反射率のグラフ
★↓ここで、垂直入射の場合の反射率を計算する式を使いました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-faf9.html
2013年2月18日 (月) 鏡の話:13 「水鏡」
r=((n-1)/(n+1))^2
これですね。
実はこの式、入射角θを使った一般的な式の、θ=0の場合の特殊な式なんです。
↑ここに大方書き込んでおきましたのでお読みください。
cos(θ)はθ=0のとき0(ゼロ)ですから、式が単純化されるわけです。
このRpとRsをグラフ化しましたのでご覧ください。。
↑水の場合(n=1.33)
★これは実は以前にもやったことがあります。詳しくはここをお読みください。
HPでは、小さなグラフしか載せていませんが、今回はグラフシートに移動させて、大きく描いてみました。
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/essay/hansya.htm
反射率のグラフを描く
ここから少し引用します。
グラフを見るうえで注意すべきなのは、入射角の定義です。入射角「0度」というのは「反射面を真上から見ている」ということであり、入射角「90度」というのは、「反射面にほぼ平行に見ている」ということです。
水鏡の場合で言うと、入射角「0度」では、水面を真下に見ているわけで、反射率は0.02(2%)しかないので、自分の顔を水鏡で見るのは容易ではないことが分かります。
水の場合は0.02、ガラスの場合で0.04、ダイアモンドの場合で0.17となる。屈折率が大きいと垂直の反射率も大きくなります。
以前、国立科学博物館で「ダイアモンド展」が開催されたとき、ダイアモンド薄膜とガラス板が並べて展示してありましたが、ガラス板が透けて向こう側が見えているときに、ダイアモンド薄膜は反射して向こう側は見えませんでした。ダイアモンドの屈折率の大きさが実感できました。
★どのグラフでもRpがゼロになる入射角があります。
この角度をブリュースター角といって、面白い活用ができるのですが、それはまた次に回しましょう。
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