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2013年2月28日 (木)

ジアルジア

★こんな記事がありました。

群馬の水道水から病原性原虫検出 「生水飲まないで」(朝日新聞デジタル2013年2月27日9時49分)

 群馬県企業局は26日夜、県営浄水場の県央第一水道(榛東村)で浄水した水道水から、下痢や腹痛の原因となるおそれがある病原性原虫「ジアルジア」を検出したと発表した。同局は給水は止めず、「生水としては飲まず、煮沸してから飲んでほしい」と呼びかけている。
 3カ月に1度の定期検査で、25日午前9時前に採水したサンプル(20リットル)を検査した結果、1個体が検出されたという。水道法の基準では、検出されないことと定められている。同局は引き続き、同浄水場や市町村への給水地点などで検査を行う方針。
 同浄水場は利根川を水源とし、群馬県内の前橋市、高崎市、吉岡町、榛東村に給水している。同局は対象市町村と連携し、広報車を走らせ、煮沸してから飲むよう注意を促している。健康被害などの報告はないという。
 ジアルジアは哺乳動物の腸に寄生し、感染した動物の糞便(ふんべん)から外に排出される。河川の水にも動物を介して混入する可能性があるという。

NHKでも

浄水場で病原性微生物検出
群馬県榛東村にある県営の浄水場で、下痢などを引き起こすおそれのある病原性の微生物が検出され、群馬県は前橋市と高崎市の一部などおよそ10万世帯に対し水道水をそのまま飲まないよう注意を呼びかけています。
群馬県によりますと、25日、利根川から取水している榛東村にある県営の浄水場、「県央第一水道浄水場」で、処理したあとの水、20リットルから「ジアルジア」という病原性の微生物が1個、検出されました。
「ジアルジア」は川などに生息し、体の中に入ると下痢や吐き気などを引き起こすおそれがあります。群馬県によりますと、これまでのところ感染の報告はないということですが、県はこの浄水場から水道水を供給する前橋市と高崎市のそれぞれ一部と吉岡町、それに榛東村のあわせておよそ10万世帯に対し水道水をそのまま飲まずに1分ほど煮沸してから飲むよう呼びかけています。
02月27日 09時36分

何となく「記憶がかゆい」。
Giardia」という綴りなのですが。
これ、ジアルジアって読みますぅ?

国立感染症研究所のサイトで見ましたら
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k04/k04_49/k04_49.html

国立感染症研究所 感染症情報センター
2004年第49週(11月29~12月5日)掲載
ジアルジア症

 Giardia lamblia の感染によって引き起こされる下痢性疾患である。本症の感染経路はいわゆる糞口感染で、ヒトとヒトの接触や食品を介した小規模集団感染と、飲料水を介した大規模な集団感染が知られている。Giardia の種名については混乱があるが、わが国では慣例的にG.lamblia を用いており、当面は形態的にG. lamblia とみなされる原虫に対して、一律に病原性があるものとして扱うこととしている。
・・・

医学系ではジアルジアでいいんでしょうね、きっと。
生物の方で私が読み知っているところでは
「ギアルディア」という読みのほうが多いように思うのですが。

こんなサイトを見ていましたら↓
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/2007/09.html
2007/6/12
植物の出生20億年の秘密を解き明かす
-“超”植物界 (“Super” Plant Kingdom) の復権 -
発表者 野崎 久義(東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 准教授)

エクスカバータという語の注に

エクスカバータ:
 通常、2、4、ないしそれ以上の鞭毛を持ち、細胞口前方が微小管で裏打ちされているという独特の微細構造で特徴づけられる真核生物の主要な系統。系統分類上のエクスカバータには自由生活性や共生性、ミトコンドリアを持つものや持たないものまで幅広い単細胞生物が含まれている。ミトコンドリアを欠く寄生性のエクスカバータとしてギアルディア(ランブル鞭毛虫)やトリコモナス原虫がある。

こうでした。進化上で半端な位置に存在するのです。
半端と言っちゃ悪いかな、ちゃんと生きているんだから。
真核生物なのにミトコンドリアがない。
ミトコンドリアの起源を論ずるときによく出てくる話です。

★というわけで。
ま、いいんですけどね。どちらも間違いではない。
敢えて、正しくはGiardiaです。

★去年、似たような経験をしました。
散歩中に「ディジタリス」という花を教えていただいた。
Digitalisです。
狐の手袋という和名の花。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-b149.html
2012年4月23日 (月)「ディジタリス」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-3703.html
2012年5月29日 (火)「ディジタリス:2」

実はこの「ディジタリス」って「ジギタリス」のことだったんですねぇ。

ジギタリス【Digitalis ラテン】
ジギタリス属の多年草。南ヨーロッパ原産の薬用・観賞用植物。高さ約1メートル、全体に短毛がある。下部の葉柄は長く、上部のものは無柄。夏、淡紫紅色の鐘形花を花穂の一側面に並べて開く。葉を陰干しにして強心剤とするが劇毒。別名、狐の手袋。また、広義にはゴマノハグサ科ジギタリス属植物(その学名)。[広辞苑第五版]

ジギタリスは広辞苑にも載るくらい古くからの言葉です。
でもなぁ。Digitalisをジギタリスと読むことになると
現在、デジタル(ディジタル)といっている言葉がみんなジギタルになっちゃうぞ。

ジギタル・カメラ
ジギタル・計算機
ジギタル・信号
ジギタル・通信
ジギタル・時計

ねぇ。
なんだか、こう、居心地悪いなぁ。
ジアルジアねぇ。

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