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2013年1月

2013年1月31日 (木)

他人

★新聞1面の下の書籍の広告を見ていたら、ある本のタイトルの脇に
「夫婦はしょせん他人のはじまり」
とありました。
ヘンだ!

夫婦はもともと他人です。あったりまえのこんこんちき。
「親子は他人の始まり」とか、「兄弟は他人の始まり」なら分かるけど。
夫婦はもともと他人だったものが、人生を共有して生きているんです。っ。
2本の別々の「人生の糸」を、1本にまとめていこうというしなやかな「意志」、それを「愛」というんです。
愛とは激情ではなく、しなやかで強靭な意志のことです。

不思議なのは、もともと他人の夫婦が、40年も一緒に生活していると、なんだか「似てくる」ことです。
これは全くもって不思議です。
雰囲気が似てくるだけじゃなく、なんだか、顔つきまで似てくるように思える。
電車なんかで、人相見をしていると、つくづく不思議に思います。
我ら夫婦ももう40年一緒に生活してるからなぁ、傍から見るときっと似て見えるんだろうなぁ。

★チェリッシュの「白いギター」という歌には、発表当初から疑念を持つものです。
「愛し合う二人には恋の予感がうれしくて」という歌詞があるんですね。
現時点で「愛し合って」いる二人が、これから「恋に落ちる」なんてことありますか?
逆じゃないのかなぁ。
現時点では「恋という激しい感情」の中にあるのだけれど、この先、その激情は成熟して、人生を共にしていく「強靭な意志」へと変化していく、その「予感がうれしい」のじゃないかなぁ。

これは1973年の昔っから思っていたことです。

よく分からないのですが

0105_4humei2 2013.1.5
フウセンカズラやルコウソウなどをどけたところに生えていた草。
花が咲き始めました。
0105_4humei1
キク科です。
ヒメムカシヨモギだったかなぁ。
前にヒメムカシヨモギを見た時はもっと盛大に花が咲きましたので、イメージにギャップがあるのですが。
雰囲気のいい草ですよ。

サザエ

0105_2sazae 2013.1.5
ずいぶん以前に食べたサザエの殻。
貝を食べると殻を庭に放置したりするんですね。
炭酸カルシウムだから、少しずつ溶けて、土にしみこむかなぁ、と。
いつの間にかボロボロになっていたりします。
上の写真のサザエの殻はまだ厚くて、溶け切ってはいません。
鏡の話で巻き貝を扱い、この間トコブシがすごく巻き貝っぽかったので、足元のサザエに目が行きました。
この間のトコブシと同じ巻き方ですね。
これが標準的なのでしょう。
もし、逆巻きの貝を見つけたら、教えて下さい。

四季成りイチゴ

0105_1itigo1 2013.1.5
さすがに、この季節に実はなりませんが、新芽が出てきています。
赤いのがそうです。
0105_1itigo2
赤いのが弾けて、中から幼い葉が出てきたところ。
0105_1itigo3
あちこち、よく見たら、アブラムシがいましたよ。
がんばりますねぇ。
なんだかちょっと応援したくなります。
見て見ぬふり。

サザンカ

0104_17sazanka 2013.1.4
自分ちのサザンカ。
3重くらいに世代が重なっていますね。
みんなで幼い葉を守っているように見えました。

★別件ですが
下北半島の北限のサルは、寒さに耐えるためにみんなで集まって「サル団子」を作ります。
体を寄せ合って「球」形になった方が表面積が少なくて放熱量が少なくなるからです。
この時、幼いサルを団子の内側の方に入れて、寒くないようにみんなで包んで保護するんですよ。

なんだろう?

0104_15humei1 2013.1.4
密蔵院を出ようとして、坂を下りながら、脇を見ると。
なんだろう?
0104_15humei2
なんだべか。
わがねぇ。

サザンカ・ツバキ

0104_13sazanka 2013.1.4
密蔵院にて。
これはサザンカだと思うんです。
0104_13sazanka2
これも。

0104_14tubaki
これはツバキじゃないかなぁ。

なんだかよく分からなくなってしまうのでした。
どっちかです、間違いなく。

2013年1月30日 (水)

ネコ

2013.1.21朝日俳壇
大串章選
トナカイのネコに道聞くクリスマス:(新潟市)岩田桂

宅配のお兄さんに道を聞かれたかかしのようなものです。
世界を駆け巡るトナカイもかっこいいけど、地元の人情に明るいネコがほのぼのしていいな。

ダーウィンとフジツボ

★トコブシの話のところで、貝殻にフジツボがついていました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-2cde.html
2013年1月28日 (月) 「トコブシ:1」

フジツボって大きくいうと甲殻類(エビやカニの仲間)です。
どこかで、フジツボを食べたことがあったと思うんですが、どこだったか思い出せません。
何の仲間か、貝じゃないのか、と実体が知られていないことが多いですね。

★で、フジツボで思い出したのがチャールズ・ダーウィン。
進化論のあのダーウィンです。
ダーウィンのミミズの研究はそれなりに知られていますね。
私は下の本で読みました↓
ミミズと土」チャールズ・ダーウィン、渡辺弘之 訳、平凡社ライブラリー、1994年

ダーウィンとフジツボの関係については
フジツボ 魅惑の足まねき」倉谷うらら 著、岩波科学ライブラリー 159、2009年

岩波科学ライブラリーというのは面白いシリーズで、ずいぶん読んでいますが、その一冊です。
この科学ライブラリーの、<生きもの>というシリーズは、研究対象生物に対する著者の「愛」が満ち溢れていて、読んでいて幸せな気分になれるのです。面白いのなんのって、小説なんて目じゃないですね。クマムシとかザリガニとかヒドラ、ハダカデバネズミ、ナメクジなど、いろいろ読んでいます。

さて、この本を読んでいましたら、フジツボとダーウィンの話が載っていました。ほんのわずかだけ引用します。

3 ダーウィンの「愛しのフジツボ」たち
 {扉ページ引用文↓}
 ダーウィンほどフジツボの構造を細部にいたるまで念入りに研究した博物学者はいない。
   リチャード・オーウェン(エジンバラ・レビュー誌 『種の起源』の書評、1860)

 ・・・(前略・・・)
   八年間のF時代
 ダーウィンといえば、「種の起源」「進化論」などのキーワードが思い浮かぶ。案外知られていないのは、ダーウィンの生涯には一八四六年から八年間にもおよぶ「フジツボ時代」(以下、F時代)があることだ。彼は自宅にこもって熱心に研究し、計四巻の『フジツボ総説』を書きあげている。それらは全巻あわせて一二〇〇ページを超す大著だ。
 ・・・(中略)・・・
 フジツボへの熱中ぶりを象徴するほほえましいエピソードも残っている。ダーウィン家の子どもは、フジツボ解剖用にカスタマイズした顕微鏡の前で連日F解剖に没頭する父を見て育った。子どもたちも喜んでスライド作りの手伝いをしていたという。それがあまりに日常の光景だったため、二男のジョージが近所のラボック家の子どもに「君のお父さんはどの部屋でフジツボするの?」と聞いてしまう。
 どの家庭でも父親はフジツボを研究するものだと思い込んでしまっていたのだ。
 ・・・(後略)・・・

ということで。楽しいお話です。
意外と知られていない、フジツボとダーウィンの関係についてご紹介しました。

カタツムリ

0104_10annaiban 2013.1.4
散歩道の案内板です。
時々、年配者のグループが、地図を片手にこの散歩道をゆく姿を見ます。
みんな元気で、すたすた歩くんだよなぁ。
頑張りすぎないでくださいね。
グループで歩くと、速い人のペースに引きずられることがあります。
話しながら歩くのは楽しいけれど、きついこともあり得ますね。

ゆっくり、ゆっくり、カタツムリのごとく
そうして
犀の角のごとく独り歩む
のも、よいものですよ。

私は「独行する者」です。
他の人のペースに巻き込まれるのは嫌だし無理だ、という肉体的なところから発して、精神的に、生き方の問題として「独行者」であることを選ぶ者です。

スズメ

0104_9suzume 2013.1.4
この辺りスズメの多い場所です。
私はどうも鳥の撮影が苦手で、うまく撮れたことがないなぁ。
望遠レンズか、望遠ズームをつけて歩いていればもっと何とかなるかもしれませんが。
マクロレンズ常用ですから、鳥向きではないようです。


ウメなど

0104_7ume1 2012.1.4
東光院を出て、今度は六郷用水の水車のあるところへ。
水車の上にかぶさるようにしてウメの木があります。
つぼみはこういう状態でした。
東光院内のウメより少し膨らんでいるかな。
0104_7ume2
いっぱい。

0104_8hanamomo
ハナモモです。(花桃)
何度か写真をお目にかけていますが、あでやかな花です。
今はまだ眠っていました。

ヒイラギ

0104_6hiragi1 2013.1.4
お地蔵さんの祠があって、その脇のヒイラギ。
これ、カイガラムシですね。
0104_6hiragi2
まだ実が残っていました。
季節感がつかめていません。
ヒイラギの花は11月とか12月ですよね。
その花の実でしょうか。
前の季節の花の実のような気もするし。
混乱しています。

ウメ

0104_5tokoinume 2013.1.4
東光院というお寺に入ってみました。
ウメがこんな状態でした。
まだまだ硬そう。
植物たちの歩みは少々ゆっくり気味かな、例年より。
健康のため、時々散歩の脚を伸ばしてここも見に来なくっちゃね。

ジンチョウゲ

0104_3jintyouge 2013.1.4
のどかに妻と二人で散歩。
六郷用水跡の水路に沿ってとぼとぼと。
使える右足もずいぶん筋肉量が落ちました。後ろへ蹴り出す力が全然ない。
ですから、歩幅がひどく狭くなった。とぼ とぼ とぼ・・・

さて、ここのジンチョウゲは赤い花。
このそばに、ソヨゴとか、黄色い実のセンリョウとか、足元にジュウニヒトエとか。
0104_11senryou
定番(ジョウバンと私は発音しております)の花、というのもいいですよ。
季節ごとに花を入れ替えるお家もありますが、この季節はあそこへ行けばあの花があって、と決まっているのも楽しい。頭の中にそういう「地図」があって、それをたどって散歩するのは楽しいですね。

2013年1月29日 (火)

枝垂桜

0103_m6sidare 2013.1.3
密蔵院の正面の階段を下りると、六郷用水跡の水路に覆いかぶさる枝垂桜。
木の本体は密蔵院内にありますが、枝は外の水路の上。
開花時は、ここが花のトンネルのようになる場所。
1月のはじめはこういう状態。
やがて、なんとなく全体の姿がピンクっぽくなってきますよ。
あれも風情のあるものですね。

ドウダンツツジ

0103_m7doudantutuji 2013.1.3
ここのドウダンツツジは日当たり抜群。
絞りを5.6まで開いて、ボケ味を出そうとしたのですが、なんだか全面的にボケているようでもあります。撮影者の頭の中身が写ってしまったのでしょう。

サザンカ

0103_m1sazanka1 2013.1.3
バラのようなサザンカをお目にかけます。
密蔵院にて。
0103_m1sazanka2
濃厚な赤。お楽しみください。

枝垂桜

0103_m3sidare2 2013.1.3
今はほぼ裸木の枝垂桜。密蔵院境内です。
0103_m3sidare3
つぼみといってもまだまだ硬い。

この枝垂れた枝の中から花見をすると絶景なんだよな、と入ってみました。
0103_m3sidare1
幹の影が下の方で太くなっているのは私の影です。
頭から噴水を吹いているというか、「頭山」のごとくに、頭から桜の木が生えているというか。面白いな、と一人笑いました。

翌日、仏旗なんて見たことないだろ、と妻と二人で見に行きました。
ついでに、枝垂桜で記念撮影。
0104_12kage
かかし夫婦の遺影です。
「のこされた」「影」だもんな。

1月1日に、門の前で、セルフタイマーを使って二人の写真を撮りました。それはちゃんとした「遺影」用の写真です。
年が年ですからね、笑いごとではないわけで、正月には必ず遺影を撮りましょう。

仏旗

0103_m4hata1 2013.1.3
不信心なもので、初詣ということではないのですが、3日に密蔵院へ行ってみました。
参詣はしていません。散歩しただけ。
ところで、旗がはためいていました。
Wんat?
私は物知らずなもので、寺で旗を見るのは初めて。
この密蔵院でも、今までこういう旗なんて掲げたことはなかったと思うんですけどね。
0103_m4hata2
不思議なものだ。てっぺんは銀色の玉ですね。
0103_m4hata3
こういのは昔から知っています。
どうもこれを旗にしたものらしい。
ふと見ると掲示板に
0103_m4hata4
解説がありました。
ふ~ん。初めて知りました。

修行者は、俗世を捨てて修行に励むので、髪は無用。
贅沢な服は無用なので、黄色い色の「ボロ」を示す僧衣を着る。
俗世の名前も捨てて、戒名を頂く。
こんなことは聞いておりましたが。

みんなお釈迦様の色になってるんだ。よくわからん。

と思って「仏旗」で検索してみたら、ちゃんとあるんですねぇ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8F%E6%97%97
ウィキペディアの「仏旗」の項目です。

仏旗(ぶっき)とは、仏教を象徴する旗。「六色仏旗」「六金色旗(ろっこんしょくき・ろっこんじきき)」、「仏教旗」とも呼ばれる。

はぁ。
{フランス国旗のことではないと断っているのがおかしかった。}
「1885年に、セイロン(スリランカ)のコロンボ委員会でデザインされた。」のだそうです。古いんですね。知らない人は何にも知らないのだなぁ、と痛感します。

左から青、黄、赤、白、橙、そして一番右の列には5色を上から順番に並べた縞模様となっており、それらの色にはそれぞれ意味が込められている。

    青は仏陀の頭髪の色で、「定根」をあらわす。
    黄は仏陀の身体の色で、「金剛」をあらわす。
    赤は仏陀の血液の色で、「精進」をあらわす。
    白は仏陀の歯の色で、「清浄」をあらわす。
    樺(橙)は仏陀の袈裟の色で、「忍辱」をあらわす。
    残りの1色は「輝き」をあらわし、旗の6列目には独自の色は配されず、他の5色を上から順に並べた縞模様で表現される。

ウィキペディアのこのページには「日本の古くからの五色旗。京都の西本願寺の付近の店先で撮影」という写真も載っています。さすが、京都では日常的なんだろうな。
私はこの年(64歳)になって初めて知ったという、お恥ずかしい次第を告白します。

カイト(凧揚げ)

0103_7kite1 2013.1.3
雨戸を閉めようと外を見たら、多摩川の河川敷でカイトを揚げているようです。
新幹線の近くで揚げることは禁止ですが(架線に引っ掛かると新幹線がとまってしまいますので)、離れていればよいことになっています。
0103_7kite2
ディマージュZ3という中級機での撮影。
最大のズームでこんな風に撮れました。
肉眼では全く分からないのですが(空を背景にしているせいもあって肉眼ではとても見えません)、模様が何となくわかります。
0103_7kite3
ぼやけてはいますが、躍動的に飛んでいる様子がわかります。

0103_7kite4
ずっと揚げ続けているようなので、一眼レフのレンズを望遠ズームに交換して、300mm相当で撮影してみました。
レンズの口径は大きいし、さすがに解像度も高い。
赤い三角の頂点から下へ凧糸が伸びていて下で引いて楽しんでいるのですね。
よく写るものだとびっくりしました。

胃酸・膵液

★前の記事で、「胃酸の主成分は塩酸だ」と書きました。
胃の内壁は粘液で保護されていますが、さて、塩酸を作る細胞自身は大丈夫なのでしょうか?
細かいことは省略しまして、全体像の把握を試みます。

実は、酸分泌細胞は、細胞内では塩酸を扱っていません。
細胞内では弱酸の炭酸を扱っています。
二酸化炭素と水の反応で水素イオンと炭酸水素イオンを作り、この水素イオンを細胞の外に汲み出すのです。「プロトンポンプ」という仕組みがあって、カリウムイオンを汲み入れて同時に水素イオンを汲み出すのです。
細胞の外では、カリウムイオン、ナトリウムイオンなどの陽イオンと、塩化物イオンなどの陰イオンが電気的に釣り合っています。
その状態のところへ、水素イオンが汲み出されてきて、カリウムイオンが汲み入れられてしまう。すると、水素イオンと塩化物イオンのペアができますね。これが塩酸です。強酸ですから、塩化水素として結合することはなく、イオンのままペアを組むことになります。

細胞内では弱酸を扱い、外部で強酸としてのイオンのペアにする。見事な工夫ですね。
(塩化物イオンを細胞外へ汲み出す仕組みなどもありますが、詳細は省略します)

★さて、炭酸水素イオンが残りました。これはまた、細胞外へ出されますが、これは分泌するのではなく、血流に乗ります。炭酸水素イオンはナトリウムイオンとペアを組んでアルカリ性を示すことになりますが、血液にはpH緩衝作用がありますから、血液がそうそうアルカリ性になってしまうことはありません。
この炭酸水素イオンは今度は膵臓で濃縮されて、かなり強いアルカリ性の膵液を作るのに利用されます。血液からは炭酸水素イオンはかなり除去されますね。
で、膵液は十二指腸へ分泌されて、胃の内容物=塩酸酸性の内容物と反応をして塩酸を中和します。

という具合で体全体としては「元に戻って」中性になるのですね。
分離して酸とアルカリを作り、中和反応によって元に戻す。

巧妙な仕組みですね。

簡単な図にしておきました。ご覧ください。
Isan

2013年1月28日 (月)

なんともね

★こんな記事があったんですよ

薄めた塩酸飲ませる 愛知の中学教諭、実験失敗の生徒に(朝日新聞 2013年1月20日)

 愛知県蒲郡市の市立中学校で昨年末、理科の男性教諭(23)が、授業中に実験を失敗した罰として、生徒2人に塩酸を水で薄めたものを飲ませていたことがわかった。生徒に健康被害はなかったが、同市教育委員会は「不適切な指導」として教諭の処分を検討している。市教委は、学校名や生徒の学年、性別を明らかにしていない。
 市教委の発表によると、教諭は昨年12月18日、理科の授業で砂鉄と磁石を使った実験をした。実験前にクラス全員に「失敗したら塩酸を飲んでもらうよ」と伝え、市販の濃度35%の塩酸の液を水で100倍に薄めたもの15ミリリットルをビーカーで作った。
 生徒2人が失敗したため、教諭はクラス全員の前で、自分でなめてからビーカーを2人に渡した。1人はすべて飲み、もう1人は口に入れた後ではき出したという。

 教諭は採用1年目で、市教委の調査に対し「塩酸を飲ませると伝えることで、実験に集中させたかった。申し訳ないことをした」と話しているという。
 今月18日、別の学年の生徒の保護者から学校に通報があった。教育長は19日の会見で、「健康や命にかかわることで、塩酸について正しく理解させる意味でも不適切であり、重く受け止めている。今後はこのような指導がないようにしたい」と謝罪した。
 学校名などを公表しないことについて市教委は「生徒が特定される恐れがある。高校受験を控えた3年生への影響も配慮した」と説明している。

★こんな濃度で健康被害なんか出はしません。いけないことは何だったのか、ポイントがずれてるんですよね。

『罰』として塩酸を飲ませる」ということはやってはいけないことです。

「罰」として、ということは、その行為、つまり「塩酸を飲む」ということが、危険であるとか、苦痛であるということを前提にしているでしょ。それがいけないんです。
それでは、体罰とおんなじじゃないですか。
この先生がとがめられるポイントは、体罰と同等のことをした、という点です。

実はそんなに危険なことではないんですよ。
「飲む」というのはさすがにちょっとなぁ、ですけれど。
「今日は全員で塩酸の味見会をしよう」
と、教師自らが「利き酒」ならぬ「利き塩酸」の「お作法」を実演して、生徒にほんのわずか舐めさせるのなら、騒ぐほどのことではないのです。

★「市販の濃度35%の塩酸の液を水で100倍に薄めたもの」
35%の塩酸といえば、濃塩酸です。
濃塩酸というと、生徒はそれだけでビビります。私がピペットで吸い上げて、手のひらなどに1~2mLたらすと、生徒はびっくりしますけれど、どうということはないのです。ひりひりもしない。長時間付着させておけばひりひりしてくるでしょうから、蛇口からの流水で洗い流せば、何ともないものなのです。
●濃塩酸はこわい、という先入観はまずぶっこわす。

これを水で100倍に薄めますね。
濃塩酸の濃度をモル濃度にすると約12mol/Lです。
これを100倍にするのですから、0.12mol/Lくらいになるでしょう。
pHを計算すると
pH=-log(H+)=-log(0.12)=0.92≒1
ほぼ1ですね。

●胃酸の主成分は塩酸です。で、胃酸のpHは約1です。
「胃の不調で嘔吐して、吐くものがあるうちはいいけれど、何にもないのに吐くと、苦くって強烈にすっぱいものがでてくるでしょ。あの酸が塩酸なんだよ。このpH1の塩酸と同じくらいの濃さなんだ」
こんな話をしてあげると、生徒の中にはそういう経験のある人が必ずいますから、納得の表情をこちらに送ってきます。

●「秋田県の玉川温泉って知ってるかい?日本一の酸性泉でね。主成分は塩酸、pHは約1なんだね。私は入浴したことはないけれど、肌がピリピリするというね。酸性が強くて、魚が生きられないので「玉川毒水」と呼ばれたんだ。田沢湖の湖水を発電用に使って、かわりに、この温泉水を田沢湖に流し込んだものだから、田沢湖が酸性化してクニマスが絶滅してしまったんだね。」

たまたま山梨県の西湖で生息しているのが見つかりましたが(2010年)。でも、田沢湖の環境を中性に戻してやらないと、田沢湖に連れてくることはできません。

●草津温泉は硫酸酸性でpH2くらい。これでも鉄釘を使った風呂桶などは鉄が溶けてしまうのでダメと聞く。下流の品木ダムで、水酸化カルシウムを加えて、中和し、硫酸カルシウムを沈殿させてながしているんだね。

とまぁ、授業口調で書いてみました。

●さて、試験管に100倍希釈の塩酸を3mLほど入れ、利き手の親指の腹で蓋をし、逆さまにすると、指先が稀塩酸で濡れます。その濡れた指を舌先で舐めます。
すっぱい
です。
顔をしかめて見せ、すっぱいからさぁ、飲むなよ、味わったら、水道の水でぐちゅぐちゅうがいして、ペッと吐きだすんだぜ、とやってみせます。

さ、みんなでやってみよう!

嫌がる生徒には強要しませんが、やってみたくてうずうずしている生徒もいますから、そばに行って励まし、その状況を他の班の生徒に中継します。すると、おそるおそるやってみ始めて、ほぼ全員が舐めます。

酸の基本は「酸っぱい」ということだ。
クエン酸も生徒と一緒に舐めます。酸っぱいのは好きだ、といって、生徒になめさせて余った分をどっと私が食べちゃうと、生徒はびっくりしますが、レモンだもん、で納得。
舌に酸味を感じさせるのは何か、それが水素イオンなんだね。
だから、酸の性質は水素イオンによる。

●こんな実験はほぼ毎年のように、ずっとやってきました。
教室でクエン酸を一緒に舐めるのは、これは必ずやったな。
でも、塩酸舐めても、これは問題だ、と目くじら立てるような人はいませんでしたね。
生徒との信頼関係がちゃんとできていれば、大丈夫。
「罰」にしちゃダメなんです
お楽しみ実験に組み上げていく力量が必要なのです。
毎年のように塩酸を舐め続けてきた私ですが、歯が溶けたわけじゃなし(虫歯ゼロです)、健康を害したわけじゃなし。
生徒にも「わたしは毎年舐めてんだからな。君らは一生に一回でしょ。ま、やってみな」と、言ってやれば、納得します。

●教育長さんは「健康や命にかかわることで、塩酸について正しく理解させる意味でも不適切である」とおっしゃったようですが、塩酸というものを本当には知らない人のようですね。情けないや。
何が不適切なのか、自分でも理解してないんですね。塩酸について正しく理解していないから。
「塩酸」という言葉、レッテルだけで「怖いもの」と直結させているのではないかな。

女性の衣服に、塩酸や硫酸をかけた、という変質者がいます。
濃硫酸には「脱水作用」がありますから、布が焦げたようになって穴が開くでしょう。実際、怖いです。
こわいけど、手についてしまっても、すぐどうのこうのということはないので、水で洗って、重曹(炭酸水素ナトリウム)を擦りこんで中和すればいい。
実験で濃硫酸を扱う時は、実験を始める前に、私の手に濃硫酸をかけ、水で洗い、重曹で中和する、という手順を示します。教卓の真ん中付近に重曹の瓶を置き、何かあったらこれを使うように、と厳重に宣言をして実験にかかれば、まず、大丈夫。実際に重曹を使うはめになったことはほとんどないです。あっても、手ではなく、机や床にこぼしちゃったから中和したい、という申し出、くらいのものです。

塩酸を衣服にかけると、硫酸のように焦げたような変化は起こりません。ただ、強い酸ですから、繊維が変質してぼろぼろにはなるでしょうね。
過剰に怖がることはありません。とにかく「水」です。
ペットボトルの飲料水やジュースでもいいです。
何かあったらまずは「水」。

物質の性質をきちんと知ることは、実は、身を守ることでもあるのです。

化学は生きる力になる。

のです。実は。

スイセン

0103_6suisen 2013.1.3
我が家のスイセンも準備中。ずいぶん伸びてきました。
何カ所かにスイセンがありますが、今のところ、つぼみを持っているのはここだけ。
前のシーズンよりゆっくり進行している気がします。
秋に寒くなって、そのまんま寒い日々が続いているせいでしょうか。

アロエ

0103_5aloe1 2013.1.3
ご近所のアロエです。
0103_5aloe2
少し緩んできているのもありました。
0103_5aloe3
よく見たら、こんな風になっているんですね。
顔をのぞかせた、という風情でした。
かわいいですね、ちょっと恥ずかしそう。

シクラメン

0103_4cyclamen 2013.1.3
ぐるっと散歩していて、パチリ。
帰宅して妻にカメラのモニター画面で「これなんだろ?」と尋ねたら
あっさりと「シクラメンよ」と。
そうなんだ。花しか見てなかったんだ。ダメなやっちゃね、ワタシ。
こんな模様が入っていたとは、認識不足でした。トホ。

★昔、「シクラメン」は「死」の連想があるから、「サイクラメン」と呼んで「再」のイメージで縁起を担ぐことがある、と聞いたことがあります。
また、お見舞いにシクラメンはいけないとかも。
英語では?と調べたら Cyclamen でした。
ネイティブの発音は知りませんが、「さいくらめん」でもよさそうだな。

★調べてみたら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%A1%E3%83%B3

和名は「豚の饅頭(ブタノマンジュウ)」と「篝火草(カガリビバナ)」の二種類がある。前者の『豚の饅頭』は、植物学者大久保三郎[1]がシクラメンの英名:sow bread(雌豚のパン=シクラメンの球根が豚の餌になることから命名)を日本語に翻訳した名である。後者の『篝火花』のはシクラメンを見たある日本の貴婦人(九条武子だといわれている)が「これはかがり火の様な花ですね」と言ったのを聞いた牧野富太郎が名づけた。前者は球根を、後者は花を見て名づけている。尚、現代ではシクラメンに対しては滅多に和名を用いる事が無い。

そうか、なんか、聞いたことはありますね「豚の饅頭」。
イメージ悪いから使わないだろうな。
「篝火」というイメージはすごくよく分かりますね。

★小椋佳さんは「シクラメンのかほり」としましたが、広辞苑では「かをり」ですね。
論議があったようですが、ま、私はどっちでもいいです。

それより
「真綿色した シクラメンほど 清(すが)しいものはない 出逢いの時の 君のようです」
という歌詞を聞くと、どうも悪い癖で突っ込みを入れたくなる
「今は?」とね。

「出逢いの時」「清(すが)し」かった「君」も
今は・・・

慨嘆の歌かな?などと。
いや失礼しました。

トコブシ:3

0109_1tokobusi1 2013.1.9
もう一個ありました。
二つ大きなものがくっついていますが、これはおそらく殻についていたイソギンチャクを切り離した跡ではないでしょうか。
0109_1tokobusi2
貝の内側ほどではありませんが、光の干渉による色が見えます。
でも、なんとなく「肉質」というのかな、硬くないんです。
どういう風にして、構造色が出ているのか、実はよく分かりません。

★ところで、「トコブシ」として書いてきましたが、アワビとトコブシの厳密な見分け方を知っているわけではないのです、私。
小さいのがトコブシ、と思っている。
秋田の岩浜でね、ドライバーを手に潜って、アワビをはがして採ってきて食べた、ということはあるんですが、大きいものを採ったら漁業権に抵触するし、小さいのを採ったら資源保護に抵触するし、あんまり褒められたことではなかったです。
公設市場で大きなアワビが東京の常識では考えられないような安い値段で売っていて、刺身や水貝でコリコリ食べて、ちゃんと「食べで」があって、うまかったなぁ。

↓プロの解説です
http://www.touoroshi.or.jp/fish2/fish2-16/fish2-16.html
東京都中央卸売市場 東京魚市場協同組合

質問:アワビとトコブシはどこが違うか。
回答:ミミガイ科の貝のうち、大型になる種をアワビ、小型の種をトコブシと呼ぶ傾向がある。日本産の種類については殻に開いた孔の数で区別できる(4~5がアワビ、6~9がトコブシ)が、外国産のアワビには孔の数が多いものもある。このように、種類によってアワビやトコブシと呼んでいるだけで分類学的な分け方ではない。築地市場でも、アワビ類の若い個体をトコブシとして販売していることがある。

やっぱりね「小型の種をトコブシと呼ぶ傾向」の中に私もいるんだな。
「築地市場でも、アワビ類の若い個体をトコブシとして販売していることがある」そうですから、まぁ、どっちでもいいんですね。

↓広辞苑第五版から

とこ‐ぶし【床伏・常節】
ミミガイ科の巻貝。アワビに酷似するが小形で、殻長約7センチメートル。殻にある孔のうち終りの7~8個は貫通している。殻表は帯緑赤色、殻口内面は真珠光沢が強く美しい。日本全国に分布し浅海の岩石下などにすみ、食用とする。ながれこ。ながらめ。万年鮑。 <季語:春>

あわび【鮑・鰒】アハビ
ミミガイ科の巻貝のうち大形の種類の総称。マダカアワビ・メガイアワビ・クロアワビ・エゾアワビなど。貝殻は耳形で厚く、殻長10~20センチメートル。暗褐色または帯緑褐色、内面は真珠光沢がある。殻表に管状に立ち上った4~5個の呼吸孔がある。日本各地の岩礁にすむ。貝殻はボタンや螺鈿ラデンの材料。肉は食用、乾燥した半透明の良品を明鮑、不透明のものを灰鮑という。串貝。水貝。石決明。<季語:夏 >

おんなじような、区別もつかないものを、一方は春の、もう一方は夏の季語だなんて、相当にいい加減なものですね。
正月の縁起物で食すという意味では「新年」でもいいんじゃないんですか?

トコブシ:2

0103_1tokobusi4 2013.1.3
くるくる巻いたものがたくさんくっついているのですが、これ、何でしょうね。
しかも、巻き方の違うものがいたりして。どうしてだ?
巻き貝の稚貝がこういう風に付着して成長するということはないと思うんですが、違うかなぁ。
0103_1tokobusi5
稚フジツボもいます。
巻き方の違う「巻いた」のもたくさん。困惑。
0103_1tokobusi6
内側から見た真珠層。炭酸カルシウムの結晶がたんぱく質で接着されて並んでいるのだったと思いますが。
光の干渉による色です。
なんとなくこう、引きこまれてしまいそうですね。
0103_1tokobusi7
オーロラみたい。
オーロラを見たことがあるわけじゃないんですけど。イメージで。

トコブシ:1

0103_1tokobusi1 2013.1.3
正月に食べたものの殻です。
0103_1tokobusi2
「とっても巻き貝」ですね。こんなだったっけ。
巻き貝であることはもちろん知っていましたけれど、こんなに「巻いて」いたんですね。
0103_1tokobusi3
表面にいろいろなものが着いています。
下はフジツボですが、右上がなんなのか、私にはよく分かりません。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_b0d1.html
2008年8月28日 (木) 「巻き貝シミュレーション」
↑ここで、いろいろな貝の巻き方のシミュレーションをやっています。
よかったらどうぞ。

2013年1月25日 (金)

ウマノカイチュウ

★去年、山中さんがノーベル生理学・医学賞を受賞したときに頭の中をよぎっていて、すぐ忘れてしまって、あの時、なんか思ってたんだよな、という思いだけが残っていましたが、泡のように思い出しました。ウマノカイチュウの話です。

★分子生物学講義中継(番外編)「生物の多様性と進化の驚異」井出利憲、羊土社
この本のp.228のコラムを読んで、私はぶっとびました。びっくり。大笑い。

コラム:体細胞で遺伝子を失う例
 ウマノカイチュウでは、受精後の細胞分裂が進む過程で、生殖細胞になる細胞ではすべてのDNAがきちんと伝えられますが、体細胞になる予定の細胞では染色体の一部が切れて失われます。体細胞として生きていくには必要のない遺伝子部分を捨てて身軽になってしまおう、と考えているようです。
 これは実に効率のよい戦略といえます。子孫には全部の遺伝子が伝えられることが必要としても、体細胞は個体が生きるために必要な遺伝子だけをもっていれば不都合はないので、余計な遺伝子を捨てて身軽に生きればよい。極論すれば、肝臓の細胞は肝臓として働けるだけの遺伝子を持っていればいいので、肝臓の細胞は、神経特有の遺伝子や発生過程だけで必要な遺伝子を捨ててかまわないはずです。余計なDNAを維持し続けることは不経済でもあり、間違いを起こすチャンスも大きくなりますから、効率的な工夫に思えます。しかし、哺乳類だけでなく体細胞クローンを作れる動物は多く、植物でのクローン増殖は以前からわかっていることで、大部分の生き物がウマノカイチュウのような選択をしなかったわけです。ということは、進化の上で広範な展開をしにくいといった不都合があるのかもしれません。

使うことのない遺伝子を捨てちゃって、再構成をやってるやつがいるんですね。
エライやっちゃね、反骨精神の権化だね。
要らないものは捨てちゃえ、という生き方」をしているのだそうです。
マイッタ。
こんなやつもいますよ、ということをあの時(ノーベル賞のとき)お話ししようと思って、忘れ去っていたのです。
遺伝子の「断捨離」は、生物界では基本形ではありません。
いろいろ抱え込んで、無駄があってこそ、進化があり得るのです。
無駄がないところに進化はない。
遺伝子セットをコピーして倍にし、一方は今まで通りに使いながら、もう一方で新たな進化上の変化を獲得していく、というようなことを、してきたのです。
脊椎動物では進化の初期段階で全ゲノムの重複が1回以上の複数回起こったと考えられています。
生物としての「保守性」と、進化への「可変性」とを共に実現しようとしているのですね。
無駄を抱え込んでこそ我々哺乳類も今地球上にいるのです。

山中さんがらみでいえば、ウマノカイチュウの体細胞からiPS細胞は作れないんですね。だって、遺伝子の全セット(使わないものも含めての)がそろっていないのですから。

↑ここまでが本論。

★ウマノカイチュウの生き方の不思議さを確認するために、簡単に状況を振り返っておきましょう。

「現代化学」2012年12月号から引用します

 

成体細胞が多能性に初期化されうることの発見:丹羽仁史

   細胞の運命を決めるのは遺伝子の再構成か制御か
 われわれ人間の体は、約60兆個の細胞からできている。・・・これらの250種類以上ある機能的に分化した細胞たちは、もとをただせばたった一つの細胞である受精卵に由来している。受精卵は細胞分裂(平均43~44回で60兆個に到達できる){かかし注:2の44乗は約18兆くらいです}を繰返しながら分化して、一つの個体を形づくっていく。この過程を発生と呼ぶ。
 ・・・
 一度分化した細胞は、もとには戻らない、というのが発生過程のルールである。覆水盆に返らず、というわけだ。だからこそわれわれの体の構成は維持される。そして、分化の状態を少しだけ後戻りしたような細胞が、がん発生の素地となることも知られている。では、このような不可逆性はどのようにして決められているのだろうか?遺伝子の実体が二重らせんDNAであることが明らかになると、この問いの答えとして二つの可能性が議論されるようになった。一つは、分化に伴い遺伝子DNAは部分的に失われ、それぞれの分化状態の維持に必要な遺伝子だけが残されるとする再構成説、もう一つは遺伝子の構造は維持されるが、その発現が厳密に制御されているとする制御説だった。

   初期化現象の発見
 ・・・
 Gurdon博士は、1962年に、オタマジャクシの小腸の細胞の核を未受精卵に移植し、これが生殖能力をもつカエルにまで発生することを報告した。すなわち、分化した細胞の核も、発生に必要なすべての遺伝子を保持していることを証明したのだ。このように、分化した細胞の核が受精卵のもつ多能性の状態へとリセットされる現象は、初期化(再プログラム化、リプログラミング)と命名された。

このように、再構成説と制御説があったのです。

歴史をちょっと振り返ると
・メンデルの法則が1865年ですね。遺伝情報の「単位(ユニット)」の存在を示唆しましたが、その実体は明らかではありませんでした。
・ハーシーとチェイスは、遺伝情報の実体がDNAであることを実験的に証明しました、これが1952年。
・ワトソンとクリックの「DNAの二重らせん構造の発見」が1953年。
・ガードンが「体細胞の核移植による初期化を証明」したのが1962年。
・ウィルマットが核移植によるクローン動物・ドリーを誕生させたのが1996年
・ヒトゲノム解析の一応の終了が2003年。
 全遺伝情報という意味の「ゲノム」という言葉が有名になりました。
・山中伸弥がiPS細胞を作ったのが2006年

私は1948年生まれですから、このDNA二重らせんの話あたりからリアルタイムで見てきました。いい時代に生まれ育ったと思います。
{もう一つ、プレートテクトニクスもリアルタイムで見てきました。やぁ、ホントにいい時代に生きてます。そうそう、スプートニク1号が1957年です。人工衛星、月周回、月面着陸、惑星探査、太陽系を振り返る写真、太陽系の辺縁への接近・・・みんな見てきましたね。}

★さて、こんな歴史的な状況の中での山中さんのノーベル賞受賞だったわけです。
体細胞にも受精卵と同じ遺伝子セットがある、ということの完璧な証明。
今では高校生物でも当たり前ですが、そう古くから分かっていたわけではないのですね。
{もちろん、免疫系などでは、遺伝子の再構成をやっています、よく知られたことです。1987年に利根川進さんがノーベル賞を受賞したのは、その研究です。}

★ところがどっこい、生物というやつは
100%ということはない
のですねぇ。
ということで、ウマノカイチュウのお話をしたのでした。

★寄生という生き方は特殊なものです。徹底的に宿主に適応してしまう。進化的には袋小路に入り込んでしまっていますが、安定な生き方ではあります。宿主が絶滅したら共倒れでしょうが。
新たなニッチへの進出という可能性をほぼ捨ててしまったような生き方を選択したので、徹底的に無駄を排除してしまって、使わない遺伝子の維持にさえエネルギーを使うのはやめた、生殖のみにエネルギーのすべてを使う、という生き方になったのかもしれません。

有名なところでは、サナダムシには消化管がないというのを御存知でしょう。
宿主が腸内で消化してできた栄養分を体表面から吸収してしまうのですね。
宿主から簡単に排出されてしまうことがないように、吸盤はあります。
雌雄同体で体内はほとんど生殖器官のみです。
体を固定して生殖する。それだけ。
運動も、消化も、放棄してしまった。

生物ってものは、なんとも複雑怪奇なものですねぇ。

★ふと思うのですが
「蚊」はエライですね。
哺乳類が出現する前から「血を吸って」いたかもしれない。
カエルの血を吸う蚊は今もいます。
恐竜の血を吸ってたやつもいたかもしれない。
恐竜が絶滅しても、哺乳類という新規の動物の血を吸えるように適応したのかもしれない。
恐竜の腸内にいたかもしれない寄生虫は恐竜の絶滅と共倒れでしょうが、蚊のようなオープンな生き方をしていると生態系の変化に追随できますね。
生物の適応と進化についてはまだまだ全然分かりませんね。

サザンカにて

0101_9hae1 2013.1.1
かかし神社に初詣に来たハエ。
手を合わせて拝んでおります。信心深いことです。
0101_9hae2
ついでに、口もぬぐっております。
余計なこと言うと、かかしさんに叱られるかもしれないからな、と。

0101_10sazanka
かかし神社の「巫女」さん。
という風情でしょ。
初々しくっていいですね。

クロッカス

0101_7croccus1 2013.1.1
線路際のクロッカス。
0101_7croccus2
ホトケノザのわかい葉と並んで成長中。
こういうのを「芽」「出」「度」というのですね。

センダングサ

0101_6sendangusa1 2013.1.1
センダングサは細々と花を咲かせています。
0101_6sendangusa3
わかい実。
緑も残っていて、みずみずしさがあります。
0101_6sendangusa4
実としての完成品。
みずみずしさはなくなりました。
でも「『毛』もの」に引っかかって遠くへ行くんだ、という態勢を整えました。
めでたい姿です。

ブログの書き手が「おめでたい」かかしですから、何を書いてもめでたいよな。

正月にたどりつきました

0101_3ginmekkigomigumo 2013.1.1
かかしさんの趣味ですからして、元旦は小動物から。
上はギンメッキゴミグモの幼体です。
腹部背面の銀色がこのクモの特徴。
網に上下にかくれ帯を作ります。
小昆虫の飛来を待っているのでしょうが、なかなか来ないでしょうね。
こういう待ち伏せ型の生活だと、代謝も非常に低いはず。餌の量は哺乳類である私たちが想像するよりはるかに少なくて済むはず。とはいえ、いっぱい食べて大きくなってね、といいたくなります。

0101_4abu1
ヤツデの花で蜜を舐めるアブ。
ヒラタアブの仲間だろうとは思いますが、よくわからない。
0101_4abu2
花粉だらけです。

0101_5hae
こちらも花粉だらけのハエ。

めでたいですねぇ、元旦早々、クモ・アブ・ハエだ。
かかし神社への初詣かな。
御神体たるわたくしメといたしましては、ブログに載せてあげるね、というのが御利益かなぁ。
今年の「弥栄(いやさか)」を祈ります。

なんだか、ぐちゃぐちゃですね。言葉も位置関係も。

座り込んで

1231_8komatuna 2012.12.31
2012年の最後お散歩の最後。
玄関前のテラスにドッコイショと座り込んで周囲を見ます。
上の写真、コマツナです。
自分たちが食べるより、チョウに食べられてしまうんですけどね。
なんだかすごく逞しい雰囲気に育っています。

1231_9boke1
ボケの芽。
ボケであることの確認に「トゲ」も一緒に写しておきました。
1231_9boke2
わずかにおさない葉が見えていますね。ちら。
まるくてかわいい。

1231_11shukaido
The last  シュウカイドウ。

このほか、完熟していないクンシランの実とか、南殿の鉢で花をつけているハハコグサとか、大分膨らんできたジンチョウゲのつぼみとか、花から実までそろったイヌホウズキとか。
いろいろなものが年末の散歩の最後を飾ってくれました。

親子カエデ

1231_6kaede 2012.12.31
これが親カエデ。

1231_12kaede
その子がこれ。

親カエデの方は今年「フェーズ(phase)」が変わりました。3本くらいの枝の葉がこれまでと違うんですね。ものすごく一気に枝が伸びたし。新しい姿がどうなっていくのか、じっくり眺めていきましょう。
子の方も、短い「棒杭(ぼっくい)」みたいだったのが、小さいけれど「木」の姿になりました。

次のシーズンどう発展していくでしょうか。


なんだろう?

1231_4humei 2012.12.31
フウセンカズラやルコウソウ・モミジルコウが絡んで繁っていた場所。
種がほしいとおっしゃる方もいますので、完全に枯れ切るまで放置していましたが、もういいか、と撤去しました。また来年もここに繁るはずです。
で、しげみを取り払ったら、その下に、あまり見たことのない草がありまして。
キク科かな?とも思うのですがよく分からない。
妙に気になる草です。
なんでしょうねぇ。

門の松

1231_3matu1 2012.12.31
門のところに置いてある鉢植えの松。
不思議な御縁の頂き物です。
1231_3matu2
松も新春準備中。

妻曰く「うちも門松買おうか」
夫答えて曰く「門のところにあるこの松をして、門・松といわずになんというべきか」
二人で笑って、正月へ。

このごろ松の枝を結びつける簡易型も多いですね。
お正月さんに来て頂くための依り代ですから、別に、鉢植えの松でもいいんじゃないのかなぁ。
松と竹の昔からの門松のミニチュアも売っていますが、あれよりは我が家の松には風格がある。

昔、ガキのころ。男の子って替え歌が好きなんですよね。
   松竹立てて門ごとに 祝う今日こそ 楽しけれ♪
という歌を
   松茸食べて門ごとに 祝う今日こそ 楽しけれ♪
って、大声で歌ったものです。

2013年1月24日 (木)

スイセン

1231_2suisen 2012.12.31
この時がスイセンのつぼみを確認した最初。
大晦日のお散歩で見つかるとは、ラッキー。
ちょっと雨でぬれました。
寒いけれど、湿っぽい年末です。

クロッカス

1231_1croccus1 2012.12.31
クロッカスが顔を出しました。
カエデの根元周辺です。
スイセンがあり、ユキノシタがあり、クロッカスが顔を出した。
写真奥の方にはユキノシタが写っています。
1231_1croccus2
ここでは、ホトケノザもありますね。
イチョウの落ち葉、カタバミ、いろいろ囲まれています。

クロッカスの独特の黄色、好きだなぁ。
楽しみです。

ビヨウヤナギ

1229_4biyouyanagi 2012.12.29
ビヨウヤナギの葉芽。
枯れていく葉もいっぱい。
あちこちで芽もいっぱい。
「半常緑性の小低木」といわれます。
常緑樹はいつでも緑のはを繁らせているのかといえば、個々の葉については、枯れ落ちていくもの、成長してくるもの、があって、全体として、緑の葉をいつも持っている、ということですね。
ビヨウヤナギもそれに近いんです。
今は枯れていく葉の方が目立つのですが、裸木になってしまうわけでもない。
絶え間なく、新芽も出てきて交代しています。でもさすがに今は緑に繁るというほどじゃありません。
ゆっくりバランスを取っています。

ハエ

1229_3hae 2012.12.29
虫がいると嬉しくってしかたがない。
ブロック塀で日向ぼっこしていたハエ。
翅がかなりボロボロになっています。すごいね、頑張ってるね。
翅の付け根の小さく立った部分もくっきり。
活動性は落ちています。そりゃそうだ、寒いもんな。
このまま成虫で越冬できるのでしょうか。よくわかりません。

アジサイ

1229_2ajisai3 2012.12.29
アジサイの冬芽。
これは緑色の芽ですね。
枝の先端に黒っぽいのも着くと思うのですが、この時はまだでした。

ナンテン

1228_2nanten1 2012.12.28
2,3本あるナンテンの木の、この木だけがどういうわけか真っ赤になっています。
1228_2nanten2
日当たりの関係なのか。
風の通りぬけ方が違うのか。
気温の差なんてないと思いますが。
木の「年齢」もありかな?
何とも言えず、鮮烈な赤に輝いています。

オニグルミ

1227_12kurumi1 2012.12.27
幹から枝が出ている部分です。
独特の姿。
幹を裂いて出てきたようでもあります。
この枝が落ちますと
1227_12kurumi2
こうなります。
見つめられているような気分ですね。
見れば見るほど、目みたいだ。


確かにこれは「目」のように見えますね。目じゃないのに。
鳥の鳴き声は人の声とは異なるのだけれど、「コケコッコ―」とか「テッペンカケタカ」とか『聞き做し』(ききなし)ますよね。
『見做す・看做す』という言葉もありますね。視覚的なことだけではなく、広く使いますが。
『心做し』とか『思い做し』という言葉もありますね。

同じ「做す」という言葉がついているって、意識したことありますか?
言葉の構造というのも面白いものです。

気圧の「落差」

1月14日に東京ではかなりの雪が降りました。
ふと気づいて、翌15日の天気図を気象庁のサイトからダウンロードしておきました。
↓これです
13011509
1月15日午前9時です。
まず大陸の方を見て下さい。
1040hPaと1028hPaの高気圧があって、その間に1024hPaの低気圧(!)があります。
1040というのは冬にしかお目にかからない、かなりの「高」気圧です。
で、標準の1気圧は1013hPaなのに、それより高い1024hPaあっても低気圧になっていますね。高気圧・低気圧というのは相対的なものですから、両側に比べれば低いので低気圧なんですね。
ある値以上は高気圧で、それ以下は低気圧、というようなものではありません。

さて、日本の東の低気圧ですが。
944hPaまでいってしまいました。
これってもう、台風「並み」を超えて、台風みたいなものです。構造が台風とは違いますから台風とはいえませんが、日本に接近する時に940hPaくらいの気圧でやってくる台風は普通です。
これが雪を降らせた原因の低気圧です。

さて
1040-944=96 hPa
これって、ものすごい気圧の落差です。
たとえて言えば山のてっぺんと谷底の「落差」です。

同じ落差でも、途中「緩斜面」や「急斜面」がありえますよね。
スキーヤーが斜面を滑走する時には、全体の落差そのものより、途中の斜面の傾斜の方を感じていますね。

似たような話で、風を吹かせる原動力は気圧傾度力といいまして、高気圧と低気圧の全体の落差そのものより、途中の斜面の傾きが風の原動力になります。

とはいえ、全体の落差の間で空気が移動するのですから、空気という質量のあるものの移動のエネルギーはこの落差が供給しています。
台風が運んで来る「雨の質量」ってものすごいでしょ。
冬の低気圧が運んで来る「雪の質量」ってものすごいでしょ。
とんでもないエネルギーが必要ですよね。
このエネルギーが気圧の落差の間で供給されるわけですね。

96hPaの圧力差というのは、ものすごい。
普通の1気圧=1013hPaから96hPa下がったら、917hPaですよ。
これ、超大型の台風の気圧じゃないですか。
そういうスケールで今回の低気圧は発達しながら進んでいって、大質量の雪を「落として」いったんですね。

前の記事で、1200トンの鉄の板を持ち上げるのに23.5hPa加圧すればいいという話をしました。面積5000平方mに対してね。

日本列島の上に高さ10kmくらいの板を立て、その両側で圧力差が96hPaあったら、いったいどういうことになるのでしょう。
とんでもない力だということが想像できると思います。
気象現象ってすごい。
そのなかに浸りきって生きていますので、あまり実感がわかないのですが、気象現象の中で動いているエネルギーの量って、とてつもないものですね。
それがみんな太陽から供給されるわけですからして、太陽エネルギーのすごさも分かります。

ふとね、天気図を見て、いろいろ考えてしまいました。
参考までに、1月22日の天気図も下に載せます。
13012209
ある意味で似たような気圧配置ですが、最大の落差で28hPaですか、おだやかですね。

低気圧単独で見るだけでなく、周囲の高気圧なども一緒に見ると天気の構造が見やすくなりますよ。

2013年1月23日 (水)

1200トンの屋根

★こういう記事があったのですね。

まるで落としぶた 西部ガス、LNGタンク屋根上げ(朝日新聞 2013年1月18日2時46分)
 西部ガスは17日、北九州市若松区に建設中の液化天然ガス(LNG)タンクの「屋根上げ」作業を報道陣に公開した。直径80メートル、高さ40メートルの外壁に囲まれたタンクに下から空気を送り、底に置いた1200トンのドーム形の屋根を圧力で持ち上げる。鍋のなかの落としぶたを浮かせるような工法だ。
(後略)

大雑把な話。(ドーム形だそうですが、円盤で考えます)

直径80mの屋根の面積は
π×40×40≒5000平方m
1200トン=1200000kg
120,0000/5000=240kg/平方m
{力でいうと}240kgf/平方m
1kgf=9.8Nなので
240×9.8≒2350N/平方m=23.5hPa
はぁ?
23.5/1013≒0.023気圧(1気圧より2.3%程度圧力を高くすればいい

そのくらい加圧すれば1200トンの屋根が持ち上がるのですか。
{計算違いしてないつもりですが}
LNGタンク内を1.023気圧にすればいいのか。

軽自動車のタイヤの空気圧が2気圧くらいじゃなかったか。
何だか桁を間違っちゃったかな、と不安なのですが、多分間違っていないと思います。

体積が大きいから、大量の空気を送り込まなければならないでしょうけれど、圧力にすると、そんなもんなんだなぁ、と、びっくりしました。

★東京ドームの屋根は400トンあります。
屋根面積の数値がはっきりしないのですが、8m×8mの膜を225枚つないだ、という記述がありました。いろいろゆがんだりしているでしょうけれど、この値で計算しますと
400000kgf/(8・8・225)平方m≒28kgf/平方m
これは28×9.8≒270Nですので
270N/平方m=270Pa=2.7hPa
約3hPa加圧すれば東京ドームの屋根が支えられる

検索してみると、「外部の気圧より0.3%=3hPa高い」と書かれていました。
あってるな。計算方法には間違いないようですね。

★女性のストッキング。
「足首着圧13hPa」というのを妻が持っていました。
パーセントにすると、標準気圧の1.3%くらい高い圧力ですね。
東京ドームを支える圧力より強いんだ。ふ~ん。

ストッキングの圧力は10hPaくらいから20hPaくらいまであるようです。
20hPaというと、LNGタンクの蓋を支えられるくらいの圧力と言えないこともないなぁ。
なんだか、すごい話ですね。
{足首で30hPaという商品もあるようです。なんだかなぁ、すんごい、圧力だなぁ。大丈夫ですか?}

★参考までに。
1円玉は、半径1cm、質量1gです。
1円玉1個が下に及ぼす圧力を計算してみますと
0.0098N/(π×(0.01)^2)平方m≒30N/平方m=30Pa=0.3hPa
こんな感じです。

タンクの蓋で、23.5hPaなら1円玉約78枚
東京ドームが3hPaだと1円玉30枚
20hPaのストッキングなら1円玉67枚。

1円玉を集めて、積み上げて、支えてみてください。

★なんだかなぁ。
LNGタンクや東京ドームと、ストッキングが同じようなスケール(オーダー)で議論できるとは思わなかったなぁ。

ミニハボタン(でいいですか?)

1227_1ekimae1 2012.12.27
どう見ても上部は小さなハボタンですが、茎が長いよなぁ。
園芸植物に全く疎い私には、よくわからない。
1227_1ekimae2
駅前のもと花屋さんのお家のミニ歌壇。
さすがもと花屋さんだけあって、季節ごとにきれいな花の咲かせて、通行する私たちを楽しませてくれます。ありがたいことです。
1227_1ekimae3
ハボタンだよなぁ。
でも、長いなぁ。
できれば、花の品種名を書いたタグを立てて頂けると、超素人にはとてもありがたいのですけれど。
調べてみると、やはりハボタンの一つの品種らしいですね。
あってますよね、自信がない、実は。

ツマグロヒョウモン蛹

1226_10tumagurohyoumon1 2012.12.26
ツマグロヒョウモンの蛹が4匹、現在越冬中です。
こんな遅くなっても幼虫がスミレの葉にいて、室内に連れてきて室温で終齢まで飼育。
その後、玄関に出して、蛹になったら、外へ出しています。
室内で時期外れに羽化させては申し訳ないので。
今のところひっそりと、外で越冬中です。
終齢幼虫が前蛹になってから、脱皮して蛹になるまでに、すごく長い時間を要します。
寒いからですね。でも、なんとかみんな蛹になれてよかった。
この日、記念撮影をしておこうと、ケースの蓋を妻に持ってもらって、日の光で撮影。
1226_10tumagurohyoumon2
日差しに輝く蛹です。
きれいですよ~。
羽化しましたらまたご報告します。
4匹越冬中。

ゼニアオイ

1226_4zeniaoi1 2012.12.26
ふと見ると、ゼニアオイのつぼみが開きかかっています。緑の硬いつぼみもいっぱい。
1226_4zeniaoi2
よく見ると。なんだか。こうだったっけ。
この時点では、外側と内側が別の構造のように思ってしまいました。
内側のものを外側のものが包んでいる、というように。
1226_4zeniaoi3
こんな状態のつぼみもありました。
やっぱり、内と外が別の構造のように見えました。

1229_6zeniaoi 12.29
あっ、そうかぁ、そうだったのかぁ。
お分かりですよね、5枚の花弁が折り畳まれていたんですね。
互いに重なりあっていたんだ。
花弁の約半分が内側に、約半分が外を包むように、見えていたのでした。

虫さんはほとんどいませんけれど、頑張ってね。

ヤツデ

1226_1yatude1 2012.12.26
鏡餅のような感じが面白くて、ずっと眺めています。
下から咲き始めました。初めは雄花状態です。
1226_1yatude2
派手さはないけれど、貴重な蜜源としてハエの仲間たちに人気があります。
いつまで咲いているのか、それも気になりますね。この寒いのに。

ツマグロキンバエ

1225_5tumagurokinbae 2012.12.25
長い口をさらに伸ばしてメシベの根元を舐めています。
見かけなくなるのは、いつか、とにかく見たら撮ってます。
初見よりも特定するのが厄介ですね。

クロヒラタアブ

1224_3kurohirataabu1 2012.12.24
もう虫がいたら撮る。なじみでもなんでも撮る。
1224_3kurohirataabu2
やたらと近づいてしまいました。
暖かそうな「マフラー」だなぁ。
1224_3kurohirataabu3
翅の付け根の小さな立ち上がり部分もしっかり写りました。
ハエ目さまさまです。
寒さの中、遅くまで活動しています。おかげで私も散歩の甲斐がある。

1225_4kurohirataabu 12.25
翌日もクロヒラタアブに出会いました。
同一個体かどうかは分かりません。
この時は翅をたたんでいました。
面白いんですよ、何かに止まった直後は大抵翅を開いて止まります。
そのままでいて、飛び立つこともあるし、突然、翅をパタッとたたんで落ち着くこともある。
この翅をたたむ動作がなかなかかわいらしくって、眺めていると楽しい。
役者です。

ハエ 2態

1224_1hae 2012.12.24
みごとに花粉まみれ。
ヤツデの花です。
体の掃除は後回し、とにかく食事に忙しいようです。

1224_2hae
別の場所で。日を浴びながら。
前から何回か指摘してきましたが、また口から液滴を出していますよ。
今、この場所で、この液滴(消化液も入っているのでしょうが)をだして、何かを溶かして取り込もう、という「対象」がないでしょ。
そんなわけで、この行動の意味が分からない。
「げっぷ」してるんじゃないの?といいたくなるのです。
何やってるんだろうなぁ。

冬の向こうに

1221_7jyunihitoe 2012.12.21
ジュウニヒトエが目立ち始めました。
こんな時期でしたか、準備開始は。

1221_9hisakaki
池のほとりに鳥さんが蒔いてくれたヒサカキ。
かなり硬いつぼみです。まだまだ開きそうにないですが、準備中。
ハマヒサカキは家のそばにあるのですが、それではなくって、ヒサカキのようです。
どこで実を食べたものやら。

1221_11sendangusa
栗じゃありません。センダングサです。
いっぱいトゲトゲですね。
ちょっと気取って、茶色の線香花火、というのはどうですか。

2013年1月22日 (火)

2012年の気温の記録

Temp2012_1
これが去年一年間の毎日の最高気温・最低気温と、それぞれの平年値のグラフです。
日々の記録は気象庁の発表する気象統計データです。
以前は、新聞に掲載されるデータを使っていましたが、それだと「最高は午後3時まで、最低は前日午後9時~午前9時」のデータなので、日中に最低気温が記録されたというようなときに記録が食い違ってしまうのです。それで現在は気象庁のデータを使っています。
夏に平年値をかなり上回っていたことは読み取れます。

で、それを分かりやすくするために、「私的な」移動平均をとってグラフに書いたのが下のもの
Temp2012_2
ある日の値として、前後7日間の値をくわえて平均して上下の変化を均したものです。
公式のやり方ではありませんので注意して下さい。私が、このくらいに均せば見やすいかな、とやっているものです。
7月半ばから10月頃まで、平年値を上回りっぱなしですね。
これは「異常に暑かった」といえます。

平年値からのずれを均したものだけをグラフ化すると下のようになります。
Temp2012_3
これで見ると、7月から10月の暑さがよく分かります。
それ以外には5月に少し高めでしたが、それ以外は平年値を下回ることが多かったようです。

比較のために2011年の同じグラフを掲げます。
Temp2011_3
平年値をはさんで上下にかなり均等に揺れていたように見えます。
7月と、10~11月の暑さが際立ちますが、全体としてはバランスがいい{そういう言い回しがあるかどうか、分かりませんが}
2012年とはずいぶん「姿」が異なりますね。

★参考までに湿度のグラフも載せます。
Humid2012
このデータは新聞掲載のもので、午後3時の時点の湿度です。
平年、というものはありませんので、ふ~んこういう風に変化したんだな、ということだけです。

ただ、例年、年末から年始にかけて、湿度の移動平均が30%くらいになるのですが、今シーズンの冬は「湿っぽい」といえます。
グラフの左端、2011年からの続きのところでは、30%をちょっと切る値でした。
ところが、右端、2013年への続きでは40%くらいです。
気象情報では、空気が乾燥しているから注意、と繰り返し言われています。
もちろん20%程度のカラカラに乾燥した日もあるのですが、均してみると、40%くらいですね。
そういう意味では、今シーズンは少々湿っぽい冬のようです。(もちろん東京での話です)

サザンカにて

1220_3tumagurokinbae1 2012.12.20
ツマグロキンバエがサザンカの花弁を舐めたり
1220_3tumagurokinbae2
蕊を舐めたり。
サザンカのメシベの根元の蜜はかなり量も多いし、おいしいのでしょう。
1220_5ari1
ふだんあまり見かけないアリです。
色が黒くない。
1220_5ari2
アリにも詳しくない私ですが、トビイロケアリというのがいたなぁ、あれかな。
鳶色というのは茶系の色ですよね。
あまり地面を丹念に見ていない私ですので、確実なことは言えませんが、我が家周辺では主流のアリではないように思います。

マツボックリ

1219_4matubokkuri1 2012.12.19
完全に熟しましたので取り入れました。
1219_4matubokkuri2
種をまいてみましょうか。
実生の松もいいかもしれないですね。
盆栽に仕立てる気は全くないけれど。

秋田の従兄が一時期、松に凝って、山から実生の松をとってきて、鉢に植えて育てていましたが、さて、どうなったかな。

タチアオイ

1219_3tatiaoi1 2012.12.19
タチアオイの葉が向こう側から日に照らされているところです。
陰影が深くなってなんだか、すごいですね。
1219_3tatiaoi2
葉の凹凸で、陽射しに対して垂直に近いところは明るく、傾きの大きなところは暗くなっているのですね。
迫力のある見え方でした。
堪能して下さい。

シュウカイドウ

1218_11syukaido1 2012.12.18
そろそろ最後の花ですが。
きれいですね。
1218_11syukaido2
あらま、なんか虫がいました。
1218_11syukaido3
ハチの仲間でしょうが、種は分かりません。
花の表面をかじるか舐めるかしているように見えますが。
甘いのかな。

カエデ

1218_10kaede 2012.12.18
門のところのカエデの種が発芽した実生カエデ。
親カエデはもうほとんど葉を落としましたが、こちらは遅くまで頑張っています。
次のシーズンあたりはぐんぐん伸びるのではないかと期待しています。
やっぱりね、実生って楽しいですよ。
盆栽としてきちんと仕立てる、などと気張らずに、種をまいたら芽が出たぞ、と幼い命を愛でて楽しんで下さい。
イチョウ、カエデ、ツバキ、などなど、そうか、リンゴやミカンもありだな、その気になればいろんな種が手に入る。
手元の鉢で育てて見ませんか。


ビヨウヤナギ

1218_5biyouyanagi 2012.12.18
ビヨウヤナギの葉が枯れていく途中。
こんな姿のものがありました。
こういう枯れ方はわずかです。
葉脈の部分が茶色くなっています。
病気ということもないと思うのですが、珍しい状態でした。
どうしたんでしょう?

気温の谷底

★前の記事で、大寒の頃に年間の気温の谷底が来るというような話をしました。
前にも同じ話をしたことがありますので、リンクします。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_f9d1.html
2008年1月16日 (水) 「気温の谷底」
ここに載せた日本の各地で年間の気温の谷底がいつになるかの表を再掲します。
Kion1
詳しくは読みに行って下さい。
{注:「平年値」は10年ごとに更新されているので、この時の平年値と現在の平年値では少し違いがあります。新しい平年値での同様な表は今のところ作っていません。傾向として眺める場合、大きな差はないでしょう。}

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_524a.html
2008年7月31日 (木) 「年間気温の頂上へ」
↑ここにも似たような話があります。よろしかったらどうぞ。

Temperature_2

2013年1月21日 (月)

月の暦・太陽の暦

★我が家の食卓には「ねこめくり」という、猫の写真の日めくりカレンダーが置いてあります。日々、猫に心をほぐしてもらっているわけです。
日めくりとはいうものの、土日は1枚です。ですから、1月19日、20日が一枚でした。
で、その猫の写真の下に、「上弦」と「大寒」が両方載っていました。
なんだか面白いなぁ、と食事をしながら妻と話しました。

1月19日が「上弦」でした。正午の月齢が7.3。
半月、弓張り月ですね。
私自身、「上」というのは弓の「弦」が上に来るんだろう、とあいまいに理解していましたが、考えてみると、月の出の時と月の入りの時では、弦の位置関係が反転しますから、限定条件を付けないと「弦が上」とはいえないですね。
上旬・中旬・下旬という言葉の「上中下」は「順序」を表す言葉ですね。
「上弦・下弦」の「上下」も順序を示す言葉でしょう。
月に2回「半月」になるわけですから、先に見える半月が「上弦」、後が「下弦」です。

0118_4moon 2013.1.18
たまたま、この日、昼の散歩で空を見上げたら、青空に月が出ていたので、何気なく撮影。
撮影時刻は12:32です。
この日の正午の月齢は6.3でした。月の出は10:24、南中は17:03、月の入りは23:48でした。上弦の前日ですので、上弦の月の話をこの写真でしても間違いは起こらないはずです。

写真は月の出から2時間ほど経ったころのものですね。
{我が家は東方向が建物でふさがれているので、「出」は見られません。}
まだ南中前。「弦」が斜め下向きです。
月の出の時には弦は下向きだったはずです。で、南中時、弦は上下に垂直に張り、月の入りの時に「上弦」になるはずですね。
月の入りの時には、上弦・下弦という言葉の「上下」と、見える半月の弦の「上下」が一致します。

というわけで、上弦・下弦というのは「月の暦」の話。
月の動きは季節の移り変わりとは関係がありません。

★一方「大寒」の方は、「太陽の暦」での出来事。
天球上の太陽の位置があと60度進むと、春分ですよ、という位置を示しています。
360度を24等分すると15度。365日で360度回るので、約15日ごとに「二十四節気」の名前が来ますね。
大寒→(15度)→立春→(15度)→雨水→(15度)→啓蟄→(15度)→春分
こうです。
雨水とか、啓蟄という言葉にあまりこだわらないでください。そんなものは地域によってそれぞれ異なるものです。
でも、冬至を過ぎて大寒の頃になると、冷え切って年間の気温の底がこの辺りにやってくることは確かです。
立春を過ぎると、明らかに「光が春」になってくる。
春分はいうまでもなく。
動いて行く太陽の位置に、15度ごとに名前を付けたのが二十四節気。
二十四節気は太陽暦なのですね。
ですから、大寒は「太陽の暦」に属するものです。


冬至の日、12月21日でしたが、この日の日の出は6:47で、日の入りは16:32でした。
日の入りが一番早い時が16:28(11/28~12/10)です。
日の出が一番遅いのは6:51(1/1~1/13)です。

今日、1月21日の日の出は6:48、日の入りは16:57です。
このごろ「日脚が伸びてきた」と感じませんか?
確実に夕方の明るい時間が長くなりましたね。
前は3時過ぎると夕方モードで、4時過ぎたら一気に暗くなっていった。
今は5時近くまで明るさがあります。
日脚が伸びる方が先に来るわけです。

朝5:30頃に起きますが、朝が明るくなったなぁ、というのはまだ実感できていません。
でも。
7:30頃に車を走らせる用事が週に何回かあるのですが、以前、太陽が信号機と重なってしまって、非常につらかった。ところが先週、気づいてみると、同じ時刻に、太陽が信号機より上にあって、何とか信号機を直視できるようになっていました。日の出が早くなってきて、同じ時刻の太陽が「高く」なってきていることが実感できました。うれしいですね。

立春は遠くありません。

時間は人間が決めたこと

イチロー、自主トレ公開 年齢への質問「うっとうしい」(朝日新聞 2013年1月15日20時4分)
 大リーグ・ヤンキースのイチロー外野手(39)が15日、神戸市のほっともっと神戸で自主トレーニングを公開した。約80メートルの遠投を終えると「寒いから」と、室内にこもって打撃練習。スイングの軌道を確かめながら150球ほど緩いボールを打ち返した。
 昨季途中に12年間在籍したマリナーズを離れてヤンキースへ移籍し、「新たな覚悟が生まれた」という。ただ、今年10月に40歳を迎えることを質問されると「ことさら、年齢のことを聞かれるのはうっとうしい。結局、時間は人間が決めたことだから」と切り捨てた。

今年の新年のごあいさつで、私は中林基(おさむ)さんの言葉を引用しました。

カレンダーも時計も
人間のものさし
生命あるものは
それぞれの時空をもっている
焦ることはない
自分の歩幅で
歩めばいい

ひょっとして、イチローさんもこの言葉、知ってたのかな。
でも、イチローさんのことだから、自分でこの境地に達したのでしょうね、すごい人だもんな。

ナットクしちゃった

書評を読んでいましたら

本にだって雄と雌があります」[著]小田雅久仁 出版社:新潮社 価格:¥ 1,890
評者・川端裕人(作家)  [掲載]2013年01月13日
■大法螺で包む書物愛と家族愛
 本にも雄と雌がある。それが証拠に書架に本を並べておくと知らぬ間に繁殖しているではないか。「書物がナニして子供をこしらえる」のである。この件に合意する読書家は多いはず。実際、本は増える一方だ……と一定のリアリティーを感じつつニヤニヤ読める大法螺(ぼら)話。
 相性のよい本が隣り合わせたがために生まれた「子」を「幻書」と呼ぶ。放っておくと鳥のように羽ばたいて飛び去ってしまうので蔵書印を押して鎮めなければならないのだが、それはボルネオ島に住む空飛ぶ白象の牙から作られたものだ。かの島には古今東西すべての本が所蔵される「生者は行けぬ叡知(えいち)の殿堂」幻想図書館があるという。
 そのような幻書の蒐集(しゅうしゅう)家、深井與次郎の生涯を、孫の博がさらに自子の恵太郎(つまり與次郎のひ孫)に語り聞かせるのが本作の基本的な構えだ。恵太郎はまだ幼いのに、なぜ曽祖父と幻書のことを伝える必要があるのか。
 書籍愛と家族愛ゆえ、なのである。前者について與次郎は博に言う。「本いうんはな、読めば読むほど知らんことが増えていくんや……わしみたいにここまで来てまうと、もう読むのをやめるわけにいかん。マグロと一緒や……息できんようなって死んでまうんやでェ……字ィ読むんやめたらなあ」
(後略)

そうだったのか。本って、繁殖するんだ。やっとわかったぞ。
「字ィ読むんやめたら」「息できんようなって死んでまう」ことに、ワタクシ憧れるなぁ。
そういうのって、幸せだろうなぁ。
「本いうんはな、読めば読むほど知らんことが増えていくんや」もうわくわくしますよね。
知らないことが増えていくことの喜びに浸って、ボカァしわせだなぁ。
{加山雄三さんのお言葉ですが、もう死語というべきでしょうね。これを聞いて、鼻の下をこする人は、御同輩でしょうな。}

ホソヒラタアブ

1218_4hosohirataabu1 2012.12.18
枯れたトクサの茎にとまって、日を浴びていました。
1218_4hosohirataabu2
心なしか、細い茎にしがみついている感じ。
気温が低くて、活動性が落ちています。
この小さな体には、寒さが沁みるでしょう。
お日さまのぬくもりって「おいしい」よね。

ササグモ

1218_3sasagumo 2012.12.18
ササグモの見納めでした。
イヌホウズキの葉の上です。
元気に冬越ししてほしいですね。

サツマイモ

1216_1satumaimo1 2012.12.16
スーパーで買ってきたサツマイモ。
こけし?
1216_1satumaimo2
ワタクシ的には、高崎観音をイメージしてしまったのですが。おそれおおいことですね。

ナンテン

1218_2nanten 2012.12.18
コメントなし。
わぁ、きれい!
で充分ですね。

1214_8hazeran1 2012.12.14
まだ落ちていないハゼランの実。
1214_8hazeran2
手のひらの上でぐりぐりと押しつぶして出てきた種。
適当に蒔いておきました。

1218_1oobako1 12.18
オオバコの実です。
1218_1oobako2
ふたが開くような感じで中から種が出てきました。
細長い感じですね。
今の子どもはこの「スモウ草」で遊んだことはあるのかな。
草花遊びもけっこうやったものです。

ハエ目3種

1214_2hanaabu 2012.12.14
ナミハナアブですね。
1214_5himehunbae1
ヒメフンバエだと思うのですが、またやってます、口から液体を出している。
1214_5himehunbae2
直後、吸い込んでしまいました。
なにをやっているんだろう?
どうも、ゲップをしているように見えて仕方ない。
わかりません。
1214_3himegaganbo1
ヒメガガンボの仲間ではないかと思うのですが、確定できません。
1214_3himegaganbo2
平均棍がずいぶん細長いですね。ハエ目だよ、と主張しています。
初めて見るガガンボでした。
まだまだ家の周辺に、見たことのないのがいろいろいるんだなぁ。

飛行機雲の名残

1214_1kumo1 2012.12.14
青空を横切る一筋の雲。
1214_1kumo2
ずっと繋がっているんですが、パノラマに仕立てるのも面倒だ。
1214_1kumo3
全天を横切っていました。
こういうのも珍しい。
大分広がっていますので、飛行機雲の名残というべきでしょう。
首が痛くなるような光景でした。

2013年1月18日 (金)

大事ならしまうな

★「もうひとつの成人式」というものがあったそうです。
NHKのサイトから引用。

60歳以上の主張 川柳で発表(1月14日 23時31分)
 成人の日の14日、もう一つの人生の節目である還暦を迎えた人たちが日々の暮らしでの思いを詠んだ川柳を表彰する催しが東京で開かれました。
 「もうひとつの成人式」と名付けられたこの催しは、60歳以上の人たちの主張を多くの人に聞いてもらおうと全国の老人福祉施設でつくる団体が開き、東京・中央区の会場では全国から応募があった4721の川柳やエッセイなどから15の作品が表彰されました。このうち、川柳では「イクジイを目指すも我が子まだ未婚」が優秀賞に選ばれました。
・・・
また、入賞には・・・
大事ならしまうな二度と出てこない」などの作品が選ばれ、会場からは笑いも起きていました。
・・・

とまあ。
昔、「青年の主張」とかいうのがありましたから、今は「老人の主張」ですね。
「40年前の青年」の主張、かな。

★実はワタクシ優秀賞の川柳より入賞として紹介した川柳の方を高く評価するものです。
イクジイになるかどうかなんてのは、「子」という他人任せのことなんで、そんなのどうでもいい。
子は子の人生を生きればよいのであって、子の人生は親にはもう基本的に無関係だ、と私は考えるものです。
そのように、自分の子らにも言ってきました。
二十歳過ぎた人の人生には一切口を挟まない、とね。
たまたま、そういう状況になったら、その状況を楽しめばよい、それだけです。
イクジイなんてものは、「目指す」べきものではありません。そういう状況になったら大いに楽しめばいいだけです。
私たち夫婦は「社会的役割としてのジジ・ババ」を大いにやっております。
妻も赤ちゃんに触らせてもらったぞ、と嬉しそうに帰ってきたり、私はベビーカーの赤ちゃんを目であやすのが好きで、いつも赤ん坊の顔を見てます。傍目を気にせず、ジジババやってます。実際じいさん・ばあさんなんだから、目くじら立てて若い若いと騒ぐこともない。

★さて、ところが「大事ならしまうな二度と出てこない」これは、老夫婦が経験する、「絶対的な真実」ですからね。笑えるし、自分自身の人生の話だし、夫婦で共有する老人人生の「真実の言葉」でしょ。
私ならこちらを優秀賞に選びますね。

しまったら最後、もう出てきませんね。確かに。
これは大事だから、とかいってどこかにしまうんですが、どこにしまったか、もうわからない。
大事なものはその辺に転がして置くのが一番いいです。
目につくところに、転がって埃でもかぶっていれば、すぐ見つかります。

しまうたんびにものはなくなる。

これが老人生活の真実です。
質量保存の法則は成立しているのだから、ゼッタイどこかにあるはずだ、と思っても必要なときにはまず見つからないものなのです。
必要の無い時に、なんかの拍子に、やぁここにいるよ、と顔を出すことはありますけどね。

なにかを忘れないようにしなければいけないな、と思ったんだよな、ということは覚えているんだけれど、なにを忘れないようにしなくちゃと思ったのかは思い出せない、という、老人生活を私共夫婦も日々送っておりますよ。
若い人にはわかんないだろうなぁ。
老人生活といいうものは、奥が深いんだから。

そういうときってね、「脳がかゆくなる」んですよ。

イヌホウズキ

1213_13inuhouzuki1 2012.12.13
一回りしてきて、玄関前に座り込んで、そばのイヌホウズキを見たら、ちょうど花の背後から日が当たっていました。
細かい粒々があって、輝いていました。膝にカメラを固定してぶれないようにして、撮影。
きれいですね。
1213_13inuhouzuki2
これはフラッシュを使用した撮影。
体がぶれやすいので、ついフラッシュに頼りますが、そうするとどうしても平板な写り方になるんですよね。
情けない「腕」です。
「一本足の案山子」は体が揺れやすい、ま、仕方ないんですけどね。
踏ん張りが利かないんだよなぁ。

ランタナ

1213_12lantana 2012.12.13
冗談ショットですが。
人間という動物の「顔パターン認識」力のせいで、丸いものが二つあると目に見えますね。
目があれば顔に見えます。ヒトにとって顔を認識することは多分社会生活を維持していくうえで重要なのでしょう。
大きくしないで、サムネイルのままの方がそんな風に見えるかもしれません。
試して見て下さい。

ナミハナアブ

1213_8simahanaabu1 2012.12.13
サザンカの花で、オシベのあたりを舐めていました。
1213_8simahanaabu2
花粉も食べるのかな。「手」で口に持って行っているようですね。
この直後、このアブは飛び去りました。

1213_11hanaabu1
ところが、ちょっと離れた場所でまたナミハナアブを見た。
おそらく同一個体だと思いますが、どうだろう。
手足を掃除していました。サザンカの蜜で手がベトついたかな。
1213_11hanaabu2
これは飛び上がる瞬間。
翅をはばたいて、体が浮き上がる瞬間にフラッシュが発光してくれたので写りました。
こういうのが写ると楽しいですね。

ゼニアオイ

1213_7zeniaoi 2012.12.13
これは旧年中。
不鮮明なのですが、よく見ると、アブラムシがいるのかな。
がんばってますね。
昆虫がこの花の丸い花粉を体に付けて歩くのは今シーズンは見ませんでしたね。
例年より開花が遅かったのでしょう。
よくアブが来るのですけれど。
現在、タチアオイも成長中なので、そちらも花をつけてくれると嬉しいのですが。

植物たち

0116_2suisen 2013.1.16
線路際のスイセン。何にもしていないんですが、早く雪が消えたようです。
0116_5suisen
こちらはガレージ脇のスイセン。
つぼみが4つ5つあるのですが、この写真では3つ見えていますね。
雪に押し倒されて折れるか、と心配していましたが、なんとか立ち上がっています。うれしいな。
0116_3zeniaoi
線路際のゼニアオイ。少し傾いていますが、健在。よかった。
0116_4sazanka
鮮烈なサザンカ。雪をかぶっても花は落ちませんでした。
時至らなければ、そうやすやすと花が散るわけではない。
花は嵐にも耐えるのです。生きてるんだもん。

0116_6matuyuki
「松雪」さん。{ジョーク}
個性的な女優さんですよね。
早く思いついていれば、もっと雪をかぶった松が撮れたかもしれません。ザンネン。

大雪余聞:2

0116_1ita1 2013.1.16
線路の柵に立てかけた物体、これは何でしょう?
もう40年近くも前に私が自作した雪掻き用の道具です。
0116_1ita2
これ、柄の部分ですが、なんだか「八角形」をしていませんか?
そう、これ、富士登山の金剛杖なんですよ。
教師になって、最初に赴任した中学校で、2年生の学年に配当されました。4月。
世田谷区の中学校の施設を使った、河口湖移動教室の実踏、そして引率。富士山の五合目までバスで行ったり、樹海を歩いたり。

思えば元気なかかしでしたねぇ。
その時に、土産に買ったのがこの金剛杖。当時は腰痛持ちではなかったので、杖として使ったことはありません。で、当時住んでいた世田谷で大雪が降った時に、この金剛杖に杉板を太い釘で打ちつけてつくったのがこの雪掻き板。
本体が軽くて、スコップより扱いやすいんです。
雪を押しやって道路脇の側溝に入れたり、スコップ風に使ったり、いろいろ便利なのです。
今回は、大雪の翌日はまだこの道具で雪を押すのは重くてダメでした。衰えたなぁ。
16日には、かなり自然と雪は解けましたので、腕力だけでかなり押すことができました。
腰はダメですが、腕力はまだ多少はありますので、家の前をなんとかクリアにすることができました。
凍ったところは上からこの棒でたたき割り、線路際へ押しやり、細かいところは竹ほうきでシャッ。

大雪余聞:1

よ‐ぶん【余聞】ききもらした話。また、本筋からそれた話。こぼれ話。[広辞苑第五版]
まぁ、私の話なんざ、余分ですからして、余聞もいいかな、と。
---------------------
0114_5beranda 2013.1.14
大雪の日の夕方、ベランダの木製のプランター。
0115_3beranda 1.15
単に放置しておいたら、翌朝にはこうなっていました。
ケーキの台に白いクリームを塗ったようで、おいしそうでした。

0115_3yane {写}1.15
上を見ると
屋根から雪がずりずりとせり出してきて。
これがドシンと落ちるんですよね。
コワ

0115_1footprint {写}1.15
17日には車を出したい。
で、滑らないように緊張しながら出てみたら、足跡。
う~む。推理小説みたいですね。

小さな長靴をはいた幼い子が、線路沿いに歩いてきた。多分お母さんと一緒に。
ここへ来るまではほぼ除雪が済んでいたのですが、ここにはまっさらな雪が残っている。
嬉しくなって、サクサクと雪を踏んで歩いてきた。
そしてまた戻って行った。マンホールの上の解けた部分も踏んでみた。
と、こういう行動ですね。
線路際にも少し踏みこんでみたようです。
気分としては女の子、かな。
しっかしまぁ、みごとに可愛い足跡が残りましたことよ。
嬉しくなってしまいました。

マンホールの下は下水道の本管が通っています。上水道の管は環境の温度とほぼ同じになるでしょうけれど、下水道の本管となると、少し暖かいのでしょう。温水も流されるし、有機物が穏やかにではあれ発酵するかもしれません。冷え切らない。ですから、その熱がマンホールの鉄の蓋を通して伝わってくる。で、フタの部分の雪は解けやすい。
雪が積もった後、解け方を見ていて、一様でない場合、地下の何かの「構造」を反映していることがあります。推理してみて下さい。熱の伝わり方などを想像すると地下構造が分かるかもしれません。

★写真を撮った後、竹ほうきでガレージ前を少しジャッジャッと少し掃きました。こうしておくと解けるのが早い。雪掻きをするだけの腰力が今の私にはありません。少しだけ事態を改善しておけば、あとは自然と何とかなるでしょう。

2013年1月17日 (木)

(ゴール)「三つの異なる箱を折れる展開図」

★数セミ、2012.11月号の「3通りの箱が折れる展開図」という記事の
2から3への長い道のり」という節に
図4があります。
↓これです
Zu1
この図のキャプションは

大きさ1×1×5の箱と 1×2×3の箱と 0×1×11の箱(?)が折れる展開図

です。
体積 0(ゼロ) の「箱」というのも妙ですが、「いわゆる二重被覆長方形」というものだそうです。
「被覆」という数学の概念は私には解説不能です。知ってはいるけど、解説できるほどには理解していないんですね、正直のところ。で、数学好きの方は、数セミの2013年1月号の特集「被覆のはなし」などお読みください。

で、この展開図について注があって

この展開図から二つの箱を折るのは、実際にはかなり難しい。興味のある読者はぜひ試してもらいたい。パズルとしてかなり楽しめることは請け合いである。

こうなると、やってみたくなる。
私は「手」の人だからなぁ。やってみましたよ。
Rittai3pattern
どうです。やったね。
こういう時は、小さい方がむしろ試しやすい。単位正方形を1辺1cmにして、作図して、ぐちゃくちゃ楽しみました。

1×1×5の箱は難しくないです。「5」という長さがどこから来るか、すぐ予想がつきます。
1×2×3の箱は少してこずりました。「巻く」という感じで作るんだろうと予想していましたから、予想外というほどではなかったです。
0×1×11の箱は「変」。
ただ畳むだけです。で、両耳として単位正方形が残りますから、それを半分にするだけ。
10+(0.5×2)という形で「11」になります。

まず、手で概形を作ってしまってから、折り線を赤いサインペンで入れて、開いて展開図を作り、再度組み立ててセロテープ止めしました。
単位正方形が小さいので、「折り目」の影響が大きく出て、形がゆがんでいます。折り目の影響を少なくするには、単位正方形を2~3cmくらいにするといいでしょう。
↓では展開図をお目にかけます。
Zu2
太線の部分を折り目にして下さい。
よかったら試して下さい。
「パズルとしてかなり楽しめることは請け合いである」

★さて、この話の最終章。一般化ですが、これは私の手に余りますから、ご紹介にとどめます。

「2×13×58の箱と 7×14×38の箱と 7×8×56の箱が折れる展開図」
というものがここにあります↓。
http://www.jaist.ac.jp/~uehara/etc/puzzle/nets/3box.pdf

ダウンロードして少し厚手のシャキッとした紙3枚にプリントアウトして指示に従って折って下さい。3つの異なる箱ができるそうです。

★そして結論
「三つの異なる箱を折れる展開図は無限に存在する」
すごいことになりました。
私が何か言うような問題ではないようで。

★今後の課題という最後の節で

 四つの箱が折れる展開図が存在するかどうか、今のところ、もちろん未解決である。そもそも、一つの多角形で折れる箱の個数に上限はあるのだろうか。ありそうな気もするし、なさそうな気もしないではない。・・・「複数の箱を折れる展開図」という問題一つとっても、未解決問題はたくさんある。
・・・
数学の最前線のビビッドな領域には、数多くの新しい未解決問題と日々の前進がある。学校で「答えがあることが分かっている問題」ばかり解いていると実感しにくいかもしれないが、数学の世界には未解決問題がたくさんあり、研究者は「答えがあるかどうか分からない問題」を解こうと日夜四苦八苦している。この二つの違いは大きい。そしてこの違いの大きさは、とりもなおさず、解けたときの喜びの大きさの違いでもあるのだ。

★最後に{かかしから}
スポーツ観戦する人は全員そのスポーツのプレイに参加できるだけの技量を持っていなければならないでしょうか?
そんなことないですね。
野球を見るのに、プレイをする技量がなくったっていいでしょ。
面白さが分かればいい。
ネット裏で見る人はかなり良く分かっている。
でも外野席から眺めて、選手たちのプレイを楽しむことだってできますよね。
音楽を楽しむのに必ず楽器の演奏ができる必要はない、でしょ。
楽器が演奏できれば音楽の理解の仕方がまた深まるのでしょうが、だからといって、楽器を演奏しない人だって音楽の深い世界に入れないわけじゃない。演奏会で音楽を楽しむことは当然できる。

私が数学に対してとっているポジションはこの外野席ファンなんです。
数学者たちが「『答えがあるかどうか分からない問題』を解こうと日夜四苦八苦している」のを外野席から眺めて楽しんでいるわけです。「解けたぞッ」という声が上がると、わぁホントだ、すごいなぁ、と外野で喜んでいるわけです。一応「おぉ」と「どよめき」くらいには参加できます。
数学を数楽して楽しんでいるわけです。

科学でも同じだと思うんですよね。全員が科学の研究者になるわけじゃなし。
科学の世界を外野席からでいいから眺めて楽しんでもらえると嬉しい。
そのためには、わずかばかりの「ルール」を知っていればいい。
私はそんなつもりで自分の授業をしてきたんですよ。
私の授業を聞いた人がみんな科学者になるなんて期待はしていません。
でも、みんなが科学を楽しめるようになってくれるといいな、とね。
科学を科楽してください。

★おまけ
http://www.jaist.ac.jp/~uehara/etc/origami/nets/index.html
「複数の箱を作ることができる展開図」のいろいろな話題があります。
よかったらお楽しみください。

センダングサ

1213_6sendangusa1 2012.12.13
塊として見ていると見逃してしまいますが、個々の花の姿が面白い。
1213_6sendangusa2
外側から内側へ咲き進んでいく途中です。

センダングサの実は、鉤で引っ掛かってくっつく、ひっつき虫。
私、失念していたのですが、ひっつき虫の代表格「オオオナモミ」。
最近あまり見かけていませんが、あれもキク科なんですね。花の記憶があまりありません。

キク科はタンポポのような綿毛で飛んでいくタイプと、鉤で引っ掛かるひっつき虫タイプがあることは理解していましたが。
オオオナモミの実を投げつけて、セーターにくっつけて遊ぶ、なんて、子どもの頃よく遊んだっけ。

桜・冬芽

1213_4danti 2012.12.13
こちらは桜桃・暖地です。

1213_5naden
こちらは八重桜・南殿です。

鱗状で似てはいますが、微妙に違う。
生きるということは「化学反応」でもあるわけで、この低温の時期は反応速度が遅いはず。でも、反応が起きないわけではない。で、植物たちはしぶとくしぶとく、ゆっくりゆっくり活動を続けているのです。哺乳類の感覚で他の生物を見ると間違いますね。

ハエ目(としか)

1212_7haemoku1 2012.12.12
明らかにハエ目です。
1212_7haemoku2
平均棍がありますものね。
短角亜目ですよね。
で、なんだか、私にはよく分からないのでした。
ハエの世界は奥が深い。お手上げです。

なんだろう?

1212_5humei 2012.12.12
カエデの枝に一つだけこういう白いものが。
ロウムシとかいうやつですか?
カイガラムシの一種なんでしょ。
よく分かりませんが、何か起こるのかなぁ、と今のところ静観しています。
取り去ってしまった方がいいのかなぁ。

1212_6reflection
向こう側にこぼれた水かなんかがあって光っていました。
いたずらの一枚。
7角形になっているのは、E-510という機種の絞りの羽根が7枚だからなのです。
独特の形ですね。

サザンカにて

1212_4sazanka 2012.12.12
小さなアリは分け入ってメシベの根元付近などを舐めています。
粘ついて脱出できなくならないようにしてね。
{甘い誘惑に負けないでね}
他方、大きなハエは潜り込むことはできませんが、この時は御馳走にあずかれたようです。
大きな「滴」がオシベについていて、舐めていました。甘いんだろうなぁ。
よかったね。

ネコハグモ

1212_2nekohagumo 2012.12.12
ネコハグモが死んでいました。
腹側を見せているのがネコハグモです。
死ぬとひっくり返る、というのが不思議。
昆虫でもそういうのが多いですね。
脚を縮めてしまうと、ひっくり返った状態が力学的に安定なのかな。
巣にはウンカなどエサの残骸も残っています。
食べ物があっても、もう寿命だったのでしょう。

コマバムツホシヒラタアブ

1212_1komabamutuhosihirataabu1 2012.12.12
希少種ということはないのでしょうが、虫関連サイトに載っていないことも多いアブです。
腹部の模様が妙にくっきりしていて、印象深いですね。
1212_1komabamutuhosihirataabu2
ヤツデの花を抱えて蜜を舐めるというサイズです。そう大きなアブではないけれど、ホソヒラタアブなどよりは大型に見えます。
1212_1komabamutuhosihirataabu3
口を伸ばして、まぁおいしそう。
1212_1komabamutuhosihirataabu4
一番前の脚はちょっと浮かせていますね。
「短角亜目」の典型的な顔です。
慣れてくると、この丸顔が可愛く見えてきますよ。
不潔ということもないし、刺すわけでもないし、かわいがってやって下さい。

2013年1月16日 (水)

2種類の異なる箱が折れる展開図

★ここまで「立方体の展開図から四面体を折る」話をしてきました。
発端は数セミ、2012.11月号。上原隆平さんの「3通りの箱が折れる展開図」という記事でした。

「はじめに」という節見出しの下の「図1 典型的(?)な展開図」というところから、四面体を折り、そのカイラリティーの議論をしてしまったのでした。

★図2というのもありまして、それは
    図2:大きさ1×1×5の箱と1×2×3の箱が折れる展開図
なのです。
さっそく
Tenkaizu_zu2
上がその展開図です。面積22単位です。
単位正方形は任意です。作図・工作しやすい大きさで2枚描いて下さい。
で、下のa とb で、太線で描いたところに折り筋を入れます。
折り筋をつけるのに、私はペーパーナイフを使っていますが、カッターナイフの刃で軽く傷をつける、というのでももちろん構いません。

さて、折り筋通りに折りますと
a からは1×1×5の箱ができます。
b からは1×2×3の箱ができます。
Rittaizu2
こんな風に出来あがります。
ちょっとでこぼこしてますが、ご愛敬、勘弁して下さい。
なるほどねぇ、確かに異なる二つの箱ができました。
私などの想像を絶します。
ただ、いったん作ってみれば、展開図のどこがどうなって組み上がったのかは見えるようにはなります。

箱を展開する時、普通だと辺に沿って展開しますが、ここでの展開図のように面の中を切ることも許すのが一般的だそうです。

で、研究は続きまして

「一般性を持つ展開図」を見つけ、「二つの箱を折れる展開図」が理論上は無限に存在することを示すことに成功した。

のだそうです。
すごいなぁ。全くもって想像の「外」ですね。
この一般的な展開図はネット上で見ることができます。

http://www-erato.ist.hokudai.ac.jp/html/php/workshop_2011_summer/uehara.pdf
「複数の凸多面体が折れる展開図の研究」というpdfファイルです。
この中に
「定理[三谷・上原2008]複数の箱が折れる展開図は無限に存在する」
という表題の図があります。これが一般形です。

任意の正整数j,kの組に対して
大きさ
1×j×(k+5)の箱と
1×1×(2(j+1)(k+1)+3)の箱
が折れるそうです。

無限に存在するんですって。マッタク、まいった。
是非、リンク先のpdfファイルをお読みください。

妙なものを見たぞ

1211_4hune1 2012.12.11
片屋根のガレージの骨組みの横梁のところ。
クモの巣があったのでしょうね。
そこに、何だか知らないけれど、植物体の一部、実の殻とか、何かが飛んで来て引っかかった。
これ、空中に浮いた舟、みたいに見えませんか?
1211_4hune2
ね。
スケールはものすごく小さいのですけれど。
宮崎さんのアニメを連想するのは、ちょっときついかな。

でも、空 飛んでるでしょ。

テッポウユリ

1211_3yuri 2012.12.10
トクサの根元のユリ。
時間限定なのですが、陽射しがスポットライトを浴びせてくれるんです。
「一隅を照らす」というのとはちょっと意味が違うでしょうが、一隅にあって照らされたユリの喜びを共有しましょうか。

フックブックローの「物語は続いてる」では「誰もが主人公のこの地球♪」ですが、この「誰」という範囲に私は植物も加えたいのです。
すべての生命は、生まれ来たってついには去ってゆく。
それぞれすべてが、自分の「生」の物語を語っていくのです。
すべての生命は、スポットライトに照らされて輝くのです。
みんなが隅っこで、みんなが主人公なんですね。

ハゼラン

1210_14hazeran 2012.12.10
植物体そのものはもう終わったのですが、いくつかの実が落ちないまま残っています。
まもなくこれらも落ちる。
この辺りに種があちこち落ちたと思います。
また咲いてね。
歓迎です。

白いジンチョウゲ

1210_13jintyouge 2012.12.10
ジンチョウゲはつぼみの準備中。
これは白い花が咲きます。
まだ寒いうちに咲き始めるでしょう。
今、お日様エネルギー蓄積中。

イヌホウズキ

1210_12inuhouzuki1 2012.12.10
これもまた冬に入ってもずっと咲き続けています。
ナス科ですが、今年はタマサンゴ(フユサンゴ)の方は暖かいうちに結実して終わりました。
ところがイヌホウズキの方ががんばっちゃった。
完熟すると実は黒くなります。
1210_12inuhouzuki2
これ、見て下さい。
開くよ、っという瞬間ですね。
見ていると心が暖かくなる。
小さな花なんですけどねぇ。
いいものです、命が開く瞬間を見るというのは。

カランコエ

1210_11kalanchoe 2012.12.10
どういうわけか、カランコエが咲き続けます。
春夏秋冬、と咲いてきて、もう終わったのかな、と思ったら、またつぼみを膨らませてきました。
1218_10kalanchoe
咲きました。
タフですね。
可愛い花を一年中見せてくれます。ありがとうね。

ビヨウヤナギ

1210_9biyouyanagi1 2012.12.10
整列して行進しているみたいですね。
1210_9biyouyanagi2
全部がこうなっているわけでもないのですが。
丈夫な木です。茂りすぎるのでずいぶん抑え込んでいますが、毎年見事な花を見せてくれます。
日溜まりの茂みですので、いろいろな昆虫やクモなどが、この辺りを生活の場にしています。
葉をたたいたりすればおそらくたくさん落ちてくると思うのですが、私はそういう出会い方をしたくないたちで、目の前に向こうから出てきてくれた虫たちを愛でています。
また次のシーズンもよろしくね。

2013年1月15日 (火)

立方体の展開図から四面体を折る:3(または「鏡の話:12」)

★四面体のカイラリティについて

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-a1eb.html
2013年1月 9日 (水)「立方体の展開図から四面体を折る:1」
↑ここで、こんな言葉を書きました。
「2組の合同な三角形で構成されています。ちょっとねじれたような形ですね。」

「ねじれたような形」と、自分で何気なく書いて、その言葉が自分自身の思考に跳ね返ってきてしまいました。
立体で、ねじれがあったら、それはカイラリティがあるということじゃないのか。
別の表現をすると
   その立体は、鏡に写った自分の鏡像と重なりあわないのではないか
ということです。
これはもうやってみるっきゃないですね。

★立体を裏返す。
右手用の手袋を裏返すと左手用の手袋になるのでした。(足袋や足袋ソックスも同じ)
そこで。
この不思議な四面体を裏返して見ようと思い立ちました。
どうやって?

↓使う展開図はこれ
Simen0
単位正方形が2×3の長方形を作図して下さい。
単位正方形の一辺の長さは任意です。
今回は、単位正方形を2cm×2cmとして、小さく作ります。その方が簡単で楽だから。
{単位正方形の一辺を1とすると、大きい三角形の辺の長さは、2 : √5 : √13 ≒ 2 : 2.24 : 3.61です。
小さい方の直角三角形は 1 : 2 : √5 ≒ 1 : 2 : 2.24です。}

この展開図の線を裏側からなぞります。
Simen1
単に裏返しただけですよね。
で、どちらの展開図でも折り線を「山折り」にして四面体を組み立てます。

そうすると↓
Simen3
こうなるんですね。
右の立体を「裏返した」ものが左の立体になります。
「ねじれている」ものですから、巻き貝と同じような感じで、真上からみた平面的なねじれはひっくり返せば重なります。x-y平面だけならいいんです。ところが立体に組みましたから、z方向の向きが生じて、それによって重なれなくなってしまったのです。どうひねっても重なりあいません。

Simen5
↑これ見て下さい。
右下を「通常の」四面体と呼ぶと、右上が「鏡像」で、左上が「裏返し」の四面体になります。
裏返しの四面体は、通常の四面体の鏡像と同一です。

★鏡に写った展開図
Simen2
今度はこんな展開図を描いてみました。
折り線を山折りにした場合、右が通常の四面体になります。
左の展開図は右の展開図の鏡像になっています。
この鏡像展開図でも折り線を山折りにして立体を作って見ます。
右の図の面には1~4までの数字を書き、左の展開図には1’~4’まで、対応する面に数字を書いて立体をつくってみました。おきました。

Simen4 {写}Simen4
はい。展開図と四面体の位置関係は対応しています。
3の面を下にして置いた場合、
通常の四面体では1→2→4が反時計回りになりました。
鏡像展開図から作った四面体では1’→2’→4’が時計回りになりました。
ね、巻き貝と同じことになりましたね。

Simen6
さっきと同じ。通常の四面体の鏡像が、鏡像展開図から作った四面体と同一になりました。

★いやあ、マイッタナ。
カイラリティだって数学的な表現ができるんですが、応用的ですからね、あまり数学者はやらない。
私は化学教師でしたから、光学異性体にはなじみ深い。
同一の「立方体の展開図」から立方体と四面体が折れる、ということ自体にびっくり仰天しましたが、できた四面体にカイラリティがあることに気づいてしまうのは、化学屋の習い性というものかもしれません。

★不斉炭素原子
この「ねじれ」をもつ四面体の内部に炭素原子があって、4本の結合の手を伸ばしていると考えてみて下さい。
Simen7
こんなのが。

手の1本は四面体の底面とくっついています。
残りの手3本も四面体の面と結びついている。別に垂直になっている必要はないです、伸ばして交わったところで結合していると考えて下さい。(結合の手の長さはバラバラになってしまいますが、今はそういうことは無視)
そうするとですね。
四面体は2組の合同な三角形でできているのですが、三角形に「向き」が存在するものですから、三角形だけ取り出せば合同であっても、結合の手の先に固定されてしまうと、異なるものになってしまうようですね。
そのために、4本の手にすべて異なるものがついた炭素原子=不斉炭素原子になってしまうのです。
高校化学的に表現すればこうなりますね。

★さてさて、この四面体の話はこれで多分終わったと思います。意外なところへ来てしまったという感じですね。
まだ、数セミの記事から別の話が続きます。
それは次回以降にしましょう。

甘い罠

1210_8ari 2012.12.10
サザンカのオシベの林に潜り込んでアリが蜜を舐めている。
と、それはそうなのですが・・・
1211_2ari 12.11
翌11日、同じ花を見ると、2匹のアリは昨日と同じ所にいます。
これ、蜜の粘り気に脚をとられて、動けなくなって死んだのではないでしょうか。
蜜ほど粘っこくなくて、水玉でも、表面張力の大きさはアリくらいの動物にとっては非常に大きな力のはずです。水玉に捕まって脱出できなくなることもあるのです。
まして、粘っこい蜜。おいしいので夢中になって舐めていたのでしょうが、命とり。
脱出できなかったのでしょうね。
「蜜という名の蟻地獄」か、なんだか、悲しい気分になりました。

アリにとっての事態は深刻なのですが、私の脳裏には山口百恵さんの「誘惑の甘い罠 ♪」というメロディーが流れてしまったのでした。
「ひと夏の経験」という題でしたね。1974年の発売だったそうです。私の教職歴最初の中学校に着任したのが1974年でした。そう、生徒たちが意味も分からず大声で歌ってましたっけね「ゆうわくのあまいわな~♪」って。

頭隠して尻隠さず

1220_4syakutorimusi4 2012.12.20
まだいるな、と思って眺めていると。
1220_4syakutorimusi5
花弁に穴が開いています。

これはこのシャクトリムシが開けた穴なのかな、と考えていると。
1220_4syakutorimusi1
なんだ?
よくよく見れば、つぼみに穴をあけてシャクトリムシが中へ入り込んでいっているのですね。
1220_4syakutorimusi2
こういうつぼみもありました。
おそらくこの中には幼虫がいるのでしょう。ばらして見ることはしませんでしたが。
つぼみに潜り込んで、花が開いて散るまで食べるのか、と、ナットク。
1220_4syakutorimusi3
同じような写真なのですが、影のほうを見て下さい。
隠し切れていないお尻の影がくっきり。
かわいい。
映っちゃったよぉ、気づいてないだろ。

1220_4syakutorimusi6_2
そうなのか、つぼみの頃に開けられた穴が、いまここにこうして花弁の穴として開いているわけか。そういう履歴だったと、初めて知った次第です。

シャクトリムシ

1210_7syakutorimusi 2012.12.10
サザンカの花の中にいるシャクトリムシ。
花弁やオシベが落ちる時どうなるんだろう?と気になります。
1214_4syakutorimusi 12.14
一つの花に2匹います。
ということは、花から花へ、移動して歩いているような気もします。
周りには、葉もあるわけですが、花にいるようですので、花の存在を感知して移動して歩くのでしょうか。ふ~ん、面白い習性だ。

何にせよ、花が落ちそうだからと言って私が手を貸して花から花へ移動させてやるなどというのは、おせっかいきわまりないことですから、ただ眺めるだけにしています。

花・花

1210_5kibana 2012.12.10
咲き始めたゼニアオイの花と、もう終わりが近づいたキバナコスモス。
重ねて撮ってみました。
1210_5kibanakosumosu
どっちがいいかな。
去りゆくものと来たるもの。
バトンタッチの「とき」を共有しています。

事故

1210_4jiko1 2012.12.10
JRの東海道新幹線・横須賀線・品鶴線のガードにぶつかってしまった車。
桁下3.1mなので、大型のトラックは通過できないのですよ。
この道では今は廃止になってしまった路線バスでギリギリでした。
多摩堤通りの「ボトルネック」です。
我が家のすぐそばでして、ぶつかると音や振動が伝わってくるんですよ。
1210_4jiko2
今回の衝突はちょっと大きくて、修理に来ていました。普通は線路のガードの枠は大丈夫なのですけれど。
事故ってしまった車がまた大変。自力で帰れればいいけれど、レッカーが必要になったり、それも引っかかるのは大型の車なんですから、大騒ぎ。余分な費用がずいぶんかかるんだろうな。積載していた荷物に損傷をきたすこともあるだろうし。見ている方は、あ~ぁというだけですけど。

1214_6kamotu 12.14
現在は横須賀線と新幹線がメインで走っていますが、古い順でいうと、品鶴線という貨物用の線路が最初にあったのです。で、新幹線。最後に東海道線のバイパスのような横須賀線が走るようになのですね。ですから、今も、写真のように、時々、長~い貨物列車がガタごとと、横須賀線の合間を縫って走っています。
横須賀線の最終列車の後にも貨物列車は走ります。
というわけで、道路を走る自動車の高さが標準的にどのくらいになるかということがまるっきり定まらない時代にできた低い線路なのです。
そこで、こういう事故が起きる。今さら、線路を持ち上げるのも、道路を掘り下げるのも、対費用効果が期待できませんから、やってくれません。

多摩堤通りを走る運転手さんは、警告の表示を見逃さないようにして下さいね~。

★昔、トラックに積んだバックホウがぶつかりましてね、バックホウってホントに「腕」みたいでしょ、あれが、ガードに「片手懸垂」してましたっけね。
おかげで私は家に帰るのにとんでもない遠回りをさせられたっけな。

事故ののですけれど、どこか、近隣住民としては。、あ~ぁまたやっちゃったヨ、とどこかに苦笑いを含んで眺めているのでした。

ハハコグサ

1210_2hahakogusa 2012.12.10
ハハコグサが花の準備に入ったようです。
ほんのわずかですが、黄色いつぼみが覗いています。独特の光沢があって、あの花好きだな。

春の七草の「ごぎょう」というのはハハコグサのことです。

ご‐ぎょう【御形】ハハコグサの異称。春の七草ナナクサの一。おぎょう。[広辞苑第五版]

七草粥を食べるのは旧正月の七日でしょ。もう立春過ぎ。いろいろな草も出てくるでしょう。
太陽暦の1月7日で大騒ぎしますが、ちょっと時期外れじゃないかな。
ここは「月遅れ」で楽しんだ方が「エコ」だとおもうなぁ。
無理やり太陽暦の1月7日に合わせるために暖房使ったりして無駄なエネルギー使っていませんか?

イチゴが今が「旬」のような言い方はおかしいと思いません?
夏場に大型冷蔵庫に入れたり、山の上に運んだりして「冬だよ」と言い聞かせて、冬はガンガン暖房入れて。
エコとか省エネとかいうのにまるっきり反していませんか?
地球の公転・自転、太陽の恵みにまかせて、自然な旬を味わった方がいいとは思いませんか?
消費者が「季節外れ」のものに、魅力を感じて商品価値を上げてしまうというのも、大きな要因なんですよ。季節外れのものは誰も買ってくれない、となれば、こんなエネルギーの無駄は減るはずだと思いますが。

ハエ目集合

1208_3haemoku 2012.12.8
いわゆるハエが3匹、腹部に黄色い帯のあるのがオオハナアブ、で、計4匹のハエ目昆虫がヤツデの花にいました。
元気ですね。朝寒くてもお日様さえ出てくれれば昼ごろには活動して花にやってきます。
翅を震わせて体温を上げる、というようなこともできるのかもしれません。
ヤツデとハエ目に明けくれる日々です。

ちょっと計算

↓こんな記事がありました。

小惑星アポフィス、想定外の重さ 地球衝突の確率に影響(朝日新聞 13年1月10日)
 2036年に25万分の1の確率で地球に衝突する小惑星「アポフィス」が従来考えられていたより質量で1・75倍とみられることがわかった。地球衝突の確率の計算に影響を与える可能性がありそうだ。
 9日夜(日本時間)に地球から約1450万キロまで最接近したアポフィスを観測していた欧州宇宙機関(ESA)が、発表した。
 ESAのハーシェル宇宙望遠鏡の観測によると、アポフィスの直径は約325メートル(誤差±15メートル)あり、これまで考えられてきた270メートルより約2割大きかった。分析に当たったドイツの研究者は「直径で2割大きければ体積あるいは質量で75%増えることになる」とした。アポフィスは次は29年にいったん地球に約3万6千キロまで接近するとみられ、このとき、地球の重力の影響で軌道が変わる可能性がある。
 04年に発見されたアポフィスは、米航空宇宙局(NASA)が当初、「29年に地球に衝突する可能性が2.7%」と発表して話題になった。その後の再計算で、29年に衝突する可能性はなくなり、09年の時点で36年4月13日に衝突する可能性は「25万分の1」とされた。

今回の観測で直径が325±15mだそうで。
310~340mくらいということですね。
270で割ってみると
1.15~1.26倍。1.2~1.3倍と考えればいいでしょう。
測定には必ず誤差がありますので、どのくらいの正確さなのかは常に意識する必要があるのですね。

直径で2割大きければ体積あるいは質量で75%増えることになる」というのはどういうことかといいますと。
立体の寸法を2倍にすると、体積は8倍、3倍にすると体積は27倍・・・
というように、3乗倍になるんですね。
立方体や直方体、球・・・何でもそうです。
あるいは、身長1.7mの私が体の比率そのものを変えずに2倍の3.4mの身長になると、体重が8倍、約400kgになってしまうわけですね。
これが、ウルトラマンは立てたか?というような議論を生むわけです。

さて、直径が1.2倍になると、体積は1.2の3乗=1.728倍になります。
1.728≒1.73
ゆるい話ですから、1.73≒1.75
で「75%増える」といっているわけですね。
密度が均一なら質量も同じ割合で増えるわけです。
「質量で1・75倍」というより、私の感覚では「1.7倍程度」でいいのではないかと思いますがね。
ちょこっと封筒の裏にでも計算してみる癖をつけると、それなりに面白い発見もできるようになります。

★おまけ
コピー機でA4→A3とかB5→B4というように、面積を2倍にする時は、辺の長さを√2倍にすればいいのですね。ですから、1.41倍=141%とするわけです。
逆に、A3→A4とかB4→B5というように、面積を半分にする時は、辺の長さを(1/√2)倍すればいい。
1/√2=√2/2=1.414/2=0.707≒0.71
ということで、71%の縮小をかければいい。
お気づきでしたでしょうか。


2013年1月14日 (月)

参った、この大雪(1月16日 訂正あり)

0114yuki1 2013.1.14
ベランダの手すり。見る間に雪が高くなる。これは2時20分頃の状態。
目測10cmを超えています。
風で落ちましたので、この後はもう分かりません。
0114yuki2
多摩川行き(左から右へ)の電車です。
東急多摩川線は健在。これは3時20分の撮影。
姉妹線の池上線は昼過ぎから運転見合わせとかいう話でしたが、さっき、3時半ころ、運転再開の情報が携帯に入ってきました。(契約者の近辺の交通情報を送ってくれます、親切な携帯だ。)
0114yuki3
線路はこんな具合。
ポイントではないので、多少埋もれても大丈夫。
0114yuki4
ボケてますが、架線には雪はなし。電車が走り続けていますので大丈夫。
3時前から風が強くなってきました。木の枝や架線の雪は落ちるでしょう。
0114yuki5
右は門扉の支柱の頭。
左は線路の柵の柱の頭。
よくみますと
0114yuki6
線路の両側の柵の柱にみんな雪が積もって傾いています。
北の方へ傾いているのですが、そういう風向きだったかなぁ。よくわからない。
雪を見ていますと、この辺りで風が巻いているような感じもありました。

このつもり方、マイッタなぁ。
ひょっとして、ワタクシ、今週いっぱい家に封じ込められてしまうかもしれません。
昔のように雪かきをする体力・腰ぢからもないしなぁ、自然に雪が溶けて私が外出できるようになるまでには、相当かかりそうです。
雪は滑る、これが先ず全くダメ。左足が滑り始めたら止めようがない、尻餅をつくだけ。
昔ならいざ知らず、今の私が尻餅ついたら、大けがの予感。
雪の中の歩行は「またぎ歩き」でしょ。私の左足は基本的に「またぐ」という動作が全くできません。で、歩けません。

雪国の障害者の方々は、冬の時期どのように生活していらっしゃるのでしょう。
車いすなんかもまるっきりダメですしね。
心痛みます。
どうかお健やかに。
東京の障害者が音を上げちゃいかんかな、でもやっぱり、まいったなぁ。

★訂正:1月15日記
線路の柵の柱に積もった雪が傾いている話。私の考え「不足」がありました。
真っ直ぐ上に伸びていくはずなのが、風の影響で「押されて」風下方向に傾いた、という思いがあったのです。後ろから押されて前へのめる、と。
雪の性質を普段知らずに生活しているせいですね、ものしらずでした。
夕方、ふと、ある瞬間、思い至ってしまった。
あれは風上に向かって成長したという跡なんだ!
と。
風もなく真っ直ぐ上から雪が降ってくれば、柱に積もる雪は真っ直ぐ上に伸びていくでしょう。
ですが、昨日は風があった、おおむね北風でした。
北風に乗って斜め上から降ってきて、くっついて固まって伸びる。
ですから、風上に向かって斜めに成長した姿を見て、撮影したものだったわけです。
おそらく、これが正解だと思います。

話のスケールは全然違うのですが、樹氷に「海老の尻尾」という構造があります。
素人目には強風に吹かれて風下に向かって成長したように見えるのですが、実は風上に向かって成長したものなのですね。
以前、NHKでしたかで、テント内から夜通し樹氷の成長を撮影した記録を見たことがあるのです。確かに風上に向かって成長していったのです。風に乗って飛んできて付着するのですね。
そういうことは知っていましたが、自分の生きた知識にはなっていませんでした。
今回、「斜めに積もった雪」を見て、認識を新たにしました。

ということでご報告します。

東京は大雪です:2

0114_1yuki5 2013.1.14
ヤツデの花にも雪がこんもり。
0114_1yuki6
フラッシュが発光しないようにして撮影。
0114_1yuki7
♪上 見れば虫♪ だらけ。

今日は成人の日で、休日ですからブログもお休みの日なんですが、こう降られてはね。
成人式の晴れ着のお嬢さんたちは大変だろうなぁ。
そもそも和服を着なれないのに、雪ですものね。
雪の成人式。思い出に残りますよ。
スッテンとコケないように、一歩一歩踏みしめて。人生もまた。
{偉そうな爺さん}

面白い写真が撮れたらまた載せます。

東京は大雪です:1

朝は雨でした。9時過ぎからみぞれ。10時には大雪!
どうしても必要な買い物があって車を出しました。
0114_1yuki1 2013.1.14
雪谷に雪が降る。
慎重に、スリップしないように。
0114_1yuki4
多摩川線 頑張る。
0114_1yuki2
つぼみを伸ばしているスイセンが雪をかぶってしまいました。
立ち直れるかな。
0114_1yuki3
カエデの枝も雪を載せています。
まいったな。

2013年1月11日 (金)

枝?

1207_9syakutorimusi1 2012.12.7
なんだ?
サザンカの花びらに「小枝」?
いやもう、立派な小枝ですが、場所がねぇ。
種は特定できませんがエダシャクの幼虫=シャクトリムシですよね。
そんなところに立つかよ。擬態にならなくって、かえって目立っちゃうぞ。
花弁から枝はでないんだよ。
1207_9syakutorimusi2
ほらね。
枝に擬態するための「脚」がすごく立派ですね。これがないとうまく立てない。
本来の3対の脚は頭の下にまとめていて、なんだか祈りを捧げているような感じになります。
これはよく見る姿。
しっかしなぁ、やっぱり笑ってしまいます。ゴメン。真剣なのにね。

よく見たら、他にもいました
1207_9syakutorimusi3
オシベの間にまぎれていました。
この写真では下が頭です。
左の黒い影はアリですね。アリは体が小さいので、オシベの間をかき分けてメシベの根元まで潜って行くことができます。
シャクトリムシの方は何を食べているんだろう。
花弁か、オシベか、メシベか。
蜜を舐めている、というのもありなのでしょうか。
わかりません。
普通にシャクトリムシの食性として考えれば花弁を食べているのでしょうけどね。

なんというシャクガの幼虫なのか、サザンカの花を食べるという食性で同定できないでしょうか。
ご存知の方、ぜひ教えて下さい。

キゴシハナアブ

1208_6kigosihanaabu1 2012.12.8
オオハナアブに続いて、この日はキゴシハナアブも見かけました。
こちらは日溜まりで日向ぼっこをしているところ。葉の縁に手をひっかけてつかまっているような感じでした。
キゴシハナアブは、とにかく、この複眼がスゴイ。
「まだら模様」なんです。
1208_6kigosihanaabu2
ね、これを覚えれば見間違えはない。
複眼が離れていますから、これもメスでしょうね。なにせメスの方がタフですから。
で、頭部の一番後ろのあたりに単眼が三つ、見えています。
アブの単眼はなかなか見つけにくいので、位置など頭に入れておくと観察しやすいと思います。
オオハナアブやこのキゴシハナアブの「複眼の模様」にはどんな意味・効果があるのでしょう?
どうやって、表面に模様を浮き上がらせているのでしょう?
分からないのですが、とにかく面白い。

オオハナアブもキゴシハナアブも「ハチっぽい」のですけれど、複眼・触角など見ればハチではないことがすぐ分かります。怖がらずに近寄って観察してみて下さい。

オオハナアブの顔

1208_2oohanaabu4 2012.12.8
ほんとうにじっくり撮影させてくれたので、こんな接写ができました。
花に伸ばした口の先端が二つに分かれ開いているのがわかります。
複眼に模様がありますが、その他に「虹色」が見えます。
これは複眼の表面からの反射光の干渉で生じた色でしょう。
1208_2oohanaabu5
個々の個眼が識別できるくらいです。
複眼の模様ですが、虫ナビというサイトの解説では
大きな複眼には迷路のような模様があり
と表現しています。
なるほど、そういう見方もあるわけですね。
1208_2oohanaabu6
虫ナビによると
複眼が互いに接しているのが♂で、離れているのが♀である。
ですので、この個体はメスですね。
前日の個体と同一かなぁ。虫が少なくなった時期に、2日連続で出会ったら、おそらく同一個体だと思うのですが。ね。
触角が特徴的。「短角亜目」という名前はこの触角の姿から来たものです。

じっくりと撮影で来て嬉しかった。
長生きしてね。
このアブの幼虫はよどんだ水の中で成長します。いわゆるオナガウジです。
我が家の池にはいないようですけれど。
どこかに産卵してきたのでしょう。無事に育ちますように。

オオハナアブ:2

1208_2oohanaabu1 2012.12.8
前の日はサザンカの花でオオハナアブを見かけましたが、翌日も。
花はヤツデの花。
ずいぶん落ち着いて花を舐めていましたので、じっくり撮影できました。
ヤツデの花を手で抱えて口を伸ばしていますね。
1208_2oohanaabu2
上から。
1208_2oohanaabu3
真横からグンと接近して。
胸部の逞しさが目立ちます。
翅の付け根の「ぴょん」もくっきり。
ヤツデの花はハエ目で大にぎわいです。

オオハナアブ:1

1207_8oohanaabu1 2012.12.7
サザンカの花に大型のアブが来ていました。
あまり見かけたことのないアブですが、ハナアブには間違いない。
あとで調べたらオオハナアブでした。
大型といっても、体長が長いというより、ころんと丸々としているのです。
1207_8oohanaabu2
見て下さい、この顔。
もう、花粉まみれなんていう生易しいものじゃないですね。
花粉洗顔は美容にいいのよ、とでもいっていますか。
複眼に模様があります。くっきり写らなかったけど。
複眼が離れているのでメスでしょう。
複眼の間の頭のてっぺんに、単眼が見えているのですが、これも鮮明には写りませんでした、残念。
ただ、一枚目の写真の翅の付け根部分を拡大すると
1207_8oohanaabu3
私が気にしている翅の構造が見えます。
付け根付近で切り込みを入れて、上に折り上げたような構造が見えます。
アブやハエに共通する構造のようなのですが、名前とか機能とかが分かりません。
どなたかご存知ないですか?

ヒゴクサ

1207_5higokusa1 2012.12.7
池のほとりのヒゴクサの実が目に入りましたので摘んで中を見てみました。
1207_5higokusa2
手のひらの上で実をバラバラにしました。
この状態は実が皮に包まれている状態だと思います。
これ以上は指先でこすってもうまくバラけなかったのでおしまい。

足元にイヌタデ(アカマンマ)の実も熟していましたので、ついでに手にとってこすってみると
1207_6inutade
黒くてつやつやした実が出てきました。
とくにひっつき虫とかではないので、少しずつ生息範囲を広げていく方法をとっているのでしょうね。

ヒメグモ

1207_4himegumo 2012.12.7
これがこのクモを見た最後です。
フウセンカズラを這わせたネットに網を張って、フウセンカズラの花殻を集めてきて隠れ家を「建設」したクモです。
右に見えている茶色いものは成熟し切ったフウセンカズラの実。
風で巣が押されてしまったのですが、もう修復する力はありませんでした。
子育てもしたし、立派なお母さんです。

ハエ

1207_3hae 2012.12.7
こうやって見ると、ハエも美しいなぁ。
寒い時期ですから、いわゆる「不潔」なものがほとんどないんです。
腐敗が進行しているものを見かけませんでしょ。
ですから、エネルギー源として花の蜜を探して飛来するのですね。
翅の縁が大分ぼろぼろになってきています。
外敵に襲われたというのではないだろうな。
使い古した翅が自然と傷んできたのでしょう。
64年使い古した私の体もずいぶん傷んできたし。
おんなじだよね。
生きてりゃくたびれてもくるわさ。ナ。

2013年1月10日 (木)

立方体の展開図から四面体を折る:2

★通常は立方体の展開図であるものから、四面体ができたのは、まぁ、それはそれで、めでたしめでたし、ですが。
いったん四面体が出来あがってみると、今度は次の好奇心が湧いてきました。

この四面体の「普通の展開図」はどんなものなんだろう?

「普通の」というのは、立体の辺を切り開いて展開する、という意味です。
当然いろいろな切り開き方が可能です。
四面体を平らな面において、その時上に出ている3つの辺を切ればいいのです。
どう置くのが一番面白いかな。
最初のイメージとしては、鳥が羽を広げたような図になるのかなぁ、とも思いました。
出来あがった四面体を手にとって、つらつらと眺むるに。
{表面を無地にせず、罫線がある方を表にして作ったのが幸いでした。}

長い三角形が、底辺が2単位、高さが2単位だなぁ。そこに直角三角形がくっついているなぁ。
まさか!?
イメージが頭の中で組み上がって、手元のノートに、展開していった時の図をフリーハンドで描いて見たら。えっ!そうなの!?
Rittai_1
こうなんですね。
上に置いた四面体と、下の展開図を比べて眺めて下さい。
面積もちゃんと6だし。
間違ってないよなぁ、と、この展開図を折ってみたら
Rittai_2
間違ってませんでした。
立方体の展開図から作った四面体が上、長方形型の展開図から作った四面体が下、です。
同じなんだぁ。マイッタナ。

実は、妻と二人で、それぞれがこの一連の展開図の遊びをやっていたのですが、この四面体の長方形の展開図に行きついたのは私が先。で、ひらひらと長方形を持っていって、折ってごらんよ。
折ってみた妻も、わぁ、と声を上げていました。
二人して、なんだか、感動というか、びっくりというか、面白い経験でした。


Tenkaizu
これ見て下さい。
a と b は既出です。同じ展開図から二つの立体が作れるというところで出した図です。
b’が今回、四面体の辺を切り開いて得た長方形型の展開図です。
b’の1を1’の場所へ90度左へ回して、置きます。
b’の2は回転せずに2’の場所へ置きます。
そうすると、bと同じものになるのですねぇ。
なるほど。

しっかしまぁ、この斜め線の、面を折る展開図を最初に考えたのは誰だ?
数セミの記事には、オリジナルの出典はありませんでしたので、よく分かりませんが、上原さんが知っているということは、上原さんオリジナルか、あるいは数学界ではよく知られた事実であるのか。なのでしょうね。
数学を外野席から見て楽しんでいる私にはちょっとそこまではわからないのでした。

Rittai_3
四面体の辺を切り開いて長方形に展開した図です。
Rittai_4
右下の2単位を切り離します。
Rittai_5
移動すると。
ほらね、転換できたでしょ。

数学者は頭の中でこういうのができちゃうのかな。
紙を切って、手を動かして、やっと納得するというのは、やっぱり私は理科屋だなぁ。
それにしても、いやはや、なのでした。
不思議だし面白いし、いい知的興奮を味わいました。
ありがたいことです。

最後の一葉

1207_2naden 2012.12.7
桜・南殿の鉢。
冬芽いっぱいの中の、最後の一葉。
最後だからといって、おしまいではないわけで、この葉は光合成をして栄養を冬芽に送り、仕事を終えての退場です。時を得てバトンを渡す。

お祝いのお返しに頂いたので、枯らさないよう緊張しましたが、我が家の環境になじんでくれたようです。
この南殿と桜桃の暖地、毎年、庭で花見をさせてくれます。
待ち遠しいことです。

1206_11ga 2012.12.6
小さなガです。すぐ飛んでいってしまいました。
またしても、種の同定を放棄します。
虫さんの激減した時に、こうやって姿を見せてくれるとそれだけで嬉しくって。
特徴的な姿ですから、丹念に調べれば判明すると思いますが、気力ナシ。
ありがとうねぇ、と声をかけるばかりです。

テッポウユリ

1206_10yuri 2012.12.6
テッポウユリが今年もまた立ち上がってきました。
場所が悪いんですけどね。
砂利がいっぱい埋まった場所なのです。
申し訳ないことですが、毎年真っ白な花を楽しませてくれます。
実生です。
なんでも実生で育ててみたい夫婦です。
今成長中のタチアオイも実生。
カリンやヒメリンゴの種も蒔いてあるのですが、どうなりますことやら。
紅白咲きのツバキの実生の木はそろそろ花をつけられるくらいの大きさになって来たんじゃないかと楽しみにしているのですが。来シーズンあたり、どうかなぁ。

ツマグロキンバエ

1206_8tumagurokinbae 2012.12.6
サザンカの花にて。
いつまで姿を見せてくれるか。寒さに耐えるハエです。
この口が目立って、すぐわかります。
小型の掃除機みたいだ、といつも思っています。
体のあちこちに花粉がついています。
受粉者として働いてくれています。
花としては大歓迎の昆虫ですね。

カタバミ

1206_7katabami 2012.12.6
これは園芸種ではありません。
線路際の「雑草」です。
「雑草という名の草はない」とは昭和天皇の言葉ですが、この際、種の同定は放棄しまして、カタバミとしておきます。
たまに花を咲かせてくれます。季節外なんですけどね。
がんばるね。

セイタカアワダチソウ

1206_6seitakaawadatisou 2012.12.6
セイタカアワダチソウの「泡立ち」があまりよくないようです。
線路際にもっといっぱいあって、それなりに周囲の雑草とも仲良く茂っていましたのに。

ところで、朝日新聞の土曜版にいろいろパズルが載るのですが、今年の最初のパズルは漢字のクロスワードでした。
そこに「背高泡立草」というのが入ったようで、妻が漢字で書くと妙な感じね、と笑っていました。
確かにね、普段カタカナでしか書いていませんから、意味は分かっていても実際に漢字で書くとイメージが変わってしまいます。

「背高発泡草」じゃダメですかね。

カタバミ園芸種

1206_3oxalis1 2012.12.6
オキザリス・なんとかかんとか、というような品種名ではないでしょうか。
雑草として道端に生えているのとは違う、大型の優雅な花でした。
通りすがりに一枚。
ちょうどこの花のあたりに陽射しのスポットが当たっていて、花が輝いていました。
1206_3oxalis2
花だけトリミング。
いい雰囲気に写りました。
こういう写真が撮れると、気分がいいですね。

2013年1月 9日 (水)

立方体の展開図から四面体を折る:1

★かなり驚きの体験へご案内できると思います。
私自身は仰天しました。

事の起こりは、雑誌「数学セミナー」2012年11月号。
「ここ10年で解決した問題」という特集がありました。
その最初の記事が「3通りの箱が折れる展開図」という記事。
北陸先端科学技術大学院大学の上原隆平さんが書かれたものです。

「はじめに」という節見出しの下に「図1 典型的(?)な展開図」というのがありました。
Tenkai1
↑エクセルで再現したのがコレ。

展開図と聞くと多くの人が図1(a)のようなものを思い浮かべるのではなかろうか。これはもちろん立方体の展開図の一つであるが、実は図1(b)の折り線に沿って折ると四面体にもなる。この四面体が具体的にどんな形になるのか想像するのはそれほど簡単ではないだろう。

そりゃそうですよね。立方体の展開図は11種類ありますが、ま、その典型的な一つを提示されて、その同じ展開図から別の立体を折ることができる、それは四面体だ、といわれてもなぁ。
そもそも、立方体の展開図から別の立体が作れるということが想像の枠外でした。
しかも、辺で切り開くのではないというのも、経験の外。
どんな立体ができるのか、私には想像がつきませんでした。
すぐやってみればよかったのですが、何となく遅れて、正月になってしまいまして、いかん、やってみなければ。
と、工作用紙を買ってきて、始めたのです。
Rittai1
まずは工作用紙に展開図を描きます。
5cm×5cmを単位の正方形にして作図しました。
左が普通の立方体を折る図。
右の展開図には問題の四面体を折るための折り線を赤で引いてあります。
どこからどこへ線を引いたらよいのか分かりにくかったら、冒頭のエクセルで描いた図の方を参照してください。青い線で示してあります。
ペーパーナイフで折り線の部分をなぞり、折りやすくします。

Rittai2
折り曲げていきますと、なんとなく完成形が見えてきます。
なるほどね、これで、ぜんぶ閉じられるのかぁ。
Rittai3
↑要所要所をセロテープで止めたのがこれです。
Rittai4
参ったなぁ。こうなるのか!
2組の合同な三角形で構成されています。
ちょっとねじれたような形ですね。
Rittai5
ハイ、これが「同じ展開図」から作り出された「2つの立体」です。
なんだかこう、ため息ものですね。
ホントかよ、どうやってこんなもの考えたんだい?
{蛇足:当然、二つの立体の表面積は等しくなっています。アッタリマエ。}

ぜひ、是非、ご自分でもやってみて下さい。
ゼッタイ、びっくりします。請け合います。
おススメします。

★上原さんの結論の一つを先取りしておきますと

「二つの箱を折れる展開図」が理論上は無限に存在することを示すことに成功した。

のだそうです。

ハエ

1206_2hae 2012.12.6
何が写っているのか、おそらくよく分からないかと思います。
電柱にハエがとまっているのです。
この付近がハエの日向ぼっこスポットなのですね。
今年はハラビロカマキリを飼育していませんからこのハエを狙うことはありません。
去年は、捕虫網をもって、この電柱のあたりに佇んで、ハエを狙ったものです。
殺気立ってたでしょうね。
あのハラビロカマキリは正月まで生きてくれましたっけ。
ふと思い出してしまって、今年はのんびり日向ぼっこしていていいぞ、と近づかずに立ち去ったのでした。

カエデ

1205_11kaede 2012.12.5
ベランダから見おろした門のところのカエデ。
木の下の方で黄色くなっている部分は以前からの部分です。
上の方で大きめの葉で赤くなったのが、今年すぅ~っと伸びた部分。
紅葉する前も、葉が大きい、緑が濃い、というような違いがあって、どうしたのかなぁ、と書いたこともありますね。
今までの木の部分から、ちょっと異なる葉をもった枝がかなりすくすくと伸びたのです。
これがどういう現象なのかよくわかりません。
来春、葉が出て、ひょっとして花が咲いて、そうするとまたどういう違いがあるのかないのか。
楽しみにして見ています。
全体が均一のなるのでしょうか、それともこの差異は残るのでしょうか?
どうなるのかなぁ。

クロスズメバチ

1205_10kurosuzumebati1 2012.12.5
サザンカの花でフタモンスズメバチを見たり、命の継続に感傷にふけっていたら、そばに黒いハチがきました。
ぶれていますが、初めて見るハチ。
焦ってとにかくとりあえずの一枚です。
結構大きなハチ。
アシナガバチの仲間ではない。
1205_10kurosuzumebati2
一枚だけある程度見られる写真が撮れました。
この模様はクロスズメバチだと思います。
我が家の近辺で見かけるのは初めてです。
「ハチの子(ヘボ)」とかいって食べるのは、このクロスズメバチの幼虫(や 蛹)ですよね。
その話はよく聞きますが、クロスズメバチ自体は初めて見ました。
オオスズメバチやキイロスズメバチのような「獰猛」な感じはしませんでした。
この写真の個体の雌雄は私には判別できません。メスにしても最後の働きバチなのか、来春の女王バチなのかもわかりません。

今年はスズメバチをこれで3種類見たのかな。
近辺で巣を営んでいるとは認識していませんが、注意深く家の周りを見て回る必要はありますね。

サザンカ

1205_8sazanka1 2012.12.5
サザンカとしても受粉者がいないと困るでしょうね。
季節的に不利な時期の花。
不利ではないのかな?冬の花としてずっと生存してきたのだから。
花の思いに耳を傾けて下さい。何を語りかけてくるのでしょう。

1205_8sazanka2
さぁ、花弁は落ちました。
この子房の中で受精はできたかな?
稔るといいね。

1205_8sazanka3
大人の葉、葉芽、そして次世代へつながるべき子房。
いきものですからね、「次世代」へ命をつながなければならない。
個体には必ず寿命があります。
生き継ぐことが個体を超えた「命」ですね。

フタモンアシナガバチ

1205_6hutamon 2012.12.5
顔は見られなかったのですが、触角の感じからすると、きっとオス。
線路の柵の上です。
おそらく今シーズン見納めということになるのでしょう。
後ろ姿の悲哀のようなものを感じてしまいます。

1205_9hutamon1 {写}
冒頭の写真のハチを離れて、線路沿いに歩き、今度は向きを変えてサザンカの花を見に戻ってきたら、いました。上の個体と同一かどうかは分かりません。
脚を踏ん張って頭をオシベの林の中に押し込んでいます。
1205_9hutamon2
とにかくひたすら潜り込む。
1205_9hutamon3
やっと少しだけ頭の方が見えました。
夢中になって、頭っから花の中心部へ潜り込んでいました。
生きられる限りを全力で生きる。
そういう姿です。
{寿命が長いので意識せずにいますが、ヒトだって、限られた時間を生きられる限り生きる、しかないですよね。何も違いはない。}

ホトケノザ

1205_5hotokenoza 2012.12.5
もうポツンと赤い色が見えるのですけれど。
これが実際につぼみとして伸びてくるのはまだ先ですね。
つぼみの予告編みたいなものです。
うれしい赤です。

ハエ

1205_4hae 2012.12.5
この行動、時々見かけるんですが、口から液体を出しているハエ。
糞便や腐敗物の上でしたら、消化液を口から出して表面を消化して舐め取る、ということなのでしょうが、この写真の場所は、何にもない葉の上。
葉にこの液をつけるわけでもなく、出したり引っ込めたりという感じなのです。

私は勝手にこのしぐさを「ハエのゲップ」と呼んでいますが、本当のところどういう意味のある動作なのかは知りません。

ハエが手足を「する」動作は有名ですし、おそらく「清掃」の意味があると思うのですが。
これはどういう行動なんだろうなぁ。

2013年1月 8日 (火)

ナンテン

1205_1nanten1 2012.12.5
この場所のナンテンの紅葉がみごと。
1205_1nanten2
向こう側からの陽射しを受けて真っ赤に輝く葉。
手ぶれを起こさないように1/160秒にして、絞りをカメラに任せたらf/5.6。
フラッシュをたいてしまったら葉のこちら側の面が光ってしまうので、このイメージになりません。
被写体が少なくなっているので、なんだか少し凝ってみたりしています。

ヒトスジシマカ

1205_3hitosujisimaka 2012.12.5
これはちょっと珍しいものを見てしまった。
ヒトスジシマカですよね。例の血を吸う蚊。メスだと思います。
それがヤツデの花にくっついて蜜を吸っているらしき様子。
動物(私)の血を吸う元気はもうないのでしょう。

オスの蚊が吸水したり、花の蜜を吸うのは知っていました。
メスが血を吸うのは産卵のために栄養が必要で、養分たっぷりの血を吸うわけです。
産卵も終えたけれど、生きている限り生きるエネルギーは必要ですから、こうやって蜜も吸うのでしょう。ヒトスジシマカは卵で越冬し、成虫は越冬できずに死ぬはずです。
ぎりぎりのシーンを見てしまいました。

アカイエカという蚊は成虫で越冬しますが、冬の間は休眠して活動しません。
都会では、ビルの地下などで、冬でも温度が高く水のある環境があるので、アカイエカから派生した種だと思いますが、仲間のチカイエカというのが成虫で越冬し、冬でも活動します。
ビルで冬に蚊に刺されたらチカイエカでしょう。
またチカイエカは、吸血しなくても1回は産卵できます。しぶといですね。

我が家ではさすがにチカイエカは見かけていないと思います。

ヒトスジシマカさん、さようなら、という写真でした。

チャコちゃん

1204_2chakotyan 2012.12.4
車で外出して帰ってくると、チャコちゃんが、ひょっこ・ひょっこ と弾むようにどこかから走りだしてきます。
日当たりのよいところに丸まって暖まっていたのが、車を見て、あ、あったかいのが帰って来た、とやってくるのです。
で、ボンネットの上で丸くなる。エンジンが冷めてしまうまでの時間、しあわせ、しあわせ。
車の屋根やボンネットを猫の純毛で拭いてくれるわ、フロントガラスを手で拭いてくれるけど跡が残っているわ、いろいろと、じいちゃんの車を磨いてくれます。
茶色い毛並みとカエデの黄葉がよくマッチしていますね。

ヤツデ

1204_1yatude1 {写}2012.12.4
雨上がりのヤツデ。
雨滴がたれてレンズ効果も見えておもしろかったので一枚。
1204_1yatude2
しばらく眺めていたら、ハエがやってきて口を伸ばして蜜を舐め始めました。
水で蜜の甘さが薄まってしまったのではないでしょうか。
ハエの味覚についてはよく知りませんが。
ちぇっ、水っぽいなぁ、とかいってないかな。

チロリアンランプ

1203_tyrol1 2012.12.3
チロリアンランプの花がひとつ、落ちていました。
1203_tyrol2
赤い袋状の部分を開くとこうです。
赤い袋は萼でしょうか。蕊の束を包むような管状のものが花弁かな、と思うのですが、確かではありません。
1203_tyrol3
蕊の束はよじれています。
この部分がすっぽり抜けました。
1203_tyrol4
こういうものが残りました。
中央部のもの、これ、子房でしょうか。
実がなったことがあるのかどうか、よくわかっていません。
これからは、この花に実がなるのかも注意して観察することにしましょう。
1203_tyrol5
これが蕊の束なのですが、外側の明らかにオシベだろうと思われる部分をなんとか取り去ると、下に写っている、細い束が出てきます。
多分これがメシベなのだろうと思います。
なかなか、分かりにくい花ですね。
姿の可愛さに惹かれて栽培し始めたのですが、奥が深い。

ネットで検索してみると実がなるらしいのですが。
で、種をまいて育てたら、親株の花とは異なる姿の花が咲いたらしいのです。
私も、もっと注意深く観察しなければなりませんね。
今年の課題、かな。

ツマグロヒョウモン

1203_7tumagurohyoumon1 2012.12.3
なんということか。12月にツマグロヒョウモンの幼虫を飼育しています。
餌として買ってきたニオイスミレの鉢をベランダに並べて日光浴をさせて、葉っぱを復活させていましたら、なんと、ぎりぎりのタイミングで産卵していったらしいのです。
終齢幼虫が3匹、まだ2齢か3齢くらいのが1匹。
1203_7tumagurohyoumon2
もう12月というのに。
寒くては成長できないし、暖かすぎて越冬蛹にならなかったらまずいし。
微妙なところですが、飼育中。
1月の時点で3匹は蛹なりました。
もう一匹は終齢です。

あまり詳報しません。
どうなることやらまるっきり分かりませんので、春になってうまく羽化できたらお知らせします。

オンブバッタ

1203_6zeniaoi1 2012.12.3
ゼニアオイの葉の上です。
触角も片方がないしな。
もうやっとしがみついている、という状態。
成虫では越冬できませんから、もう寿命の限界だと思います。
来春、卵からかわいい幼虫が孵ることでしょう。お疲れさまでした。
ちゃんとつながりますように。

あけまして「ご安全に」

★もうちょっと、新年早々だったらよかったのにね。

指先そろえて「ご安全に」 合併の新日鉄住金、あいさつ統一 世界主流の旧住金方式に

こういう記事が1月7日の朝日新聞に載ったのです。
「ご安全に」については、私ちょっと書いたことがあります。
工事現場でこの標語を見かけて、なんだこりゃ?と思ったこと。
その由来を新聞記事から知ったこと、などです。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-e6d5.html
2012年4月 9日 (月)「ご安全に」
↑これです。
で、行き掛かり上、ご紹介しておこうというわけです。

 ご安全に――。製鉄所の作業員が互いの無事を祈ってかわす鉄鋼業界共通のあいさつだ。旧新日本製鉄と旧住友金属工業が2012年10月に合併した新日鉄住金は、各製鉄所で異なっている「ご安全に」の形式を今年1月1日から全社で統一した。
 旧新日鉄は右手の人さし指と親指で「事故ゼロ」を意味する丸形をつくる敬礼が多く、旧住金では右手の五指をそろえている。新日鉄住金では、世界的にも主流の「旧住金方式」にそろえることにした。
 合併以降、宗岡正二会長(旧新日鉄出身)、友野宏社長(旧住金出身)は各地の製鉄所を訪れ旧2社の融和を呼びかけている。「敬礼の形ひとつにも、それぞれの習慣が残っている」(広報)と言い、製造現場から旧2社の壁をなくし融和を進める。あいさつの統一はその象徴という。
 友野社長によると「ご安全に」は1951年、旧住金製鋼所(大阪市)の社員がドイツの鉱山を視察した際、現場でこの言葉が交わされているのを知り、旧住金グループ内に広げ、全国に普及したという。

「グリュックアウフ」。これがドイツの鉱山で交わされていた言葉のようです。

ではみなさん。今年も「ご安全に」!
(1)親指を離さず五指をそろえ
(2)手首を曲げず
(3)手のひらを見せない
このスタイルでどうぞ。

2013年1月 7日 (月)

スイセン

1203_5suisen 2012.12.3
なんの変哲もない、スイセンのようですが・・・。
場所がね。
私共の家に接して、小さな公有地がありまして、一応、管理は区の公園課なんですが、花や木を植えて下さい、といわれていまして。
ま、いろいろ生えてるんです。
ツツジ、オシロイバナ、ビヨウヤナギなど。
ツバキが生えてきたのは、多分、鳥さんの種蒔き。
ツバキの実はいくらでもありますから。

問題は、スイセンなんですけどね。
私も妻も、一切関わっておりません。断言できます。
球根を掘ってここへ埋めたということは二人ともしていません。
なのに、ここへスイセンがやってきたのはなぜだ?
まさかなぁ、スイセンが歩いてくるわけもないしなぁ。と、笑ってはおりますが。
深刻な話。どうやったら、最低でも5,6mは離れたところにしかスイセンの株はないのですが。
実・種?
我が家で実がなった覚えはないんですけどねぇ。
自家受粉はしない花・植物でしょ。
他家受粉ならできないことはないと聞きますが。
普通は球根ですよね。そうなら、ここへやってきた方法が分からない。
どこかで稔った実を鳥が食べてここへ糞と一緒に蒔いたのかなぁ。
そうだとしたら、きわめてまれな「事象」ということになりますが。

わからないんです。
花が咲くかどうか、今、心待ちにしています。

{球根でなくても、葉や茎などの植物体の一部から成長してくると言うことはありますか?それが可能なら、既存のスイセンのあたりの枯れ草をこの辺りに積んで腐葉土風にしたことがあったかもしれませんが。}

ハラビロカマキリの卵

1202_1harabiro 2012.12.2
なんだかんだと庭の木の枝を刈りこんだりしている妻が見つけたハラビロカマキリの卵。
結局4個になりました。ウレシイナ。

4月の終わりか5月にはいってからか、孵化すると思うのですが。
あれ、たまらなくかわいいんだよなぁ。

私共夫婦の「原点」的昆虫は、アゲハなんです。もう40年近く育てている。
子育て中の「原点」的昆虫が、カマキリなんですね。
小学生の間ずっと、オオカマキリを継代飼育しましたもんね。
その間、他の昆虫や小動物もいろいろ飼育しました。
でもやっぱり、カマキリはかわいい。
熱心なカマキリファンの老夫婦です。

ジェット機

1201_3jet1 2012.12.1
夕方、雨戸を閉めようと外を見たら、ジェット機の飛跡が見えます。
羽田を離陸して西へ向かう便でしょう。
ジェットエンジンからの排気が、細かい氷晶か何かになっているのではないでしょうか。
飛行機雲のように、周辺の水蒸気を巻き込んで雲状になるほどの水蒸気はない。
で、排気中の水蒸気だけが氷晶になり、すぐまた蒸発・昇華して消えていく。
おそらくそんな状態でしょう。
輝いているのはジェット機側に光源があるのではなくて、沈みゆく太陽の光を下から受けているせいです。
1201_3jet2
拡大してみたら、ここまで写っていました。
結構よく写るものですね。カメラはディマージュZ3という中級機種です。
エンジンが4基、尾翼まで識別できます。
機首の下に標識灯があるのかな。これは受動的な光ではないような気がしますが。
排気中の水分は、エンジンを出た直後は気体の水蒸気で、尾翼を過ぎるあたりから、液化・凝固しているようです。
やかんでお湯を沸かすと、出てきた水蒸気は、口からちょっとの間は目に見えない水蒸気で、その先で液化して細かい水滴の湯気になって目に見えるようになりますね。
あれとおそらく似た現象が起きていると思います。ただ、上空は気温が低いでしょうから、氷の粒になっている可能性の方が高いかな、と思うわけです。

羽田空港が比較的近いですから、こういう光景が時々見られます。

ヤツデ

1201_2yatude1 2012.12.1
ヤツデの花がまだまだ繰り返し登場します。
なにせ現在花らしい花というと、ヤツデとサザンカしかない。
この二つを毎日丹念に観察しています。
上はアリが来て蜜を舐めているところです。
もう、オシベを落として、雌花状態になった花です。
きっと舐めると甘いのでしょう。
香りがあるのでしょうか、地面から木を上って花に到達するにはアリの体長からしたらものすごい距離がある。でも、やってくる。何かがアリを誘引しているのだと思いますが。
飛ぶ昆虫には「色」があるかもしれませんね。でも、アリは歩く昆虫だから。
きっと香りがあるのでしょう。

1201_2yatude2
お正月の鏡モチのような姿のつぼみ群。
おもしろいので、追跡してみようと思いました。
続きはおいおいと。


チロリアンランプ

1201_1tylorianlamp 2012.12.1
冬のさなかに、ゆっくりと開花へ向かって歩んでいるつぼみ。
さすがに寒くて進行が遅い。でも枯れることもなく、ほんとうにゆっくり色が濃くなってきています。
すごいものです。毎日見ています。

ヒキガエルの冬眠

新年が始まって7日。そろそろ、普通のペースに、と思うのですが、「怠惰」っていいですねぇ。
ぼんやりしているの大好き。冬眠したいなぁ。

★と、前振りをしておいて
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-6a3b.html
1月4日の記事「お寒うございます」で冬越しの話を少ししました。
そこで、思い出すのはヒキガエル。
現在、我が家の周辺のどこかで冬眠しているはずです。
そのうち出てきて産卵し、また春眠して、そのあとまた活動するでしょう。
そして夏は暑いから夏眠。ヒキガエルの夏眠については、3回くらい書いたことがあります。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-40a3.html
2011年7月28日「ヒキガエルの夏眠」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-fe92.html
2011年8月 9日「Don’t disturb」

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-a8d7-1.html
2011年8月19日「ヒキガエル」

この「Don’t disturb」で、「金沢城のヒキガエル」という本から引用しています。
これをまた思い出しまして。
重複するのですが、以下に、引用しますので、ゆっくりとお読みください。

★↓引用
「金沢城のヒキガエル[競争なき社会に生きる]」奥野良之助 著、平凡社ライブラリー564、2006年1月11日

序章
・・・
 いつもの場所でいつものように、”あいつ”を見つけて記録すると、毎年ほっと安心する。
 彼と初めて出会ったのは、私がヒキガエルの調査を始めた年、一九七三年の秋のことであった。その時の大きさからみて、彼はその前年の一九七二年生まれのはずである。
 ・・・
 彼は八歳でその生涯を閉じたらしい。
 ・・・
 私が特にこの個体にこだわっているのには、わけがある。初めて出会った時、一歳半にして彼は、左の後ろ足が根元からない三本足のカエルだったのである。
 その時私は、生存闘争の激しい生き物の世界で足を一本失ったカエルが一年半もの間よく生き延びることができたものだと、感心した。同時に、何とかもっと生きてほしいと願いながらも、再び出会うことはあるまい。と思ったことを覚えている。
 私の予想ははずれ、彼はその後七年もの間元気に生き抜き、立った一度だけだが、彼女を得ることもできた。これは、私が調べた金沢城本丸跡の全ヒキガエルのなかで、五本の指にはいるくらいのすばらしい生涯である。その秘密は、本性怠惰なヒキガエルの中にありながら、ほとんど毎夜のごとく餌を求めて活動する、例外的に勤勉なカエルであったことにあるらしい。私との五五回におよぶ再会数がその勤勉さを証明している。
 ダーウィンの進化論以来、動物の社会はすべてきびしい生存闘争の下におかれ、ちょっとでもおくれをとるとたちまち淘汰されてしまうことになっている。私はこの考えにはもともと疑問を持っていた、しかし、知らず知らずのうちに私も、生存闘争説に毒されていたらしい。だから、三本足の彼を見た時、長生きはできまいと決めつけてしまったのである。
 でも、三本足のまま八年間も生き抜いた彼は、それほど生存闘争の激しくない社会もあるのだよ、と、私に身をもって教えてくれたような気がする。広い動物界のなかにはたしかに、きびしい社会もあるだろう。しかし、このヒキガエルのように、三本足の個体でも生きていけるおおらかな生活をいとなんでいる種も、現に存在しているのである。
 それではこれから、そのおおらかで優雅なヒキガエルの世界へ、みなさんをご案内することにしよう。

{かかし 独白:使える足が1本の私には、身に染みます。私は「障害があるのに」ではなく「障害があるからこそ」と言おうよ、といいながら教職にあったのですが、ひょっとして、上のヒキガエル君、三本足のどこがどうしたの?なんか変?と笑っていそうな気もする。生きるということにおいて、何の違いもないじゃない、とね。いいやつだ。}

第二章
   冬眠
・・・
 ところが、ストーブを囲んで雑談していた時、「先生、ヒキガエル掘りにいきませんか」と言い出した学生がいた。彼はこれまでに何回か冬眠中のヒキガエルを掘り出したことがあるらしい。学生運動に熱を上げているとはいえ、根は生き物好きな生物学科の学生のこと、われもわれもと志願者が続出して、その場で「ヒキガエル冬眠発掘隊」が結成され、スコップをかついで本丸跡に乗り込むことになった。
 学生どもは、私の指示も待たず、といって指示を待たれたら私のほうが困ったところだったが、本丸中に散開して雪を掘り始め、つぎつぎと越冬中のヒキガエルを掘り当てていった。・・・このまま放っておくと学生どもは本丸中を掘り返してしまうにちがいない。適当なところで私は、教官の権限を発動して、発掘の中止を宣言した。
 この日見つけた冬眠中のヒキガエルは、本丸南側の斜面の横穴に五匹、大きな樹の根のすき間に七匹、そして単に雪に埋まっていただけの一匹の、計一三匹であった。この最後の一匹は、私が自分で掘り出したものである、学生を使って研究する気はないが、学生に使われるだけでは教官の権威にかかわる。
 ・・・石のすき間にもぐり込まず、石の上で直接雪に埋もれて冬眠していたのである。「ヒキガエルって、相当いい加減な生き物ですね」と、集まってきた学生たちも少々呆れ気味であった。石のすき間に入ろうとして間に合わず、雪に埋もれてしまったのだろうか。それとも、初めからはいる気などなかったのだろうか。
 雪は断熱材として働くから、外気温が零下に下がっても雪の下はけっこう暖かい。カラスやフクロウからも守ってくれる。・・・だから、そのまま雪に埋めておいてもよかったのだが、この時は石のすき間に押し入れた上に雪を厚くかけておいた。自然のままに、などという原則はたちまちくずれ、要するに、その都度適当にやっていることになる。もっとも、おかげでこのカエルは無事越冬し、三年後の一九七七年、立派なオスに成長して繁殖池に姿を現した。一九七八年、六歳までその生存を確かめている。
 もっと土の中にもぐりこんで越冬するのかと思っていたら、彼らは案外手抜きで冬眠するらしい。雪に埋もれただけでも生き残れるのである。
 ・・・
 したがって、冬眠中のヒキガエルは、よほどドジなことをしない限り、ほとんど死なないのではないだろうか。生きて活動しているからこそ敵に狙われるののであり、雪の蒲団をかぶって寝ていれば襲われることはありえない。ヒキガエルの一年のなかで、どうやら冬眠の四か月がいちばん安全な時期であるらしい。

   春眠
・・・
繁殖を終えたヒキガエルは、またねぐらへ帰って寝てしまう。あるいは、冬眠中にちょっと目を覚まして繁殖すると言うべきか。・・・ほぼ正確に二週間くらいであった。これをヒキガエルの春眠という。・・・

 最低気温が一〇度を越すようになると、ヒキガエルは採食活動を活発に行う。ところが、七月に入り最低気温が二〇度を上回るようになると、ふたたび不活発になり夏眠にはいる。そして、九月になって最低気温が二〇度を切るようになると、また活動を再開する。これが秋の活動期である。一一月、最低気温が一〇度を下回るころから次第に動きがにぶくなり、五度を切るとすべての個体が冬眠にはいる。・・・
 最低気温でみて、〇~一〇度で繁殖活動、一〇~二〇度で採食活動を行ない、それ以上でも以下でもどこかへもぐってしまって動かない。マイナス四〇度からプラス四〇度の間で働いている人間から見ると、なんとぜいたくな温度に対する好みであろうか。

{かかし独白:文章に「愛」があふれていますでしょ。ヒキガエルに対しても、学生に対しても。「生き物好き」仲間の信頼というのかな、あいつら、学生運動もするけど、根は生き物が好きだからなぁ、と心を許している。ここに出てきている学生さんは、私などと同年輩か少ししたくらいの世代だと思います。子ども時代から、虫などが好きで、長じて理学部生物学科にきた連中でしょう。仲間意識を覚えます。}

{かかし独白:あ~、私も冬眠したい。引き続き春眠したい。昔、20年くらい前かな、授業通信に「春眠暁を覚えず、春は眠い。夏は暑くて疲れるから、夏は眠い。秋になれば気温も下がって心地よく眠れる、秋は眠い。冬は布団にくるまってぬくぬくと、冬は眠い」と書いたら、読者だった同僚の先生が、一年中眠いんじゃない、と大笑いしていましたっけ。
かかしさんは、ヒキガエルさんから、仲間として認定してもらえるかなぁ。}

2013年1月 4日 (金)

いやはや

★罰(バチ)当たり者のわたくしは、神社仏閣、初詣はしていません。なんにも「信じて」ないもん。
信じて行動しません、私は。意志で行動します。
仏陀の教えに直結したいとは思っていますが、日本の仏教なんてどうでもいい。
{あんまりカッコつけてないで・・・}

元日のスーパーの広告を眺めておりましたら。
当然安売りを探して。俗人ですから。

御祈祷済
 今年一年の皆様の幸せを願い、このチラシは
 大山阿夫利神社で御祈祷した紙を使用しております。

なんと、ありがたいことに、チラシ広告の紙が、神社で御祈祷を頂いた紙だそうで。
う~~むぅ。ありがたや。
御利益(ごりやく)ありそう。私共にとっての御利益は、安売りなんですけどね。
この神社のHPよりますと

 大山阿夫利神社の神社創立は、今から2200余年以前の人皇第10代崇神天皇の御代であると伝えられています。

ちょっと無理っぽいなぁ。2200年前だそうです。
なんにせよ、正月の話題として、夫婦に「福笑い」をもたらしてくれましたけどね。
{しっかし、紙って重いんですよね。神社で紙のロールに祈祷して頂いている写真が載っていましたが、大変だよな、重かったろうなぁ。}

★なんたって、スーパーとしては買っていただかなければ商売にならない。
「行事食」の宣伝もありました。

年明けうどん:年明けうどんとは、純白で清楚なうどんに紅いトッピングなどを添えて、年の初めに食べることにより、その年の人々の幸せを願うものです。
三日とろろ:正月三日に食べるとろろ汁を「三日とろろ」といいます。「正月三日にとろろを食べると1年間風邪をひかない」と言われております。
七草がゆ:1月7日の朝、七草を刻んでお粥に入れて食する事で、厄除け・健康・長寿(無病息災)を祈る習わしです。

気分が皮肉っぽくなっていた私が、「わたしらは『 しちぐさ がゆ 』でも食おうか」と笑ったら、妻は「今の若い人は「質草」なんて知らないわよ」と。
そうかもね。
金のない若い頃、質流れの安いカセットデッキなんか買いましたっけ。
質屋さんって、どのくらいの世代まで知ってるのかなぁ。

春の準備:3

1229_5yaemugura 2012.12.29
これねぇ、線路際で見つけたのですが、ヤエムグラではないかなぁ。
まだほんの5cmくらいかな。
そのうち「ヤエムグラ茂れる」線路際になるはずです。
いろいろな草がみんなで春の準備をしていて、個別に認識できないんです、私の眼力では。
花が咲いてくれると少しはわかるようになります。

1229_7senryou2 12.29
センリョウも若い葉を抱えていました。

★気象予報士さんが「真冬なみ」というときの「真冬」は大寒のころだそうですが、あまり好きな言い回しではない。今、冬じゃん、寒いじゃん、何が真冬なみだい、とムッとする私です。
年間の気温の「底」は大寒のあたりに確かにあるんです。
東京でいうと、大寒は1月20日ころとして、1月25日~1月31日の間が平年の最高気温が2.2℃で年間の谷底なのです。で立春の頃には少しずつ上昇を始める。

でも、もう冬至は過ぎました。ということは日が長くなってきているのです。
植物は日照時間を測ることができるんですよ。
お、お日さまのいる時間が長くなってきたぞ、と寒いけれども感じていて、さぁ春の準備を始めなくっちゃな、とゆっくりですが仕事にとりかかっていくわけですね。
私たちも、縮こまってばかりではなく、日の長さを肌で感じるようにしましょう。
それには「ひなたぼっこ」がいいですよ。
背中をお日様にあぶってもらうのはもう最高!ごくらく極楽、とぬくもりましょう。
ちょっとじじむさかったかな。

春の準備:2

1221_8ajisai 2012.12.21
アジサイが芽を膨らませ始めたな、とこのころ気づきました。

1229_2ajisai1 12.29
もう、幼いけれど葉の形になっているのもあります。
1229_2ajisai2 12.29
大人たちに守られる幼子、ですね。
毎日毎日の変化は、ほとんど認識できないくらいの速さなのですが、ふと気づくと、大きく姿を変えている。
植物の活動はゆっくりですが着実に進んでいます。

春の準備:1

1220_1hahakogusa 2012.12.20
ハハコグサですね。鉢の「雑草」ですが、抜きません。
冠毛のついた実が飛んできて着地して発芽したものでしょう。
咲いて下さい。
1220_2kodakarasou 2012.12.20
コダカラソウの芽です。
面白い増え方をします。
楽しいですよ。

セイロンベンケイソウのことを「マザーリーフ」ということを最近知りました。「葉から芽」と似た命名ですね。
で、コダカラソウもマザーリーフと呼ばれることがあるようです。
とにかくまぁ、どんどん、芽が出ます。
芽出たいな。
{かかしさんは「おめでたい」人だ。}

ホトケノザ

1218_7hotokenoza 2012.12.18
いろんなことが頭をよぎるのですが。

★まずは、春の七草の
「せりなずな ごぎょうはこべらほとけのざ すずなすずしろ これぞななくさ」
と、かつて記憶した「ホトケノザ」は写真のホトケノザではないということですね。
写真のホトケノザはシソ科、花はシソ科特有の口を開いたような花です。
七草のホトケノザは、キク科のコオニタビラコ。花はちゃんとキク科の花。
写真のホトケノザは食用にはならないようです。

★「春の」七草といったときの「春」は、旧暦で考えて下さい。
旧の正月にいただくのが七草粥。
ですから、道端を見ても、コオニタビラコはまだちょっとなぁ。
写真のホトケノザも、花が咲くのはまだ先です。2月に入ってからではなかったか。

それにしても、ずいぶん早く姿を現してくれてうれしいことです。

★去年2012.12.10に小沢昭一さんが亡くなられました。
私は小沢さんを尊敬するものです。
↓下の記事をぜひお読みください
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-9934.html
2011年5月 5日 (木)「小沢昭一さんって、すごいな」

 「今日一日の食うものもない貧乏暮らしだけれど、今度こそ貧乏をバネに俺の好きな生き方をしよう」「大変だろうけど、やってみようじゃないか」と、一人ひとりが独立心を持った。後に私の唱えた「貧主主義」が芽生えるのです。
 だから今回、「一致協力」とか「絆」なんてことが強調されるのが実はちょっと心配なんであります。いつかまた、あの忌まわしい「一億一心」への逆戻りの道になりゃしないかと、そんな気がするんですね。だから私たちの世代には「絆」ってのはちょっと怖い言葉なんです。耳にタコで、こりごりしてる。でも若い人たちには初めての新鮮な言葉なんでしょう。いつの間にか意味がすり替わらないように、気をつけなくちゃいけませんよ。

これは小沢さんの言葉。「絆」にがんじがらめになりそうな世相。
「絆疲れ」してませんか。
ストレートに表現なさった小沢さんにエールを送るものです。

私は孤立を好む者です。人間関係を切り捨てて生きてきた者です。
連帯よりは孤立の方がさっぱりしていていいじゃないですか。
べたべたするのはダイッキライ。
「つながる」ということが素晴らしいことだとは実は思っていない。
仏陀の

仲間の中におれば、休むにも、立つにも、行くにも、旅するにも、つねにひとに呼びかけられる。他人に従属しない独立自由をめざして、犀の角のようにただ独り歩め。

という言葉に私は従いたい。
↓これは私の呟き

みんなが一斉にアッチを見る時は、敢えてソッチの方を向いてみましょうよ。
アッチ、コッチ、ソッチ、ドッチ・・・てんでんばらばらな方が健全ですよね。
危ないじゃないですか「みんなが一斉に」なんて。

http://homepage3.nifty.com/kuebiko/essay/profile.htm
私のホームページの「自己紹介」からの一部分

●私は単独行動者である。
 ・電車のホームで降車した人の流れの中に巻き込まれることは、極度の恐怖をもたらします。みんなが行過ぎてから、最後尾をトボトボと一人行く、のが私の選択です。ドアを出た正面が階段だというような場所には乗りません。危険ですから。なるべく階段から離れたところに降りるように自分の位置を決めます。
 ・親しい友人とでも、複数で行動するのは嫌です。自分の行動原則を守りきれなくなってしまうから。肉体的な行動を越えて、これは、私の人生の哲学になりました。私は単独行動者です。「オレはつるまない」
 ・私は独行する。


昨年の選挙結果を見ても、みんなが一つの方向を向いてしまうことは、危なくっていけません。
効率の悪い民主主義でいいじゃないですか。
なかなか決まらない政治でいいじゃないですか。
格好いいリーダーに率いられて目をつむって突進するよりはずっといい。

同情は差別と表裏一体のものなんです。自分の立っている位置は離れているという安心感が「同情」を可能にするんです。安心して同情しているところへ、同情の対象が入り込んでくると、不安が生じる、そして「差別」を生む。
もう、そういう差別も実際に生じているじゃありませんか。
障害者差別やなんかもみんな同じ構造があるんですよ。
離れた岸から「同情」するけど、一緒になるのは嫌だ、で、来るなと「差別」する。

★さて、「かかしの遠吠え」はここまでとして。
永六輔さんの言葉があるんです。

後ろ姿追いかけた〈小沢昭一さんを悼む〉(2012年12月18日)
■永六輔(ラジオタレント)
・・・
 このごろ誰かが亡くなると、テレビはすぐに寄ってたかってその人を名人上手にして、「天国にはお仲間がたくさん待ってらっしゃいます」なんて言いますね。でも僕は小沢さんはそういう中に入ってほしくない。小沢さんは天国には行かないの。似合わない。小沢さんは草葉の陰にいるんです。ちょっと草をどけるとそこにいるんです。

これが気に入ってしまいました。
「小沢さんは草葉の陰にいるんです。ちょっと草をどけるとそこにいるんです。」

どうもね、道端の草をかき分けたら、ホトケノザがあって、そこに小沢さんがちょこんと座ってひなたぼっこをしているような気がしてならない。
わたくし・かかしも、ホトケノザの葉の上で日向ぼっこしたいと以前から申しておりました。

小沢さんもきっといますよ。
で、ハーモニカかなんか吹いてたりして。
ゼッタイ。
幼いホトケノザをみて、そんな思いが重なるんです。
小沢さんにふさわしいですよね。

お寒うございます

0104_1koori 2013.1.4
今朝も庭の池に氷が張りました。
だんだん地熱も奪われていき、凍りやすくなるでしょうね。
北の方では、一日中「冷凍庫」状態が続きますが、そこまではいかないにしても東京も「冷蔵庫」状態です。冷蔵庫の温度設定は3~4℃。朝はそれより低く、予報による最高気温は6℃。ね、冷蔵庫状態ですね。
子らが家にいて正月にたくさんの食料を買い込んでいた時期には、生もの以外は屋外の物置において保存したこともありましたっけ。

0104_1ityou
すっかり裸になったイチョウの木が青空にすっくと立っています。
代謝活動による発熱はほとんどないでしょうから、おそらく「芯まで冷えて」いるでしょう。
外気温とほぼ同じ。

細胞内の液体は、純水ではないから、凝固点降下で氷点が下がる。
これは高校化学でよくいうのですが、それだけではないですね。
細胞外の液が凍ればかえって細胞内の濃度が上がって凍りにくくなる。
「過冷却」というのもあります。
さらに、不凍たんぱく質というものを作って、たとえ細胞内に氷ができ始めても、結晶が大きく長く成長して細胞を突き破ることがないように、たんぱく質が氷を微結晶で押さえ込むという方法もあります。
それでも強烈な低温では木が凍ってしまい、液体の水から氷への体積膨張で木が裂けることがあるそうですね。
すさまじいことです。

昆虫の越冬でも、同様で、凝固点降下、過冷却、不凍たんぱく質などで、凍結に対抗します。
越冬している蛹をみると、しみじみ、すごい能力だなぁ、と感心します。
東京あたりでは余り極端な低温にはなりませんが、寒い地方では蛹も凍ってしまうことがあります。一番怖いのは、蛹表面に水がついて、その水が凍り、蛹に傷をつけたりして、蛹の内部に氷を誘導してしまうことですね。低温でも、体表面はむしろ乾燥していた方がいい。

冬場、あまり掃除しないでください。落ち葉は積もったままの方がいい。
落ち葉が発酵するということもあるでしょう。発酵で発熱するかもしれません。
落ち葉の間には空気層があって断熱性がいい。
落ち葉の下でなんとか越冬している昆虫のために、そっとしておいてあげてほしいと願うものです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E5%87%8D%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E8%B3%AA
ウィキペディアの「不凍タンパク質」という項目です。参考にどうぞ。

★別件ですが。
カマキリの卵の高さがその冬の積雪量を予想している、というのは誤りです。
おそらく、雪深い場所で、雪から突き出た木の枝にカマキリの卵がついているのを見て、おお、カマキリは卵を守るためにその冬の積雪量を予測して雪に埋もれない高さに産卵したのか、と思った方々がおられるのです。
それは素直な感想ですが、誤りであることが分かっています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%9E%E3%82%AD%E3%83%AA

雪国のカマキリの卵は毎年雪に埋もれない高さに産み付けられていて、その年の雪の高さを予知しているという言い伝えがあり、それを実証する研究がなされている[1]。しかし、昆虫写真家の海野和男は雪に埋もれるカマキリの卵を観察できることからその説に疑問を呈し[2][3]、また、弘前大学名誉教授の安藤喜一は、検証の結果「カマキリの積雪量予知は誤りである」との結論を出している[4][5]。

http://eco.goo.ne.jp/nature/unno/diary/200509/1128080016.html
「オオカマキリの産卵」

小諸ではちゃんとデータをとったわけではないが、オオカマキリに関する限り低いところから高いところまで、年による違いはあまりないように思う。小諸は雪 は比較的少なく、冬は乾燥も激しく、気温もマイナス10度以下に下がるから、雪の中に卵が埋もれた方がかえって暖かく、鳥にも襲われにくいので安全である と思う。

安藤喜一 「オオカマキリの耐雪性」『耐性の昆虫学』 田中誠二・小滝豊美・田中一裕編著、東海大学出版会、2008年

この本を三省堂書店で見かけたことがあるのですが、いくら虫好きでも素人の私が購入して読むには手ごわいし高価でした。

雪の中に埋もれる、というのは断熱性もあり、意外と温かなものらしいですね。
{「イグルー」や「かまくら」は雪の断熱性を利用しますね}

2013年1月 1日 (火)

明けまして御目出度う御座います

1230_kazari3
毎年お目にかけているかと思いますが、ネコとカエルがごあいさつ。

1230_kazari4
フクロウさんの知恵にあやかりたい。

1230_kazari5
左手をあげた猫と、右手をあげた猫。
いろんなタイプの運をうんと、かき集めましょうか。

↓この下は、虫が苦手な方は見ないか、拡大しないでくださいね。

巳年にちなんで、見事なヘビ型幼虫を再掲します。
0903_14birodo3
「あけましておめでとうございます」と申しております。(通訳しちゃいますね)

0903_11birodo3
「ヘビ年なので、かかしさんからお呼びがかかりました」
「本年も何卒宜敷御願申上奉候」(かかしさんの通訳は古臭いよなぁ)

私だってヘビ型なのよ
0825_7agehasp
と、アゲハ類の幼虫が申しております。確かにね。
「目」が「目立ち」ます。「目出」たいことです。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-4ba8.html
↑2012年9月17日 (月)の記事「ビロードスズメ幼虫:1」です。
ここから、「幼虫:5」までたどれます。
よろしかったらどうぞ。

新年 明けましてお芽出とうございます。

1226_2doudantutuji
ごあいさつ申し上げているのは、ドウダンツツジの冬芽です。

1230_kazari1
玄関です。
伊勢海老の絵は、ALSの中林基(おさむ)さんが描いた絵です。
この絵を購入したお金の一部はALSの研究の基金になったはずです。
もう20年も前に画集や作品を買いまして、壁などに掛けてあります。

ナンテンもマンリョウも庭から採ってきたものです。
ちょっと造花も交えて、華やかにしました。
1230_kazari11
明るくすると、赤が鮮やか。

今年は巳年。
1230_kazari2
障害者の授産所の手作り品を販売するテルベというお店がありまして、そこで毎年干支のものなどを買っています。
愛嬌があってすてきですね。

★中林基さんのカレンダーにあった詞を御紹介して、皆様に新年の贈りものとさせていただきます。

カレンダーも時計も
人間のものさし
生命あるものは
それぞれの時空をもっている
焦ることはない
自分の歩幅で
歩めばいい
          基

地球は星

人間のための
少しの便利さや
欲望を控えめに

全ての生命の
星だから
          基

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