ジェット機
2012.12.1
夕方、雨戸を閉めようと外を見たら、ジェット機の飛跡が見えます。
羽田を離陸して西へ向かう便でしょう。
ジェットエンジンからの排気が、細かい氷晶か何かになっているのではないでしょうか。
飛行機雲のように、周辺の水蒸気を巻き込んで雲状になるほどの水蒸気はない。
で、排気中の水蒸気だけが氷晶になり、すぐまた蒸発・昇華して消えていく。
おそらくそんな状態でしょう。
輝いているのはジェット機側に光源があるのではなくて、沈みゆく太陽の光を下から受けているせいです。
拡大してみたら、ここまで写っていました。
結構よく写るものですね。カメラはディマージュZ3という中級機種です。
エンジンが4基、尾翼まで識別できます。
機首の下に標識灯があるのかな。これは受動的な光ではないような気がしますが。
排気中の水分は、エンジンを出た直後は気体の水蒸気で、尾翼を過ぎるあたりから、液化・凝固しているようです。
やかんでお湯を沸かすと、出てきた水蒸気は、口からちょっとの間は目に見えない水蒸気で、その先で液化して細かい水滴の湯気になって目に見えるようになりますね。
あれとおそらく似た現象が起きていると思います。ただ、上空は気温が低いでしょうから、氷の粒になっている可能性の方が高いかな、と思うわけです。
羽田空港が比較的近いですから、こういう光景が時々見られます。
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