スイセン
2013.1.25
↓先日すでに開花をお知らせしました。2月4日に咲いたのでした。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-07e2.html
その少し前の姿です。
何げなく撮影したのですが、パソコンの大きな画面で見たら・・・あれ!?
つぼみを包んでいる苞(総苞というのかな)の「内側に」結露していますよ。
ということは、①苞は気密性が良い、②苞の内側は湿度が高くて、③外界より少し温度が高い、ということでしょうね。
つぼみが発育している=代謝・化学反応が進行している→水が生成している。発熱している。
ということかな。
代謝活動が行われれば水が生成します。そして発熱する。
苞の気密性が良いので外へ水蒸気が逃げない。外は冷たい→結露。
動物のような目に見える動きはない、でも人間の目には見えないだけで、活動しているのですね。
花が咲く前に「結露」が見えることには今回初めて気づきました。
注:二酸化炭素と水を光のエネルギーを使って還元してグルコースを作ります。(光合成)
グルコースを酸化して二酸化炭素と水を生成しながらエネルギーを得ます。(呼吸・代謝)
ですから、エネルギーを取り出す過程で必ず水が生成するのです。代謝水ともいいます。
砂漠にすむネズミの仲間には、液体の水を飲まなくても、代謝水だけで生きていけるものがいるとか。生きている限り水を生成せざるを得ない、というのが生きることの一つの側面でもあるわけですね。
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