あるのですが、そのうち4本が長く目立ちます。4長オシベといいます。
最初その4本のオシベに囲まれて守られているような風情のメシベですが
0301_9tanetukebana3
花が終わるころ、ぐんと長く目立ち始めます。
そしてぐんぐん伸び、実になるのですね。
0301_9tanetukebana4
小さな白い花ですが、見ていると楽しいですよ。
上から全体を見下ろすと葉が放射状に開いていて独特の形になっていますので、すぐに見分けがつくようになります。

ホトケノザ

0301_7hotokenoza 2013.3.1
家の前の線路際のホトケノザ。
少し先の踏切のそばでは結構開花しているのですが、ここではまだ。
何が違うのかなぁ、と思いつつ毎日見ていました。
0309_19hotokenoza1 3.9
とうとう咲きました。
赤紫の色が見えたので、アッ咲いたな、と線路の柵に体を持たせかけて腕を伸ばして撮影。
0309_19hotokenoza2
いいですね。いかにも仏の座。

わたくし、そのうち地球に遍在化しますので、読者の方々のお近くでホトケノザを見かけましたら、必ずそこに居ります。花のそば、葉っぱに腰掛けて日向ぼっこしながらうとうとしておりますから、かかしさんいらっしゃいませ、とお声をかけていただければ幸いです。
わたしのアクビが見えるかもしれません。一緒にハッピーな気分になりましょう。
よろしく。

電波時計

★2011年3月11日の東日本大震災、それに続く原子力発電所の事故。
その後、「大鷹鳥谷(おおたかどや)山」の40kHzの標準電波が止まっている、ということをあの当時に書きました。
↓これです
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-d6d8.html
2011年3月17日 (木)「標準電波が止まっています」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-60b1.html
2011年4月22日 (金)「東の電波が聞こえたよ!」

電波時計が復活 福島県の送信所、無人のまま再開(朝日新聞 2011年4月21日20時46分)
 東京電力福島第一原発の事故の影響で、東日本を中心にできなくなっていた電波時計の時刻合わせ機能が21日、およそ40日ぶりに復活した。時刻合わせに使う電波を出す送信所が、原発20キロ圏内にあるため職員が避難し、電波が止まっていたが、送信を再開した。

この他にも少し書きましたが省略。

★で、この「復活」についての話が去年2012年10月の記事にあったのですが、ブログ用のメモ・ファイルに入れておきながら、忘れていて、3・11になって思い出しました。
遅くなりましたが、標準電波を維持する努力について、知りえたことをちょっぴりご紹介します。
<引用/始>
〈ザ・コラム〉復興を支える科学 悩みの時空へて育つ芽(朝日新聞 2012年10月28日)
                    渥美好司(福島総局長)

 科学者が相手にする時間スケールは、専門分野によって大きく異なる。福島で正反対の「時」を追う2人を紹介する。
 まずは時空標準研究室。東京都小金井市にある情報通信研究機構の一部門だ。室長の花土ゆう子さんは小学校の先生のような雰囲気で、難解な室名とすんなり結びつかない。
 昨年4月21日、花土さんは防護服を着て放射線測定器をもち、10人の仲間とともに川内村の警戒区域(原発から20キロ圏内)に入った。当時、研究者が業務で立ち入るときのルールはなく、県庁におかれたオフサイトセンターの担当者からは「自己責任で入ってください」といわれた。
 目的地は、おおたかどや山標準電波送信所。標高790メートルにある敷地は川内村と田村市にまたがる。高さ250メートルのアンテナから日本全土に向け40キロヘルツの電波を送っている。常駐していた所員は地震の翌日に避難し、この日まで機能停止していた。
 標準電波が止まると、電波時計は時刻調整ができなくなる。年1回、定期保守のため1週間ほど止めることはあるが、1カ月以上は例がない。再開のめどもたたなかったため、電波時計ユーザーから機構に苦情や問い合わせが殺到した。
     ◇
 再開するには装置や建物の状態をじかに確認しなければならない。送信所に着いた花土さんは原子時計室に向かった。ここと機構にある原子時計によって、100万年に1秒しか狂わない超高精度の時が刻み続けられていた。室内には空調設備がある。回路の発熱で温度が上がるのを防ぐためだが、事故のあと動いていない。装置内部の温度はふだんより14度高い54度だった。
 「これ以上になると原子時計が故障する恐れもあった。ぎりぎり間に合った。空調は使えないので、時計室と一般区画を仕切るドアを開放したら40度に下がった」
 この日から送信を再開したが、放射線量は平時より高く、常駐体制にもどすのはむずかしい。遠隔操作と監視の新システムを開発し、無人運用することになった。
 時空標準研究室は電波が届きにくい西日本エリアを補完するために、同じような施設をもっている。佐賀市と福岡県糸島市の境界線上にある、はがね山標準電波送信所だ。周辺になにもない山頂という環境が福島県の送信所と似ている。類似点はそれだけではない。30キロあまり西に玄海原発があり、事故への備えも迫られている。
(後略)
<引用/終>

ということです。最先端の技術なのですが、それを維持しているのは「人の技」なんですね。
私は東京で無責任なことを書いていましたが、現場で困難と闘っていた方々に敬意を表します。

2013年3月12日 (火)

2周年

★昨日は東日本大震災の2周年でした。
私にしても思うところはないではないのですが、常識的じゃないからなぁ。あまり書けません。
言えることは「私はやっぱり高校生が好き」ということですね。
あの年代の持つ未完成さとパワー。どうしようもなく好きだなぁ。
中学生とも大学生とも異なる、あの年代の輝きが大好きなんです。
報道で、高校生の年代の方が取り上げられると、なんだか、目を潤ませながら見入ってしまいます。
そして、幼い人たちの成長。
私の2年は、何の変化もないあっという間でしたが、あの日に生まれた赤ちゃんがもう2歳、歩き、しゃべり、笑う。なんという成長。
幼い人というものは、やはり「未来」そのものなんだな、と。感じいります。

★今朝の毎日新聞の余禄

余録:ある人が生きていたという事実は…(毎日新聞 2013年03月12日)
▲ある人が生きていたという事実は生き残った人々の記憶の中に存在し、生き残った人々が死んでしまうとすべては無になる。この耐え難い真実を受け入れるために人々は再生の信仰を求めたといわれる
▲「再生を信じることができればこの世に生きた証しの有無について悩むことはない」と波平恵美子さんが「いのちの文化人類学」に書いている。
 ・・・

わたくし的には全然「耐え難く」ないんだなぁ、無になることが。
存在し続けるなんて鬱陶しい。人間のご先祖様たちがみんな存在してごらんなさいな。とんでもないですよ。そしてまだ増え続けるなんて。想像したくない。
消えちゃうのがいい。跡かたもなく。
父・母・兄と亡くなりまして、みんなを送れて幸せ。そしてそう遠くない将来、私も消える。
いいじゃないですか。生きたんだから。
38億年、たったの一回も途切れることなく生き継いできた先の私の命です。ですから、与えられたように生きました。それ以上になにか必要ですか?

★朝日新聞の連載。私の好きな明川さんの文章です。

[生きるレッスン]生きる意味 生き抜くだけで十分 創作家・明川哲也(朝日新聞 2013年3月4日)
◆ただ生きているだけで、ひとさまや社会の役に立っていない自分がいやになります。こんな人生に意味があるのでしょうか。

◆ラジオの深夜放送でパーソナリティーをしていた頃、リスナーの若者たちから「社会で役に立たなければ生きている意味がない」と連呼されたことがあります。みんなまじめだなと感心した半面、なぜか強い違和感を抱きました。
 ・・・
 それから十余年、ボクの胸にはいつもこの問いかけと探索がありました。
 ・・・
 結論から申しましょう。あくまでもボク個人の考え方ですが、人の役に立つ生き方はそれなりに素晴らしい、しかしそれ以外にもボクらには生まれてきた意味があるのではないかと思うのです。
 それは、この世を見て、聞いて、触れて、感じること
 ・・・
 とっぴかもしれませんが、ボクはこう思います。人も他の生き物も、それぞれの命を生き抜き、精いっぱい感じ、生をやり遂げるだけで十分に祝福されているのではないか。一方で、人間社会のためだけになされることは、他の命から見ればどうなのか?
 ・・・

最近は、共時感覚がなんだか拡大してきたんですよ。
もともと虫たちは好きだから、共に生きる仲間、という気分でしたが。
植物たちも、今という時を共有する仲間、に感じられるようになってきた。
花だけが植物じゃない。生まれて死ぬまでの一生を生きています。

この「今」を共有することのできる幸せ、それを十分に感じて生きればよいのです。
全ての命たちと。

なんだかなぁ。そういう認識になってきました。
私は死んだら自然葬にしてもらいます。
私は地球に「遍在」します。
私の墓標は地球です。
遺体だ墓だと「モノ」に執着してもはじまらない。モノに価値はない。
残されたものが私を忘れたくないのなら、地球を思えばいい。この地球のどこにでも私は遍く存在する。
なんたって、命の循環の中に還るのですから。

★どうか、心の整理のつき難い状態にある方々にお願い申し上げたい。
あなたの大事な人は地球に遍在となって、あなたと同じ命の流れの中にあるのですよ。
個体という姿に結ぶかどうかは大した差ではない。
命の循環の中にあるという意味において、あなたの大事な方もあなたも同じ、なのです。

オオイヌノフグリが咲きましたよ~

0301_6ooinunohuguri1 2013.3.1
この独特の青い色。線路際で、この色を見て、あっ咲いた!
この日はこの一輪だけ咲きました。
0301_6ooinunohuguri2
道路にペタンと腰を下ろして、カメラを低くして横顔。
小さな杯です、
0301_6ooinunohuguri3
花の出ている場所を確認して、葉を認識しました。
今まで花は知っていて葉を知らない、という状態でした。
まだ、葉だけ見て、これはオオイヌノフグリと自信を持って言えるほどではないですが、なんとなく葉を認識しました。
0301_6ooinunohuguri4
すぐそばの、葉。これはオオイヌノフグリです、と分かります。
増えてくれて、そして、近くで咲いてくれるようになって、とっても嬉しい。
以前は線路の中の方にしか咲いてくれなくって、写真が取れなくて「泣いた」ものでした。
ありがとう、いっぱい花を見せてね。



ハエ

0301_5hae 2013.3.1
越冬していた成虫が温かさに誘われてでてきたのですね。
立春からほぼ1カ月。太陽の位置が30度進みましたから、お日様パワーはぐんと強くなってきています。私ら恒温動物には分からないことですが、お日様の力が増してくると、体温が上がってきて、体の内側から活力が湧き戻ってくるんでしょうね。おそらく、いい気持ち、なんだろうなぁ。日向ぼっこは命の源泉なのでしょう。

ジュウニヒトエ

0301_3junihitoe1 2013.3.1
ぽつぽつと色濃く見えるところが新芽のところです。
ひとつ拡大すると
0301_3junihitoe2
次々と葉が展開していくところです。
花の準備はまだのように見えます。
今はまだ地面に這うようにしか広がっていませんが、やがて立ち上がってくるでしょう。
あのちょっとユニークな花が楽しみです。

桜桃

3月6日に開花した桜桃の、直前の姿。
0301_2outou 2013.3.1
つぼみが弾けかかって、中の花弁の濃い色が見えてきています。
0304_6outou 3.4
つぼみの茎が伸びてきて、全体の姿を現し始めました。
0305_3outou 3.5
これが前日の姿。
そして翌6日に開花したのです。

花の数は去年より少な目ですが、日差しに輝いています。
その姿はまた後ほど。

春一番

0301_1ajisai1 2013.3.1
東京で春一番が吹いたんだよ。
わ~い。

アジサイの芽です。
0301_1ajisai2
こっちはバンザイしてませんけど、日に日に緑を濃くしています。

2013年3月11日 (月)

煙霧:2

★先ずは新聞記事から。

かすむ夏日、都心で煙霧(朝日新聞デジタル 2013年3月11日)
 東京都心などで10日午後1時半ごろ、空に煙が立ちこめたようになる「煙霧」が観測された。気象庁によると、寒冷前線の通過に前後して強い南寄りと北寄りの風が吹き、地表付近のほこりが巻き上げられたという。同庁の屋上からは2キロ程度先までしか見えず、晴天時の10分の1以下の視界。黄砂は観測されなかった。気温は都心で25・3度まで上がり、観測史上最も早い夏日となり、3月で最も高い気温だった。強風が吹き、千葉市で6人、埼玉県戸田市で3人がけがをした。

暑かったんですよ。まったく。夏日だもんな。
これは寒冷前線の南側にいるときのこと。
201303102
気象庁のサイトから。昨日3月10日12時の天気図です。
寒冷前線が東京の方へ迫ってきています。
この時点では寒冷前線の南側にいて、風は南南西の温かい風です。
気温がぐんぐん上がったのは、この頃です。
2013310_3
ところがですね。
13:40に25.1℃だったのが、13:50には18.9℃になってしまいました。たったの10分間で6.2℃も下がってしまいました。これはきつい。ちょとひどすぎる。
風向も南西から北西へ、90度向きが変わりました。
寒冷前線の通過ですね。トホ。
天気図上で、寒冷前線の南側と北側での風向を考えて見て下さい。
斜め45度の矢印しかないので、ちょっとなぁ、と思いつつ、参考のために風向の矢印を入れてみました。正しい向きになってませんので、あくまでも参考。
201303102_added

3月10日全体の気温変化を、グラフ化するとこうなります。
20130310
すごいっしょ。
13時半ころ。絶壁ですね。ドーンと気温が転げ落ちました。
この日の最低気温は明け方ではなく、夜に出てますね。
気象庁の公式記録では5.7℃です。夜中にでた最低気温でした。
また布団ひっかぶって、ミノムシ・スタイルで熟睡しました。

夏日の翌日にストーブつけてます。
たまりませんね。

皆様、変化の激しい時候、御自愛くださいませ。

★参考:気象庁の用語解説から
煙霧:乾いた微粒子により視程が10km未満となっている状態。

煙霧:1

★昨日はすごかったです。
日曜日は体力維持のため12時から小1時間で1500mくらい泳いで、その後でスーパーに買い物に行くのが恒例。
スーパーに入った1時半前くらいでしょうか、何にも特別な意識はなかった。
ところが買い物を終えて店から出てきたら・・・
0310_1 2013.3.10 13:56
視界が薄茶色にかすんでしまっている。風も強烈。
0310_2 13:57
空は褐色にどんより。
てっきり黄砂だと思いました。
後で知りましたが、煙霧というのですね。黄砂ではなかったそうです。
とにかくこりゃたまらん、と一目散に帰宅。
花粉症の妻は買い物を家の中に運び込んで、おこもり。
私は、しばらく家の前をうろうろ。
0310_3 14:08
踏切の方がかすんでいました。
0310_4 14:08
空を見上げると、青空もあるんです。で南西方向から西の方かな、茶色くもくもく、なんです。
0310_5 14:08
昼間なのに、暗~くなってしまって。こういう経験はないわけじゃないけど、少ない。
0310_6 14:09
けなげな多摩川線は走る。かすんじゃっても走る。

0310_7 14:49
家に入ってコーヒーなど淹れて落ち着いて。2階から。
この方向で、多摩川の向こう側の高層マンションなどが見えるはずですが。
もうろうとしています。
0310_8 16:39
夕方ですから暗くなってきているのですが、視界はくっきりしてきていました。

参考のため、さっき撮った写真を添えます。
0310_11 3.11 10:25
どうでしょう。明るくすっきりした視界で、気持ちがいいです。
しっかしまぁ、驚きました。
激変、でした。

キチョウ

0228_21kityou 2013.2.28
帰宅直後。キチョウがひらひらと姿を現しました。
チョウの初見です。
かかしさん、来たよ、と言うがごとくに目の前を舞うのですが、まるっきり写らない。
アゲハのような悠然とした飛び方ではないもので、きつかった。
スイセンに止まった一瞬です。ぼけぼけ写真ですが、一応識別はできますでしょ。
0228_21kityou2
目の前を横切った瞬間にシャッターを切ったのですが、こういう風に写りました。
向こうのハエがかなりちゃんと写って、キチョウは黄色い流れになってしまいました。
とほほな気分です。
ハエをよく見ますと、口から消化液を出しているのではないか、というような丸いものがある感じですね。

ま、いいでしょう。虫の季節も始まった、ということです。

河津桜

0228_19kawadu 2013.2.28
家の近くへ戻ってきました。
ご近所のお家の、線路際の河津桜。
これも、モンパル・シート目線です。
毎日のように、花見が楽しめます。

ジンチョウゲ

0228_18jintyouge 2013.2.28
水路際。ぽっと咲いていました。
モンパルのシートは、90度まで、右や左に回転できます。(回転した状態ではロックがかかって、走らなくなります。安全上の設計ですね。)
で、回転させたシートから肘かけに肘を固定して撮影すると、低いアングルで安定した撮影ができます。下りて近寄っても、腰をかがめることができませんので眺め下ろすアングルになってしまいます。というわけで、シートからの撮影が増えます。脚を衰えさせないために歩きゃいいのに、と思いつつ、つい、座ったままパチリ。

0228_18jintyouge2
少しさきのところでは、赤と白のジンチョウゲが並んでいました。
ここではまだ咲いてはいませんでした。
ペイントを使って、パノラマ風にしてみましたが、露出の違いが目立って、あまりよい出来ではなかったですね。笑って下さい。

0228_17hebi 2013.2.28
こんな看板が立っていました。
この辺りで出るといえば、アオダイショウくらいのものですが。
「このあたりからヘビが出ているという情報がありますので、『見かけたら、そっとしておいてあげてください』」という気分だけどな。
我が家の周辺のどこかでアオダイショウが生息しています。
ツバキの茂みから顔を出したアオダイショウを至近距離から撮影したこともあります。

ヘビだ、というだけで、パニックになってしまうのでしょうね。最近の都会人は。
ちゃんと見て、アオダイショウなら昔から共存してきた仲間ですから、そっとしておきましょうよ。
もし、妙な巨大ヘビがペットとして飼われていたのが逃げ出した、とかいうのなら別ですけどね。それはそれで、悠長に看板を立てておくような事態ではなし。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-b9d0.html
2010年6月 2日 (水)「アオダイショウ」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-b9d0.html
2011年8月 8日 (月)「アオダイショウ」

赤い壁

0228_16tubaki 2013.2.28
モンパルを走らせていましたら、わぁ、です。
赤いサザンカ(ツバキかも)が、まるで「壁」。
圧倒されました。


井戸ポンプ

0228_15pump 2013.2.28
前の記事のサクラの木のそばで発見。
今は使われなくなった井戸の手押しポンプです。
この辺りは台地の下で、水路があったくらいですから、地下水脈は比較的浅いところにもあったのではないでしょうか。
私の年代では、井戸はなじみです。
小学生に上がる頃までは、家庭の水は井戸のみ。
料理も、洗顔も、洗濯も、(借間のお宅の)庭にある井戸の水を使っていました。
小学校の高学年くらいまでは、水道もあるけれど井戸も使う、という生活。
洗濯や風呂の水は井戸水でした。
小学生の私は、ぎっこんぎっこん風呂の水を汲んだり、洗濯の水を汲むのが仕事。筋力がつくよ、とかおだてられて、一所懸命、井戸ポンプを押したものです。
完全に水道のみの生活になったのは結構大きくなってからでしたね。

私はこういう手押しの井戸ポンプで生活しましたが、妻は、子どもの頃の井戸は、桶を井戸に放りこんで、滑車で引き上げて使う、という井戸だったといっていました。

今の人は上の写真を見ても、何だかわからないのだろうなぁ、と思いながら撮影しました。


2013年3月 8日 (金)

早咲きのサクラ

0228_14sakura1 2013.2.28
ターザン公園を出て、踏切を渡って、六郷用水跡の水路へ。
ここに早咲きのサクラがあります。
河津桜でしょうか。
0228_14sakura2
なんともいえない色合い。
0228_14sakura3
色の濃淡あり、新芽の緑との対比あり、絶妙ですね。
0228_14sakura4
この写真を撮っていたら、通りがかった男性に、これサクラですよね、と声をかけられました。
そう思います、隣の梅の木とは樹形が違うし、樹皮もサクラの樹皮ですよね。
いや、これは気づかなかった、いいものを見た、と携帯で写真を撮っていました。
うまく写っているといいんですけどね、と笑いながら歩き去っていきました。
天気のいい日に花の写真など撮っているとかなり頻繁に声をかけられることになります。
楽しいな。
0228_14sakura6
まだまだこれから、新緑と花の競演が進んでいきそうです。

ターザン公園:2

0228_12koen3 2013.2.28
この公園には、白梅のほかに、ピンクや紅などの梅もあります。
上の写真は、2本の木の枝がオーバーラップしたところです。そしてあくまでも青い空。
1本の木に2色の花が咲いたわけではありません。
0228_12koen4
このつぼみの濃い色を堪能して下さい。
矢を射る寸前の張り切った弓、のような。
緊張感と力感が溢れます。
間もなく、矢は放たれます。

ターザン公園:1

0228_12koen1 2013.2.28
2月22日に「とぼとぼ散歩」をした話を書きました。
実はこの22日、久しぶりにモンパルを出して見ようとしたのです。
真冬の間はモンパルは寒くていけません。自転車のように力を使って活動するということがないので、徹底的に寒いんです。芯からこごえます。
でも、3月に入れば、動きたくなる、土筆採りにも行きたい、ということで、モンパルの調子を見たんですね。そうしたら、蓄電池が寿命のようでした。満充電で出かけて、500m行かないうちに半減してしまった。焦って家へ引き返して、とぼとぼ歩いて散歩、という次第だったのです。
ディーラーに点検整備をお願いして、この28日の昼、モンパルがかえってきました。
さっそく乗りたくってね。
前回は回れなかったターザン公園へ。
ここは去年も載せましたが、梅がいっぱい。
もう終わってしまったか、と思いながら行ったら、満開の木、まだ5~6分咲きの木などありました。間に合った。
冒頭の写真は満開の白梅。
左上の太陽電池板が見えています。
0228_12koen2
背景の青空を意識しながらの撮影。
いかがでしょう。
こうやってみると、つぼみもまだ少し残っています。
撮影時まったく気づいていませんでしたが、写真右の方、枝の間になにかが「ぶれて」写っています。
おそらく、ハエかアブじゃないかと思いますが。かかしさんの写真に写っちゃえ、という虫友でしょう。

クロッカス

0228_6crocus 2013.2.28
なんとなく擬人化したくなりませんか。
どういう姿に擬したらいいのか、イメージが固まらないのですが。
でも、なにか言ってますよね。これ。
家の内外でクロッカスがどんどん咲くので楽しくて仕方がない。
飽きずに花の前に座り込んで撮影しています。
{このごろ使っていないお風呂椅子を持って散歩に出て、よいしょ、と座り込んでの撮影を楽しんでいます。}

つぼみ

0228_2outou 2013.2.28
これは桜桃
0228_7boke
こちらはボケ。
毎日、わぁわぁ、と眺めています。
暖かい日が増えてくると、活発になってきます。
もうすぐだね。

ドウダンツツジ

0228_4doudan2 2013.2.28
わぁ~、あったかくてきもちいいわぁ
と、ドウダンツツジの芽が両手を広げて大きく伸びをしています。
暖かさが体にしみて気持ちいいですね。
0228_4doudan1
うちのドウダンツツジは、美しい新緑を堪能させてくれますが、花はちょっとね。でも、いいんですよ。
たまたま我が家に転げ込んで来て、こうやってのんびり生活してくれているだけで嬉しい。
よかったね。

ちょっと早いのですが

0228_1hae 2013.2.28
この日はとても暖かい日でした。東京の最高気温は15.7℃。
啓蟄にはチト早いんですが、かかしさん、いいですかぁ。
と、虫たちが姿を現しました。
どうぞどうぞ。大歓迎。
上の写真は朝、車を出そうとしたら窓に止まっていたハエ。

0228_5hati
ツツジの葉に止まっていたハチ。
コハナバチの仲間かな。
0228_20kagerou1
ナント、カゲロウの仲間まできましたよ。
メガネに止まられて焦りました。
0228_20kagerou2
左手にメガネ、右手でカメラのセッティング。
ファインダーを覗いても、裸眼ではド近眼の私にはピントが合っているのかどうかもよく分からない。
なんとか、一応の写り方をしてくれて助かった。

他に、クロヒラタアブが飛んでいたのですが、目の前でとまってくれなくて、写真は撮り損ねました。

春分まで太陽の位置があと15度というところまできました。
その位置=日に「啓蟄」という名のラベルを貼ったわけですが、ラベルの名前が独り歩きして、あたかも、この日には虫が出てこなければならないみたいに逆転してしまった。
くだらないですねぇ。

およそ350本の松が植えられている姫路城では、害虫の被害から松の木を守るため毎年、冬の間、わらで編んだ「こも」を巻き「啓蟄」に合わせて取り外しています。(NHKのニュースから)

で、そのわらに「虫」はついていたんですか?

東京では春一番が吹き、北海道では暴風雪が荒れ狂い、南北に長い日本列島で虫さんたちの活動が一斉に起きるわけもない。
名前に引きずられてはいけません。
目の前に姿を見せてくれた虫さんたちを愛でる、これが春の始まりです。

(多分)ホトトギス

0226_3hototogisu 2013.2.26
この姿でホトトギスと認識しているのではありませんで。
この場所に圧倒的に優位に生えてくるのがホトトギスなので、多分これがホトトギスだろうと思っている次第です。

我が家の場合、ホトトギスの花も好きなんですけど、ルリタテハが訪れて産卵してくれると嬉しいな、と夫婦二人して思っているわけです。
あの「にぎやかな」幼虫、楽しいよなぁ。
で、成虫の翅をたたんだ時の渋い樹皮のような模様と、翅を開いた時のあの美しい瑠璃色。
わくわく、ドキドキしますね。
今年もどうか、よろしくね。

2013年3月 7日 (木)

ノゲシ

0226_1nogesi 2013.2.26
地面近くの非常に低い位置で花を咲かせていましたが、このところ、花を次々と咲かせながら立ち上がって伸びてきています。
テラスの段差が10cm強でしょうか。そこに影が映るくらいに伸びています。
まだ実は見かけていませんが。

コマツナ

0225_10komatuna 2013.2.25
コマツナのつぼみですが、つぼみが緩むというよりは、全体として、伸び始めたんじゃないかな。
姿を現し始めました。
で、高い茎のてっぺんで花が咲くのだろうと思っています。

カエデ

0225_8kaede 2013.2.25
カエデの芽にはまだ動きがない。
少し緩んできているのかな、とは思いつつ、目立った変化はないです。
去年は葉は茂ったけれど、花が2,3しか咲きませんでした。その前の年はたくさん咲きましたっけ。
今年はどういう年になるのかな。
楽しみですね。

ジョウビタキ

最初、メジロとしてアップロードしたものですが、コメントを頂きました。
訂正します:ジョウビタキです。

0225_6mejiro 2013.2.25
キンカンの木の下にメジロ、ジョウビタキです。
向こうに光っているのは郵便受け。露出としては、避けたかったのですが、家の外から自分ちを覗きこんでいまして、アングルがこれっきゃない。
キンカンを突っつきに来たのでしょうか。
ま、いいんですけどね。私たちが食べる分は残してね。
鳥の写真が苦手な私のやっとこさ、の一枚でした。

反省:自宅周辺で普通に見られる鳥の種類について、もっと勉強しなくっちゃ。
探鳥会などに行ける体ではないので、珍しい種類はもうどうでもいいのですが、自宅周辺の普通種くらい知らなくっちゃな。
訂正ありがとうございました。

屋上

0225_5koji 2013.2.25
写真ではあまりはっきりしませんが、マンションの屋上の携帯電話かなんかのアンテナに、人が上っています。点検とか補修とかでしょうね。よくあんな高いところに登れるものです。
こわいよ~。

★私は高いところは全くダメ。
横断歩道橋だって苦手だ。もっとも横断歩道橋については、高いことよりも、階段が苦手で、遠回りしても、横断歩道をさがすのですけど。

足がすくんで動けなくなるのです。
東京スカイツリーなんかで、足元がガラスで下が見える、などというフロアにはゼッタイ踏み込めませんね。
体のバランスが悪いから、揺れるのもダメ。吊り橋なんか、ダメ、ゼッタイ。
一歩も踏み出せないですね。

いつからかなぁ。
高校生の頃は、体育館の舞台から手すりなしの階段で下のフロアに降りられたのですが。
教師になって、ある時気づいてみたら、手すりのない階段は降りられなくなっていました。
登れます、でも降りられません。
バランスをとる能力が急激に低下したのですね。

教員仲間の旅行で、あるお寺の鐘撞き台で、観光客が自分で鐘を撞けるというところがあって、同僚の物理教師と私の二人が、物も言わずに登って行って、鐘の中に頭を入れて立ったので、周囲の人に驚かれたことがありましたっけ。あいつら、何やってんだ?!
実は、鐘の中では、撞木が鐘に当たるゴンという音しか聞こえないのです。
そのことはラジオの何かの放送で知っていました。鐘の中に入れたマイクロフォンの録音をね。で、チャンス!と二人で鐘の中に頭を突っ込んだわけです。
で、その後、ちゃんと、普通に、手すりのない階段を下りた。
若かったなぁ。

鎌倉のお寺で、鐘撞き台があったので、何げなく登ってしまった。
さ、降りようとして、愕然としましたっけ。足が踏み出せなくなっていた。
しばらく悩んで、恥ずかしいけど、階段に腰掛けて、お尻で階段をずり下りましたっけ。

手すりのない階段は「絶壁に等しい」と思うようになったのでした。
最近は神社仏閣や、いろいろなところで階段に手すりが付くようになりました。
ありがたいことです。
ただ、付け加えれば、両側に手すりがなければ意味がないのです。これは知っておいてほしい。
私の場合ですと、右手でつかまるしかない。
登るときに右側に手すりがあっても、降りるときには右に手すりがない、ということは非常に多いのです。

手すりを作るなら両側に!

タカラヅカの舞台みたいな、手すりなんかない階段を、歌いながら降りてくるなんて、私から見るともう、人間業じゃないですね。

衰えたなぁ。

桜桃の花が一輪咲きました

0306_10outou1 2013.3.6
ご覧ください。
昼にはうっかり確認していなかったのですが、3時ころ庭に出てビックリ。
咲いてますねぇ。
つぼみ、葉芽などと一緒に撮影。
うれしいなぁ。
我が家の「花見」の始まりです。
0306_10outou2
低いアングルから、空を入れて。
このごろ、クロヒラタアブを見かけています。
6日の東京の最高気温が16℃ちょい。今日の予報は18℃。
ハエやアブやハチなどが花を訪れてくれるのではないでしょうか。
虫媒花では、昆虫と花が「共進化」してきました。ということは、花が咲く頃には必ず虫が飛び回るのです。お互いさまの関係なのですから。
0306_10outou3
次々と咲き始める姿ですね。
いいなぁ。
花が美しいとかなんとか、そういう問題ではなくって、生命力の発現、が心を打ちます。
生きるということは、それだけで楽しいことですね。
虫さんもまた同じく。
一緒に生きようね。

ジンチョウゲが咲きました

0306_4jintyouge1 2013.3.6
ジンチョウゲの花が「二粒」咲きました。
ジンチョウゲの場合に「一輪」という言葉は、どういう状態を指し示すのかよく分からなくって。
小さな花の集団一つを「一輪」というのかな。
で、「粒」と表現しておきます。正しい表現とは思えませんが、ご容赦を。
0306_4jintyouge2
すっごく嬉しくなりますね。
純白が陽射しに映えています。
きれいだね。

ヒキガエルが産卵しました

0304_7hikisanran1 2013.3.4
この日、新池のほうで、ヒキガエルの卵を確認しました。
何日か前から、夕方になるとヒキガエルの鳴き声が聞こえていました。
おそらく、3.3に産卵したのだと思います。
この後、真昼間っから、6,7匹のヒキガエルが入り乱れて大騒ぎをしています。
古池のほうにも、産卵しました。
いろいろ、関連の話題はあるのですが、とりあえず、ご報告まで。
また、オタマジャクシがうようよ泳ぐようになり、上陸したミニヒキガエルが足の踏み場もないほど庭を占拠するんだろうな、と今から楽しみにしております。

この池は、ヒキガエルたちにとって「ふるさと」なんですねぇ。

2013年3月 6日 (水)

線路際のスイセン

0225_3senrosuisen2 2013.2.25
写真下のコンクリートは、線路の柵の横棒です。右に柱も写っています。
で、写真でそれより上の部分は、「線路内」なんですね。
そっちへ人が入ると、電車が止まってしまいます。ですから、体を柵に預けて真上からしか撮れません。
0225_3senrosuisen1
手を伸ばして、カメラを可能な限りスイセンに近づけて、もう一枚。
お日様は向こうからさすので、やっぱり花としてはお日様のほうを向いてしまうんですよね。
気持ち良さそうです。
香りはどちらへも流れますから、近くに立っていると、淡い香りが漂ってきます。
ありがとう。

スイセン

0224suisen1 2013.2.24
自重で曲がったスイセンを切って居間の茶箪笥の上に置きました。
いつもは、地面近くでとてもじっくり花の仲間で覗きこめないのですが、茶箪笥の上ですから楽々と覗きこめる。
で、思いっきり接写。
ん?
メシベの花柱と柱頭は、まぁいい。
オシベの頭が葯ですね、で葯を支える「柱」は花糸。
その花糸は、黄色い副花冠から出てませんか?
0224suisen2
もう一枚。
やっぱり、そうみたい。
知らなかったなぁ。

顔の間近に花を見て、良い香りを楽しみながら、発見しました。
研究者だったら、きちんと切り開いて構造を調べるのでしょうが、素人の私はひたすら見るだけです。でもまぁ、時々面白いことにぶつかるものですね。

玄関前

0223_3outou 2013.2.23
玄関から一段テラスを下りて、2、3歩の位置で日を浴びている桜桃。
花の数は去年より少なめになりそうですが、開花への準備が進んでいます。

テラスに座り込んで左を見ると
0223_4komatuna1
コマツナです。こちらの株は緑が濃くてつやがある。
0223_4komatuna2
右を見ると、コマツナのもう一つの株がありまして、こちらは花の準備をしています。
この花が咲く頃には、モンシロチョウなどが来るのでしょうか?
どうなるかなぁ。

0223_5kodemari
座ったまま、後ろへ体をひねると、コデマリが新芽をいっぱい出し始めています。
玄関前の日溜まりで、ぬくぬくと植物たちを眺める私です。

散歩の終わり

0222_21scroccus1234 2013.2.22
ゼニアオイのそばの足元。
つぼみ、小さな花、大きな花。
順に色が薄くなっていきますね。
開閉を繰り返しているうちに、面積が大きくなって、色が薄まるのではないか、と想像します。
なんにしても、端正で佳い花ですね。

0222_20monsuisen
帰宅。
門を入って、ガレージの車の前に座り込んで、八重咲きのスイセンにごあいさつ。
確かに、こってりした感じがありますね。

ちょっとくたびれました。ぐるっと回ってきて、2kmはないはずなんですが。
衰えましたことよ。

マロウ

ゼニアオイの英名は
common mallow (Malva sylvestris var. mauritiana)
コモンマロウといって、別の種のこともあるようですが、細かいことは知りません。

学研パーソナル英和辞典だと
mallow:{名詞}(植) ゼニアオイ
marshmallow:{名詞}(植) ウスベニタチアオイ;マシュマロ

で、
[しつもん!ドラえもん]1112 おかし編(3/1)
 ふわふわのマシュマロ。焼いて食べてもおいしいね。もとになるものはなにかな。
[こたえ]メレンゲ
 卵白に砂糖を加え、あわだててたものだね。ゼラチンを入れてかためる。マシュマロは口あたりがやさしく、「天使の食べ物」とよばれたよ。

ふむふむ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%9E%E3%83%AD
マシュマロ

マシュマロ、マシマロ、マショマロ(英語:marshmallow)は、ふんわりとしたメレンゲにシロップを加え、ゼリーで固めて粉をまぶした菓子の名。ソフトキャンディーの一種。
名称は、原料となったアオイ科のウスベニタチアオイの英語名、marsh mallow に因む。元はこの植物の根を古代エジプトの王族がすりつぶしてのど薬として使っていた。現代の製法では、この植物は使われない。フランス語でも、植物名 marshmallow のフランス語名 Guimauve(ギモーヴ)がそのまま菓子名になっている。

「アオイ」という仲間のことを考えますと。
オクラ、トロロアオイなどもよく似た花ですね。で、粘りっ気がありますね。

最近はハーブティーの一種として、マロウティーもあるようですね。
ゼニアオイがハーブティーになるかどうか、知らないのですが、この仲間、結構昔から人の生活に関わってきたようですね。

ゼニアオイ

0222_22zeniaoi 2013.2.22
家の前まできました。
いつが本来の花期なのかよくわかりません。
雪をかぶりながら、冬を越して、花がいっぱいです。
その中で、前にも書いたように、色素の少ない花が少しだけできています。
そのまま大きく展開して開花できればきれいな花だと思うのですが、あまりうまくいかないようです。
花弁がちりちり巻いてしまっていますね。

0228_10zeniaoi 2.28
白っぽい花はもうしぼんできました。
紫の花は花弁がきれいに開きますね。
何が違ってしまったのか。せっかく咲いたのですから、白い花も毎日見ています。

ホトケノザ

0222_13hotokenoza1 2013.2.22
とぼとぼ散歩も終わりに向かっています。
家のそばの踏切のあたりで、ホトケノザが咲いていました。
0222_13hotokenoza2
つぼみは色が濃い。真っ赤ですね。
0222_13hotokenoza3
我が家の前の線路際にもいっぱいホトケノザは生えていますし、日当たりの点でもそう大きな違いはないと思うのですが。家の前では3月に入ってもまだ咲きません。
何が違うのかな。
楽しみはのんびり、ゆっくり。

2013年3月 5日 (火)

梅:2

前の記事の梅のすぐそば。
0222_10ume2 2013.2.22
こちらは視界が真っ白。
0222_10ume1
このおちょぼ口がかわいい。
思わずにっこりしてしまいます。

ここから、何歩か向きを変えて移動すると
0222_11ekeberia
バラのような葉の厚肉植物。個人宅の玄関前。
エケベリアでしたっけ。記憶があいまいだ。
そのまた何歩か先には
0222_12ume
これです。圧倒されてください。
もう、わぁ、としか言いようがありません。
たっぷりと楽しませていただきました。
とぼとぼ散歩の甲斐があったというものです。

テトラパックの作り方

0223_6tetrapack1 2013.2.23
土曜の朝、流しの掃除などして、ペーパータオルを使ったら、ちょうど一巻き使い切りました。
ラップフィルムの芯に比べるとすごく軟らか。
で、ふと思いついて・・・
0223_6tetrapack2
まず、折ります。
0223_6tetrapack3
最初の折り線と直角方向にまた折ります。
0223_6tetrapack4
いわゆる「テトラパック」ができました。
妻に見せると、知識としては知っていたはずですが、あら面白い、といって笑ってました。

ピラミッド型ではありません。正四面体型です。正三角形4枚でできる正四面体に近い形です。

実際には、「折る」のではなく、その部分を両側から挟んで加熱して閉じるのでしょう。
で、液体を入れてから、直角方向から挟んで閉じる。
こんな工程だと思います。

正三角形を基本にした形なので、六角形の容器にぴったりと詰め込むことができます。
ただ、その六角形の容器を並べてトラックに積むと、どうしても端の方ですき間が空くことになるでしょう。
流通コストをギリギリに下げるのには、不利だったのでしょうか、テトラパック牛乳は今ほとんど見ませんね。替わって、ブリックパックというのですか、直方体の飲み物パックが主流になったようですね。トラックの内部スペースに隙間なく積みこめるからだろうと想像しています。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-ccf2.html
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-58ae.html
↑こんなところも、是非お読みください。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%AF
ウィキの「テトラパック」

http://www.tetrapak.com/jp/Pages/default.aspx
「日本テトラパック株式会社」のHPです。

梅:1

0222_9ume1 2013.2.22
去年もこの梅をアップしまた。
とぼとぼ歩いてくると、これが見えて、少し元気になってきます。
0222_9ume2
八重咲き。
いい香りです。
0222_9ume3
つぼみの色の濃いこと、すごいでしょ。
ぎゅっと濃縮されていますね。
でまた、まん丸というのがなんとも「赤ちゃん」ぽくってかわいい。
花でも、幼いあどけない姿と、大人のあでやかな姿があるのですね。

ヒイラギナンテン

0222_6hiiraginanten 2013.2.22
六郷用水跡の水路に沿って、とぼとぼ。
ヒイラギナンテンです。

★電車に乗ると「お年寄り」や「体の不自由な方」にシルバーシートを優先的に譲るようにアナウンスが流れますが、どうもこの頃の私は「体の不自由なお年寄り」になっちゃったからなぁ。
ご配慮賜ることが増えてきましたよ。
この日の散歩でも、ヤクルト・レディの女性に、こんにちわぁ、と声をかけられてしまった。ヤクルトを配達してもらっているわけじゃないんですけどね。
体の不自由そうなお年寄りがとぼとぼ歩いている、ひょっとして、疲れてしまって援護が必要な状態ではないのか、という確認をしていただいたような気がします。
ありがたいことです。
ヤクルト・レディとか新聞配達員とかの方々は、地域の高齢者の状態を察知しやすい仕事なので、そういう心構えで声かけとか、ポストの状態とか、きめ細かく見ているんでしょうね。

この間、本屋さんで、3,4冊の本をバスケットに入れて、会計のフォーク並びの後尾に立ったら、カウンターから若い男性店員が出てきてバスケットを先に受け取ってくれました。で、会計の順番が来たら「こちらです」と呼んでくれた。やっぱりこれも、体の不自由なお年寄りへの配慮なんだよなぁ。重いものを持たせたまま待たせておくわけにはいかなかったのですね。
ありがたい配慮を頂きました。。

とまぁ、そういうわけで、体の不自由なお年寄りは、とぼとぼと散歩し、みなさんのご配慮をありがたく受けております。

ああつひに席譲らるる日の来たり決めたとほりにありがたうと言ふ:半田市 石橋美津子(朝日歌壇 2月25日 より)

社会的役割としての「おじいちゃん」を引き受けると、以前から言ってきましたが、現在の私は役割なんてものじゃない、実体的に「体の不自由なお年寄り」ですので、老人風の言い回しで「ありがとう」と言って感謝しております。
60代は「高齢者年少組」
70代は「高齢者年中組」
などといっております。
60過ぎたら年寄役を引き受けましょう。快く。
つっぱってたってしょうがない。

★「シルバー川柳」という本を購入しました。ベストセラーといわれると、買いたくなくなるたちですし、「○○川柳」という企画で、面白いのもあったりむかつくものもあったりで、本を買ういうことはあまりない私です。
でも、このシルバー川柳は面白かった。ほぼすべて、そうなんだよなぁ、と納得、大笑い、苦笑い、含み笑い。
「年少組」とからめて、ひとつご紹介します。

できました老人会の青年部:51歳男性

もうしわけないが、51歳ではまだ高齢者としては「ゼロ歳保育」段階ですな。青いあおい、わっはっは。(まだお尻にモンゴル斑が残ってらっしゃることでしょう。)

ジャノメエリカ

0222_5janomeerika 2013.2.22
ジャノメエリカの花が少し口を開きました。
メシベがちょっぴり伸び出してきて「傘の柄」になりつつあります。
すぐそばのマンションの植え込み。

0225_4janomeerika 2.25
ゆっくりですねぇ。
この状態の花は写真の場所ぐらいで、他はまだつぼみです。
なんともかわいくて、ここを通りかかるたびにほほ笑ましい気分で立ち止まって花の状態を見ます。

クロッカスの一日:2

0222_17mcroccus1131 2013.2.22 11時29分
スイセンのそばのクロッカス。
前の記事で、写真の下の方に閉じた状態でかすかに写っていた花です。
昼の散歩時にはちゃんと開いていました。
0222_24s_croccus15 15時17分
あらら、もう眠くなってきたみたい。
線路際のクロッカスですが、閉じかかっています。
0222_25mcroccus15 15時20分
こちらはスイセンのそばのクロッカス。
こちらもやはり眠くなっていました。
そうなのかぁ。3時になるともう閉じるんだ。
健康優良「花」だなぁ。
ぐっすりおやすみなさい。

0223_1croccus 2.23 13時16分
スイセンのそばのクロッカス。
右下の花が昨日の写真に写っていた花です。
左の二つは新しく咲いた花。
新しい花の方が色が濃い感じがします。光の当たり方も違うので見づらくて申し訳ないです。
花の個性もあるでしょうし、経時変化もあるでしょうし、開閉運動による成長で色素量が同じで大きくなったせいで色が薄くなる、というようなこともあるでしょう。
全部の条件を確認していませんから、確定的なことは言えませんが、新しい花の方が色濃いという傾向はありそうな気がしています。

クロッカスの一日:1

0222_1s_croccusasa 2013.2.22
2月22日、にゃんにゃんにゃんのネコの日の朝。7時半ころ。
線路際のクロッカスを見たら、閉じてます。
あれ?昨日咲いてなかったっけ?
そうか、夜は閉じているのかも。
0222_3mcroccusasa 8時17分
外出から戻って、パチリ。
上のタイル張りのところがガレージ。
スイセンがあって、写真一番下、中央より少し左のところに、黄色いクロッカスの閉じた花。
やっぱり閉じてるなぁ。
0222_4s_croccus1020 10時20分
線路際。少し開きかかったようですね。
0222_15s_croccus1129 11時28分
開きましたねぇ。
そうなんだ、夜は「寝て」いて、朝からゆっくり起きるんだね。
初めて気づきました。

こういう開閉運動は、おそらく、花弁の内側の成長で開き、外側の成長で閉じる、というやりかたではないでしょうか。だから、咲いてから何回か開閉運動をすると、少し花が大きくなるはずです。

検査バイアス

★前の記事で引用しました
「マダニ媒介の感染症検査、月内にも全国で 試薬や手順書配布 1~2日で診断可」
という記事の終わりの方に、こんな記述があります。

 マダニの活動は春から活発になるとされる。感染研ウイルス第一部の西條政幸部長は「検査態勢が整うことで診断される患者が増える可能性はあるが、爆発的に感染が広がっているという意味ではない、と理解してほしい」と指摘する。

診断例が増える、とか、報道が増える、ということは、その事例そのものが増えたということではないことがあるのですね。

★朝日新聞デジタルの「アピタル」という医療・健康関係のサイトがあります。その2月12日に、高山義浩さんというお医者さんが書かれた文章があって、すっごく納得してしまいました。一部引用します。

http://apital.asahi.com/article/takayama/2013021200001.html
ノロウイルス報道が増えたわけ(2013年2月12日)
高山義浩

 ある福祉施設の方から、次のような趣旨の質問をいただきました。
 「昨年の12月からノロウイルスで亡くなる方の報道が多かったように思います。どのようなことが原因で多かったのでしょうか? 原因が分からないと、施設の皆さんが必要以上にノロウイルスが怖いものだと思ってしまう気がします」
 たしかに今シーズンは、急にノロウイルスによる死亡事例の報道が相次ぎました。もちろん、今年は例年よりも多かったと私も思います。しかし、ノロウイルスの流行は今年に始まったことではありませんし、毎年のように介護施設でお年寄りの命を奪っていたことも知っています。死亡報道によらず、「今年はノロの話題が活発だなぁ」と感じている方は多かったのではないでしょうか? 実は、今年に限って、これだけ報道された背景には「病名が見えたことにより注目してしまった」ことがあるようです。
 私たちには何が見えていて、何が見えていないか。何を見ようとしていて、何を見ようとしていないか。このような自己認識をもって、世の中の観察事象を捉えることは、科学的思考の第一歩といえます。そんな思考に立ち返って、このノロウイルス騒動を考えてみたいと思います。
 簡便なイムノクロマト法による迅速診断キットが、ノロウイルスについて商品化されたのは2008年冬のことでした。それまでは、高齢者がノロウイルス腸炎で亡くなっても、そもそも診断しようがなかったんですね。なので、2008年までは「高齢者のノロウイルス腸炎が見えない時代」といえます。
 ただし、ノロウイルスによる食中毒は別です。食品衛生法で食中毒に関しての届出規定があるので、医療機関で食中毒が疑われたら、速やかに保健所に届けなければなりません。そして、保健所は地方衛生研究所に依頼して、専門機器を用いるRT-PCR法によりノロウイルスを同定していました。つまり、「ノロウイルスの食中毒は見ようとしていた時代」ともいえますね。だから、このころから「飲食店提供の仕出料理でノロウイルス食中毒」みたいな記事は多かったのです。ただし、寝たきり高齢者が外食をしたり、仕出し弁当を食べるような機会はまずないこともあり、食中毒による死亡者が出ることはありませんでした。
 さて、2008年になり、ついにノロウイルスの迅速診断キットが発売されました。医療機関において簡便に診断ができるようになったのですが、まだ保険適応になっていなかったので普及までには至りません。全額(2000~5000円程度)を自己負担で検査をお勧めしなければならなかったからです。
・・・
 こんな会話が日本中で重ねられたことと思います。つまり、これは「高齢者のノロウイルス腸炎を見ようとしていない時代」といえます。だから、なかなか報道にもならなかったのです。
 ところが、昨年(2012年)春、ついにノロウイルスの迅速診断が保険適応となりました。もうお分かりですね。安価に検査ができるようになったので、「高齢者のノロウイルス腸炎を見ようとする時代」がやってきたのです。
 こうして、「お腹の風邪をこじらせて亡くなった」という解釈で終わっていた高齢者の下痢症について、少なからずノロウイルスが原因であることが、今年になって明らかとなってきました。そして、「介護施設でノロウイルス集団感染」という記事が紙面を飾るようになったのです。決して「昔は食中毒が多かったのに、最近は介護施設で流行している」わけではありません。これは単に、私たちの見る姿勢によって作られた観察事象なんです。これを、疫学の世界では「検出バイアス」と呼んでいるのです。・・・
 でも言うまでもなく、私たち医療者は「名」のあるなしに関わらず、高齢者を守ってゆかなければなりません。新聞記事や行政指導に気を取られすぎると、そのような目が霞んでしまう恐れがあると私は思います。見えているところ、見ようとしているところだけに気を取られず、ハイリスク高齢者のコミュニティで何が起きているのか、リアルな事象を捉えてゆこうとする科学的姿勢が求められていると思います。
・・・

名のなかったものに名がつくと広く認識されます。
存在していても見つける方法がなかったものが、見つける方法ができると、いっぱい見つかるようになります。高価な手法が安価になるとまたたくさん見つかります。

私たちが物を知る、ということには、このような舞台装置が必要なのですね。
自分の認識にかかったバイアスをも認識して、可能な限り「実態」を正確に把握したいものだ、と改めて考えさせられました。

★引用文中に「RT-PCR法」というのが出てきますが、これはReal-time PCR法のことです。詳しくは解説しませんが、PCR法を用いて遺伝子を増幅して検出することには違いがありません。それはちょっと、専用の機器が必要で限られた施設でしかできなかったのですね。

「簡便なイムノクロマト法による迅速診断キット」というのが大きく効いたようですね。
私だって詳しいことは知りませんが「イムノ」とくれば抗原抗体反応の利用です。
この場合は、遺伝子増幅はせずに、ウイルスに特有の構造に抗原抗体反応でくっついて、クロマトグラフィーの原理で分離して、何らかの方法で可視化する。ということだと思います。この推測で、大間違いはないと思いますよ。

http://www.medicallab.jp/jacri/topics/01influenza/influ02.html
「迅速抗原検出キット」による測定方法「迅速抗原検出キット」による測定方法
ここにインフルエンザの場合の説明があります。
「測定の原理は、抗原抗体反応を利用した免疫法によるものです」だそうです。
ね。これで、普通の町のお医者さんでもできるようになった。

おそらく、ノロウイルスの場合も似たようなものでしょう。
そうすると、検出例が大幅に増えるのですね。

2013年3月 4日 (月)

PCR法

★こんな記事がありました。(朝日新聞 2013年3月3日)

マダニ媒介の感染症検査、月内にも全国で 試薬や手順書配布 1~2日で診断可
 野外のマダニを介して感染するとみられる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について、国立感染症研究所(感染研)が今月中旬にも、すべての都道府県と政令指定都市に検査に使う試薬やマニュアルなどを配布することになった。感染の有無を全国どこでも検査でき、実態把握が進むことになる。

 感染研によると、「PCR法」と呼ばれる技術で、患者の血液などにあるウイルスの遺伝子の一部を、試薬で大量にコピーして増やす。そのコピーが、これまでに国内で見つかった遺伝子と同じかどうかで感染が判断できる。
(後略)

なにをいまさら、という気分なんですよね。「PCR法」という新規の技術が開発されたみたいな書き方。
PCRというのはolymerase hain eaction の略記。

遺伝子を扱う分野で、今やこのPCR法が使われないことの方が珍しい。
血液の中にわずかにいるかもしれないウイルスを、鶏卵とか、何か生きた細胞に植え付けて培養して増やして・・・というようなことではないのです。
血液の中にある、遺伝子群を丸ごとPCR法で増幅して、検出しようという話です。その中からウイルスの遺伝子を見つけようという話でしょう。

病原菌などの話が出ると、培養して増やしてということが多いのですが、人間が培養できる微生物など、全体のほんの何%かしかない。後は、いることは分かっていても培養できなかった。それを、遺伝子群としてまとめてPCRで増幅して、どのような遺伝子が存在するか、という研究ができるのです。

犯罪捜査で「遺伝子型鑑定」という言葉もありますね。あれもPCRを使う。

元となる遺伝子を、2倍、4倍、8倍・・・と増やしていく方法なのです。
10回繰り返せば、1000倍に増え、20回もやったら100万倍にも増えます。(2^20)
逆に、あまりに敏感ですから、コンタミネーション(汚染というとちょっとニュアンスが違うような・・・)に気をつけないと、何を見ているのかわけがわからなくなります。

★ごく簡単な説明をお読みください
http://www.aichi-c.ed.jp/contents/rika/koutou/seibutu/se18/PCR/PCR.htm
PCR(ポリメラーゼ連鎖反応 Polymerase Chain Reaction)法

  マリス(Kary Babks Mullis、アメリカ)は、1983年にPCR法を開発し、1993年に、この業績に対してノーベル化学賞が贈られた。PCR法は、その後の遺伝子工学の進歩に大きく貢献した。

原理が分かりやすく示されています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%BC%E9%80%A3%E9%8E%96%E5%8F%8D%E5%BF%9C
ポリメラーゼ連鎖反応

ヒトゲノム解析とか、色々な生物のゲノム解析も行われていますが、このPCR法抜きには不可能なことなのです。

アロエ

0221_6aloe1 2013.2.21
下から咲き始めて、上へ上へと咲き進んでいます。
かなり進みましたね。
0221_6aloe2
最初に咲いた花はそろそろ終わりが近いようです。
今の時期の花だと、虫が来ることはほとんどないでしょうから、鳥がくるのかな?
私自身は見たことがないのですけれど。
ヤツデの花にメジロが来たことはありますが、アロエの花に鳥は来ますか?

シラン

0221_5siran 2013.2.21
シランの実の名残ですね。
私の家の前のシランの実は種をまき散らして仕事を果たして倒れて朽ちてしまいましたが、ここのは、中身が無くなったまま、立ちつくしていました。
ごくろうさま。仕事は終わったのだから、安心して土に還っていいんだよ。

河津桜

0221_4kawadu1 2013.2.21
線路沿いに踏切の方へ行ったところの、ご近所の河津桜。
この辺りの方々は皆さん、線路の柵沿いの空間を利用して草木の花を楽しんでいらっしゃいます。
河津桜が咲き始めました。
色の濃淡がありますね。
0221_4kawadu2
つぼみの色の濃いことったら、すごいでしょ。
0221_4kawadu3
今しも開くところ。
動きを感じますね。
0221_4kawadu4
河津桜は葉もこういうふうに同時に展開し始めます。
0221_4kawadu5
もう一回、つぼみの色の濃い色をお楽しみください。
ぎゅっと濃縮された色です。
眺めていると飽きません。
楽しいなぁ。

クロッカス

0221_3croccus 2013.2.21
線路の柵の下。
この空間を利用しています。
保育園の園児のお散歩などで、楽しんでほしいので。
地面近くで咲く花は幼い子の視線に近い。
ときどきわいわいやってきますので、楽しんでほしいと思っています。

菜の花のそばで

0221_2nanohana3 2013.2.21
菜の花のそばに、白い花も咲いていました。
キク科としか私にはいいようがない。
ものすごく草丈が低いままに咲いていました。
地面から10cmあるかないか。
とりあえず、咲いちゃえ、っと。

0221_2nanohana4
カタバミの仲間で、大型の花をつけていました。
前にもこのカタバミの花をご紹介しています。
冬中、咲き継いできたのでしょう。
ありがとうね。

菜の花

0221_2nanohana1 2013.2.21
区内の中学校のそば。
菜の花が咲いていました。今年身近で見た最初。
0221_2nanohana2
濃い黄色がきれい。

スーパーで売っている菜の花は根がついていないからなぁ、あれを植えても伸びないだろうなぁ。といいつつ、栽培すれば、チョウの食草になってしまうであろう、私たちです。

社会実験

0221_1jitensya1 2013.2.21
ん?これテレビのニュースで見た気がする。
自転車はここを走るように、というのじゃなかったけ。

ここは東急池上線の池上駅近くの道路。
幅広なのですが、比較的交通量は少ない。
0221_1jitensya2
すぐ先に看板が立っていました。
「社会実験実施中」だそうです。ふ~ん。
2週間やるんですって。
「社会実験」なんて言葉、聞いたことはあるけど、身近で行われていたとはね。
野次馬根性発揮して写真撮ってきました。

さて、東京都の広報ページを覗いたら

報道発表資料 [2013年2月掲載]
連続した自転車走行空間の確保に関する社会実験の実施について
平成25年2月7日
青少年・治安対策本部

 東京都では、自転車走行空間のネットワーク化に向け、大田区、江東区と連携し、複数の道路管理者(都道、区道)にまたがる道路における、連続した自転車走行空間の確保を目的とした社会実験を行いますので、お知らせします。
1 実施場所
    大田区池上駅周辺(池上通り(都道)、池上仲通り(区道)の約700メートル)
    江東区豊洲駅周辺(晴海通り(都道)、環状三号線(都道)、区道578号、区道579号の約1400メートル)
2 実施期間
    池上地区:平成25年2月14日(木曜日)~2月27日(水曜日)
    豊洲地区:平成25年2月18日(月曜日)~3月3日(日曜日)
3 実施内容
    道路の幅員等の状況に応じ、車道又は歩道部分に「自転車ナビマーク」を設置し、自転車の走行空間を確保します。
    実験の実施期間中に、自転車の走行場所別の交通量調査、交差点における自転車の走行方法の検証、自転車利用者・歩行者・自動車利用者へのアンケート調査をあわせて行います。
    詳細は、別添のリーフレットをご覧ください。
4 その他
 実験結果は、各調査結果を検証し、とりまとめの上、お知らせします。

東京で2カ所なんだ。ほぉ。
東京都の広報を覗いたら

連続した自転車走行空間の確保に関する社会実験について
更新日:2013年2月7日
東京都と大田区では、複数の道路管理者(都道、区道)にまたがる道路における、連続した自転車走行空間の確保を目的とした社会実験を行います。
1 実施場所
池上駅周辺(池上通り〈都道〉、池上仲通り〈区道〉の約700メートル)
2 実施期間
平成25年2月14日(木曜日)~2月27日(水曜日)
3 実施内容
    道路の幅員などの状況に応じ、車道に自転車ナビマークを設置し、自転車の走行空間を確保します。
    実験の実施期間中に、自転車の走行場所別の交通量調査、交差点における自転車の走行方法の検証、自転車利用者・歩行者・自動車利用者へのアンケート調査をあわせて行います。

「自転車ナビマーク」という名前があったんですね。
2月28日の朝にはナビマークは残っていましたが、3月1日の朝には削り落されていました。実験期間が終了したのに、ナビマークが残っていて、それに従ったていて事故でも起こったらいけないのでしょう。塗ったり削ったり、大変ですねぇ。

私はドライバーとして個人的には、自転車に右側通行をしてもらいたいと思うものです。
そうすると、自動車と「対面通行」になり、互いにアイコンタクトが取りやすい。
左側を走っている自転車を追い越すのには非常に気を使います。
自転車が、歩行者とかを避けようとして膨らんでくるのではないか、自動車が接近していることを認識しながら走っているだろうか・・・。
対面だと、互いの意志疎通をしやすいと思うんですけどね。

別件:紫外線除けかなんかの、顔面を全部覆ってしまう濃い色の「マスク」ですが、あれは危険です。一切のアイコンタクトを拒否されてしまって、状況をどう認識しながら走っているのか全く分からない。
眼が合うと、会釈とかをしながら走れるのにね。
アイコンタクトは重要だと私は思っています。車のドライバー間でもね。アイコンタクトが取れると気持ちよいじゃないですか。

2013年3月 1日 (金)

紙風船上げ

★2月10日に秋田県仙北市で、伝統行事の「紙風船上げ」が行われた、というニュースなのですが・・・。
朝日新聞(2013年2月11日)では
「大小100個の紙風船が上がると」「熱風で膨らませた風船が次々上がると」
こういう表現です。

同じ行事をNHKも伝えているのですが、ニュース原稿では

秋田県仙北市で、10日夜、願い事を書いた大きな紙風船を打ち上げる伝統の「紙風船上げ」が昨夜行われ、明かりをともした風船が冬の夜空を照らしました。

こうなのです。
打ち上げる」というのが引っかかりましてねぇ。
打ち上げるというとロケットのような推進力であげるんじゃないかな。。
龍勢というロケットのような花火もありますね。あれは確かに「打ち上げ」です。

でもなぁ、普通、熱気球が上がって行くのを「打ち上げた」と表現しますか。しないですよね。
なら、秋田の風船上げも、紙で作った熱気球なのですから、「打ち上げる」というのは頂けませんね。

秋田魁新報{読めます?「さきがけ」}(2013/02/10 20:35 更新)
紙風船、柔らかな明かり観衆魅了 仙北市西木町、次々と夜空へ
 仙北市西木町上桧木内の小正月行事「紙風船上げ」が10日、紙風船館隣の特設広場で行われた。家内安全、五穀豊穣(ほうじょう)などの願いを乗せ、柔らかな明かりの紙風船が夜空へ次々に舞い上がって観衆を魅了した。
 8集落の住民が、和紙を貼り合わせた高さ約6メートルの紙風船約100個を準備。午後6時、観衆のカウントダウンで一斉打ち上げを開始した。紙風船に熱風を吹き込んで膨らませ、最下部の布玉に点火。手を離すと、武者絵や美人画が描かれた紙風船がゆらゆらと上昇した
 打ち上げは2時間半続き、観衆は紙風船の明かりが上空で小さくなるまで見上げていた。

「舞い上がった」「ゆらゆらと上昇した」「打ち上げは」という表現ですね。
舞い上がる」というのが優雅でいいような気がしますが。

河北新報(2013年02月11日月曜日)
武者や美人、空にふわり 仙北で紙風船上げ
 秋田県仙北市西木町の上桧木内地区で10日夜、伝統の小正月行事「紙風船上げ」があり、武者絵や美人画が描かれた巨大な風船約100個がふわりと空に舞い上がった
 風船は、地区の住民が約4カ月かけ、和紙を貼り合わせて制作。高さは5~10メートルにもなる。ガスバーナーで円筒形に膨らませ、石油を染み込ませた下部の布玉に点火すると、暖められた空気に乗ってゆっくりと浮く。雪の降る中、風船の明かりが夜空にともると、会場からは拍手と歓声が上がった。
 紙風船上げは、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を祈る行事として、江戸時代から伝わる。

舞い上がる」ですね。

読売新聞です(2013年2月12日)

願い込めた紙風船とスカイランタン、夜空に軌跡
 秋田県仙北市西木町の小正月行事「上桧木内の紙風船上げ」が10日、同地区の紙風船広場で行われた。
 五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全を願い、近隣の8集落が武者絵などを描いた高さ約5メートルもある紙風船を放ち、凍(い)てついた空に暖かい光の軌跡を描いた。
 紙風船を上げたのは午後6時、7時、8時半の3回。6時には、地元の市立桧木内中学の生徒や観光客らが、タイの祭りに登場する、紙風船に似た「スカイランタン」も約100個上げた
 スカイランタンは薄い紙で出来た袋状の紙風船で、高さは約1・2メートル。トイレットペーパーに燃料をしみ込ませ、紙風船と同様、熱気球の原理で空に飛ばす。
 タイでは慰霊や鎮魂のために上げられるといい、昨年の紙風船上げの際に初めて、東日本大震災の慰霊のため東北地方を訪れていたタイの僧らが紙風船と一緒に上げた。今年は地元に住む市職員が現地からスカイランタン約100個を取り寄せ、桧木内中学、同中と交流している大曲養護学校(大仙市)の生徒に計50個近くを贈り、好きな言葉や合格祈願、イラストなどを自由に描いてもらった。残りは市民や観光客に販売して、やはり願い事を書いてもらい、空に放った。
 同中では地域を知る総合学習の一環として、2人一組でスカイランタンを完成させた。模様をつけた文字で「一期一会」と書いたのは、3年の2人。2人のスカイランタンも、ゆっくりと光りながら夜空へ吸い込まれていった。生徒の1人は「一期一会は3年生の学年目標にしている言葉。もうすぐ受験なので新しい出会いへの期待も込めました」と話していた。

「放つ」「飛ばす」ですね。

★変なことにこだわってしまった。要するに「打ち上げる」が気持ち悪かったものですから。
言い伝えでは「江戸時代の科学者である平賀源内が、鉱山の技術指導に訪れた際に、熱気球の原理を応用した遊びとして伝えた」と聞いています。

★ところで、私は両親が秋田の出身なものですから。
「魁」=さきがけ
「東雲羊羹」=しののめ ようかん
という難しい文字が小学校の低学年の頃から、読めたんですよ。
ついでに、小学校2年からは「駒繋小学校」に通いましたので「繋」などという字も書けたのです。スゴイでしょ。

★よく熱気球について「暖まった空気は軽くなるので上に行く」というのですが、これはやめたい。
「暖まった空気は膨張する」ので「同じ重さのまま体積が増す」。すると「周りの空気からの浮力が大きくなって上昇する」。
浮力で説明して下さい。

コーラス隊

0220_8mebae 2013.2.20
見覚えのある幼い草たちです。
大きくなって、花をつけてくれたら多分、あぁきみたちか、と分かるような気がします。
今は、みんなで口を開いて歌をうたっているように見えませんか?
幼稚園児の歌など聞くと、音階が多少はずれていても、力いっぱい歌うのがかわいい。
ああいうかんじだなぁ。
もうすぐ春がくるよ、という歌に違いありませんね。

クロッカス:2

0220_9croccus1 2013.2.20
私は全く迂闊な男で。
小さな門を開いて外に出て線路際のクロッカスの開花に気づいた。
門の内側に立って、右下の地面を見れば、そこにもクロッカスがあるのです。
待てよ、外で咲いたのなら、内でも、きっと。
と、とって返して見れば。
開き始めたクロッカスがありましたねぇ。
これに気づかず行ってしまったとは、迂闊なことでした。
苞を脱ぎ捨てたばかり、ですね。
0220_9croccus2
次のつぼみです。
よいしょ、よいしょ、と言っているような気がします。

以前はこの場所に、紫のクロッカスもあったのですが、消えてしまいました。
どうしてかな。
この濃い黄色は大好きですからいいのですが、紫もあるとよかったのになぁ。

クロッカス:1

0220_7croccus1 2013.2.20
門を出たら、線路際に黄色い光。
おっ、咲いたな!
0220_7croccus2
目立ちますねぇ、この濃い黄色。
頑張ってカメラを地面すれすれにして撮影。
0220_7croccus3
今度は柵に体を預けて乗り出して真上から。
花の中まで撮りたかったので、18まで絞って被写界深度を深くしてあります。
0220_7croccus4
頑張って、絞りを5にして、ぼけ味ネライ。
いかがでしょう。
0220_7croccus5
次のつぼみももう、地面から顔を出しています。
茎の上につぼみ、という感じではないですね。地面を突き破ってつぼみが出てくるようです。
線路際が明るくなりました。

ノゲシ

0220_5nogesi 2013.2.20
低い位置で咲き始めたノゲシですが、花を咲かせながら草丈も伸びてきてるように思います。
写真で分かるようん、つぼみもまだありますし。
今のところ、綿毛のついた実はなっていません。
花の時期としては本来の花期よりかなり早いと思いながら見ていますけれど、このしぶとさですから、きっとふわふわの綿毛も見られるのでしょう。
楽しみですね。

アジサイ

0220_3ajisai 2013.2.20
アジサイの新芽も活動が盛ん。
東京の3月は結構雪が降ったりすることもありますが、もう植物たちのこの勢いを止めることはできません。
新緑へと、向かいます。

八重咲きスイセン

0220_1suisen3 2013.2.20
こう撮ると、何の花か分からないでしょ。
昨日書いた八重咲きスイセンのつぼみがあったので、ちょっとこっちを向いてもらって撮影しました。
0220_1suisen2
花が重なっている、という感じは消えませんね。
複数の花が一カ所で咲いちゃったみたい。
0220_1suisen1
ボリュームがあって、豪華な花です。
一重のスイセンが質素な感じなのとは、一味違う姿ですね。
今年初めて気づいて、楽しんでいます。

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