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2013年1月30日 (水)

ダーウィンとフジツボ

★トコブシの話のところで、貝殻にフジツボがついていました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-2cde.html
2013年1月28日 (月) 「トコブシ:1」

フジツボって大きくいうと甲殻類(エビやカニの仲間)です。
どこかで、フジツボを食べたことがあったと思うんですが、どこだったか思い出せません。
何の仲間か、貝じゃないのか、と実体が知られていないことが多いですね。

★で、フジツボで思い出したのがチャールズ・ダーウィン。
進化論のあのダーウィンです。
ダーウィンのミミズの研究はそれなりに知られていますね。
私は下の本で読みました↓
ミミズと土」チャールズ・ダーウィン、渡辺弘之 訳、平凡社ライブラリー、1994年

ダーウィンとフジツボの関係については
フジツボ 魅惑の足まねき」倉谷うらら 著、岩波科学ライブラリー 159、2009年

岩波科学ライブラリーというのは面白いシリーズで、ずいぶん読んでいますが、その一冊です。
この科学ライブラリーの、<生きもの>というシリーズは、研究対象生物に対する著者の「愛」が満ち溢れていて、読んでいて幸せな気分になれるのです。面白いのなんのって、小説なんて目じゃないですね。クマムシとかザリガニとかヒドラ、ハダカデバネズミ、ナメクジなど、いろいろ読んでいます。

さて、この本を読んでいましたら、フジツボとダーウィンの話が載っていました。ほんのわずかだけ引用します。

3 ダーウィンの「愛しのフジツボ」たち
 {扉ページ引用文↓}
 ダーウィンほどフジツボの構造を細部にいたるまで念入りに研究した博物学者はいない。
   リチャード・オーウェン(エジンバラ・レビュー誌 『種の起源』の書評、1860)

 ・・・(前略・・・)
   八年間のF時代
 ダーウィンといえば、「種の起源」「進化論」などのキーワードが思い浮かぶ。案外知られていないのは、ダーウィンの生涯には一八四六年から八年間にもおよぶ「フジツボ時代」(以下、F時代)があることだ。彼は自宅にこもって熱心に研究し、計四巻の『フジツボ総説』を書きあげている。それらは全巻あわせて一二〇〇ページを超す大著だ。
 ・・・(中略)・・・
 フジツボへの熱中ぶりを象徴するほほえましいエピソードも残っている。ダーウィン家の子どもは、フジツボ解剖用にカスタマイズした顕微鏡の前で連日F解剖に没頭する父を見て育った。子どもたちも喜んでスライド作りの手伝いをしていたという。それがあまりに日常の光景だったため、二男のジョージが近所のラボック家の子どもに「君のお父さんはどの部屋でフジツボするの?」と聞いてしまう。
 どの家庭でも父親はフジツボを研究するものだと思い込んでしまっていたのだ。
 ・・・(後略)・・・

ということで。楽しいお話です。
意外と知られていない、フジツボとダーウィンの関係についてご紹介しました。

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