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2013年1月18日 (金)

大事ならしまうな

★「もうひとつの成人式」というものがあったそうです。
NHKのサイトから引用。

60歳以上の主張 川柳で発表(1月14日 23時31分)
 成人の日の14日、もう一つの人生の節目である還暦を迎えた人たちが日々の暮らしでの思いを詠んだ川柳を表彰する催しが東京で開かれました。
 「もうひとつの成人式」と名付けられたこの催しは、60歳以上の人たちの主張を多くの人に聞いてもらおうと全国の老人福祉施設でつくる団体が開き、東京・中央区の会場では全国から応募があった4721の川柳やエッセイなどから15の作品が表彰されました。このうち、川柳では「イクジイを目指すも我が子まだ未婚」が優秀賞に選ばれました。
・・・
また、入賞には・・・
大事ならしまうな二度と出てこない」などの作品が選ばれ、会場からは笑いも起きていました。
・・・

とまあ。
昔、「青年の主張」とかいうのがありましたから、今は「老人の主張」ですね。
「40年前の青年」の主張、かな。

★実はワタクシ優秀賞の川柳より入賞として紹介した川柳の方を高く評価するものです。
イクジイになるかどうかなんてのは、「子」という他人任せのことなんで、そんなのどうでもいい。
子は子の人生を生きればよいのであって、子の人生は親にはもう基本的に無関係だ、と私は考えるものです。
そのように、自分の子らにも言ってきました。
二十歳過ぎた人の人生には一切口を挟まない、とね。
たまたま、そういう状況になったら、その状況を楽しめばよい、それだけです。
イクジイなんてものは、「目指す」べきものではありません。そういう状況になったら大いに楽しめばいいだけです。
私たち夫婦は「社会的役割としてのジジ・ババ」を大いにやっております。
妻も赤ちゃんに触らせてもらったぞ、と嬉しそうに帰ってきたり、私はベビーカーの赤ちゃんを目であやすのが好きで、いつも赤ん坊の顔を見てます。傍目を気にせず、ジジババやってます。実際じいさん・ばあさんなんだから、目くじら立てて若い若いと騒ぐこともない。

★さて、ところが「大事ならしまうな二度と出てこない」これは、老夫婦が経験する、「絶対的な真実」ですからね。笑えるし、自分自身の人生の話だし、夫婦で共有する老人人生の「真実の言葉」でしょ。
私ならこちらを優秀賞に選びますね。

しまったら最後、もう出てきませんね。確かに。
これは大事だから、とかいってどこかにしまうんですが、どこにしまったか、もうわからない。
大事なものはその辺に転がして置くのが一番いいです。
目につくところに、転がって埃でもかぶっていれば、すぐ見つかります。

しまうたんびにものはなくなる。

これが老人生活の真実です。
質量保存の法則は成立しているのだから、ゼッタイどこかにあるはずだ、と思っても必要なときにはまず見つからないものなのです。
必要の無い時に、なんかの拍子に、やぁここにいるよ、と顔を出すことはありますけどね。

なにかを忘れないようにしなければいけないな、と思ったんだよな、ということは覚えているんだけれど、なにを忘れないようにしなくちゃと思ったのかは思い出せない、という、老人生活を私共夫婦も日々送っておりますよ。
若い人にはわかんないだろうなぁ。
老人生活といいうものは、奥が深いんだから。

そういうときってね、「脳がかゆくなる」んですよ。

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