密度1.0
2013.2.5
個々のセメント粒は水にまけば沈んでいってしまうはずですが、粒の間の空間のせいで、みごとに密度が1.0になっています。
おもしろいものですね。
密度というと、普通「g/cm^3」で考えると思うのですが、
SIの基本単位は、kg と m ですから密度も
「kg/m^3」
が基本です。
ですから、上の写真の値で計算すると
1000kg/m^3
になりますね。
基本ではありますが、さすがに数値がピンときません。
ですから、理科年表などを見ますと「密度」のところには
単位:10^3kg・m^(-3) =g・cm^(-3)
となっていて、昔からの数値がそのまま使えるようにしてあります。
別の言い方をすると、「トン/立方m」にすると、数値が「g/cm^3」と同じになりますね。
12.6立方mが12.6t なのです。
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