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2012年11月12日 (月)

鏡の話:2

★深刻に悩まないことにしましょう。面白がって下さい。
Mirror2_2
鏡の前にステンレス製の容器を置いてみました。
上の部分は上に、下の部分は下に、写ります。
Mirror3
右の部分は右に、左の部分は左に写ります。

●あれ?鏡に写ると左右が反対になる、とか言いませんか?

実は、左右も上下も反対にはなっていないのですね。

Mirror4
奥行きが反転していますね。
手前のものは奥に、奥のものは手前に写るんですね。
これが、鏡の不思議さを生み出しているのです。
もし鏡の中の容器をこちらの世界に取り出すことができたとしたら?
ここに写っているような容器なら、重ねることができます。簡単です。

でも↓
Mirror5
よく引き合いに出されるのがこれ。手袋。

{ぐちゃぐちゃな手袋しかなくってごめんなさい。寒いときにモンパルに乗るために買ったもので、モンパルの前かごに放りこんだままになっていたので、こんなぐしゃぐしゃです。}

鏡の前にあるのは右手用の手袋ですが、鏡の中の手袋をこちら側に引き出せたとすると。
右手は入りませんね(軍手じゃないんで)。
左手用になってしまいました。
手のひら・手の甲・指の配列」こういう性質があると、鏡像が実物と重ならなくなるようです。

★どうしても鏡の中の手袋を右手にはめたければ、「裏返す」しかないですね。
逆に言うと、鏡の中では「ものが裏返って」いるんです。

鏡の像では「上下・左右は変わらず、奥行きが反転している」
という事態をよく考えてみましょう。

「靴下を裏返す」という動作をイメージして下さい。
足を入れる「口ゴム」の部分での上下左右は変更なし。
手を突っ込んで、爪先部分をつまんで引っ張り出す、と裏返しになります。
口ゴムから爪先への向きを反転させたのですね。

ほら、「上下・左右は変わらず、奥行きが反転している」という鏡の像で起きていることを、手で実行したことになりますね。

ものを鏡に写す、ということは「裏返し」をやっていることになりますし、鏡像は「裏返っている」のだということが分かりました。

{手袋や靴下の表面の構造とかは無視して考えて下さい。表面の形をかたどった、薄くてしなやかで滑らかな手袋を考えて下さい。}

「鏡の話:1」はこちらです↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-a420.html

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