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2013年1月22日 (火)

2012年の気温の記録

Temp2012_1
これが去年一年間の毎日の最高気温・最低気温と、それぞれの平年値のグラフです。
日々の記録は気象庁の発表する気象統計データです。
以前は、新聞に掲載されるデータを使っていましたが、それだと「最高は午後3時まで、最低は前日午後9時~午前9時」のデータなので、日中に最低気温が記録されたというようなときに記録が食い違ってしまうのです。それで現在は気象庁のデータを使っています。
夏に平年値をかなり上回っていたことは読み取れます。

で、それを分かりやすくするために、「私的な」移動平均をとってグラフに書いたのが下のもの
Temp2012_2
ある日の値として、前後7日間の値をくわえて平均して上下の変化を均したものです。
公式のやり方ではありませんので注意して下さい。私が、このくらいに均せば見やすいかな、とやっているものです。
7月半ばから10月頃まで、平年値を上回りっぱなしですね。
これは「異常に暑かった」といえます。

平年値からのずれを均したものだけをグラフ化すると下のようになります。
Temp2012_3
これで見ると、7月から10月の暑さがよく分かります。
それ以外には5月に少し高めでしたが、それ以外は平年値を下回ることが多かったようです。

比較のために2011年の同じグラフを掲げます。
Temp2011_3
平年値をはさんで上下にかなり均等に揺れていたように見えます。
7月と、10~11月の暑さが際立ちますが、全体としてはバランスがいい{そういう言い回しがあるかどうか、分かりませんが}
2012年とはずいぶん「姿」が異なりますね。

★参考までに湿度のグラフも載せます。
Humid2012
このデータは新聞掲載のもので、午後3時の時点の湿度です。
平年、というものはありませんので、ふ~んこういう風に変化したんだな、ということだけです。

ただ、例年、年末から年始にかけて、湿度の移動平均が30%くらいになるのですが、今シーズンの冬は「湿っぽい」といえます。
グラフの左端、2011年からの続きのところでは、30%をちょっと切る値でした。
ところが、右端、2013年への続きでは40%くらいです。
気象情報では、空気が乾燥しているから注意、と繰り返し言われています。
もちろん20%程度のカラカラに乾燥した日もあるのですが、均してみると、40%くらいですね。
そういう意味では、今シーズンは少々湿っぽい冬のようです。(もちろん東京での話です)

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