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2012年11月29日 (木)

トリアージ

★朝日新聞の記事です。

災害時トリアージ、スマホで管理容易に ICタグと連動、伊藤忠が新システム販売(2012年11月24日)
 大災害時にけが人の治療の優先度をつける「トリアージ」で、スマートフォンとICタグを使って効率的に進めるシステムを伊藤忠商事が販売し始めた。これまでは容体などを紙に書いていたが、電子化することで自治体の災害対策本部とすぐに情報を共有できる。
 このシステムは、東芝のグループ企業が医療機関と共同開発した。災害時の拠点となる病院を持つ自治体や民間の医療機関向けに、伊藤忠が販売する。
 大きな事故や災害が起きたとき、被災者に救護所などでICタグ付きのカードを渡す。タグの情報をやりとりできるスマホの特徴を生かし、名前やけがの程度などを入力する。情報はサーバーにためられ、自治体の災害対策本部などにもすばやく伝えられる。
 巨大地震を想定して9月に高知県であった防災訓練で試験したところ、今までの紙によるトリアージと比べ、管理のしやすさが実証されたという。

このごろ、防災訓練などで、この「トリアージ」のことをよく耳にします。
限られた「医療資源」の中での最大限の努力、です。
救える人を救う。
ということは、救えないと判断した場合、黒いタグをつけて、後回しにします。
医療資源が豊富であれば、全力を注いで助けられるかもしれませんが、災害時などでは、それができずに、黒いタグになるわけです。

その「決断」がある、ということを、意識しているでしょうか。納得しているでしょうか。
市民の側がそれを知り納得していないと、災害後に、全力を尽くしてもらえなかった、というような不満が遺族に残るかもしれません。
なんとか、そのあたりを、きれいごとではなく、みんなが知るべきだと思っています。
ただのきれいごとで、正義感で、「助けられる人を助ける」と高揚してほしくないのです。

http://www.yokosukashi-med.or.jp/topics/saigaimanual/3.htm
横須賀市医師会のサイトから引用。

1)トリアージの意義
 災害時等において、現存する限られた医療資源(医療スタッフ、医薬品等)を最大限に活用して、救助可能な傷病者を確実に救い、可能な限り多数の傷病者の治療を行うためには、傷病者の傷病の緊急性や重症度に応じて、治療の優先順位を決定し、この優先順位に従って患者搬送、病院選定、治療の実施を行うことが大切である。
 多数の傷病者が一度に発生する特殊な状況下において、現存する限られた医療資源の中で、まず助かる可能性のある傷病者を救命し、社会復帰へと結びつけることに、 トリアージの意義がある。トリアージとは、負傷者を重症度、緊急度などによって分類し、治療や搬送の優先順位を決めることであり、救助、応急処置、搬送、病院での治療の際に行う。

第4順位:不処置群(死亡群):黒色(0):・既に死亡している者又は直ちに処置を行っても明らかに救命が不可能な者

「明らか」を決定しなければならないのです。

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