建国記念の日
★昭和42(1967)年の2月11日の東京は雪が降りました。大雪でした。
なんでこんなことを覚えているのかと言いますと。
私は高校3年生の3学期、受験生だったのですね。
そして、この日が「第1回目の建国記念の日」だったのです。
ニュースを見ていたら、大学生たちが、休みの日になったにもかかわらず、また、大雪にもかかわらず、雪の中を自主登校して、抗議の意を表していました。
そうか、大学生ってそういう行動を自らの意志でとることができるんだな、高校生とは違うんだ、と憧れたのでした。
受験生の私は、この日の雪がまだ大量に残る中、大学へ願書を出しに行ったのでした。雪景色を覚えています。
(振り返って)昭和42年というと、美濃部亮吉さんが東京都知事に当選した年でもあります。
政治的なうねりがありまして、まだ選挙権のなかった私(たち)は早く選挙権がほしい、と思ったものでした。その政治的なうねりに参加したかった。
大学闘争もありましたっけね。
多感な頃です。そして、人生の「軸」が形成されていった時期でもあります。
社会人になって、色々な組織とも関わりを持ったわけですが、自分が属する組織の決定であっても、自分が全く承服できない事柄については、たとえ不利益をこうむってでも、抗議の意志を表明する、という生き方はこのころに形成されたものでした。
表明されないものは存在しないと同じである。
異議があるなら表明しなければならない。異議あり、と。
怒るべき時にはきちんと怒る力を養おう
と生徒に語ったこともありますね。
現役の人生で、何度かですが、抗議の意志表明を行ったことがあります。
おかげで損しちゃったんですけどね。
まぁ、いいんです。私の選択、なのですから。
今、東京は好天です。ふと外を眺めていて思い出しましたので思い出話をしました。
頑固爺さんの昔語りと、笑って聞き流して下さい。
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