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2012年11月

2012年11月30日 (金)

鏡の話:9:余話7

★乱数が必要なら
ゲームにサイコロはいいですが、シミュレーションなどする時に、大量の乱数が必要になったときにサイコロは手間がかかる。コンピュータで乱数を発生させる、という手があります。

★エクセルのシートで使う関数には「RAND関数」というのがあります。
ヘルプから引用

0 以上で 1 より小さい実数の乱数を発生させます。ワークシートが再計算されるたびに、新しい乱数が返されます。
書式:RAND()
解説: a と b の範囲で乱数を発生させるには、次の数式を使います。
RAND()*(b-a)+a

他にも、「RANDBETWEEN関数」というのもあります。

指定された範囲内の整数の乱数を返します。ワークシートが再計算されるたびに新しい乱数が返されます。
書式:RANDBETWEEN(最小値,最大値)
最小値       乱数の最小値を整数で指定します。
最大値       乱数の最大値を整数で指定します。

シート上で済む話でしたら、これが使えます。

★VBAでプログラムを書くなら「Rnd関数」があります。
「RANDBETWEEN関数」はないようです。(シート関数を引っ張って来るという手はありますけど。)

単精度浮動小数点数型 (Single) の乱数を返します。
構文:Rnd[(number)]
引数 number は省略可能です。引数 number には、単精度浮動小数点数型 (Single) の数値または任意の有効な数式を指定します。

解説:Rnd 関数は 0 以上、1 未満の範囲の値を返します。
・・・
システム タイマーから取得した新しいシード値を使って、乱数ジェネレータを初期化するには、Rnd 関数を呼び出す前に、引数を指定せずに Randomize ステートメントを実行してください。

任意の範囲の整数の乱数を生成するには、次の式を使ってください。
Int((upperbound - lowerbound + 1) * Rnd + lowerbound)

★サイコロシミュレーションなどやってみたくなりますね。
1~6の数をランダムに発生させたいわけですから
0≦x<1   これに6{=6-1+1}を掛けます
0≦x<6   さらに1を足します
1≦x<7
1≦a<2、2≦b<3、3≦c<4、・・・、6≦f<7
区間の幅は等しいですね。
ですから、このxの整数部を「Int(x)」として取り出します。
「Int((upperbound - lowerbound + 1) * Rnd + lowerbound)」の意味はこういうことなのです。

★ヘルプに「シード」という言葉が出てきますね。これは「ランダム・シード(乱数の種)」です。
「計算機」が出してくる「乱数」は計算で作ります。パソコン内部でサイコロを振っているわけではありません。
例えば、長い数字を自乗して、真ん中あたりから同じ長さの数字を取り出して、また自乗して、なんてことを繰り返すと、かなりでたらめな数字列が得られます。でも「疑似乱数」です。
{平均採中法といいます。}
最初に用意した長い数字=乱数の種を、また使えば、また同じ「ランダム風数字列」が出てきてしまいますね。
で、たとえば、パソコン内部で、刻々とかわる時刻などを「種」にして、繰り返されることのない疑似乱数を発生させよう、ということなのですね。
通常の使用に於いては、こうやって得られる乱数は、十分にランダムです。
乱数の検定、というのもありますが、ここでは踏み込みません。

昔、私の兄は大学の卒論で確か、コンピュータによる乱数の発生というようなことをやってましたっけ。50年近くも前のことです。計算によって数を作ると、必ず長い周期とはいえ「繰り返し」が発生するのですね。それをどのように回避するか、というのは重要な問題なのです。(古い話に飛びました、失礼。なんせ、記憶装置は磁気ドラム、という時代のことです。パソコンなど存在しませんでした。)

★エクセルのVBAで、サイコロの6つの目が均等に出るのかどうか、シミュレーションをしてみました。

プログラムの内容を例え話でイメージ化すると
●数学の先生が、授業で40人の生徒に対して、「各自が25回サイコロを振って、出た目を報告してください」と数学実験を始めます。そうすると、総計1000回サイコロを振った結果ができます。
こういう授業を100回行って、出た目を累積していきます。
毎年4クラスでこの授業をやって、25年のベテラン先生になる頃、延べ「10万回」を達成しますね。
{ほんとうにこれをやった方がいるかどうかは知りませんが、もしやったら、その記録は、教師間の財産になります。
実は、毎年、トウモロコシの粒々の色の違う粒の数を生徒に数えさせて、記録した生物の先生がいらっしゃって、遺伝の法則のものすごい検証をなさいました。私もそのデータを使わせていただいたことがあります。教師というのも、なかなか、根気のいる、すごい職業でしょ。}

●さてプログラムの実行結果
10万回、サイコロを振ったのですよ、エクセル君が。
Dice

横軸は、「授業の回数」
縦軸は、「出た目の全体に対する割合」です。
目が1か6かなんてあまり意味がないので、6色の色分けで充分ということにしました。

始め、ばらつきが大きいですが、10万回も振ると、大分値が収束してきました。
それでも思ったより結構ばらつくものですね。
最後の方を数値でお目にかけます。
91    0.16668     0.16543     0.16785     0.16658     0.16564     0.16782
92    0.16683     0.16540     0.16793     0.16649     0.16555     0.16779
93    0.16682     0.16532     0.16787     0.16646     0.16571     0.16782
94    0.16683     0.16527     0.16778     0.16638     0.16578     0.16797
95    0.16683     0.16541     0.16753     0.16662     0.16576     0.16785
96    0.16709     0.16538     0.16743     0.16647     0.16583     0.16780
97    0.16722     0.16530     0.16738     0.16653     0.16572     0.16786
98    0.16710     0.16534     0.16739     0.16642     0.16578     0.16798
99    0.16701     0.16556     0.16697     0.16669     0.16572     0.16806
100   0.16699     0.16580     0.16684     0.16652     0.16567     0.16818

グラフを見ると、通常のサイコロを使った遊びでは、6分の1の確率、なんて全然信用できないということがよく分かりますね。10回目のところ、サイコロを累計10000回振ってもまだ大きくばらついています。
人間のやる遊びではそんなには振りませんものね。
遊びは遊び。熱をあげすぎませんように。
ただ、賭場を開く側としては、総計でものすごい回数サイコロを振ることになるでしょう。
素人には技術的にもわからないし、回数的にも判断不能な回数しか振らないとしても、わずかに出目の偏ったサイコロであっても、長年にわたって賭場を開帳していれば大きな儲けを得ることは可能でしょうね。

★参考までに
↓プログラムに興味がおありでしたら
「DiceSimulation.txt」をダウンロード  
どうぞ。

ツマグロヒョウモン

1108_8tumaguro1 2012.11.8
狭い庭をぐるっと回って、さあ、外の道路へ、と思ったら、今回は運よく門扉の外のデュランタにツマグロヒョウモンが来ているのに気づきました。
気づかずに門を開けてしまうと飛び去ってしまうところです。
きれいなメスです。
しばらく門扉越しに眺めて、何枚か写真を撮ってから、そっと門扉を開けました。
案の定、飛び上がって、線路の方へ。
1108_8tumaguro2
線路の内側すぐのところです。
このあたりをしばらく舞ってから
1108_8tumaguro3
また門の脇のデュランタへ。
やっぱりデュランタって魅力的なんですね。
よかったよかった。
ひとしきりこうやって私の目の前で舞ってくれて、やがて去っていきました。
嬉しいですね、姿を見せにやって来てくれたような気がする。
ずいぶん秋深くまで活動します。

ササグモ

1108_7sasagumo1 2012.11.7
緑の実にいたササグモ。
1108_7sasagumo2
褐色に熟した実にいたササグモ。
この辺りでいつもササグモを見ていましたが、同時に2匹姿を見せたのは初めて。
個体識別のできない私に、2匹いるんだよ っ、と教えてくれました。
まだ成体になりきっていないように思いますが。
越冬は大丈夫かな。気をつけてね。

オンブバッタ

1108_1onbubatta 2012.11.8
車で外出して帰宅したら、ガレージにいました。
こんなところにいたら轢かれちゃうよ、とつまんで安全な場所へ退避させて車を入れましたが。
オンブバッタもまだ時々姿を現しますねぇ。
命の瀬戸際が近づいていますけれど。
生きられる限りをちゃんと生きています。

何かの幼虫

1107_12youtyu1 2012.11.7
昼の散歩の終わり。
玄関前に座り込んで、左の目の前で花を咲かせ実をつけているイヌホウズキを何気なく見ていたら。
葉の裏に、何かの幼虫がいます。
何とか鮮明な写真を撮ろうと頑張りましたが、失敗ばかり。
1107_12youtyu2
そばにアブラムシがいましたが、アブラムシとは違いますね。
1107_12youtyu3
アブラムシと接近してすれ違いましたが、何も起こりませんでした。
アブラムシを食べようという幼虫でもないらしい。
なんだかよくわかりません。
私の知識の範囲では調べがつきませんでした。

フウセンカズラ

1107_10huusenkazura 2012.11.7
線路の柵の横棒の上面。
この上にフウセンカズラが伸びてかぶさっているわけではありません。
保育園児の身長では届かない高さ。
風で飛んで来るなどということはあり得ないし。
鳥の糞でもない。
ということは、大人の方が拾って、乗せたのでしょうね、そうとしか思えませんが。
ちょっと、あれ?ん?という感じでした。
それ自体はごく普通のものですが、存在する場所がね、なんだか「物語」でも引き出してくれそうですね。

ビヨウヤナギにて

1107_7himekamenokotentou 2012.11.7
ヒメカメノコテントウが葉っぱの先端にいました。
飛び立つかなとしばらくシャッターを半押しにして見ていましたが、飛んでくれませんでした。
翅を開く瞬間、など撮りたかったのですが。
前進してきて、先端に達すると飛び立つことも多いのですけれどね。

1107_8sasagumo
ササグモが、幼い葉のくぼみに陣取っていました。
サイズがちょうどマッチしていて、お、かっこいい、という感じでした。
突き当りの日溜まり。
虫の休息場所です。

キチョウ

1107_6kityou 2012.11.7
デュランタの花にて。
モンシロチョウは見かけなくなりました。
ヤマトシジミはまだ飛んでいます。
デュランタはいい蜜源らしくて、チョウがよく来ています。

フタモンアシナガバチ

1107_9hutamon1 2012.11.7
セグロアシナガバチは単独で日溜まりにいましたが、こちらフタモンアシナガバチのオスは集団でブンブン飛び交っています。
1匹がとまると、それをメスと間違えるのか、次々と別のオスが飛びついてきます。
で、わいわいやって、ぱ~っと解散、飛び去ります。
1107_9hutamon2
1匹が残って、1匹が飛び去るところです。
繰り返し繰り返し、そうやって日向ぼっこをしています。
1107_9hutamon3
たまには、小休止。
エネルギー補給をするのもいて、フウセンカズラの花で蜜を吸っていました。

セグロアシナガバチ

1107_5seguroasinagabatim 2012.11.7
これオスじゃないかと思います。模様はセグロアシナガバチですが、少し小型です。
去年までこの11月の時期、フタモンアシナガバチのオスの「日向ぼっこ」は必ず見られましたが、今年は、加えて、セグロアシナガバチもかな、と思っています。
集団で来ているわけではありません。おそらく1匹、多くても2,3匹が門の辺りから線路際にいて、よく出会います。
特徴的なのは、腹部を背側に反らせるのですね。なんども反らせています。
何か交尾行動の名残なのかな、とも思いますが、確証は何もありません。
1107_11seguro1
これは門柱の溝のところ。
ほら、腹を反らせていますね。
1107_11seguro2
フタモンアシナガバチの場合は、オスの顔面は黄色いので、これはどうか、と狙ってみました。
実はメスの顔もよく知らないので、比べようがありません。
なんとなく、フタモンアシナガバチのオスと似た雰囲気は感じます。
1107_11seguro3
全体がよくわかる一枚。
攻撃性なんか全くありませんので、じっくりと近づいて撮影しても大丈夫。
ハチを過剰に怖がると、かえって危険です。
怖がるべき状況はきちんと怖がって警戒し、対応しなければなりませんが、こういう秋の日のアシナガバチは見ていてあげればいいのです。


2012年11月29日 (木)

鏡の話:9:余話6

サイコロと鏡
★久しぶりに鏡に帰ってきましたよ。
0saikoro6
ごく普通のサイコロです。
各面の「目」は「裏表足して7」ということは多分ご存知のことと思います。

さて、サイコロを鏡に映したらどうなるのでしょう?
0saikoro7
右が実物。左が鏡像です。
なんたって、x、y、zの3本の軸がありますからね。カイラリティが発生します。
サイコロを、1・2・3という三つの目が同時に見えるように目の前に置きます。
で、1→2→3という回転方向が反時計回りのものが普通のサイコロです。
これが写真の実物の方です。あるいは最初の写真。
鏡像の方は時計回りですね。
これは重なりあわないのです。

「足して7」ルールだけではサイコロというものは「一意に(ユニークに)」定まらない
のですね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%AD
ウィキペディアの「サイコロ」という項目から

サイコロの目の割り振りは「天一地六東五西二南三北四」と決まっており、方角を示す道具としても使われる(つまり1の目がある面が上である)。「南三」でなく「北三」になっているサイコロもあり、「南三」を雌サイコロ、「北三」を雄サイコロと呼ぶこともある。また、舟になぞらえて「天一地六表三艫四面舵二取舵五」とも言う。サイコロの雌雄の見分け方は、1・2・3の面が集まる頂点を正面に置き、1→2→3の順に見たときに時計回りになるのが雄サイコロ、反時計回りになるのが雌サイコロである。

「天一地六東五西二南三北四」を図にしてみました。
Saikoro
南西の方角、少し上からこのさいころを見下ろしたとイメージしてみて下さい。

「1→2→3」が反時計回りになっていますね。
これは「雌のサイコロ」です。

サイコロにカイラリティがあるのは当然知っていましたが、「サイコロの雌雄」というのは今回調べてみて初めて知ったことでした。
賭場なんて男の世界だろうし、昔のことだからきっと、賭場では雄のサイコロを使ったのかな、と思って調べてみると、どうも、昔から雌のサイコロの方が正式なサイコロであるらしいです。

◆余計なつぶやき
・メスは実体的な存在だが、オスは実体のない「虚」ろなものでしかないのだなぁ。{鏡像だから}
・「男と女の間には深くて暗い川がある・・・♪」いや「男と女の間には虚実を分かつ鏡がある・・・♪」
・ヒトの世界は「男と女の大騒ぎ」。 虚実皮膜のあわい、に過ぎないのだ。

★バカなこといってないで。
ウィキペディアには次のような記述もありました。

目と重心
サイコロの目は、もとの六面体を凹ませることで作るため、目の分だけ各面から質量が取り除かれることになり、重心に偏りを生ませる。特に、最も数の差が大きい1の面と6の面が向かい合っているため、目の大きさが全て同一のサイコロは1の面側に重心が偏り、転がした際に6の面がもっとも上になりやすく、乱数発生に不都合が生じる。そのため、このことを考慮したサイコロでは、各面に刻む目の容積をその数に反比例させ、1の目が最も大きく、2はその半分、3は3分の1、…6は6分の1、という具合に徐々に小さくなるようにし、各面が失う質量を等しくすることにより、重心の偏りを避ける工夫がなされている。ただし、市販のサイコロの大部分はそこまで行わず、1の面の目だけが大きく他は同じ大きさといった程度である。この場合、最も上になりやすいのは5の面である。
また、各々の面において目の配置が点対称あるいは左右対称なのも、配置による重心の偏りをなくすための工夫である。
さらに、カジノゲームのクラップスや競技バックギャモンで使われるダイスでは、少しでも重心の偏りをなくすため、目を凹ませた後に素材と同比重の塗料(もしくは本体と同材質異色の材料)で埋めてある。また角も丸められてはいない。これらをプリシジョン・ダイス(precision dice、精密ダイス)という。
また、各目に穴を空けずに塗装するだけのサイコロもある。もちろん、このようなサイコロには重心の偏りがない。

あの「目のくぼみ」による重心のズレなんて考えたことがありませんでした。
なるほど、1の目は大きいよなぁ。
そこまで厳密な乱数性が私には必要ないし。

★こんなことを考えていたら、
サイコロの出目を調べた論文がありました。ご紹介します。関心がおありでしたらどうぞ。
http://www.nagano-c.ed.jp/seiho/risuka/2009/2009-1.pdf
「サイコロの確率~各目の出る確率は本当に6分の1なのか~」

ヒメグモ

1107_3himegumo 2012.11.7
庭のフウセンカズラのネットに巣を作ったヒメグモ。
白い花殻を集めて、隠れ家を作ったところをお目にかけました。
枯れて、茶色になりましたが、やはり単に集めてきたというだけではなく、家を「構築」したのであることが良く分かります。
普段はこの下に入っていて姿は見えないことが多いのですが、この時は餌を食べた後でしょうか、出てきていました。
この写真では2匹ほどかかっていますね。
まだこういうのが飛んでくるんだ、いい場所に巣を張りました。

ネコハエトリ

1107_2nekohaetori1 2012.11.7
アジサイの葉にて。
これはフラッシュ使用。
1107_2nekohaetori2
フラッシュを使わないとこうなります。
葉の向こう側から陽射しを受けているので、影絵のようになりました。

「ネコ」という名前を奉った命名者に感謝します。
なんだか、ネコっぽいです、見れば見るほど。
色、毛並み、顔つき。このクモ大好きです。
いい名前もらってよかったね。

ヤマトシジミ

1105_14yamatosijimi 2012.11.5
色づいたカエデの葉の上です。
影の様子でお分かり頂けると思いますが、やはり背中を完全に太陽の方に向けて光を受けています。
昆虫の複眼では、とくに「振り向かなくても」、太陽の位置が多分見えるのだと思います。
ヒトの前面しか見えない目とは違うので。
それに加えて暖かさが最大になる方向へ体を定位する、のだと思います。
みごとな生きる知恵ですね。

オオスズメバチ

1105_13oosuzumebati1 2012.11.5
ハラビロカマキリを見かけたサザンカの花のちょっと離れた位置の花。
大型のハチがいました。
ん?なんだろ。
スズメバチの仲間だな、とはすぐに分かりますが。
1105_13oosuzumebati2
これ、オオスズメバチじゃないでしょうか。
これまで全然姿を見かけていませんでしたが、どこか比較的近くに巣があったのでしょうか。ドキっ。
1105_13oosuzumebati3
この模様ねぇ。オオスズメバチのようですね。
1105_13oosuzumebati4
もうサザンカのオシベの中に頭を突っ込んで夢中です。
奥に蜜があるのですね。よほどおいしいのでしょう。
単眼がはっきり見えるところまで近づいてしまった。
別に身の危険は感じませんが、さすがに迫力があります。
1105_13oosuzumebati5
移動。
飛び出してきたところをパチリ。なんとか写った。
このまま視界の外へ飛び去って行きました。

来年も、平和共存路線でいこうね。お互いのために。
とまぁ、呟いた次第です。

ハラビロカマキリ

1105_12harabirokamakiri 2012.11.5
サザンカの花にて。
餌になる昆虫のくる場所を知っているんですね。
おっ、と思ってレンズを向けたら、何か用か、と振り向かれてしまった。
カマキリのこの「何か用か」という視線、迫力ありますね。恐れ入りました、という気分にさせられる。
まだ餌をとって食べる気力・体力があるようで、ほっとしました。

アシナガグモ幼体

1105_11asinagagumo1 2012.11.5
ルコウソウやモミジルコウが密集しているところに網を張っていました。
小さいです。
足の先まででも1cmを少し超えるくらいか。でも一人前の網を張っています。
1105_11asinagagumo2
この場所は風が吹き抜ける場所で、安定した場所とは言い難いのです。
2日くらいここにいましたが、その後見えなくなりました。
餌も少なくなってきたし、大丈夫かな、と気がかりです。

ブルーサルビア

1105_9bluesalvia 2012.11.5
こんなに遅くまで咲く花でしたっけ。
途中で一回、丈を詰めたのが影響しましたか。
そんなにわんさか虫が訪れているという感じはしませんが、私たち人の目には優しい紫色が映えます。
嬉しいな。

トリアージ

★朝日新聞の記事です。

災害時トリアージ、スマホで管理容易に ICタグと連動、伊藤忠が新システム販売(2012年11月24日)
 大災害時にけが人の治療の優先度をつける「トリアージ」で、スマートフォンとICタグを使って効率的に進めるシステムを伊藤忠商事が販売し始めた。これまでは容体などを紙に書いていたが、電子化することで自治体の災害対策本部とすぐに情報を共有できる。
 このシステムは、東芝のグループ企業が医療機関と共同開発した。災害時の拠点となる病院を持つ自治体や民間の医療機関向けに、伊藤忠が販売する。
 大きな事故や災害が起きたとき、被災者に救護所などでICタグ付きのカードを渡す。タグの情報をやりとりできるスマホの特徴を生かし、名前やけがの程度などを入力する。情報はサーバーにためられ、自治体の災害対策本部などにもすばやく伝えられる。
 巨大地震を想定して9月に高知県であった防災訓練で試験したところ、今までの紙によるトリアージと比べ、管理のしやすさが実証されたという。

このごろ、防災訓練などで、この「トリアージ」のことをよく耳にします。
限られた「医療資源」の中での最大限の努力、です。
救える人を救う。
ということは、救えないと判断した場合、黒いタグをつけて、後回しにします。
医療資源が豊富であれば、全力を注いで助けられるかもしれませんが、災害時などでは、それができずに、黒いタグになるわけです。

その「決断」がある、ということを、意識しているでしょうか。納得しているでしょうか。
市民の側がそれを知り納得していないと、災害後に、全力を尽くしてもらえなかった、というような不満が遺族に残るかもしれません。
なんとか、そのあたりを、きれいごとではなく、みんなが知るべきだと思っています。
ただのきれいごとで、正義感で、「助けられる人を助ける」と高揚してほしくないのです。

http://www.yokosukashi-med.or.jp/topics/saigaimanual/3.htm
横須賀市医師会のサイトから引用。

1)トリアージの意義
 災害時等において、現存する限られた医療資源(医療スタッフ、医薬品等)を最大限に活用して、救助可能な傷病者を確実に救い、可能な限り多数の傷病者の治療を行うためには、傷病者の傷病の緊急性や重症度に応じて、治療の優先順位を決定し、この優先順位に従って患者搬送、病院選定、治療の実施を行うことが大切である。
 多数の傷病者が一度に発生する特殊な状況下において、現存する限られた医療資源の中で、まず助かる可能性のある傷病者を救命し、社会復帰へと結びつけることに、 トリアージの意義がある。トリアージとは、負傷者を重症度、緊急度などによって分類し、治療や搬送の優先順位を決めることであり、救助、応急処置、搬送、病院での治療の際に行う。

第4順位:不処置群(死亡群):黒色(0):・既に死亡している者又は直ちに処置を行っても明らかに救命が不可能な者

「明らか」を決定しなければならないのです。

2012年11月28日 (水)

鏡の話:9:余話5

★正多面体コレクション
0saikoro1
これサイコロです。(賽・采)
正六面体のサイコロは普通の正六面体ですが、その他にプラスチック製の正四面体、正八面体、正十二面体、正二十面体のサイコロを見つけたので買ってきたものです。これで正多面体5種類が揃いました。
凝り性ですね、私も。
ここに写っている正二十面体サイコロは、1~20まで刻んであるようですが、正式な「乱数サイ」は同じく正二十面体サイコロですが、0~9を2組刻んであります。

★ところで「双対性」ってご存知ですか?
「そうついせい」と読むのが「相対性」と紛らわしくなくっていいと思いますが、どちらも「そうたいせい」と読む方もいます。

正六面体の各面の真ん中の点を頂点とする多面体を考えると、それは正八面体になります。
逆に、正八面体の各面の真ん中の点を頂点とする多面体を考えると、それは正六面体になります。
「正六面体と正八面体は「双対」の関係にある」といいます。(duality ですね。)
「正十二面体⇔正二十面体」これも双対。

ところがですね、正四面体はどうか。
正四面体の各面の真ん中の点を頂点とする多面体は、また正四面体なのです。
これがまた、正四面体のユニークなところですね。

視覚的に分かりやすい図をご紹介しますので、ご覧ください。
http://ds.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~math/toybox/polyhedron_soral/explanation/037_4.html

★変なサイコロをご紹介します。
0saikoro2
透明なケースの中にプラスチックの球が入っています。
そもそも、このケースがユニークで気に入っているのですが。
どうやって開けるか、かなり難しい。ここからもうパズルになっている。
0saikoro3
「コ」の字型のパーツ2つを組み合わせてあるんですね。これが分かるまでには結構悩みますよ。
さて、中身の球なのですが。
0saikoro4
転がすと、なぜか、必ず何かの「目」を上にして止まるのです。ここでは2の目が出ています。
目は六つあって、球体サイコロなんですね。
???
どうして?球なのに。
0saikoro5
ここではは1の目が出ています。

なんで?

もちろん、中を空けてみたわけではないのですけれど、推論するに、中に空洞があって、丸い錘が入っている。空洞の隅に錘が入ることで、その真上のところの目が出る、ということですね。

ではどんな空洞なのかな?
球体サイコロなのだから、中には正六面体のサイコロ型の空洞があるのかな?
そうすると、正六面体には8つの頂点がありますから、静止するポイントが8カ所になってしまいますね。それはマズイ。
正六面体と正八面体は双対の関係にあるのでしたね。
ですから、球の内部には、正八面体型の空洞があるはずです。
正八面体には6つの頂点がありますので、錘がその6つの頂点のどれかに入った時に、その真上がサイコロの目になっているようにすればいいのですね。
推論するって楽しいことです。
中をあけなくっても、絶対これっきゃあり得ない、という構造を推論で「透視」できました。


0saikoro8
これは正八面体型サイコロ。
「6.」となって「.」があるのは、「9」と区別するためです。
{正八面体型サイコロでは「9」はないのですが、「これは9だ」主張する人もいるかもしれませんので。また、正十二面体や正二十面体のサイコロでは、実際「6」と「9」は区別しなければなりません。}

では、これは?
0saikoro9
正四面体を二つ重ねてつまんでいます。
これで一つの多面体だと考えてみて下さい。
正三角形が6枚でできた多面体です。
これは「正六面体」とは言わないのでしょうか?

意外と正多面体の定義ってちゃんとやってないかもしれませんね。

すべての面が合同な正多角形で構成されていて、しかもすべての頂点において接する面の数が等しい(各頂点に集まる辺の数が全て等しい)凸多面体のこと。

一応、5つの正多面体でチェックしておいて下さい。

写真のように、正四面体を二つ重ねた場合。
合同な正三角形6枚でできていることは確かなのですけれど。
指で挟んでいる頂点には、3枚の面が集まっています。ところがそれ以外の(横の)頂点には、4枚の面が集まっていますね。
ですから、この写真のような多面体は正多面体とは言わないのです。

ホントに私の話っていくらでも飛んで歩きます。笑っておつきあいください。
「かかしの話は脱線・命」

★脱線ついでに。もういっちょ。
サイドタ」ってご存知ですか?

「サイコロ」は「コロコロと転がる・賽」ですよね。
「サイドタ」は「ドタッと倒れる・賽」です。

数学教育研究協議会の小沢さんが確率の授業のために「発明」した品物、というか概念。
サイコロは6つの目の出る確率が等しいことが基本的に重要な性質ですね。で、ランダムに目が出る、ということを誰もが信頼して遊ぶわけです。{若い頃、小沢さんとは研修会などでよく一緒することがあって、お話を伺ったり、議論をしたものです。懐かしい方です。}

では、ティッシュペーパーの箱のような形をした六面体を考えて下さい。その各面に1~6の目がある。
で、これを投げます。
   ドタッ
ですよね。とてもじゃないがコロコロとはいかない。
で、出る目は明らかに偏ります。等しい割合で出るわけがない。
こんな偏った出目のサイコロなんかじゃ誰も遊んではくれませんけど。
でも、サイコロというものの意味、各々の目が出る確率が等しい、ということの意味を理解するにはもってこいの教材だとは思いませんか。

各目が出ることが「同様に確からしい」という言葉をよく使うのですが、なんだかあいまいでしょ。
サイドタはどう見たって「同様に確か『らしくない』」じゃないですか。
そのことが、かえって、「確からしさ」を考える上で重要なことなのですね。
ユニークな教具です。

休み休み歩け

★FMの懐メロかけ流し番組をかけながら、寝転んで雑誌を読んでいたら、水前寺清子さんの「三百六十五歩のマーチ」がかかりました。
以前にも「一日一歩 三日で三歩 三歩進んで 二歩さがる」というのは若い人の話。
人生撤退戦を遂行するには「三歩進んで四歩さがる」で着実に撤退しましょう、と書いたような気がします。

★今回は、「腕を振って 足をあげて ワン・ツー ワン・ツー 休まないで 歩け ソレ」というフレーズに引っかかっちゃった。
もう疲れましたよ、休み休み行きましょうよ。
ステッキついて、とぼとぼと、あんまり上がらなくなった足を、何かに引っかけて転ばないように慎重に、ゆっくりゆっくり、休み休み、参りましょう。
あせることはなんにもない。誰にもかならず「お迎え」はくるんですから。
何だか、古すぎか。
元気な人は少々鬱陶しいな。
「やすみやすみ歩け♪」

ヤブガラシ

1105_7yabugarasi1 2012.11.5
なかなか黒くなりませんで・・・
1105_7yabugarasi2
結構カラフルなものです。
おもしろいな。

ネコハグモ

1105_6nekohagumo1 2012.11.5
デュランタの葉に白いもの。
ネコハグモの巣だろうと思うのですが、それにしては、「天幕」が分厚いようです。
もともと天幕網といって、へこませた葉に、天幕状の網を張ってルーズな空間を作るのではありますが。
これはずいぶんしっかりとした天幕です。
ネコハグモだよねぇ、と覗いてみました。
1105_6nekohagumo2
ネコハグモです。腹部しか見えませんが、間違いない。
で、空間が狭いですね。
夏場はもっとルーズでオープンで広い空間を巣にしますが。
これは「籠っている」という感じ。
やはり寒くなってきたせいなのでしょう、と想像します。
時々、この巣の外に食べ終えた餌がありますから、出てきて食事はしています。

オシロイバナ

1105_5osiroibana 2012.11.5
ダイニングルームの窓の下の黄色のオシロイバナ。
昼の散歩の時の撮影で12時25分頃。
1105_10osiroibana
赤いオシロイバナ。これも12時40分頃の撮影。

あれ?
真昼の時間帯に開いていますね。
夕方開花して、夜中開いていて、朝しばらくしてしぼんでしまうのではなかったか。

ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%8A

英語ではFour o'clock、中国語では洗澡花(風呂に入る時間から)、煮飯花(夕飯の時間から)などと呼ばれる。

おそらく、気温が低くなってきたせいではないでしょうか。
しぼむ、ということにも、植物側のある種の積極的な関わりがあるのかもしれませんね。
ただ終わったから放っておけばしぼんじゃう、というものではないのかもしれません。
「しぼむ」という動作をしているのが、気温の低下でうまくいかなくなったのではないか、と想像します。

ヤツデ

1105_3yatude 2012.11.5
ヤツデの花の準備
ぐんぐん伸びます。
一週間後↓
1112_2yatude1 11.12
ほら、もうこんなです。
てっぺんに花が咲いています。
咲き始めはオシベが長くて「雄花」のように働いて、花粉を送ります。
花が熟成すると、今度はメシベが伸びて「雌花」のように働いて、花粉を受け取ります。
自家受粉を避けるために、時期をずらすのですね。

植物はいろんな工夫をするものです。
アサガオみたいに徹底的に自家受粉戦法をとっているのもあるし。(花が開く前に中で受粉してしまうようですね。)
ツユクサみたいに、他家受粉ができなかった時の保険として自家受粉を可能にしたり。

これから、ヤツデの花の盛りが来ます。

ナンテン

1105_2nanten1 2012.11.5
わずかに残った実が赤くなりました。
この木の向こう側にセンリョウがありますが、そこにも少し赤い実があります。
1105_2nanten2
赤い葉がきれい。
向こう側から射す日に照らされると、美しく輝くのですが、それを写真に撮るのは難しいものですね。

ところで、我が家のナンテンもセンリョウも、結実率はずいぶん低い。
商品にするといったら、おそらくものすごい手間暇がかかるのでしょうね。
中間での「儲け」をできるだけ抑えて、育成した農家の方に十分な収入が行くようなシステムが必要だと、いつも思うんですよ。
値段というものは安ければよいというものではない。作った方が正当な額の報酬が得られるようであるべきなのです。と、古い爺さんは思う。

ハラビロカマキリの卵

1105_1harabiro 2012.11.5
これが1つ目。
1116_16harabiro 11.16
右が2つ目。
1121_11harabirokamakiri 11.21
3つ目。

おそらくは我が家生まれたあのハラビロカマキリたちの卵。
玄関に飾ってあります。正月の玄関飾りと多分一緒に飾られます。
我が家では、カマキリの卵はそういう扱いになるんですね。大事。大事。

夏に茂りすぎた木の枝を、妻はチョンチョンと切るのですが、その時に発見してきます。
パターン認識で「見えてしまう」のですね。いい目をしている。
子らが小学生のころ、ずっと累代飼育をしたものなぁ。
カマキリは人生の一部・伴侶ですね。
今も、夫婦二人で楽しんでおります。

オクラ

1104_5okra1 2012.11.4
今年最後のオクラの実。
もう夕方。この写真はフラッシュを使っています。
で、もう一回ながめると、夕日に輝いているなぁ。
1104_5okra2
ほら。
細かい毛が輝いています。
きれい。

商品として買ってきたF1の種は確かに収量が多かったですね。
その「子」の世代を今年栽培していたのですが、量的には少ないけれど、花を楽しみ、実を楽しみ。
家庭のベランダ園芸には不足なし。
摘んで、水洗いして、小皿に乗せて、適当にチン!
これがおいしい。ちゃんとぬめりも出て、青臭さもあって、最高。パクッ。
来年用に種も取ってあります。どうなりますことか。
楽しみ。

レンゲソウ

1104_4rengesou {写}2012.11.4
レンゲソウの双葉です。
双子葉だよ、っ。
ナットク。
来年のあの素敵な花を楽しみに、眺めています。
親が持たせてくれた栄養がこの双葉の中にある。
こんどは自分で光合成。自力で成長します。

動物も植物も、おんなじですよね。
幼いものは、動物も植物も、なべてかわいい。

2012年11月27日 (火)

鏡の話:9:余話4

話が全然「鏡」ではないのですが、続きで飛び回っているもので。

今日の話は昨日の続き。今日の続きはまた明日
です。

{私が十代の頃に聞いていた「ラジオ関東」の前田武彦さんと大橋巨泉さんのトーク番組「昨日のつづき」のキャッチ・フレーズ。高校生の森山良子さんたちが自分で作った歌を歌う「フォーク・カプセル」という番組と、連続して放送されてましたっけ。夜の10時半過ぎの番組だったと記憶しますが。}

★水晶の正四面体
0225quartz1
水晶製の正四面体。
これは教材ではないです。コレクションとして、机の前に置いてあるもの。
これを落っことすと割れますから、さすがに教材には使いたくありません。
正四面体にカットしたうえで、辺や頂点が鋭すぎるので、角度を少し変えて「鈍」にしてあります。

0225quartz2
真正面から中を見るとこうなります。
水晶の屈折率の高さと、面の角度のせいなんでしょうね。不思議な感じがしませんか?
きちんと計算してみる気にはなりません。
もし、レイ・トレーシングが簡単にできるソフトでもあったら、正四面体を入力して、屈折率を与え、いろいろな角度の光線を入射させて、どこに出てくるか見ると面白いと思いますが。私はそういうソフトを持ってないし、自分でプログラム書くのも面倒だ。

さらにですね↓
Quartz1
陽射しの中に置くと、影ができます!
全く透明なのに、光が後ろに来ない!
紙の上に置いての撮影なので、影が少しゆがんでいますが、これは紙の凹凸のせいです。
水晶の正四面体に向かって行った光は、ほとんどすべてが「脇」の方へ反射してしまうのですね。
辺を「鈍」にした部分は光ってますから、あそこは光が内部へ進入しているようです。
ですから、正四面体の面の角度と屈折率のせいで、内部に光が入れないということのようですね。

ということは↓
0225quartz3
手に持って明るい方へかざして見ると、こうなります。
光がさえぎられてしまって「光が来ない=黒い」という状態になりました。
この無色透明な水晶が「黒い」のです。面白いですね。

★想像するに。
ブリリアントカットのダイアモンドは、正面から入って行った光を、見ている側にほとんどすべて「返し」ます。しかも、屈折率が大きいから、白色光が分光されて。でダイアモンドは虹色に輝くのですね。ということは。
カットされたダイアモンドを持って、明るい方にかざして、カットの後ろ側から見ると、きっと黒く見えるんでしょうね。
論理的にそうなります。後ろ側には光が来ないのだから。

大きなダイアモンドをお持ちの方はぜひ実験をして写真を撮り、私に見せて下さい!

おいしそうなハエだなぁ

1103_8hae 2012.11.4
別に私がこれを食べたいわけではなくって。
去年は、ハラビロカマキリを最後まで飼育していました。
毎日昼の散歩時、捕虫網を持って、日向ぼっこしているハエを狙っていましたっけね。
大型のハエがいると、おっ、うまそう、と捕獲しました。
カマキリに感情移入しちゃうんですね。

1104_1onbubatta
オンブバッタがいればハエよりもっと「みずみずしく」っておいしいんじゃないか、と思うんですね。
おいしそうなオンブバッタです。

1104_2harabirokamakiri
ガレージの扉にいたハラビロカマキリ。
こんなところにいちゃダメでしょ、と手に乗せて、庭の木の茂みに連れて行きます。
今年は、飼育はしませんでした。
この写真の個体は3回くらい目の前に姿を現したとおもいます。大分弱ってきてはいますが、あちこち歩き回っているようです。

きっと来年に命が繋がって、また子どもたちに会えるでしょう。

ヒメバチの仲間かなぁ

1103_5hati1 2012.11.3
ヒメバチ科だろうなぁ、と、ぼんやりとしたことしか言えません。
1103_5hati2
産卵管があるので、メスですよね。
1103_5hati3
ビヨウヤナギの葉の上です。

時々こういう姿のハチを見かけます。
寄生バチです。ま、それは間違いのないところで。

http://himebati.jimdo.com/%E5%AF%84%E7%94%9F%E8%9C%82%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%A8%E7%89%B9%E5%BE%B4-%E5%86%99%E7%9C%9F/%E3%83%92%E3%83%A1%E3%83%90%E3%83%81%E7%A7%91-ichneumonidae/
とても詳しいサイトですが、私の方の「観察眼」が眼力不足で、よくわかりません。

ヒメバチ科は、膜翅目の中で最大の規模を有する寄生蜂の大きな一群で、日本からは30亜科402属1526種12亜種が記録されています(2012/10/30現在)。

だそうです。
まいった。
ハチ目(膜翅目) Hymenoptera > 細腰亜目(ハチ亜目) Apocrita > 寄生蜂下目 Parasitica > ヒメバチ上科 Ichneumonoidea > ヒメバチ科 Ichneumonidae

とこうきて、この下にまたやたらいっぱい「亜科」がきます。
コンボウアメバチという亜科のハチを見たことがあります。あれはこの写真のものよりもう少し大きかったな。

採集して、翅脈などきちんと調べればきっと同定できるのでしょう。
採集はしない人だからなぁ、ワタシ。
ここまでのご報告です。

スイセン

1103_4suisen 2012.11.3
スイセンが芽生えてきました。(もちろん球根からです。)
門の裏側の小さなスペースと、ダイニングの窓の下のスペースと、線路の柵の下と、3カ所、定例の場所があります。
一番日当りのよいのが、線路の柵の下。
でも、ここではみんなお日さまの方=線路の内側の方を向いて花が咲くので、後ろ姿しか見られません。
花を前から見られるのは門の裏あたりがいいですね。
正月あたり、見られるかな。
楽しみです。

オオチョウバエ

1103_3ootyoubae1 2012.11.3
この日、2カ所で見かけました。
1103_3ootyoubae2
別個体です。
こういうの見れば何げなく「オオチョウバエ」といってしまう私ですが、この2枚の写真のハエも、同じようですし、微妙に違うようでもあります。
昆虫のサイトを調べると、同じオオチョウバエで微妙な差があります。
まぁ、いいや。素人の趣味ですから深くは詮索しません。
私は別に不快ともなんとも思いませんが、不快昆虫だという人もいますね。

風呂場で見かけることもありますが、このハエのものすごい特徴というか特技は。
シャワーからも脱出してくることですね。
水に対してものすごく強い。シャワーの水流で濡れて流されるということはないようです。
でも、壁に止まっているのを手で叩けば簡単に叩きつぶせますよ。
とにかく水に強いのが特徴です。

1104_3ootyoubae 11.4
水面ではありません。窓ガラスの上です。擦りガラスではないけれど、外から見えないようにという凹凸のついたガラスの上。
ちょっと幻想的な雰囲気になりましたね。いいかんじ。
なんかね、微妙に、同じような、違っているような。
不思議なやつです。

****キンウワバ

1103_2itijikukinuwaba1 2012.11.3
フウセンカズラの茶色の実に何かがいる。
よくみても、何となく立体感がうまく把握しづらい、変なガです。
1103_2itijikukinuwaba2
横ショット。
1103_2itijikukinuwaba3
上から。これが変です。立体感が把握できないんだな。
1103_2itijikukinuwaba4
頭部のアップ。見慣れない顔してます。

★調べてみると「イチジクキンウワバ」か「ミツモンキンウワバ」だと思うのですが・・・

ガを徹底的に調べるならこのサイト↓
http://www.jpmoth.org/Noctuidae/Plusiinae/Chrysodeixis_eriosoma.html
↑イチジクキンウワバ
http://www.jpmoth.org/Noctuidae/Plusiinae/Ctenoplusia_agnata.html
↑ミツモンキンウワバ

両方見ても、やっぱりよく分からない。

ここに↓比較写真があるのですが、翅を広げてみたわけではなし。
http://www.jpmoth.org/other/A1Ctenoplusia_complex.jpg
http://www.jpmoth.org/other/A2Ctenoplusia_complex.jpg

イチジクキンウワバは
【幼虫食餌植物】 キク科:ゴボウ、イラクサ科:ノカラムシ、マメ科:ダイズ、スイートピー、フウロソウ科:ゼラニウム、バラ科:オランダイチゴ

ミツモンキンウワバは
【幼虫食餌植物】 セリ科:ニンジン、キク科:ゴボウ、マメ科:ダイズ、アオイ科:ワタ、タデ科:ミゾソバ

これでいうと、イチジクキンウワバの可能性の方が大きいかな。もし我が家で育ったとしたら。
スイートピーやオランダイチゴがあります。

ミツモンキンウワバの方では、差し当たってここに挙げられている植物はないはずですが。
マメ科もアオイ科もあることはあるのですけどね。

少しだけイチジクキンウワバの可能性が大きいかもしれないと思っています。
どちらも
   ヤガ科 > キンウワバ亜科
です。
初めて見たガでした。

ゴミ箱(その後)

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-4db1.html
↑2012年11月 2日 (金) 「ゴミ箱」で
「ゴミ箱ではありませんか!」
をご紹介しました。

記事を書いた翌日、ふと見たら
1103_1gomibako 2012.11.3
「わ」を消して「は」になっていたのが、また消されて「わ」に戻っていて。
「か」に濁点が書き加えられて「が」になり、「!」の脇に「?」が添えられていました。

「ここわゴミ箱ではありませんが!?」
どうしましょう。

落書きが「成長」してます。

オンブバッタ

1102_8onbubatta 2012.11.2
時々見かけます。
ぎりぎり生き残っているという状況でしょう。感情移入してしまって、撮影してあげたくなる。
卵で越冬だと思います。このメスは全部産卵を済ませたのかな。

フタモンアシナガバチ・オス

1102_5hutamon1 2012.11.2
フタモンアシナガバチのオスの日向ぼっこが続きます。
でも、体が温まっていないと、動きが鈍くなります。
写真には撮りやすくなりますけれどね。
1102_5hutamon2
おっとっと、ですね。ちょっと脚が滑っています。
人工物で垂直ですから具合が悪い。
木の幹などなら滑らないですが。

天気の良い日にはこのオスのアシナガバチも出てくる。そこへ保育園のお散歩でも来たら怖がるかもしれない。
もしそんなことになったら、オスだから手で触らない限り大丈夫、と教えてあげなくっちゃ、と。幼い子の声が聞こえてくると、2階からしばらく眺めている私です。

妻が道の掃除などしている時にお散歩の一隊がやってきても、保育士さんは妻と話をしながら子どもたちをのんびり遊ばせていますが、私が出ていくとね。
おばあちゃんはいいですけどね。
じいさん、というものは、どうも煙たいですよね。なにか厄介なことを言い出しそうだ。ちょっと引きますよね、当然。
ですから、なるべく私は遠くから眺めるだけ。何かあったら出ていけるようにはしていますが。

2012年11月26日 (月)

鏡の話:9:余話3

Mirror9
これナンダ?
海岸で見る「テトラポッド」のミニチュア?
いえいえ、これ「消しゴム」です。
広告で見かけてさっそく4個ほど入手。
SUN-STAR の「テトラ消しゴム」という商品です。
それをノートパソコンのキーボードに置いて、画面には鏡を立てて写したもの。
色分けすれば、光学異性体のモデルに使えるんですが、なんだか色を塗ってしまうのがもったいなくてね。そのまま、炭素原子の正四面体構造のモデルとしました。

色分けしていませんから、鏡像と実物は重ね合わせることができます。

Mirror10
奥行きだけが反転したということがわかりますね。
Mirror11
なんとなくアクロバティックな置き方。
自分で楽しんでしまいますね。

Diamond
これは商品が箱に入った状態ですが。
これを見て、ダイアモンド結晶が思い浮かぶようなら、かなりのものですね。

http://www.osakac.ac.jp/labs/matsuura/japanese/lecture/semicondic/ta/ta002.pdf
たった2ページのpdfファイルです。
この中の「図3」というのがダイアモンドの単位格子の図。
結晶としての単位格子はこれなのですが、単位格子を構成している炭素原子のイメージがかなりつかみにくい。
上の私の写真のように、正六面体の中心から4つの頂点へ向かって結合の手が伸びている様子がイメージできるようになると、すごくいいのです。この正六面体を積めば、ダイアモンドの単位格子が理解できます。

あるいは、正六面体をどう切ったら正四面体を切り出すことができるのか、というイメージもつかみやすくなります。

正六面体と正四面体の結びつきって、意外と分かりにくいものなのですよね。

というわけで、授業に使える正四面体コレクションでした。

★この「テトラポッド」風の消しゴム。なんとなくそういってしまいますが。
「テトラポッド」というのは登録商標だそうです。

「tetrapod」は「tetra」と「pod」に分けられます。
tetra は「4」の意味。
pod は「脚」の意味です。
で「4本脚」なのです。

monopod は1本脚で、カメラの固定に使う「一脚」というやつですね。
tripod は3本脚ですから、「三脚」。
では hexapod は?
hexaは「6」です。
六脚?そう、昆虫ですね。

mono、di、tri、tetra、penta、hexa、hepta、octa、nona、deca
有機化学で「これを覚えると結構便利だよ」といって数詞を教えました。
実際、英語の単語で、こういうのを知っているとすぐ分かる、というのも多いのです。
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/biology/chptr_1/1-1-3/num_word.htm
↑読んでみて下さい。ああそうか、ということも多いのではないでしょうか。

セイヨウミツバチ

1102_4mitubati1 2012.11.2
センダングサでしょうか、キク科の小さな花ですが、虫がよくやってきます。
丸っこくて黄色あるいはオレンジ色っぽいミツバチはセイヨウミツバチです。
1102_4mitubati2
後脚の花粉バスケットは少し花粉が入っているのかな。
ふかふかで暖かそうな感じのハチです。

眺めている分には何の問題もありませんが、つかもうとしたりして、虫の側として「自分が攻撃を受けた」と感じたら刺しますよ。ファンタジーの世界ではないので、ミツバチさんはフレンドリーだ、とは思わないように。あるいは幼い子にそう思わせないように。
一生懸命お仕事しているところだから、邪魔をしてはいけないね、と抑えてあげてくださいね。

カネタタキ

1102_3kanetataki1 2012.11.2
アジサイの葉陰にカネタタキらしきものが見えます。
アジサイの高さは私の身長より低いのですが、上の方の葉の間にいる虫をいいアングルで覗きこむのは難しい。
肉眼ではまず1匹の腹部が見えたのです。
写真に撮ってモニターを見ると、もう1匹いるようです。
1102_3kanetataki2
頑張ってここまで。
向かって左がオス、右がメスです。(産卵管でみてます)。
顔は見せてくれませんでした。
ペアでいるところを邪魔してはいけないでしょうから、これ以上深く覗きこむのはあきらめて退き下がりました。
この辺りで産卵するのでしょうか。
増えて下さい。楽しみにしてます。

クロヒラタアブ

1102_2kurohirataabu 2012.11.2
フウセンカズラの花の前でホバリングするクロヒラタアブ。
腹部の先端にピントが合ってますね。失礼しました。
こういう瞬間ではピントを思うようにはコントロールできません。
偶然に写ったものを楽しむしかありません。


ササグモ

1102_1sasagumo 2012.11.2
庭のフウセンカズラあたりに住んでいるササグモ。
ふと見たら、食事中。
この感じは多分ハチですね、捕まえたのは。
そう頻繁に近くに虫が飛んでくるわけではないでしょう。
大部分の時間を空腹で過ごすのでしょうね。
哺乳類のような、常に発熱してエネルギーを消費し続けなければ生きていけない動物と違って、省エネルギーな生き方をしています。
越冬前に十分な栄養が摂れますように。

アズチグモ:2

面白い姿のクモですから妻にも認識しておいてもらおうと、ランタナの花のところへ連れていったのですが、よく見せようと花を動かしたら、とびおりて姿を消してしまった。(11/1)

1103_9azutigumo1 2012.11.3
そうしたら、3日にまた同じ所に戻っていましたので、今度は透明プラスチックケースの中に飛び降りてもらって、これがアズチグモだよ、とじっくり見てもらいました。
1103_9azutigumo2
ケースの中ですから、じっくり撮影できるかと思いきや
1103_9azutigumo3
意外と難しかった。
何枚か撮影して、また元のランタナのところへおろしてやりました。
年に何回か見かけるクモですから繁殖しているのでしょうが、オスは見たことがありません。
いずれ見たいものだと思っています。


アズチグモ:1

1101_13azutigumo1 2012.11.1
玄関前に座り込んで、少し右後ろがマツバボタン。
右前がランタナ。のんびり花を眺めていたら、白いクモがいる。
覗きこんでみるとアズチグモのメスでした。
カニグモ科です。不知火型の横綱土俵入りを思わせるような、両手を広げたような格好がカニグモ科のクモたちの特徴です。
頭部の目のところがアズチグモの特徴です。
1101_13azutigumo2
仮面舞踏会のマスクみたいな独特な形。
花にいて、花を訪れる虫を捕えるようです。
チョウなどが花で蜜を吸っているのかな、少し姿勢が変だな、と思って近づくと、アズチグモに捕えられているところだったりします。

http://musisanpo.musikoi.main.jp/?eid=888010
ここに、いい写真がいっぱい。ページの下の方にはメスとオスの分かりやすい写真もあります。
よかったら見に行って下さい。



マツバボタン

1101_12matuba1 2012.11.1
咲き続けてくれます。
1101_12matuba2

1101_12matuba3

1101_12matuba4
秋の初めまでという感じがしていましたが、ずいぶん秋も深まってきました。
がんばりますね。
この4枚の写真の花は、玄関を出てすぐのところ、日溜まりですので、暖かいのだとは思います。
玄関前に座り込むと、どうしてもこれを撮りたくなります


フタモンアシナガバチ

1101_11hutamon2 2012.11.1
腹部の第2節の「二紋」が名前の由来です。
これだけくっきり腹部が見えるのも珍しいのでお目にかけます。
翅は何枚あるでしょう?

2012年11月22日 (木)

鏡の話:9:余話2

メタン
0225teabag1_2

エタン
0225teabag2

プロパン
0225teabag3

ブタン
0225teabag4
お分かりいただけますか。冗談みたいですが、分子模型よりイメージがつかみやすかったりするんですね、これが。
もちろん結合の長さなどは正しい割合ではありませんから、そういう話は別建てで。
牛乳のテトラパックでも同じことをやりました。

0225teabag5
こうきっちりと並べると、鎖状のケイ酸塩のイメージにも使えるんですね。
{今は危険な物質として広く知られる}アスベストですが、化学的には安定な物質。
繊維が「刺さる」ことがいけないのでしょうね。

何でも教材に見えてしまって。
「教師眼」というのでしょう。
おかげで、退職後はがらくたまみれですが。捨てにくくってね。
公費では買えない教材ですから、文房具やとか旅行先の土産物屋とか、ひらめくと私費をはたいたなぁ。

アブラムシ

1101_10aburamusi 2012.11.1
モミジルコウの花の花弁の縁にて。
翅のあるアブラムシだと思います。
ちょっと粋がって、真っ赤な花とアブラムシ、という感じにトリミングしたのですが、アブラムシだけトリミングするとこうなります。
1101_10aburamusi2
ぼやけていて申し訳ないです。
アブラムシの種類までは私にはわかりません。
秋も深まってきましたので、有性生殖世代でしょうね。

北海道大学・理学部・生物科学科のサイトから引用
http://www.sci.hokudai.ac.jp/bio/bio/b-0500.php

夏の間は胎生単為生殖を行うメスが自らのクローンを産みますが、秋から冬にかけてはオスが出現し、卵生有性生殖を行います。また胎生単為生殖世代では、密度などの環境要因によって翅を持つ有翅型と翅を持たない無翅型が生じます。

ウィキペディアから引用
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%82%B7

春から夏にかけてはX染色体を2本持つ雌が卵胎生単為生殖により、自分と全く同じ、しかも既に胎内に子を宿している雌を産む。これにより短期間で爆発的にその数を増やし、宿主上に大きなコロニーを形成する。秋から冬にかけてはX0型、つまりX染色体の一本欠けた雄が発生し、卵生有性生殖を行う。卵は寒い冬を越し、暖かくなってから孵化する。このとき生まれるのは全て雌である。

ヤマトシジミ

1101_9yamatosijimi 2012.11.1
オシロイバナの実を眺めていたら、そばでヤマトシジミが日向ぼっこしていました。
この場所は、日溜まりで、虫たちの日向ぼっこには絶好の場所です。
影の具合から見ると、少し斜め上から陽射しを受け止めていますね。
翅の翅脈には液体は流れていませんので、翅が温まっても、その熱を体に運ぶことはできません。
ですから、細い体で日光を受けることが大事。
秋が深まっていく時期に、翅を半分開いて日を受けているチョウがいたら、体を温めているのです。
そっと見守ってやって下さい。
体がまだ温まりきらないうちに無理に飛ばすのはかわいそう。
お日さま、あたたかいねぇ、と声をかけて、一緒に日向ぼっこ、背あぶりなどお楽しみください。

オシロイバナ

1101_8osiroibana1 2011.11.1
この黒いのは「果実」あるいは「実」ですね。
果肉がほとんどなくって、中に種がある。
種の「胚乳」がしろいデンプンの粉なのですね。で、その白い粉を「おしろい(白粉)」に見立てて遊ぶわけです。
もし、ヨウ素入りのうがい薬とか、ヨードチンキがありましたら、この白い粉にちょっと付けてみて下さい。ほとんど真っ黒けになります。ヨウ素‐デンプン反応です。
1101_8osiroibana2
オシロイバナの「花」と見える部分は実は「萼」なのだ、ということはそれなりに知られていると思います。
ということは、その萼の底部にあって、実が熟すのを支えてきたこの部分は「苞」になるのでしょうね。

お仕事ご苦労様。次の世代がまた栄えますように。

★参考サイト
日本植物生理学会‐みんなのひろば
http://www.jspp.org/cgi-bin/17hiroba/question_search.cgi?stage=temp_search_ques_detail&an_id=1465&category=mokuji
オシロイバナの種子

カラー

1101_7karaa 2012.11.1
つやつやと美しい緑の葉。
これ、ビロードスズメに丸坊主にされたカラーです。
その後、どんどん成長して、こんなになりました。

カラーの花っていつでしたっけ?5月ころでしたっけ。
今こんなに成長してしまって、いいのでしたっけ。
驚嘆しながら眺めています。

赤い目のハエ

1101_6shoujoubae 2012.11.1
前の記事に続きまして、情けないことに、これもまた、まったくお手上げです。
お、赤い目がきれいだ、と撮ったのはいいのですが。
ショウジョウバエにしては大きいし、背中の模様が違う。
ヒメフンバエに似てるかな、と思えば、いや小さすぎる。
ハエの世界は奥が深い。
とりあえず
ハエ
としか言えないなんて。悲しい。

自分でわかんないもの載せんなよな!
と思いつつ、お目にかけます。

ハマキガの仲間でしょうか

1101_3ga 2012.11.1
アジサイの葉にとまっていました。
この姿はハマキガじゃないかなぁ、と思うのですが、私の知識では同定できません。
参考としてご覧ください。

「みんなで作る日本産蛾類図鑑」というサイトがありまして
合計 80科 6021種 (画像:成虫4112種 幼虫672種)
すごいでしょ。これちゃんと調べればきっとヒットすると思うんですが、私の気力がもたなくて。
スミマセン。
http://www.jpmoth.org/
↑ここです。

ミスジハエトリ

1101_2misujihaetori1 2012.11.1
洗面台を歩いていました。そのために背景が真っ白け。
1101_2misujihaetori2
アダンソンハエトリも我が家にはいますから、生存権争いは起こっているのでしょうね。

争いといっても、互いに相手を攻撃するとかではないはず。
餌が競合しているときに、どちらがより多くの餌を獲得できるか、というような、餌の競合がおそらく一番激しい競争になるでしょう。

「生存競争」というとすぐ「食ったり食われたり」とか「弱肉強食」とかいう発想をするのは、ヒトという動物の本性丸出しですね。
同一種内で闘ってきたのが「ヒト」=ホモ属の歴史。
その自分の歴史を、他の動物にも投影してしまうという、あわれな「性(さが)」です。
自分がそうだからって、他の動物にも投影してしまうのは失礼ですよね。
いつになったら、ヒトは戦争をやめる、ことができるんでしょうね。ひょっとして無理なことなのかなぁ。

コスモス

1101_1cosmos1 2012.11.1
家の前では毎日キバナコスモスの花が見られますが、久しぶりに「元祖」コスモスを見ました。
葉がキバナコスモスとは全然違うのですね。
1101_1cosmos2
「本家」コスモスもやはりいいものです。
なんとなく、うれしくなりました。

★完璧な別件
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-f3f5.html
「ブンケブンケどんどん、ブンケどんどん♪」ってなんでしょう?
感心がおありでしたら読んでみて下さい。

2012年11月21日 (水)

鏡の話:9:余話1

鏡やそこに映る像の話はあらかた終わったのですが。
名残の話がありまして。

★私の「正四面体コレクション」を2,3回。
大したコレクションではないのですけど。
高校化学教師としては、炭素原子の一番安定な電子配置が「正四面体」状なので、それを生徒に視覚的に見せたいのですよね。
「正四面体」といえば習ってきたはずなのですが、すっきりイメージできる人は意外と少ない。
ピラミッド型は有名です。ピラミッド・パワーとかいうエセ科学もいっぱいありますね。
ピラミッド型は色々なところで見かけます。石を削ったもの、金属の置物・・・。
でもねぇ、ピラミッドなどというのは、あまりにも任意性が高くて、大して美的な形状ではありません。
ピラミッドの底面の正方形は一意に決まりますが、高さは任意ですからね。
308rocksalt1
岩塩ショップですが、手のひら状の台の上にピラミッド型にカットした岩塩も乗っています。
「只今マイナスイオン放出中」なんてどこかに書いてあったりして。
マイナスイオンがどんどん出ていったら、残った部分には正の電気がたまって、電圧がどんどん高くなって、そばを通ったら放電をバシッと受けるんじゃないか、などと茶化してましたがね。完全なエセ科学なんだけどな。

★さてさて、ところがです。
「正四面体」といったら、その一言で完璧に一意に決まるのです。
ユークリッド幾何の成立する空間だったら、宇宙のどこであっても、正四面体は一つしかない。
これこそ「美」でしょう。「球」も美しいですね。唯一絶対に決まりますからね。

もちろん正多面体は、正四面体、正六面体、正八面体、正十二面体、正二十面体の五つに限られることはギリシャの頃から知られていますし、どれも一意に決まる美しい立体です。
ただ、私にとっては、最もシンプルな正多面体だと感じられるのです。
正三角形がたった4枚でできてしまう。
美しいなぁ。
で、なんとか正四面体のオブジェクトを手に入れたいわけですが、これが、探し始めると少ないのです。
0225milk4
ご覧ください。牛乳。シュガー。紅茶。です。
シュガーは同僚が喫茶店にあったからもらってきた、といって分けてくれたものです。

0225milk1
この牛乳のテトラパックは懐かしいでしょ。1996年ごろかな。コンビニで見つけた復刻版ですね。
子らが小学校の頃はこれが普通にあった。でも配送のコストなどで、ブリックパックという直方体のパックに変わってしまったのですね。空間充填効率が高いから。

これを入手したころは、このテトラパックを教室に持っていくと、あ、なつかしい!と叫ぶ生徒がいっぱいいました。で、紙を円筒形にして、互いに直角な方向に封をするとこうなる、とか説明しながら感心を惹きつけ、炭素原子の正四面体構造に入って行くわけですね。
うけます。良い教材です。

0225teabag1
これはティーバッグなのです。
牛乳のテトラパックと同じで、円筒状の紙筒を交互に直角方向に切って整形したのでしょう。
ですから、一応正四面体型なのですが・・・
0225teabag6
ごていねいに、間違っちゃってるんですよね。
こういう形のピラミッドはないはずです。底面が正三角形のピラミッドねぇ。
しかも、登録商標になってますね。(registered trademark= Ⓡ)
ちょっと、恥ずかしい気がします。

これは数がたくさんあったのでいろいろ遊べました。

イヌホウズキにて

1031_12inuhouzuki 2012.10.31
イヌホウズキの実を見ていたら、アリが来ました。
そのお陰で、向こうの方にボケて写っているアブラムシに気付きました。
アブラムシも細々と生きていますが、アリは目ざとくアブラムシを見つけてやってきたのでしょう。
自分では植物体から直接汁を吸えませんが、アブラムシの「甘い排泄物」を求めてくるのです。守ってやっているかどうか私は自分の目で確認したことはないですが、確かにアブラムシのところにアリが来る、それは間違いのないところです。
アリの種類はクロヤマアリ。一番ポピュラーなアリですね。

学名を見ていて、ハッとしました。
Formica japonica
というのですが、「Formica」というのは「アリ」という意味だったと思います。ということは「日本アリ」のような命名なんですね。

★「蟻(ギ)酸」は「Formic acd」というのですが、これはまさに「アリの酸」という意味なのです。
大量のアリの死骸を「蒸留」して単離して得た酸性物質が蟻酸なのです。17世紀でしたか。
HCOOH ですね。

メタノールを酸化するとホルムアルデヒド=Form aldehyde が得られます。HCHOです。
さらにホルムアルデヒドを酸化すると蟻酸になります。
日本語では「ホ」と表記してますが本当は「フォ」と表記すると、ホルムアルデヒドと蟻酸の関係がつかみやすかったかもしれませんね。
高校化学教師の「さが」がつい出てしまいます。長い職業の記憶は消えないものです。

オニタビラコ

1031_11onitabirako 2012.10.31
ところどころでこの黄色い小さな花を見かけます。
夏場は大きくなりますね。1mくらいに伸びることもある。
あれと同じ種でしょうか?
草丈は10cmいくかな。
都会の隅っこで、しぶとく生き抜いています。
田畑ではおそらくしぶとい雑草なのでしょうが、ここではかわいい花です。

キンケハラナガツチバチ

1031_10kinke1 2012.10.31
あまり元気とはいえない様子でした。体温が上がらなくなってきたのでしょう。
右後脚を見て下さい。土がついてますね。
地面を掘って、コガネムシの幼虫に卵を産み付けますので、その仕事の名残でしょうか。
よくまぁ、地面の下の幼虫を見つけられるものです。
1031_10kinke2
この写真は、右の白い花のところに接して大きな顎が写っているのです。
なかなか何が写っているのか見づらいかと思いますが、丹念にご覧ください。
地面に穴を掘る時にこの大きくて強力な顎は道具として役にたつようです。
それにしても、まあ、すごい「金毛」ですね。
1031_10kinke3
飛びながら花を移るという体力状況ではないらしくて、歩いて次の花へ移って行きました。
ちょっと寂しい気もします。精悍なハチなのに。秋が深まります。
これはメスでしょうから、いずれ地面に降りて穴を掘って、成虫で越冬するはずです。
元気で、無事に冬が越せますように。

ササグモ

1031_9sasagumo 2012.10.31
ルコウソウの実にいました。
この辺りをテリトリーにしているようです。
大体この辺に立てば見つかる、という日が何日か続きました。
で、また消えますけど、きっと大丈夫。
見ている限りでここには鳥も来ないし、大型の捕食者はいないと思います。

フウセンカズラ

1031_8huusenkazura 2012.10.31
二人で「チュッ」。

1109_3huusenkazura 11.9
三人寄れば文殊の知恵。

お遊びでした。


キチョウ

1031_7kityou 2012.10.31
年内いつごろまでチョウが見られるのか、とにかく見られる間は撮ってみようと思っています。
ヤマトシジミとモンシロチョウがかなり飛びます。
キチョウも結構来ます。
線路の柵の中。フウセンカズラの奥の方にとまっていました。
中心のスポットのみに焦点を合わせられるので、こういう隙間を縫って奥の方の撮影ができます。
コンデジだと、思ったところにピントが行かなくっていらつきますけどね。これが一眼レフの快適さです。

ヒトリガかな

1031_5kemusi 2012.10.31
フウセンカズラの緑の実に大穴をあけて中に入り込んでいる「毛虫」を見ました。
なんだろなぁ。
ヒトリガの仲間にこういう毛むくじゃらのがいたように思うのですが、確定できません。
1101_4kemusi 11.1
翌日もまだいました。
ドクガの幼虫という気もしなくて放置したら、翌日にはいなくなっていました。
蛹になるためにどこか遠くへ降りていったのでしょう。
ケースに入れて、蛹化・羽化と追跡すべきだったかなぁ。
そこまでの趣味はないんですね。毛虫さんを愛でるところまでは修行が至らぬ私です。

2012年11月20日 (火)

鏡の話:8

話はとんでもなくあっちこっちに飛び回るのですが。

★右巻きの貝と右手
Makigai
この写真をご覧ください。
向かって右が実物です。大きな巻き貝の殻です。(Rと呼ぶことにします)
その写真を画像処理ソフトで、左右反転させたのが向かって左の写真です。(Lと呼ぶことにします)
上下方向と奥行き方向は同じ(保存されている)なのに、左右を反転させましたので、これは鏡像関係にあることになりますね。
Rは、成長して殻を伸ばしていくときに時計回りに成長していきました。これを「右巻き」と呼びます。
Lは逆に、反時計回りに成長したことになりますね。これは「左巻き」といいます。

巻き貝の巻き方をどう呼ぶか迷ったらこの写真に戻って下さい。


↓このR(右巻きの貝)に手を突っ込んでみました。
Makimigihidari
写真向かって右:右手を入れてみます。すんなり入ります。右手は体の内側向きに曲げられますから、貝の口から中へ手を入れることに困難はありません。

写真向かって左:左手を入れてみようとしますが、指や手首を強く反らせなければなりませんから、入れにくい。

★これに似た関係が、カタツムリと、カタツムリを食べるヘビの間に存在する、という話を読みました。これがこの記事の「主体」です。

★右利きヘビの仮説
巻き貝であるカタツムリを食べるヘビがいます。
で、食べられる側の巻き貝のカイラリティが、捕食者であるヘビにカイラリティをもたらす。
それがまたカタツムリの方へフィードバックされて、普通のカタツムリとは逆巻きのカタツムリの生存率をあげて、カタツムリの進化に影響を及ぼすかもしれない。

という、粗筋です。

「鏡の話し:7」でお話しした「カイラルな触媒」との類似性を感じてしまいました。
カイラルなものがカイラルなものを生み出す、という点で。
ミクロあるいはナノの分子レベルと、マクロな生物レベルですから、話のスケールは全然違いますけれど。

★最近の読書です。
フィールドの生物学⑥「右利きのヘビ仮説―追うヘビ、逃げるカタツムリの右と左の共進化」細 将貴 著、東海大学出版会、2012年2月20日 第1版第1刷発行

「右利きのヘビ」というタイトルで嬉しくなって夢中になって読みました。最高に面白い本です。
この本から何カ所か引用します。
p.27

・・・右巻きのカタツムリが圧倒的に多いこの世の中。カタツムリの捕食者の中には、左巻きよりも右巻きのカタツムリを食べるのに熟練したものがいるかもしれない。そんな「右利きの捕食者」がいれば、左巻きのカタツムリは生き残りやすくなるはずだ。生き残ることができれば、たとえ交尾相手に恵まれないという不遇な状況を変えることはできなくても、子どもを残せる確率は上がるに違いない。つまり、左巻きに進化することが多少なりとも容易になるはずだ。

p.32

 カタツムリばかりを食べるヘビがいるらしい。・・・。名前をイワサキセダカヘビという。

p.36

 このヘビはまず、這っているカタツムリに後ろから接近して、柔らかな軟体部にかみつく。かみつかれたカタツムリはあわてて殻の中に引っ込もうとするが、深く突き刺さった下顎の歯から逃れるのは容易ではない。結果としてヘビの顎は、カタツムリの軟体部に引きずられて殻の奥に差し込まれていく。このとき、引き込まれるのは下顎だけで、上顎を含む頭部の大部分は殻の外で、殻口の縁に引っかかるような形になる。それ以上奥に引き込まれようのない状態でしばらく持ちこたえたあと、ヘビは時間をかけて殻の中にある身を引き出しにかかる。
 一般に、ヘビ類は、ちょうど人間にとっての両腕のように下顎の左右を別々に動かすことができる。・・・右巻きのカタツムリが相手なら、右の下顎よりも左の下顎の方が、より殻の奥へ突っ込むことができる。相手が左巻きならその逆だ。・・・もしイワサキセダカヘビが右巻きのカタツムリを食べるのに特化したヘビならば、その左右の下顎には何らかの違いがあるはずだ。

 続いてわかったのは、セダカヘビ科のほぼ全種が「右利き」だということだった。程度の差こそあれ、ほとんどどの種も右の下顎により多くの歯を持っている。・・・一種だけ、完全に歯の本数が左右同数になっている・・・マラッカセダカヘビと呼ばれている熱帯のヘビだ。なってこった、これはいったいどうせつめいすればよいのだろう。私はひどく頭をかかえてしまった。
 ・・・
 なんとこのマラッカセダカヘビはナメクジだけを食べると力強く書かれているではないか!ナメクジを食べるのに、右利きである必要はまったくない。・・・

★と、まあ、こんな具合です。
なるほどなぁ。そんなことがあるのか、と、感動してしまいました。
カタツムリを食べるには「右利き」であることが有利。でもナメクジを食べるには左右性はなくていい。これには、思わず笑って納得してしまいました。

★生きたカタツムリにお目にかかれることは非常に少なくなっています。
2008年に私が撮影したカタツムリの写真をご覧ください。
Katatumuri1
いかがでしょう。このカタツムリは確かに右巻きですね。
Katatumuri2
これは2011年に撮影した写真。カタツムリの殻が雨ざらしになって白くなってしまったものです。これも右巻きですね。

なるほど、カタツムリは通常は右巻きなのですね。
巻き貝の巻き方には、カイラリティがある。
人の手だけではないのですね。
もし、カタツムリに意識があったら、鏡に映った自分を見てどう思うんでしょうね。
鏡に映ると、巻き方が変わってしまう、と認識するでしょうかねぇ。

写真の出所は↓です。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-d984.html
2011年3月11日 (金)「カタツムリ」
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_d984.html
2008年6月25日 (水)「カタツムリ」

★余禄:1
朝日新聞の記事から。

カタツムリも尻尾切り:八重山生息 ヘビから逃げる(朝日新聞 2012/10/3)
 敵に襲われたとき、トカゲのように「しっぽ」を切って逃げるカタツムリを、オランダ・ナチュラリス生物多様性センター研究員の細将貴さんが発見した。3日、英国王立協会紀要に発表した。カタツムリのしっぽ切りが学術報告されるのは初めてという。
 このカタツムリは八重山諸島に生息するイッシキマイマイ。「大人」になると殻の入り口にコブができ、ヘビから身を守る。しかし、殻が未成熟な幼いカタツムリにはコブがなく、ヘビにかみつかれたしっぽを切り離して逃げていることを実験室と野外での追跡調査の双方で確認した。
 天敵のヘビがいない島では、こうした現象が著しく少ないこともわかった。しっぽ切りはヘビに対抗するために進化した適応と考えられるという。
 しっぽは2~3週間後に再生したが、その場合は殻の成長が一時的に遅れていた。「こうしたデメリットがあるが、しっぽを切ったカタツムリの方が生き残る率が高い」と話す。

記事を読んで、あれ、細さんだ、と嬉しくなりました。
著書を読んだあとでしたので、なんだか親しみを覚えてしまいました。
現地で頑張っておられます。

★余禄:2
ついでに思い出話:子どもの頃、秋田の母の実家に行くと、海が近くて、岩場でツブという貝をいっぱい採れるんですね、遊びながら。それを伯母が醤油味で煮て丼に盛ってくれます。マチ針を手にこの貝を引き出して食べるのが楽しい。一口は小さいのですが、始めるとやめられない、という食べ物ですね。

右手に針を持って、突き刺して、右手の手首を返しながらくるっと回しながら身を引っ張り出しては、パク。右利きの私には何の意識もなく一生懸命食べてましたが、今、思い出してみると、貝は右巻きだったんですね。ですから、右手の手首の返しでうまく身が引き出せたんだ。
もし左利きだったら、きっと食べにくいなぁ、と思ったことでしょう。
無意識に、右巻きの貝に右手がフィットしていたのですね。
左巻きの貝だったら、右利きの私には食べづらかったんだろうなぁ。

ササグモ

1031_4sasagumo 2012.10.31
こちらは狩猟者。
自分ではフウセンカズラの花を直接利用することはありませんが、やってくる小さな昆虫を狙ってここで生活しています。
昆虫が来る場所を知っていますね、確実に。{花のところでササグモを見かける率は高いです。}
ということは、蜜や花粉は必要ないけれど、花を認識して、虫がやってくる狩りの成功率の高い場所として生活場所を定めているように感じます。
「種としての記憶」というようなものがあるのでしょうか。
それはどのように構成されているものなのか。不思議です。

ハチ(としか・・・)

1031_3hati 2012.10.31
フウセンカズラにハチがいました。
種の同定は無理だろうと思いつつ、かわいいから撮ってしまうんだなぁ。
フウセンカズラが何度も登場します。
この季節の貴重な蜜源。
風船のような実、ハートマークの種などが有名ですが、この小さな白い花が虫に与える恩恵は非常に大きなものです。
グリーンカーテンとしては少々「薄い」のですが、いかがですか、来夏あたり、窓の前に登らせてみては。

ホソヒラタアブ

1030_11hosohirataabu1 2012.10.30
秋が深まってアブが姿を見せてくれます。
ホソヒラタアブがシソに来ていました。
1030_11hosohirataabu2
口を伸ばして舐めています。
1030_11hosohirataabu3
なんというのか、そういう無防備というか、妙な格好するかよ。
逆さまのアブの顔、というのは初めて見ました。
一瞬、パターン認識の枠から外れて、何を見ているのか分からなくなりますね。
トホ。
1030_11hosohirataabu4
八重桜・南殿の冬芽に移動。
腹部をひこひこ動かしていました。

1031_2hosohirataabu 10.31
水草の茂ってしまった庭の池で、何かを舐めていました。
蜜ということはないでしょう。
水を舐めるのか?
それとも、水草の葉の表面には何か味があるのかな?



サザンカ

1030_10sazanka1 2012.10.30
今、ツバキはたくさんのつぼみをつけて「準備中」。
大型の花としてはサザンカの独壇場。
1030_10sazanka2
色が濃い。
1030_10sazanka3
今年はチャドクガの発生はわずかでした。もう年内の発生はないはずです。
あんまり高いところへ登る必要もなかったし、風呂の泡洗剤をもってかけつければ、強い緊張を強いられることもなく、処分できました。
いくら虫好きでも、ドクガはね、勘弁です。

「晶子のお庭は虫づくし」にチャドクガの観察日記があるのですが、最後のところ

今日もう一匹のチャドクガが無事に羽化しました。

飼育しているうちに感情移入しちゃったようですね。このさいと、ホントにすごいんです。
http://www.geocities.co.jp/AnimalPark-Tama/1915/
ぜひどうぞ。

キゴシハナアブ

1030_8kigosihanaabu1 2012.10.30
珍しいアブに出会いました。
フウセンカズラの花に来ていました。
胸の縦じまが特徴的。
加えて、複眼の模様がすごい!
1030_8kigosihanaabu2
ほら。
個眼ひとつひとつのレベルで色の違いがあるのですね。
アメリカミズアブや、ツマグロキンバエの複眼のような「縞」模様ではなく、かなりランダムな模様ですね。左右の対称性もないようです。
不思議です。発生過程で、ランダムに個眼の色が決まるのかなぁ。
この目で見る外界は、どんな世界なのでしょうね。
1030_8kigosihanaabu3
わっ、みつかっちまった、と飛び上がった瞬間。
ビックリ眼(まなこ)に見えるのが面白い。

余分な註:
体の頭尾軸の方向の縞模様を「縦縞」といい、頭尾軸に垂直な方向の縞模様を「横縞」といいます。

人間の場合、横縞模様のセーターなど着れば、頭尾軸に垂直であると同時に、空間的に水平方向の縞なので、「横」という感覚と一致します。

水族館で見る魚で、頭尾軸方向に対して垂直な縞模様があるのがいますね。
あれは、空間的には鉛直方向ですが、横縞というのです。
この定義がうまく理解できていないと混乱しますね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%83%80%E3%82%A4
「イシダイ」の横縞を見て下さい。

鍛冶屋さん

1030_1ono1 2012.10.30
ドキッとしますね。
最近はこういう道具を見なくなったな。
「斧・琴・菊」に使いたくて、店を知ってはいたのですが車を止めたことのなかったお店で撮影してきました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-174b.html
↑ここで使ってます。
1030_1ono2
いやはや。すごい道具です。
1030_1ono3
うわぁ。

ここはいわゆる「鍛冶屋さん」なんですね。
刀鍛冶の古式な炉ではないですが、仕事場には炉があって、鉄を焼いて、鋼と軟鉄を組み合わせて、鋭くてしなやかな刃物を「打って」おられます。
今時、鍛冶屋は珍しいけれど、その筋では有名らしいです。


私は、薪ストーブのための薪割りで、斧やら手斧やら使ったことがあります。
母の実家に秋に遊びに行ったら、ちょうどいい、今年の冬のために薪を二棚かったところだから、あんた薪割りして行きなさい、と伯母にいわれて、従妹と二人で一日薪割りしましたよ。
ストーブや風呂で薪を使いましたね。「火吹き竹」なんて知ってます?
囲炉裏もあったしな、昔は。自在鉤なんてのも実物知ってます?
「腹あぶり」って知ってます?寝る前に、囲炉裏の前で丹前の前を開いてお腹をあぶって温めて、ぱっと前を閉じて蒲団に潜り込むんですね。寒い冬の夜。

昔話に出てくるおじいさんみたいになってきた。
火を使う技は持ってます。マッチも擦れない近代人に比べたら、私「原始人」です。

ツマグロヒョウモン羽化

1118_2tumaguro1 2012.10.18
えっ、羽化しちゃったの!
びっくりしました。
てっきり蛹で越冬すると思っていましたのに。
過去に、陽射しを浴びて飼育ケース内が温室になり、冬のさなかに羽化させてしまったという経験がありますので、蛹のケースは玄関に置いて、日光の直射はさけ、室内の暖房からも離れた場所に置いてありましたのに。

ぱたぱた、元気。

前の日でなくてよかった。17日の東京は大雨。強い南風も加わって、まるで台風のように雨が吹きつけてきました。
あんな日に羽化して、出たいよ、なんていわれたら、もう、たまりません。
夫婦二人で息を殺してチョウを刺激しないようにひっそりしていなければならないのです。

18日は、午前中は気温は低かったけれど陽射しはたっぷり。
昼前、出たいよ、といい始めましたので、放してやりました。
ふわっと高く舞い上がって視界から消えました。
南方系のチョウのはずですが、秋も深まって、もう冬だというこの時に羽化するのですから、すごいなぁ。
どうするんでしょう。
自分で南の方へ飛ぶ、という可能性もないわけじゃないですね。
心配は尽きませんが、この子の生命力に任せます。

1118_2tumaguro2
しばらくして、車を出す用事があって、家の前の道路に出たら、電柱で日向ぼっこしていました。
見て下さい。
体と影とが「一直線」。触角の影まで写ってら。
ということは、太陽を「真後ろ」から受けられるように体の位置を調節しているということです。
一番効率よく太陽光を受けられる姿勢ですね。
1118_2tumaguro3
ほら、少し開いた翅の間に体があって、陽射しを受けています。
このようにすると、翅に反射した光が奥へ奥へと進んで、体に向かって集中してくる、ということが知られています。効率よく太陽熱を受ける、チョウの知恵です。
1118_2tumaguro4
時々翅を開くのですが、あんまり大きく長い時間は開きません。
この影の見事さ。心揺さぶられますね。
美しさを極めたメスのツマグロヒョウモン。

一言だけ。
すごいなぁ。きれいだよ。

今年の羽化数73匹になりました。

2012年11月19日 (月)

追記:基礎研究

★出たばかりの、「現代化学」No.501 2012.12 東京化学同人
これを、昨夜のんびり読んでおりましたら、ノーベル賞の解説が載っていました。
化学雑誌ですからもちろん、化学賞の解説もありまして、これを読んで、私は受賞内容がすっきり分かってホッとしたところです。
生理学・医学賞では2本の記事がありましたが、丹羽さんの解説が非常に面白かった。
以下に出だしと、節の見出しと、最後のパラグラフを引用します。

解説:2012年ノーベル生理学・医学賞
成体細胞が多能性に初期化されうることの発見 丹羽仁史

 2012年のノーベル生理学賞・医学賞は、「成体細胞が多能性に初期化されうることの発見」の功績により、英国ケンブリッジ大学のJ.B.Gurdon博士と、京都大学の山中伸弥博士に授与されることが決まった。授賞対象となった業績の影には、細胞の初期化の解明に挑んだ多くの研究者による重要な基礎的知見の積み重ねがあった。

{節のタイトルのみ列挙}
細胞の運命を決めるのは遺伝子の再構成か制御か
初期化現象の発見
初期化をめぐる分子生物学
想像以上に単純だった初期化メカニズム
 ・・・
 このような研究の流れの中で、2012年、Gurdon博士と山中博士へのノーベル生理学・医学賞が決定した。その受賞理由は「成体細胞が多能性に初期化されうることの発見」であった。Gurdon博士はそれを核移植で証明し、山中博士はその分子実体を解明した。これは純粋に基礎生物学的研究への評価であり、将来の医学応用の可能性は主要な理由ではないことを強調しておきたい。最近の科学の世界においては、「役に立つ」ことが強く求められる。山中博士のiPS細胞に始まる再生医学研究は、その象徴的存在といえる。しかし、その背後には、その研究がなされた時点では、到底役に立つことを明確には説明できないような基礎研究の成果がある。今後、日本から、第2、第3の「iPS細胞」的な独創的研究成果を発信するために、一見役に立たなさそうな基礎研究への理解と支援を切に願ってやまない。

丹羽仁史(にわ・ひとし)さんは、1964年まれ、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター 多能性幹細胞研究プロジェクトリーダーでいらっしゃいます。山中さんより2つ年下の同世代の方ですね。

★前の記事「鏡の話:7」で「化学(科学)の研究は「必ず役に立たなければならない」というような風潮」について私は批判的な立場を表明しましたが、現場の人からの要請は重いと思います。
今まで知られていなかったことを知る喜び、そこに科学研究の原動力があるのです。
新しい発見を成し遂げた時、「世界中の何十億人ものなかで、今このことを知っているのは私一人なのだ」という、孤独と到達感。その深い歓びを「ことほぎ」ましょうよ。
「無駄」なんてことはないのです。
いつだって、そういう中から、「役に立つ」ことが派生してくるのです。

★この引用文を今テキストエディタに入力していて、ふと気づいたのですが、現代化学は501号に来てるんですね。
私の化学科の一年先輩が、降りてきて同学年になり、今度は私が、独りで「卒業拒否」なんて「闘っちゃって」、そのせいでまた先輩になっというある方が、化学科を卒業して、東京化学同人に就職して、「現代化学」の創刊に関わりました。おまえ、義理も縁もあるんだから購読しろ、といわれて、創刊号から読んでいる雑誌です。
古い話だなぁ。一回だけ、何だったか定かではないけれど、記事を書いたこともあるんですけどね。
昔むかし、あるところに・・・ というようなお話しでした。
とっぴんぱらりのぷぅ。

鏡の話:7

カイラルな触媒

★「鏡の話:1」で
2001年のノーベル化学賞受賞者、野依良治さんの研究は「キラル触媒による不斉反応の研究」というものだったと、ちらっとお話ししました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-a420.html

★この話をもう少しだけ噛み砕いてみましょう。

触媒という言葉は高校で化学を学んだ方は耳にしたことがあると思います。

触媒[catalyst]:化学反応を起こす物質系に微量添加すると、その反応速度を増大させるが、反応の原系と生成系を示す全反応式中には姿を現さず、反応の平衡状態にも影響を及ぼさない物質。比較的少量で特定の反応に選択的に作用することが多い。[東京化学同人「エッセンシャル 化学辞典」より]

反応中はどうしたって反応に関わっているのですが、反応の始めと終わりで「収支決算」をしてみると、そこには出てこないのですね、触媒は。それでいて、反応の速さを大幅に変えてくれるのです。

生物が使う「触媒」は「酵素」といいますね。これは生物を学んだ方は知っている。

★生物の体を構成する主要物質は「たんぱく質」ですが、たんぱく質はアミノ酸という分子をたくさん長くつなげたものです、
このアミノ酸は、炭素原子に、-NHと-COOHがついていることを共通に、残り2つにいろいろなものがくっついてできています。そうすると、1つの炭素原子に4つの異なるものがつくことになり、光学異性体ができることになります。
光学異性体というのは、分子の形などは直接見ることはできませんが、物質を溶かした溶液を光が通過してくるときに透過光に差が出るという性質です。
で、互いに相手の鏡像であるような分子では、右旋性と左旋性という性質で識別できます。
不思議なことに、生物はアミノ酸の片方のタイプしか使っていません。生命の起源と何か関係があるのでしょうが、はっきりしたことは分かっていません。とにかく、生物は鏡像関係にあるアミノ酸の片方のグループしか使っていないというのが「事実」です。

わたしのHPで少し扱っていますので、ご覧ください↓
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/biology/chptr_1/1-1-4/protein.htm

★アミノ酸のほかにも、いろいろな物質で、鏡像関係がある時に、生物は片方しか使わないということがしばしばあります。
メントールというスキッとした香りで、涼感を与える物質にも、鏡像関係の2つの分子が存在し得るのですが、私たちヒトはその一方を芳香物質と感じ、他方を不快臭物質と感じるようです。
で、食品や化粧品やばど、いろいろなところで香料・清涼剤としてメントールが使われていますが、必要なのはその光学異性体の片方なのですね。

ところが、普通に化学反応を行ってメントールを作ると、両方が半々にできてしまって、そこから必要な方だけを取り出すのがかなり厄介です。
必要な片方だけを合成する方法があると、すごくいいわけですね。

★例え話
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-8862.html
2012年11月14日 (水) 「鏡の話:4」
↑ここで、急須を鏡に映してみました。
普通に売られている急須は、ことの是非は別として、右利き用が圧倒的ですね。
もし、右利きの職人さんが手作りで、自分の手にあった急須を作ったら、やっぱり右利き用の急須の方が作りやすいでしょう。
製造時の「右手という場」の性質、この場合は右手性、が製品にも反映されて「右利き用」の急須ができます。

では、化学反応。
右手系の「反応の場」を用意して、そこで反応を行わせたら、右手系の化合物ができるのではないか。原料分子を右手系の反応の場に取り込んでは右手系の化合物にして放出する。
これを繰り返すことができるなら、その右手系の反応の場は「右手系の触媒」ということになります。
「カイラルな触媒」を作って、カイラルな物質を合成する。

野依さんがやったことはまさしくこれなのです。


その触媒は「BINAP」という名前です。
Binap
詳しいことは省略しますが、六角形が二つくっついた「板状」の部分が、二枚くっついています。
それだけなら、くっついている結合のところで回転できるのですが、さらに「-PPh2」と書いた部分がありますね。これはリンの原子に、ベンゼンの六角形の板状の輪が二つ付いていることを示しています。これはこれでずいぶんかさばりますので、ぶつかりあって回転が妨げられてしまいます。
その結果、このBINAPという分子にはカイラリティが生じてしまい、右手性の分子と左手性の分子が存在し得ることになります。このBINAPはメントール合成の触媒になりますので、片方の形の触媒を使えば、片方の形のメントールしかできないことになるのです。

もう少し詳しいことをお知りになりたかったら、ウィキペディアなどご覧ください↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/BINAP
上のウィキペディアから引用。

最も重要でよく知られている野依らの研究はRh-BINAPを用いた (−)-メントールの不斉合成である。(−)-メントールは広く使われている香料・医薬品であるが、その立体選択的な化学合成が高砂香料工業により工業化された。

「 (−) 」の ( ) の中は半角の「-」=マイナス記号です。
ここでは、分子のカイラリティから生じる、光に対する「旋光性」という性質を、「+」「-」で識別する方法で記述されています。

カイラルな触媒を使って、カイラルな物質を合成する、というお話でした。

★別件
野依さんの業績は、化学・医薬工業に大きな貢献をしました。
それはそれでよいことなのですが、他方で、化学(科学)の研究は「必ず役に立たなければならない」というような風潮を非常に強く推進してしまいました。役に立たない研究に金を出すなどもってのほかだ、というような。
でもねぇ、結果として役にたつかどうか、研究中には分からないことの方が多いのですよ。
そういう基礎の積み重ねから、役立つものも生まれてくる。基礎研究がやせ細ったら、役立つ研究も出ては来なくなるのです。
ちょっとね、野依さんの、ご発言など、私としては、受け入れがたい面もありまして、個人的には野依さんを高く評価していません。

白川さんの導電性ポリマーの研究などは、基礎研究のある意味で失敗から誕生してきた成果でしたね。
失敗を大きな成果にし、結果として「役立って」います。

マスコミの報道で、何か科学的な発見の報道の際、かならず報道文の終わりに「この研究は○○に役立つという」という一文がつくようになりました。
役に立たないものには価値がないのでしょうか?
「役に立つ」かどうかばかりを気にするということは貧しい発想だと私は思っています。

先日、「ヒッグス粒子発見か」というニュースが報じられた時、アナウンサーが「それはどのように役立つのですか」と専門家に質問していまして、私は思わず吹き出してしまった。
宇宙の存在そのものの謎に迫る、というような研究が社会や生活の「役に立つ」かなぁ。

ニュートリノが「光速を超えた」という、結果的には間違いだった発表がなされた時も、すぐ「タイムマシンができる」などと大騒ぎしていましたね。ニュートリノでタイムマシンは作れません。

発想が貧弱だよなぁ。
哀しい。

ブチヒゲカメムシ

1030_7butihigekamemusi 2012.10.30
モミジルコウの葉から、ブチヒゲカメムシが姿を現しました。
なんだか、カメムシとは思えないような「毛むくじゃら」な姿です。
目の感じといい顔つきといい、昆虫離れして、小型の犬っぽい感じがしたり。しませんか?
楽しいやつです。

ヤブガラシ

1030_5yabugarasi 2012.10.30
ヤブガラシの実ですが、熟すと黒くなる、と思っているのですけれど。
なんだか、茶色のような、紫がかっているような。
青っぽいのもあったり。
戸惑っています。
最終的な完熟まで、いければいいのですけれど。
落ちてしまいそうな気もするなぁ。
毎日見ています。

モンシロチョウ

1029_15monsirotyou1 2012.10.29
門の前のデュランタの花にいたモンシロチョウを撮ろうとシャッターを切ったら、その瞬間飛び立ちました。
チョウだけトリミングすると
1029_15monsiro
ホソヒラタアブほどの鮮明さではないのですが、ゼンマイ状の口や、伸ばした後脚などが見てとれます。
このあとこのチョウは場所を変えて
1029_15monsirotyou2
玄関前のランタナに移動して蜜を吸っていました。
チョウに導かれて散歩するかかしさんでした。

ホソヒラタアブ

1029_14hosohirataabu1 2012.10.29
私の目は「虫目」ですので、虫がいるとハッと気づく。
ヒラタアブの中でも一番フォトジェニックな種ですね、ホソヒラタアブは。
1029_14hosohirataabu2
これだもんなぁ、うれしくなっちゃう。
アブのところだけ切り出すと
1029_14hosohirataabu3
空中停止状態でこれだけ写るんですものね、スゴイ。
アブに声をかけたくなる気持ちも分かって頂けると思うんですが。
だって、かわいいんだもん。

ピラカンサ

1029_12pyracantha 2012.10.29
真っ赤になっていないピラカンサ。これから真っ赤になるのかな。

パイレックスという耐熱ガラスがありますが、この「pyro」と、ピラカンサ=Pyracantha のpyro
は同じ言葉です。炎とか熱とかそういう意味ですね。ギリシャ語かな。
語源を知ると、いろいろな言葉が面白く「見えて」きます。
私は語学力はないのですが、英語、ドイツ語、フランス語などに共通するギリシャ語やラテン語の語源を少しだけ知っているので、結構面白いですよ。

ソヨゴ

1029_9soyogo1 2012.10.29
ソヨゴの実が赤くなっていました。
と思ったら
1029_9soyogo2
黄色系の実もあるんですね。
違う株です。
株によって、色が異なることもあるようです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%A8%E3%82%B4
ウィキペディアをみたら

葉身は卵状楕円形、やや革質、光沢があってのっぺりした外見を持つ。表面は深緑で滑らか、裏面はやや薄い色で中肋が突出する。縁は滑らかだが波打つのが特徴。葉の構造は比較的丈夫であり、炎をで過熱すると内部で気化した水蒸気が漏出することができず、葉が音をたてて膨らみ破裂する。このことが別名の「ふくらし」の語源になっている。またその構造ゆえ、風に吹かれて葉が擦れ合うときに特徴的な音が発生し、「そよご」の語源となった。

とありました。風の吹くときに来てみなくてはいけないようで、こりゃちょっと私には無理そうです。

17日土曜日は東京ではすごい雨と風で、まるで台風のように吹きつけてきました。あんな日にソヨゴのところへ行ったら、音が聞けるかもしれませんね。

「ルコウ」:2

1029_7marubarukou4 2012.10.29
これはマルバルコウの熟した実です。
アサガオの実とよく似た感じがします。

1030_9momijirukoutane
これはモミジルコウ。
実が少し細長いようです。

1030_4rukousou3
これはルコウソウ。
実も種も細長いですね。

これが遺伝子の直接の働きなのか、それとも遺伝子は花の構造の方に働いて種の姿はその帰結なのか、よくわかりません。
でも姿が違っていることは確かです。
不思議なものですね。
いいものを見ました。

「ルコウ」:1

1029_7marubarukou1 2012.10.29
↑マルバルコウの花です。
エンジェルズ・トランペットを見に行って、ひょっと反対側を見たらマルバルコウが咲いていました。去年までここにはなかったので、どなたかが種をまいたのでしょう。線路際のマルバルコウは草刈りで全滅してしまい、思うような写真が撮れなかったので、ここで出会えてうれしい。
1029_7marubarukou2
花粉はやっぱり粒々。
1029_7marubarukou3
花の横顔です。

1030_4rukousou1 10.30
比較のためにさっそくルコウソウの花を撮りました。
マルバルコウの葉は丸くて、ルコウソウの葉は櫛状。
その違いが花にも現れているのでしょうね。

1029_13momijirukou 10.29
こちらはモミジルコウ。
マルバルコウとルコウソウの交配種だそうです。
なんとなく「中間的」な姿ではあります。
葉も、ルコウソウほどではないけれど、切れ込みが深くて「カエデの葉」のようなのです。

今回、やっとこの3種類の花を並べてみることができました。
面白いものですね。

現在、我が家の前では、モミジルコウとルコウソウが、ぐしゃぐしゃに絡まり合って咲いています。結実もしています。さて、これがまた交配しちゃうということはないのでしょうねぇ。

2012年11月16日 (金)

鏡の話:6 光学異性体

★高校有機化学で出てくる光学異性体の第一歩は、1つの炭素原子に4つの異なるものが結合した時に生じます。こういう分子を鏡に写すと、実物と鏡像が重なりあわなくなってしまうのです。
単純な実例が、ヨーグルトにも入っている乳酸です。
炭素原子の4本の手に、-H,-CH,-OH,-COOHの4つがついたものです。

Asymmetry0
分子模型の中央の黒いのが炭素原子、上の丸いのが水素原子を表していますが、赤・青・黄は適当に。
全部異なるものだということさえわかればそれでいいのです。
二つの模型の間に鏡があるつもり。どちらが実物でどちらが像か、それもどっちでもいいです。
大事なのは、互いに鏡像関係にある、ということです。

分子模型を生徒に渡すと面白がり過ぎて、目的のものを作る以外に遊んでしまい、集中できなくなることがあります。立体的に分子の姿を見られるのはいいけれど、でたらめなものを作って遊ばれては収拾がつかない。で、図をプリントした方がいい場合も多いのです。

Mirror8
炭素原子を中心とする正四面体の4つの頂点にA,B,C,Dがついたものを考えます。
炭素原子に「A’,B’,C’,D’」がついた方をその鏡像としましょう。
さて、鏡像を取り出して、実物と重ねようとしても、絶対に重なりません。
3つを重ねると、残る1つが反対側になります。

このことはじっくり考えれば分かるのですが、苦手な生徒も必ずいますので、考案した教具が次の写真。
Asymmetry1
ボール紙で正四面体を2つ作ります。教室で生徒にいじってもらえるように、ガムテープなどで頑丈に作ります。
4つの頂点に、赤・黒・青・白の色をつけます。
このとき、二つの正四面体が鏡像関係になるように、色をつけます。
{赤青黒はマジックで、白は修正液で塗りました}
写真の下の二つです。

次に、正四面体の面の正三角形と同じ大きさの正三角形3枚で、底抜けの正四面体を一つ作ります。キャップのようなものです。さらに頂点付近をカットしておきます。
で、この底抜け正四面体を、上で作った正四面体のどちらかにかぶせて、中の正四面体の頂点が、底抜け正四面体のカットした頂点部分から出るようにします。
そして、中の正四面体の頂点と同じ色を塗ります。
写真で上のもの。

Asymmetry2
これが、底抜け正四面体をかぶった正四面体(右)とその鏡像正四面体ですね。

Asymmetry3
さて、最初はデモンストレーションで。
かぶせた底抜け正四面体を取って、鏡像正四面体にかぶせます。
2つの色を一致させると、残りの2つが絶対一致しない。逆になるのですね。

で、自分でやってみていいよ、と生徒に渡して、順番に、後ろの席へ、隣りの列へと回覧させます。
この間、わいわいがやがや、となりますので、ま、10分くらいは我慢して、にやにやと眺めることにしましょう。あるいは、机の間を模型と一緒に回りながら、ほら合わないでしょ、と確認させながら順送りを促進させてもいい。

私の授業では毎時間必ず何か「もの」を持ち込んで、回覧したり、私が持って巡回したりしましたので、その手法に年度当初から慣れている生徒たちは、それなりに楽しみながら順に送ってくれますから、そんなにロスをした気分にはなりません。
楽しみながら、鏡像が重なりあわないということを実感することができます。

これで、一応、鏡像異性体についての基本的な理解は固まります。
単純ですが、わかりやすい教材です。


先生って、いっつも授業になにか「仕掛け」を持ってくるんだよねぇ。と楽しそうに言ってくれた生徒がいて、嬉しかったなぁ。

化学は苦手だったけど、先生って、いっつも楽しそ~に授業してたよね、と言ってくれたのも嬉しかったなぁ。

先生の授業は「脱線・命」と言ってくれた生徒もいましたっけ。

フヨウ

1029_8huyou 2012.10.29
シーズンも終わり近くで、すでに実もなっているのですが、まだ咲くぞ、と頑張っているつぼみもありました。
中からちらっと見えている赤い色がきれいでかわいい。
幼いものはみなかわいい。


エンジェルズ・トランペット

1029_6angel1 2012.10.29
この日、昼の散歩を長く取ったのはこの花を見るため。
キダチチョウセンアサガオというのが普通でしょうか。
でも、この「天使のトランペット」という名前が気に入っていまして、こっちを使いました。
見事でしょ。
盛りを過ぎかかっていました。
近くなのですが気づかずにいて、車で通りかかって、わぁ、と。
早速、見に来ました。
1029_6angel2
すこししぼんだ花もありました。
1029_6angel3
花の中が少し見えます。
中央のメシベと、多分それを囲むオシベだろう、というのが見えます。
1029_6angel4
青空と対比させてみました。
秋ですね。

ダンダラテントウ

1029_3dandaratentou0 2012.10.29
これも外で、です。
キク科の花。名前は知りませんが、そこでダンダラテントウの交尾。
個々の管状花がとても見やすい花でした。
1029_4kikuka
花自体はこれ。
よく見ますが、名前を知りません。

ホソヒラタアブ

1029_2hosohirataabu 2012.10.29
昼の散歩を少し長めにして外出した時。
白いシュウカイドウがあって、お、いいな、と思って覗いたらホソヒラタアブがいました。
なかなかよい取り合わせで嬉しくなりました。
シュウカイドウに昆虫が来るのをあまり見たことがなくって。
しかも白いシュウカイドウ。
蜜があるのかどうかわかりませんが、花も少なくなって、あちこち探索しているのでしょう。

現象だけ話して

★朝日新聞の読者投稿欄「声」です。

[声]「現象だけ話して」という医師(11/7)   主婦(54)
 「症状の現象だけを話しなさい。あなたの考えを話されると診断の邪魔になります」。先日、新潟市内の診療所で医師にひどく怒られました。結局、気になる症状の治療は受けられず、ふに落ちない理由で怒られたショックからさらに不安となり、他の病院で診てもらいました。
 それ以来、「現象だけを話しなさい」という言葉が頭から離れません。医師は疲れていて、私の話にイライラしたのかもしれませんが、患者が心身の不安を訴えるのはごく普通のことではないでしょうか。
 患者が診断をしてもらうのは、症状とそれに伴う不安な気持ちがあるからなのに、医師はその気持ちは聞きたくないという。そんな医師にとって病とは何なのか考えあぐねる日々です。
 ・・・

 医者も忙しいかもしれませんがそういうことじゃなくって、医者が診断を下すためには、患者の正確な状態を知らなければなりません。診断ができて初めて、いろいろな対処法が可能になるのです。

 現在の自分の「状況」「現象」「現状」をできるだけ正確に、自分の判断を差しはさまず、客観的に医師に伝えることが患者のなすべき最大のことではないか、と考えています。

 患者の訴えを聞き、その上で診察すべきポイントを絞り、必要ならX線や、血液検査や、MRIだなんだと、機器による検査もして、患者さんの状況を正確に把握して、診断ができる。診断ができればそれなりの対処法を考え実行する。
そういう手順ですよね。まず一番に大事なのは、患者さんの「症状の現象」の申告です。

 かかりつけの医者に行くと、私が元理科教師であることを知っていますし、自分の体の状況を好奇心を持って観察し、その状況を正確に言葉で表現するタイプの人間だということを医者は知っていますので、まずじっくり私の「レポート」を聞いてくれて、それだけで診断がついてしまうこともあるし、確認のための最小限の診察で診断をしてくれます。
 なるべく自分の考えを差しはさまないのが患者のマナーでしょうね。

「現象だけ話して」といわれて傷つくことはないです。ごく当たり前のことを言われただけだと思います。

★と、こんなことを考えていたら

[声]症状は正確に短時間で伝えて(11/13)  主婦(44)
 「『現象だけ話して』という医師」(7日)を読みました。投稿者の方は医師の言葉や態度に傷つき立腹されたようで、お気の毒だと思います。しかし、患者も医師が診察しやすいよう協力するのが良い関係ではないかと私は考えます。
 患者は症状だけでなく、自分の気持ちも医師に受け止めてほしいと思います。しかし、今の医療現場にそんな余裕はありません。少ない医師に全員の患者が平等に診察してもらうには、診察しやすい「現象」を一番先に伝えることが患者のマナーではないでしょうか。
 いつから、どこが、どのように、ピークを100とすると今はどの程度の痛み・症状なのか、などをわかりやすく短時間で伝えることこそ、より良いコミュニケーションだと考えます。
 医師は不安を受け止める家族ではありません。診断・治療の責任があります。患者はメモを用意するなどして限られた時間で症状を正確に伝えるべきでしょう。

医者は忙しい、ということをこの方は強調しておられます。
でもなぁ、医者の仕事は患者の状況を正確に把握して診断すること、ですから、時間にゆとりがあっても、診断に不必要な患者の自己判断を聞かされるのはたまらないでしょうね。

診断して、病名が確定したら、どう対処したらいいか、どのような治療をすべきか、現在の苦痛はどうやったら取り除けるか・・・いろいろ相談に乗ることに、医者とてやぶさかではありますまい。
診断したらハイおしまい、という医者はそうそういないでしょう。
まずは、正確に病状を伝えること、それが医療の一番大事なところでしょう。

★この当初の横に、もう一つ、ありまして。

[声]医師のハグで心身癒される(11/13)  会社員(40)
 「現象だけ……」を読み、最近かかった診療所での出来事を思い出した。私はへんとう炎をこじらせ、点滴が必要だと診断された。質素な施設で、診察スペースと点滴を受ける簡易ベッドの間に仕切りもなかったので、他の患者さんと医師のやりとりが聞こえた。
 90代の女性患者が入ってきた。女性は自らの体調について一通り話をした後、医師から「どこにも問題ありませんよ」と言われ待合室に出ていった。しかし、しばらくして戻ってきて「せっかく来たのだから、どこか悪いと言ってもらわないと張り合いがない」と食い下がった。医師は笑いながら「その年でどこも悪くないなんて幸せなのよ」。それで女性は出ていったが、数分後再び入ってきて、今度は「耳鳴りがするの」と訴えた。
 医師はやおら椅子から立ち上がり、「ヤブだから何もできなくて御免ね!元気になるように私がハグしてあげる!」と、その女性をギューッと抱きしめた。女性は一瞬おどろいたように両手をバタバタさせ、その後、なんとも満たされた顔で出ていき、今度こそ戻ってこなかった。

これはこれで、たまらないなぁ。
「せっかく来たのだから、どこか悪いと言ってもらわないと張り合いがない」って。
なんだかなぁ。
整形外科などに高齢者が集まりますが、病院で「今日は○○さん、こないわねぇ。どこか具合が悪いのかしら」というようなジョークがあります。医者に来られるほど元気ならいいので、医者に来られないほど具合が悪かったら、そりゃまぁ、大変ですわねぇ。
90代で、元気に病院に来られるのだから、大したものです。
ハグでおさまる「気持ち」まで診断しなければなりませんか。
お医者さんも大変だなぁ。
御同情申し上げます。

カマキリの平泳ぎ

★朝日新聞の読者投稿欄から

[声]田んぼはわたしの遊び場よ(11/3) 小学生(8)
 わたしは、おじいちゃんの田んぼのいねかりのお手伝いに行きました。田んぼでいろんな生き物を見つけ、かんさつしてきました。
 カメがいました。さいしょはこわくてさわれなかったけれど、こうらをつかめばいいことがわかりつかめました。カメのあるき方はゆっくりでした。わたしの方がずっとはやかったです。バッタもいましたが、つかまえようとするとにげちゃうのでつかまえられなかったです。
 いろんな生き物のうち、一番すごかったのはカマキリです。平およぎをしていたので「すごいなぁ」と思いました。たんぼにはおもしろい生き物がいっぱいいるのでたのしかったです。
 おじいちゃんのつくるお米はとてもおいしいです。その新米がもうすぐたべられると思うと、うきうきしてきました。
 田んぼは、わたしの一番のあそび場で、たから物です。

すごいなぁ。おじいちゃんはカマキリが平泳ぎをするなんて知らなかった。
そうなるんでしょうね、カマキリが水に落ちたら。
すごいものを見ましたね。
生き物はみんなそれぞれ一生懸命に生きていて、しかもその生き方がみんな違います。
とにかくいっぱい見て下さいね。

★というわけですが。カマキリの平泳ぎねぇ。
私は小学生の頃ヒシバッタをよく泳がせて遊びました。
最近まったくヒシバッタを見ませんが、子どもの頃はいくらでもいました。
で、これをたらいの水に放りこむと、両足をそろえて水を蹴ります。
かなりのスピードで前進します。
昆虫はほとんどが水に落ちても水面に浮いて、歩くときのように脚を動かすと泳げて、岸にたどり着きます。腹部が水に入ると息ができないはずですが、少しくらいの時間なら昆虫は平気。

哺乳類も大方は水に落っこちても泳げます。イヌもゾウもねぇ。
人間はどうも、なかなか、泳げない動物ですね。

いっぱい

[あのね] (朝日新聞 11/3)
少し数を数えられるようになった。果物の絵を指差して「1,2,3,4……」。「いくつあった?」とママに聞かれ、「いっぱい!」。(東京都 3歳)

猫は出産後しばらくして、よく引っ越しをします。
子猫の首をくわえて一匹ずつ運ぶのですが、どうも、3匹を超えると認識があいまいになるといいます。
まだ1匹しか連れてきていないわ。
まだ2匹しか連れてきていないわ。
まだ3匹しか連れてきていないわ。
いっぱい連れて来たわね。もうおしまいかな。

と、残りの子を連れてくるのを忘れてしまうことがあります。
猫の数概念はおそらく「1,2,3 いっぱい」

3歳で「1,2,3,4 いっぱい」ならすごいです。
ただ単に数を唱えられるというのではなく、量としての数概念を大事にしたいですね。

2012年11月15日 (木)

鏡の話:5

鏡の話:5
★さて、いろいろ「裏返り」ましたが。
鏡の中では、ものが裏返っているということで、いいのかな?
鏡の中では「空間が裏返っている」のかもしれませんよ。

★白い紙にx軸、y軸を書きます。
高校の数学くらいまでだと、あまり「3次元座標系」を詳しく扱わないような気もします。
物理で空間に物を投げても、基本的には「平面内」の出来事として扱えますしね。
でも、一応、空間内の一点を決めるには、x、y、zの3つの座標系が必要で、(x,y,z)という組で一点を決めることができる、ということはご存知のことと思います。

で、その3本の軸なんですが。
x軸とy軸は大抵の場合、紙の上で、左から右向きに「x軸」、手前から向こうへの向きで「y軸」を書きますよね。これはもうほぼ「自明」のルールですね。

では、z軸は?
これも普通、右向きのx軸と向こう向きのy軸の作る平面から上向きにz軸を考えますね。

●明示的に(explicitに)z軸の定め方、というのを習いましたか?
思い出してみて下さい。
{余談:私、角が立つことを気にしない職業人だったので、「内々に」「言外に」「暗黙の裡に」とかいうのが嫌いで、「言われないことは伝わりません」といつも「ツノ立ててました」。で「explicit」というのが大好きです。explicit と implicit が対になります。}

よく考えると、z軸の向きは、紙面から上向きと、下向きと二つの方向が可能です。
どうしましょ。どちらかに決めるルールを習いましたか?

★「右手系」「右ネジ系」というのがあるんです。
右手の親指、人差し指、中指を相互に直角に開いて(指ピストルみたいに)、親指の向きをx軸の向きに、人差し指の向きをy軸の向きに、中指の向きをz軸正の向きにとる、というルールです。
x軸からy軸方向へ「右ネジ」(日常で使う普通のネジのことです)を回転させたときに進んでいく方向をz軸正の向きとする。このとき、右ネジの向きは問いません、同じ結果になります。確認してください。

右手系のルールにおいて、右ネジを回してみて下さい。
z軸は同じ向きになりますよね。

これがz軸を決めるルールです。
普通、明示的に書いてなくても、暗黙の裡にこのルールに従っているはずです。

★さて、
Mirror7
右手系を鏡に写してみました。
鏡のこちら側では右手系ですし、右ネジを親指から人差し指の方へ回すと中指方向に進みますね。
鏡の中で、親指から人差し指の方へ右ネジを回すと、中指とは逆向きに進みますね。
鏡の中の座標系は「左手系」になってしまったのです。
右手の鏡像は左手と一致するのですからしょうがない、そうなります。
鏡像空間では座標系が反転しているのです。

鏡の中では
右手系は左手系になります。

Mirror6
紙に赤で右向きにx軸、黒で手前から向こうへの向きにy軸を書きました。
(xからyへの回転方向も参考のため書き込みました。)
それを鏡に写してみました。
鏡の手前の世界で右ネジを回せば、xy平面から上に向かいますね。それがz軸方向です。
では、鏡の中で右ネジを回転矢印の向きに回したら?どうなります?

xy平面の下へ向かってしまいますね。
やっぱり、z軸が反転してしまいました。

これでお分かり頂けると思いますが
右ネジ系の座標系は、鏡の中では左ネジ系の座標系になってしまうのです。


Mirror15
ご覧ください!
巻き貝と右ネジを鏡の前に並べて撮影。
この巻き貝、稚貝から成体へと成長してきたわけですが、その成長の時に貝殻が時計回りに成長してきたことが分かります。この向きを「右巻き」といいます。
で、並べた右ネジと比べてみると分かりますが、同じ巻き方ですね。
この貝の太い方を持って、右ネジをねじ込む方向=時計回りに回転させると先端(尖端)方向へ進むことがわかります。

では、鏡の中はどうなっているのでしょう?
右ネジは左ネジになり、右巻きの貝は左巻きの貝になってしまいました。
貝の方が見やすいでしょう。鏡の中の貝は、成長の時に、反時計回りに巻いてきたようにになっています。
左巻きの貝なのですね。
右ネジ・右巻き貝の鏡像は左ネジ・左巻き貝になるのです。

★鏡に映ったものは「裏返しだ」といいましたが、空間を記述する座標系も裏返しなのです。
どうやっても一致しません。
x とyを一致させればzが反転し、yとzを一致させればxが反転し、zとxを一致させればyが反転する。という関係になり、重ね合わせることができなくなるのです。
Axes Axes
模式図を描いてみました。ご確認ください。
鏡像の方には「 ’(プライム)」をつけておきました。

スイセン

1029_1suisen 2012.10.29
スイセンが芽を出しています。
冬に咲き、芳香を楽しませてくれる貴重な花。
我が家の周りでは3カ所に出てくるのが普通ですが、写真は門柱の後ろ。
狭い庭で日当たりがあまり良くないのがかわいそうです。

Narcissus というのはスイセン属。
「水面に映った自分の姿に、それとは知らず恋をしたナルシス」という話は有名です。
ナルシストという言葉もあるのですが・・・。

★鏡の話で蒸し返すかもしれませんが。

鏡に映った自分を自分と認識できる能力を「鏡映認知」と呼ぶのですけれど、
ナルシスには「鏡映認知」の能力が欠けていたということですね。
日本の昔話か何かで、箪笥の引出しの底にしまってあった鏡を覗いた「女房」が、
夫はこんなところに女性を隠していたのかと嫉妬する話がありましたね。
http://hukumusume.com/douwa/pc/jap/07/30.htm

チンパンジーは、おでこに食紅か何かでマークされてから鏡を見せられると、その像が自分であることを
理解して、鏡を見ながら、付けられたマークを取ろうとしたりするんですよ。

あんまりロマンティックな話じゃなかったな。すみません。

コウガイビル

1028_1kougaibiru 2012.10.28
久しぶりに見かけました。
結構なスピードで歩いていて、家の中のカメラを取りに戻る時間はなくて、携帯しているコンデジで一枚。

扁形動物門>ウズムシ綱>ウズムシ目>コウガイビル亜目>コウガイビル科>コウガイビル属に属する動物の総称です。

環形動物の「ヒル」とは違います。
肉食性で、ミミズやナメクジなどに絡みついて食べます。

小笠原諸島でカタツムリが激減、というような話の時に「陸生プラナリア」と表現されるのも、このコウガイビルの仲間です。

扁形動物門>ウズムシ綱>ウズムシ目>コウガイビル亜目>ヤリガタリクウズムシ科 > Platydemus属 >ニューギニアヤリガタリクウズムシ

こんな感じ。
ま、結構「獰猛」なんですね。
気持ちよくはないけれど、人に危害を加えるようなものでもなし。どこか、湿った場所で生きていてくれて構いません。

風呂場にはナメクジが出没することはこれまでにもありましたが、先日、比較的小さなコウガイビルがいました。下水に流そうか、といったら、戻ってこられちゃ嫌だから外に放そう、と妻がいいますので、紙にのっけてやったら、妻がそれを持って庭の隅の湿っぽいところへ連れていって放してやりました。とさ。コウガイビルの恩返しがありそうだなぁ。
どうもね、妙な夫婦ではあります。

実りの秋

柿って、あんな風に稔るんだな、全く知らなかったよ。
と、私がニヤニヤしながら言うと、妻は、あれ見たぁ、すごいわねぇ。と。
ナンでしょう?これです↓
1027_15kaki0
ね、知らなかったでしょ。柿がなってますよ。

以前、奈良へ行ったときに、あっちのほうで、これと同じ造花を見て、大笑いしたのだそうです。で、先日、東京でもこんなの見ちゃった、のだそうです。
あんまりおかしいから、つい、買ってきてしまった、のだそうです。
笑えますね。健康にいいですね。笑う門には福来る、ですしね。

1027_15kaki1
裸子植物と被子植物が一枝から分岐しているなんて、こんなすごいのも初めてだなぁ。知らなかったよなぁ。
もう、何でもかんでも、全部まとめて

美しい紅葉。実りの秋。

なのでした。

ツマグロヒョウモン幼虫

1027_14tumaguro1 2012.10.27
これなんだ?可愛いあんよが見えてるよ。と。
ツマグロヒョウモンの終齢幼虫です。
外回りを世話していた妻が、やっぱりいたわね、と3匹連れてきました。
スミレの葉を食べて大きくなっていました。
1027_14tumaguro2
慣れないと毒々しい感じの幼虫ですが、なじみになりますと、かわいくって仕方がない。
1027_14tumaguro3
連れてきた3匹の幼虫、みんな蛹になりました。
ツマグロヒョウモンの場合、外でこんなに成長したものを連れてきても、寄生されていることがないような。
アゲハの終齢幼虫を連れてくると、高率で寄生されているのですが。
南方から北上してきて、寄生者が追いついてこないのかな。

外では11月中旬の今も、時々成虫のツマグロヒョウモンが飛んでいますが、これはもう越冬でしょうね。

イヌホウズキ

1027_12inuhouzuki1 2012.10.27
今年、我が家で3カ所ほどに顔を出したイヌホウズキですが、ここにきて玄関脇のこの株が元気。
せっせと花を咲かせます。
これがナス科のはなです、っ、と主張してますね。
1027_12inuhouzuki2
後ろ姿も素敵だよ、っと。
萼なんてあまりちゃんと見ないものなぁ。
厚めの花弁を透かしてほんのりと黄色が見えています。
なかなかに佳い風情の花です。小さいですけどね。

脱け殻

1027_9nukegara1 2012.10.27
昼の散歩。庭を出て、線路際や、塀の外、などのんびり歩いていたら
郵便受けのちょっと左に、アゲハの脱け殻でしょう。
無事羽化していった証拠。
1027_9nukegara2
うれしいなぁ。キンカンの木と接した木です。
キンカンの葉を食べて成長し、寄生もされずに成長し、終齢幼虫が蛹化するときのウォンダリングでキンカンの木を降りて隣りの木に登り、蛹化した。
で、時を経て、羽化していった。

この枝をチョンと切って、空き瓶に挿して玄関に置いておきました。
帰宅した妻に、いいものがあるぞぉ、と何がとは言わず、指し示すと。

わぁ、羽化したんだ、どこで見つけたの?
ポストの左わき。
あそこかぁ、キンカンで育ったんだぁ。

というわけでした。
脱け殻を見ただけで、幸せに浸ることのできる夫婦なのでした。

イチモンジセセリ

1027_7itimonjiseseri1 2012.10.27
キバナコスモスも最後まで残って蜜を提供しています。
口を伸ばしていますね。おいしそう。
1027_7itimonjiseseri2
ここまで近寄らせてくれました。
この顔、見て下さい。
赤ちゃん顔、というのか、他のチョウの顔とは違うんだなぁ。
パンクな髪形に見えることもあるのですが、今回はコロンとした、ひたすら愛らしい。
邪魔しないよう、そっと離れました。

2012年11月14日 (水)

鏡の話:4

Mirror1 Mirror1
ご覧ください。急須です。実物は右利き用ですね。
右手で取っ手を持って、注ぐと内側に注ぎ口が来ます。
鏡の中の虚像の急須は?
あれを取り出して、右手に持つと、「逆手注ぎ」になってしまいますね。
鏡像の急須は「左利き用」になってしまいました。
上下・左右・奥行きの3つの軸があるからなのですね。

内容的には手袋と同じ話なのですが、比較的見かけない出来事でしょ。
で、私としては気に入っていて、授業でもこの話をしましたっけ。
見て分かりやすい気がしますがいかがでしょう?

★このように、右手・左手のように、鏡に写した時に、重なり合わなくなってしまう性質が「キラリティ(カイラリティ)」なのです。

★おまけ
Mirror13
踊る人形。人間と同じ。

Mirror14
猫のマトリョーシカ人形。微妙に対称性が破れています。ですから、軸は3つ。

鏡に写した時に何が反転し、何が反転していないか楽しみながら考えてください。

★註:逆手(さかて)注ぎ
「逆手注ぎ」を忌む理由を詳しくは知りません。不調法な私です。
なんでも、侍が切腹する際に、介錯の刀の刃を濡らす時の柄杓の持ち方と同じだとか、罪人に末期の水を飲ませる時は柄杓を逆手注ぎにするとか。
要するに「死」との絡みです。
日常生活の中に「死」という非日常が突然入りこんでくることを恐れたのですね。で、「死」を「けがれ」として遠ざけたり、葬送儀礼に於いて、日常の所作とは異なる所作をして、非日常が日常に侵食してくることを避けようとした、ということでしょう。
{余計な註でした}

★私のホームページでも左右の問題を扱っています↓
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/biology/essay/L-R.html
体の左右

・普段あまり意識しないことですが、体には3本の軸があります。
「腹背軸」「前後(頭尾)軸」「左右軸」です。
・腹背軸まわりの揺れが「ヨーイング」、前後(頭尾)まわりの揺れが「ローリング」、左右軸まわりの揺れが「ピッチング」ですね。こういう用語でなら知られているかもしれません。
・人間の体は外見的には左右対称のような気がしますが、それでも結構、崩れはあります。
体内を見ると、心臓は左側に、肝臓は右側に。胃は体の右へ湾曲し、大腸は腹部右下から上行し、左へ行き、腹部左で下降します。
全然対称的ではないですね。
・・・
 では、右利き用の急須を鏡に写してみましょう。
鏡像の急須がもし、そのまま鏡の外へ出てきたらどうなるでしょう?
右手で使えますか?左手で使えますか?
 ここでたとえに使った「急須とその鏡像」のような関係を「chirality」(普通、日本語ではキラリティーといっていますが、英語の発音ならカイラリティーです)。
時々聞く言葉ですので、どこかで耳にしたら、この急須の話を思い出してください。

案山子:読み直してみたら、やっぱり急須を持ち出してましたね。

タチアオイ

1027_6tatiaoi 2012.10.27
タチアオイですが、今年は咲きませんね。
多年草だと思います。ですから、来年から花を期待していいのではないか、と思っています。
種をいただいてきて蒔きましたので、どういう花になるかは分かりません。
咲くまでのおあずけ。
種苗店で種を買ってくるのとは違った楽しみです。

チビドロバチ

1027_5tibidorobati1 2012.10.27
去年初めて見て、今年で2回目の出会いを果たしました。
フウセンカズラの葉の上。1cm足らずの小さなハチです。
1027_5tibidorobati4
大きさが分かるいい写真がないのですが、ここで、チビドロバチが抱きついているのはフウセンカズラの茎です。茎の太さで体がほぼ隠れるくらいだ、とご了解ください。
1027_5tibidorobati2
小さい割に単眼がはっきり見えました。
1027_5tibidorobati3
黒くてつやつやしているようなのですが、結構毛がふさふさしていますね。
幼虫は肉食性です。
http://www.hegurinosato.sakura.ne.jp/2bangura/vi_hachi/chibidorobachi.htm
ここに狩りの写真があります。

去年のこのブログでの記載↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-ec74.html
2011年9月 8日 (木)「チビドロバチ」

アリ

1027_3ari1 2012.10.27
激しいことが続いて起こりました。
デュランタの葉の上でアリがよろけていました。そう見えました。
見れば、大きなアリが小さなアリを捕獲しているように見えます。
で、捕獲に夢中で、歩行の方がおろそかなのか、と。
1027_3ari2
激しく動くのでうまく写真は撮れないし、状況もよくわからない。
指で葉を固定してみたのですが・・・
大小のアリの位置関係もよくわからない。
1027_3ari3
取っ組み合いに夢中で、私の左手の上に移動してきてしまいましたが、ここでも動きは止まりません。
このあと、組み合ったまま手から落ちていって、見えなくなりました。

異種のアリが戦う、というのを見たことがなかった。
普通は、体がぶつかっても、互いに関心を示すこともなく行き違うだけなのですけれど。
何があったのだろう?
で、大きい方が小さい方を攻撃していると思ったのも、正しいかどうか分かりません。
小さい方の噛みつきや、蟻酸攻撃かなにかで大きい方もよろよろになっていたように思います。

私は一体何を見たのか?
それがそもそもよくわからないのでした。
アリの生態に詳しい方がおられましたら、ぜひご教示ください。
お願いします。

ハエトリグモ

1027_2kumo 2012.10.27
ハエトリグモには違いないのですが、種がよくわかりません。
ネコハエトリでもないようだし。

で、撮影時、単純に、ちょっと見慣れないハエトリグモだ、と思って撮影したのですが。
注意力不足でしたね。
パソコン画面上で見ると、激しい出来事だったようです。
餌をつかまえています。
で、その餌というのが、どうもクモみたいですね。
捕まっているものの目の具合からいってクモ、それもハエトリグモです。
同種の共食いなのか、異種のハエトリグモを捕獲したのか。
こういうシーンは初めて見ました。ちょっとドキドキします。
現場でもっとよく見るべきだったな。

ルリチュウレンジ

1027_1rurityuurenji 2012.10.27
昆虫としてはとくに珍しいというものではないのですが。
肉眼で頭に白いものが見えました。
撮影してみたら、右の触角にもちょっと白いものが。
1027_1rurityuurenji2
クモの糸でしょうか。
クモの巣に引っ掛かりかけたけれど、脱出してきたのかな。
そんな気がします。
クモにもハチにも感情移入してしまう私です。
ルリチュウレンジには、逃げ出せてよかったね。
ここには見えないクモには、せっかくのエサが逃げちゃって残念だったね。
と、なってしまいます。

ネコハグモ

1026_9nekohagumo 2012.10.26
よくわからない事態なのですが。
手前のネコハグモを撮影したのです。
で、パソコン画面で見たら、奥にもう一匹いますね。
判然としませんが同種のネコハグモのように思えます。
写真で見る限りは、奥のクモも別に餌になった後、というのではなさそう。生きていると思います。

クモが一緒にいるというのは、交尾を求めているのかな。
どっちがオスかメスか、私にはよくわかりません。

結局よくわからないままでした。
クモ研究はできそうにありません。

フタモンアシナガバチ・オス

1026_6hutamonasinagabati1 2012.10.26
律儀に、秋が深まった、というサインを示してくれます。
もう交尾済みなのでしょうけれど、交尾後すぐ死んでしまうわけでもないので、日向で飛び回っています。一匹がとまると、そこへ他のオスが「交尾行動」をしかけてくるのかな、わっと集まって、わっと散ります。
1026_6hutamonasinagabati2
この黄色い顔がオスの特徴。
フタモンアシナガバチは小型のアシナガバチですが、オスはまたメスより一回り小さい。

体の周りなどぶんぶん飛び回りますが、刺すことはないので、焦らなくていいです。
近くの保育園の園児が散歩に来た時に、ハチだ!危ない!と保育士さんが焦っていないか、ちょっと心配。私が出ていって解説してもいいのですけれど、大体じいさんが出てくると、何か文句を言われそうだと警戒されがちだしなぁ。やっぱり、おばあちゃんのほうがいいんだよなぁ。

フウセンカズラにて

1025_7mitubati1 2012.10.25
ミツバチがフウセンカズラの花に抱きついています。
1025_7mitubati2
空中姿勢をぼんやりですが撮影できました。
怒ったような顔に見えてしまう。
花粉かごがまだ空っぽ。
厳しい季節です。

1025ari
アリも来てました。
余計なことですが、アリのことを調べようと思ったら、「ハチ目」です、その終わりの方にたいてい載ってます。
ミツバチやごく普通のクロヤマアリなど、社会性昆虫ということが共通ですね。

1025_yamatosijimi
ヤマトシジミもいました。
みんなこの小さな花の蜜が大好き。貴重なエネルギー源なのでしょう。
1025_5yamatosijimi
ヤマトシジミの日光浴。(フウセンカズラの葉ではありません)
背中側から日光を浴びていることが影のようすで分かります。
体温をあげなければ活動できませんものね。
太陽熱も活動の「エネルギー源」なのです。

2012年11月13日 (火)

夕空

1024_17kumo 2012.10.24
16:41の西の空。
この日の日の入りは16:55でしたから、日が沈む直前です。
いかにも、秋だなぁ、という空。

今日、11月13日の日の入りは16:36。
4時半にはもう日が落ちる。すぐに暗くなる。
11月7日が立冬でした。
相変わらずテレビでは「暦の上では冬」といっていましたが、太陽の位置を示す言葉なのだ、ということを、おそらく気象予報士の方々も知らないんだろうな。
春分から225度(45度×5)進んだ位置に来たのです。太陽暦そのものなのにね。
古い暦や俳句の季語では冬だと言っているけど、まだだよなぁ、という含意が聞こえてきて仕方ありません。

http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-2786.html
ここに太陽高度の図など入れてあります。
東京での話ですが、立冬から冬至まで7度下がって、冬至から立春まで7度上がる。
この太陽高度の低い時期を「冬」といわずに何と呼べばいいですか?
北半球ではみんな同じこと。
大陸でできた「言葉」だろうとか、日本には合わないのではないかとか、関係なし。
地球と太陽の位置関係を示している言葉なのにね。

空を見ましょう。
テレビの気象情報も大事だけれど、日々の生活でもっと空を見たらいいのにな。
(ついでに、気象予報士さんも、番組に出るちょっと前に、屋上なり、開くことのできる窓から外を見てから、気象番組に入ったら、どこか「深み」が出るんじゃないかなぁ、と思いますよ。)

玄関先にて

1024_13matubabotan 2012.10.24
昼の散歩の最後、玄関前に戻ってくると、ドッコイショとテラスに腰を下ろします。
座ったり立ったりするときに、掛け声をかけますね、必ず。決定的に「年のせい」だな。
右わきにマツバボタンの鉢。
ポツンポツンとまだ花を咲かせます。
1024_14shukaido
その隣りにシュウカイドウ。
1024_16sasagumo
食事中のササグモがいました。
何を捕獲したのかはよくわかりません。

座って視線を低くしないと見えないもの、がいっぱいあります。
散歩中、腰をかがめることができたら、おそらくもっといろんなものが見えるのだろうとは思いますが。
キャンプ用の折り畳みいすも買ってはみたのですが、座ることはまあいいとして、立ち上がるのがとんでもなく大変なのです、私って。不安定だから何かにつかまりたい、首から下げたカメラをぶつけないようにまっすぐ首の部分はあげていかなくてはならない。バランスを崩したら回復する能力が激減してしまったのでひっくり返りそう。
ちょっと、つらいや。
どっこいしょ。

カラー

1024_11calla 2012.10.24
ビロードスズメに食べ尽くされて、回復してきたのでタフだなぁ、とみていたら、今度はセスジスズメにまたもや食われて、葉をかなり失ってしまったカラーですが。
強いですねぇ、こんなにつややかな緑になりましたよ。
上のボウガシの葉の間から洩れてくる陽射しが緑の明暗を生み出しています。
植物って、タフだよなぁ。
セスジスズメはお陰をもって、おそらくどこかで蛹になったでしょう。

去年かな、エビガラスズメがルコウソウにいっぱいついたことがありましたっけ。
時々、わっと出現して、植物を丸刈りにするスズメガ達です。
なにせ幼虫のサイズがでかい。食べる量も半端じゃないですから。

さすがに今年はもう終わったかな、と思っています。

ベニシジミ

1024_9benisijimi1 2012.10.24
ベニシジミもキバナコスモスに来ていました。
色合いがマッチしてますね。
1024_9benisijimi2
真上のポジションに回り込みまして、っと。
翅も傷んでいないし、体はふかふか毛におおわれているし、あったかそうだな。
1024_9benisijimi3
「花とチョウと陽射しが一体化したような写真」を狙ったのですが、いかがでしょう?
色合いの重なり、光と影。
自分としてはいい写真になったと喜んでおります。

鏡の話:3

Mirror12
直方体の台の上に置いた球。
これはまるっきり、実物も鏡像も、なんともない。
上下・左右・奥行き。
反転も何も、鏡の中から出してきても、な~んにも変化なし。
手袋との違いがよくわかりますね。
重要なのは、物体の持つ対称性らしいですね。

・手や手袋には、「手首から指先へ」「親指から小指へ」「手のひらから手の甲へ」という「3つの向き」があります。
・ステンレスの容器での向きというと、通常に置いた時の「上下という向き」しかないですね。
・球体では、「向き」なんてものはない!

★普通、鏡の前に立って自分の像を見ると。
向こう側の自分が「こっち」を向いて立っているように見えます。
私の左手には結婚指輪がありますが、鏡の中の自分に合わせて自分を反対向きにすると、鏡の中の自分の左手には「指輪」がない。(それは右手の像ですものね)。
そのために「左右が反転した」と感じるのです。

★体には「背骨の軸(頭尾軸)」「背から腹の軸(背腹軸)」「左右軸」があります。
{前後という言葉はあえて使いません。人間が立っている時の「前後」は「背腹」ですし、四足歩行の哺乳類の「前後」は「頭尾」なんですね。ですから、混乱が起こらないように「背骨の軸」=「頭尾軸」とします。}

このように、3つの軸を持つ物体は鏡に写ると、「裏返し」になってしまうのです。
二つの軸を一致させると、残る一つの軸が反転します。

背腹軸と上下軸を一致させたために「左右軸」が反転してしまったのですね。
上下軸と左右軸を一致させれば、背腹軸が反転します。(これが普通に見る鏡の中の自分)
もし、左右軸と腹背軸を一致させようとしたら、(想像しにくいですけど)上下が反転します。

{私、背腹と書いたり腹背と書いたりしているかもしれません。どちらが正しい言葉かよくわからなくて、その時の手の動きでどっちかになります。悪しからず。}

★「鏡の話:2」はここ↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-457c.html

アゲハ

1024_8ageha1 2012.10.24
おとといのあのアゲハでしょうか。
目の前で蜜を吸う姿を見せてくれました。
翅は絶え間なく動かしてバランスをとっています。
1024_8ageha2
線路際のキバナコスモスです。
花が陽射しを受けてそこは周囲の空間より気温が暖かいのではないか、という気がします。色のせいかな。
やっぱり「暖色」ですもんね。

ハチ2種

1024_6mitubati 2012.10.24
ミツバチが好かれるのはこの丸っこさのせいでしょうかね。
蜜を集めている働きバチだって刺す針をもっているんですけどね。なんとなくフレンドリーに感じてしまう。幼い子どもがミツバチさんはフレンドリーだ、とは思い込ませない方がいいですよ。お仕事に忙しいのだから、見ててあげましょうね、手を出したら邪魔されたと思って怒るよ。くらいでどうでしょう。

1024_7hutamonasinagabati
こちらはフタモンアシナガバチ。
何となく戦闘的というか獰猛というか、な感じがしますか。
巣を防御する時以外は、そうそうヒトという「バカでかい」動物を襲ってくるわけではありません。見ているだけならどうということもないのです。

ハチ=刺す。ヘビ=毒。ハエ=不潔。ゴキブリ=不快。・・・
レッテルで物を見ないことです。それぞれの生き方を知れば付き合い方が分かります。
お互い地球の住民じゃないですか、ね。

キンモクセイ

1024_5himegumo 2012.10.24
さっと咲いて、さっと散ってしまいましたが・・・
ふと見たら、何だか色の濃い部分があります。
よく見ると、これヒメグモの巣に引っかかった花殻ですね。
見えづらいクモの巣が、キンモクセイの花で可視化されてしまった。
どうなんでしょう?ヒメグモにとって自分の巣を可視化されてしまうということは、獲物は掛かりにくくなるのかな?それとも逆かな。よくわかりません。

キンカン

1024_4kinkan 2012.10.24
キンカンが少しずつ大きくなってきました。
本門寺の植木市で苗木を買ってきて育ててきました。
チョウやヒトにおいしい味覚を提供してくれます。
黄色くなってくると、鳥も狙って入りこんできます。
多少食べられてもいいですが、全部はあげないもん!

2012年11月12日 (月)

オンブバッタ

1024_1onbubatta 2012.10.24
今年はカマキリを飼育していませんから、オンブバッタを見ても私に殺気がない。
カマキリがいると、お、おいしそうなバッタだ、という気になるのですが。
そのせいかどうか、時々、目の前にのんびり姿を現すオンブバッタたち。
体の大きなメスがほとんどです。
交尾はもう済んだのでしょう。
シダの葉の上ですが、多分シダは食べないと思うのですが。いや食べるかな?分かりません。
私の「思い込み」としては、シダの葉はオンブバッタにとっておいしそうには見えないのですが。
バッタは単子葉植物を食べる、という思い込みは、去年、オンブバッタにシソを食べ尽くされて、粉微塵になりましたものねぇ。

モンシロチョウ

1022_6monsirotyou1 2012.10.22
線路際の花の位置が例年より遠いので、写真が撮りにくい。
遠くからの撮影になります。
1022_6monsirotyou2
そろそろ飛ぶな、と予測シャッター。
うまく写りませんでした。残念。

カナヘビ

1022_5kanahebi1 2012.10.22
イチイの木が揺れたので見るとカナヘビがいました。
こういうことがあるからなぁ、ビロードスズメがイチイの木を揺らしながら飛び出してきたときにカナヘビかな?って思うのです。
比較的高い位置だったので、頑張って右ひざをついて下からあおって撮ってみました。
1022_5kanahebi2
いい顔ですねぇ。
ヒトの表情にはどうしても「欲」というものが多かれ少なかれ表れる。
欲望まみれの事件が横行する。人間界に愛想が尽きました。
全くの無欲。生きることの尊厳そのもの。
1022_5kanahebi3
顎の骨の下の部分と、喉の部分で鱗が全然違うんですね。
1022_5kanahebi4
威厳があります。
まぶたが張り出してるんですね。
こういう角度で見たことがありませんでした。

いや、いいものをみた。満足です。

アゲハ羽化

1022_1ageha1 2012.10.22
もう年内の羽化は終わったか、と思っていたらアゲハが羽化しました。
元気、元気。
1022_1ageha2
上へ飛び上がらずに、透明なケースの壁面にぶつかってしまいます。
上だよ、と手を差し入れて、ガイド。
1022_1ageha3
わっ、ホントだ、外だ!
と、飛び出していきました。
1022_1ageha4
すぐそばの木の葉にとまって、シャッターチャンスをくれるなど、心配りなどしてくれて、うれしいなぁ。
ありがとうね、元気でね。

ハハコグサ?

1020_10hahakogusa 2012.10.20
これ、ハハコグサですかね?
季節外れのことって結構起こるものですね。
何が引き金になったのかはよくわかりません。

ある出来事を見て、因果関係を見抜くことは無理です。
温暖化だ、暑い夏だった、秋が長引いた・・・
適当に何でもくっつけることはできるのですが、無意味ですので。

ルリチュウレンジ

1020_9tyuurenjibati 2012.10.20
この写真を撮ったときに、私が意識していたのは、写っているハチではないのです。
このハチ、糸でカエデの葉からぶら下がって揺れていました。
クモの餌になった後でしょう。
そのクモの存在を意識していて、あちこち覗いたのですが、見つけることはできませんでした。

特定はできませんが、ササグモあたりが捕獲して餌にしたのではないかと想像します。

ヒメグモ

1020_8himegumo 2012.10.20
おそらくそろそろ子育ても終わりが近い。
私の目では、具体的にどのように餌を与えているのかよくわからないのですが、こうやって一緒にいるということは、やはり子育てをしているということでしょう。
ですが、一方で、親の体に張りがなくなってきたように感じてもいるのです。

ササグモの場合は、卵のうから幼体が出てきた時点で、卵のうを離れる、あるいは寿命が尽きるようですね。

クモにも、いろんな習性があります。

キバナコスモス

1020_7kibanacosmos 2012.10.20
つぼみ。
飴玉みたいでしょ。
瞬間的な思いつき写真です。

鏡の話:2

★深刻に悩まないことにしましょう。面白がって下さい。
Mirror2_2
鏡の前にステンレス製の容器を置いてみました。
上の部分は上に、下の部分は下に、写ります。
Mirror3
右の部分は右に、左の部分は左に写ります。

●あれ?鏡に写ると左右が反対になる、とか言いませんか?

実は、左右も上下も反対にはなっていないのですね。

Mirror4
奥行きが反転していますね。
手前のものは奥に、奥のものは手前に写るんですね。
これが、鏡の不思議さを生み出しているのです。
もし鏡の中の容器をこちらの世界に取り出すことができたとしたら?
ここに写っているような容器なら、重ねることができます。簡単です。

でも↓
Mirror5
よく引き合いに出されるのがこれ。手袋。

{ぐちゃぐちゃな手袋しかなくってごめんなさい。寒いときにモンパルに乗るために買ったもので、モンパルの前かごに放りこんだままになっていたので、こんなぐしゃぐしゃです。}

鏡の前にあるのは右手用の手袋ですが、鏡の中の手袋をこちら側に引き出せたとすると。
右手は入りませんね(軍手じゃないんで)。
左手用になってしまいました。
手のひら・手の甲・指の配列」こういう性質があると、鏡像が実物と重ならなくなるようです。

★どうしても鏡の中の手袋を右手にはめたければ、「裏返す」しかないですね。
逆に言うと、鏡の中では「ものが裏返って」いるんです。

鏡の像では「上下・左右は変わらず、奥行きが反転している」
という事態をよく考えてみましょう。

「靴下を裏返す」という動作をイメージして下さい。
足を入れる「口ゴム」の部分での上下左右は変更なし。
手を突っ込んで、爪先部分をつまんで引っ張り出す、と裏返しになります。
口ゴムから爪先への向きを反転させたのですね。

ほら、「上下・左右は変わらず、奥行きが反転している」という鏡の像で起きていることを、手で実行したことになりますね。

ものを鏡に写す、ということは「裏返し」をやっていることになりますし、鏡像は「裏返っている」のだということが分かりました。

{手袋や靴下の表面の構造とかは無視して考えて下さい。表面の形をかたどった、薄くてしなやかで滑らかな手袋を考えて下さい。}

「鏡の話:1」はこちらです↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-a420.html

2012年11月 9日 (金)

鏡の話:1

★正の数の世界を鏡に映すと負の数の世界が現れますよ、という話をしました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-06ff.html
2012年10月26日 (金) 「言葉遊び」

★ここで鏡像の話をしたので、ちょっと遊びたい気分。
化学をやっていますと、「光学異性体」というのが必ず出てきます。2種の分子が互いに「鏡像」の関係にあるような異性体です。そこでは「鏡像体」「鏡像異性体(エナンチオマー)」なんていう言葉が飛び交います。

★2001年のノーベル化学賞受賞者、野依良治さんの研究は「キラル触媒による不斉反応の研究」というのですが、ここに「キラル」という言葉が出てきますね。これも「鏡像異性体」の話なのです。
受賞が発表された時、同僚の英語の先生に「キラル」ってなんのことか、と質問されました。「キラル」は英語ですが、通常の英会話に登場することはないですものね。

ギリシャ語で「手」を意味する「χειρ (cheir) 」が語源です。
「キラル(カイラル)」を強引に日本語にしようと思うと「手のひら的」とでもいうことになりましょうか。
名詞で「キラリティ(chirality、カイラリティ)」となると「手のひら性」とでも訳せるでしょうか。

{「カイロプラクティック」というのがありますね。私は全く全然自分がやってほしいとは思いませんが、耳にする言葉ではあります。この「カイロ」は「手」で、「プラクティック」は「技」とでもいいますか。手技ですね。背骨を手で押すんでしょうね。}

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC
ウィキペディアから引用しますと

キラリティー (chirality) は、3次元の図形や物体や現象が、その鏡像と重ね合わすことができない性質。掌性。

なのです。
ね、鏡像が出てきたでしょ。
「掌性」という言葉があるんだ。へぇ、これは知らなかったぞ。私が個人的に考えて作った「てのひら性」と同じ言葉ですね。

★考え考え、鏡の話をしばらく続けます。
何をどう組み立てたらいいのか、よくわからないので、とりとめもなくいきます。
なにやってんだかね、と眺めていて下さい、よろしく。

クロウリハムシ

1020_5kurourihamusi 2012.10.20
カラスウリの葉にクロウリハムシ開けた穴から、そのクロウリハムシのお腹が見えましたので、失敬、と一枚。
胸部の後ろ2節が黒いんですかね。
前脚の出ている節は黄色いようです。
初めて見ました。
変なアングルで撮って、ごめんな。

ヒメムカシヨモギ

1020_1himemukasiyomogi 2012.10.20
わぁ、ですね。
一斉に綿毛の「実」になりました。
枯れる寸前なのですが、これはこれでとてもきれいなものですね。

いやもうワイルドな庭です。
何が出てくるやら、楽しくっていいですよ~。

チロリアンランプ

1019_11tirorian 2012.10.19
この花に気付いた方がとっても喜んで下さる。
ただ、全体の「繁茂」の具合がイマイチかな。
手入れしてあげなくっちゃね。
門柱の前に置いておきましたので、保育園の園児のお散歩などで騒いでくれます。
園児たちの背の高さで見やすい花がいいですね。
花とアリとダンゴムシと電車。園児たちが喜ぶものが我が家の前にはいっぱいです。

サザンカ

1019_9sazanka 2012.10.19
サザンカのつぼみが膨らんで弾けそう。
1019_10sazanka
2株あるのですが、同期しています。

1022_7sazanka 10.22
今年最初のサザンカ。
開花便りとして速報すればよかったかな。
今、ツバキもものすごい数のつぼみを準備中です。

東光院から種で頂いてきた紅白変わり咲きのツバキは、この冬はまだ花を咲かせないようです。
そろそろかな、と期待しているのですが。


マツバボタン

1019_7matubabotan 2012.10.19
これは純白。
トランスポゾンの活動なし。

アサガオ、オシロイバナの変わり咲きに加えて、今年はホウセンカやマツバボタンでも変わり咲きが起こることを見ました。遺伝子レベルの活動に思いを馳せて園芸をお楽しみください。
商品の「種(たね)」を買ってきても、栽培しているうちにいろいろなことが起こります。
継続して、花から種へまた花へ、と続けていくと、遺伝的な多様性が現れてきます。
お仕着せの花を眺めるよりも楽しいと思いますよ。

「いきもの」というのは「型にはまり」きらないものですね。
もちろん「ヒト」も。

ヤマトシジミ

1019_5yamatosijimi 2012.10.19
名残のマツバギクにきていたヤマトシジミ。
ヤマトシジミはかなり秋深くまで活動します。
蜜源の花と、カタバミがあれば来てくれますから、そういう状況を用意して、もてなしてやって下さい。チョウに遊んでもらうには、花と食草が大事。そういうセットが街に点々と存在すればチョウたちは確実にやってきて楽しませてくれます。

冬芽

1019_3outou 2012.10.19
桜桃・品種名「暖地」の冬芽。
1019_4naden
八重桜・品種名「南殿(なでん)」の冬芽 + ルリチュウレンジ。

植物たちの冬を迎える準備が進行しています。
気温や日長によって、季節の進行を把握しているのでしょう。
確実な歩みです。

ササグモ

1019_1sasagumo 2012.10.19
フウセンカズラの実に陣取るササグモの幼体。
1020_4sasagumo 10.20
ほぼ同じあたり。
とはいえ、同一個体かどうかはわかりません。個体識別はできませんので。
この辺りに2,3匹いるような気もしていますが、同時に見つけることは出来ないでいます。

さて、ここは花じゃないからなぁ、エサの小昆虫はくるのでしょうか。
花のそばにいた方がいいような気もするけど。
この辺りをテリトリーに決めたらしく、ざっと見ればほぼ確実に見つかります。

2012年11月 8日 (木)

アクセスカウンターを表示しました

今日、アクセスカウンターが49万を超えました。
1日平均200を少し超えるペースかと思います。
で、アクセスカウンターを表示しました。
早ければ年内に「50,0000」に達するかなぁ。
ありがとうございます。
大台に近づく様子をご一緒にお楽しみください。

シュウカイドウ

1018_7shukaido 2012.10.18
シュウカイドウもまだがんばります。
お隣の家では白いシュウカイドウが咲いていますが、我が家は今年はこの色だけ。
来年、白いのが咲くかなぁ。期待しすぎず期待しましょう。

クロウリハムシ

1018_5kurourihamusi1 2012.10.18
葉の模様を見て頂くとわかりますが、昨日の記事の場所と同じです。
ということはおそらくこのクロウリハムシも昨日のと同一個体でしょう。
これは正面顔が撮れる!
1018_5kurourihamusi2
ハイ。いいお顔。
葉の毛と比べて下さい。こういう足元の場所で生活しています。

1018_6kurourihamusi
こちらはデュランタの葉で出会ったクロウリハムシ。
ここで見かけることもよくあるのですが、食痕はないようですね。やはりウリがいいのでしょう。
なんでここにいるのかな?暖かいからかな。

ヤマトシジミ

1018_4yamatosijimi 2012.10.18
少し前、ツマグロヒョウモンがしくじったところを撮影してしまいましたが、今回はヤマトシジミ。
ちょっと口の先がずれてるよねぇ。
そこは花の中じゃないと思うが。

チョウだってたまにはしくじるんです、っ。
サルだって木から落ちるんでしょ、っ。

セイヨウミツバチ

1018_3mitubati1 2012.10.18
どうもミツバチって、丸っこくって、なんとなく温かみがあって、かわいいですね。
後脚の花粉のバスケットに少し花粉が入っています。蜜で練って入れてあるので粉がバラけることはありません。
1018_3mitubati2
次の花へ移る瞬間。
1018_3mitubati3
ハイッ、次の花。

シャッターボタンを半押しにしたまま、ファインダーを覗いていて、そろそろ飛び立つのではないか、という予測でシャッターを切りますと、うまくいけば空中に浮かんだ写真が撮れる。
デジカメですから、無駄が出ても気にしなくていいので、トライできます。
フィルムカメラではちょっとねぇ。お金がかかるんだもん。

1017_12hutamonasinagabati
これはフタモンアシナガバチ。
花との比較で、虫のサイズがイメージできると思います。
杯抱えて、おいしそう。

モミジルコウ

1017_11momijirukou1 2012.10.17
モミジルコウの花が終わって結実へ向かうところ。提灯をぶら下げているようですね。
小さくて分かりにくいと思いますが、アリが何匹か写っています。
まだ蜜があるのでしょう。
1017_11momijirukou2
時間経過が一枚の中に凝縮されています。
私の好きなタイプの写し方。
まだしばらくは咲き続けると思います。

1018_1rukou 10.18
これ見て下さい。
モミジルコウとルコウソウと、花と葉と。
ぐしゃぐしゃ。
鮮烈な塊です。
通行人の方、子どもたちに楽しんでもらえれば、と思っています。

ハエ

1017_8hae1 2012.10.17
ハエもあちこちの花を訪れているようです。
花粉まみれの体でフウセンカズラに来ていました。
やはり食料が少なくなってきたのかな。
1017_8hae2
撮影者としても、ふだんはあまりハエには気にも留めないのですが、昆虫が減ってくると、ハエにも目が向いてきます。
ハエの姿にも、なんとなく哀愁を感じてしまいます。
体が温まりにくいんだよな、わかる、わかる。

アブラムシが光合成?

★東京化学同人の化学雑誌「現代化学」2012年11月号の「化学かわらばん」というコーナーに面白い話がありました。

アブラムシが光合成?(J. C. Valmaletteほか, Scientific Reports, 2, 579 (2012))
 アブラムシの一種が、太陽光を利用して、生物のエネルギー源であるATPを体内で合成している可能性があるという。本当であれば、光合成をする動物の最初の例になる。
 発見のきっかけは、一昨年、このアブラムシがカロテノイドとよばれる色素を生合成すると、フランスの研究チームが報告したことだ。この色素は植物や細菌などが光合成のために生合成することは知られていたが、動物での生合成は驚きだった。そこで研究者らは、このアブラムシに光を当てて体内のATP量を調べた。すると、光を当てるとATPは増え、暗くすると減ることが観察された。アブラムシから抽出したカロテノイドが光を吸収することも確かめた。
 この色素はアブラムシの表皮のすぐ下にあり、太陽光を捕えやすい。光りの吸収で色素から電子が生じ、それがATPの合成に使われると推測している。決定的な確証がまたれる。

この話の続報が聞けるとよいのですが・・・。
話しとしてはすごく面白いけど。
電子が光のエネルギーを得て高エネルギー状態になり・・・
電子のやり取りですからそれは酸化還元反応。
反応の全体像が見えないと、理解できたとは言えそうにない。
確かなこととしてお知らせするのはまだ現段階ではちょっときついな。
ご紹介にとどめます。
英語で論文を全部読む気力なし。
ごめんなさい。

確証が待たれますね。

クロスジホソサジヨコバイ

1017_4kurosujihososajiyokobai 2012.10.17
ちょっと遠目、たまたま横姿が見えたので撮ってみました。
左側が頭です。
背中を見せてくれなかったので確定ではありませんが、赤い色が見えませんのでおそらくオスでしょう。
プチっという感じで飛び去って、どこへ行ったか分からなくなる虫です。
チャンスがあったら、すぐ撮らないとね。

2012年11月 7日 (水)

シロオビノメイガ

1017_2siroobinomeiga 2012.10.17
すぐ飛び去るガです。
飛んでいった先で、葉の裏などについてしまうので、なかなか撮影しづらい。

「白帯『野螟蛾』」です。「白帯の螟蛾」ではありません。

幼虫の食草は「ホウレンソウ、フダンソウ、ホウキグサ、アカザなど幅広い。」とありました。
ホウレンソウの害虫にもなっているようですね。
家の周辺では何を食べているのか、よくわかりませんが、時々見かけます。

わからなくって・・・(スミマセン)

1017_1humei1 2012.10.17
ゾウムシ(かなぁ)
ハムシかと思ったのですが、違うみたい。
1017_1humei2
背面。

ゾウムシの仲間でしょうか。
ゾウムシの口の特徴がないけど。
無責任ですが、この写真で種名が分かるようでしたら教えて下さい。

イヌホウズキ

1016_8inuhouzuki 2012.10.16
イヌホウズキの実がなっています。
まだ青い実ですが、熟せば黒くなるはず。
以前にもこの実がなったことがあったはずなのですが、黒い実の記憶が判然としません。
そこまで見たいですね。いい加減な見方しかしていないなぁ、お恥ずかしい。

今年このイヌホウズキが生えてきたのは「人為」ではありません。
おそらく「鳥為」ですね。
黒い実を食べて飛んできて、種をまいて行ったのでしょう。

アオスジアゲハ

1016_7aosuji 2012.10.16
今シーズン最後かな、チョウの羽化は。
70匹あまりもチョウが巣立っていきました。
秋も深まっていきます。
なぜか南方系のツマグロヒョウモンが最後まで粘るようです。
ヤマトシジミやモンシロチョウも頑張って飛んでいます。

金毛(キンケハラナガツチバチ)

1016_6kinke2 2012.10.16
金毛ハラナガツチバチ、ですね。
全く、この毛はすごい。
1016_6kinke1
珍しいアングルになりました。
モミジルコウの花粉かな、体についた白い粒々がそうです。
フウセンカズラでは蜜が主体でしょうね。
「ツチバチ」ですから、地面に穴を掘らなくっちゃならない。
ずいぶんエネルギーを要する仕事だろうな、と思います。

マツバボタン

1016_5matubabotan 2012.10.16
おや、これは。
トランスポゾンが動いたのかな。
白い花が咲く株だったと思うのですが、赤が少し入りました。
トランスポゾンが動いて、部分的に赤い色素を作る酵素の遺伝子が復活したのではないでしょうか。
ホウセンカでも似たようなことが起こっていました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-92c6.html
2012年11月 1日 (木) 「ホウセンカ」

植物では、絶えずこのようなトランスポゾンの動きがあるのでしょうかね。

アサガオの変わり咲き
http://mg.biology.kyushu-u.ac.jp/mg-files/transposon/index.html
http://www.museum.kyushu-u.ac.jp/PLANT2002/01/14.html

オシロイバナ
http://www.jspp.org/cgi-bin/17hiroba/question_search.cgi?ques=true&quesid=2060

ヒトの遺伝子の中にもトランスポゾンは入ってます。
進化史上重要な働きをしてきたようです。
遺伝子が壊される、とかいって、ビックリしないでください。
遺伝子というものはもちろん保存的・保守的なものです。そうでなければ種が保てない。
でも一方で、完全に不変であったら進化が起こらない。
進化が起こるメカニズムには色々な要因があるようですが、トランスポゾンもそのひとつであるようです。

進化する、ということは今までの遺伝子とは違うものができてくる、ということなのです。

クロウリハムシ

1016_4kurourihamusi1 2012.10.16
やってますねぇ。むしゃむしゃ。
1016_4kurourihamusi2
すでに食べた場所から少し離れたところ。
クモの糸のようなものが見えますが大丈夫かな。
獲物の捕獲のための糸ではないのだとは思います。

1017_6karasuuri1 10.17
翌日に見たらこうなっていました。
上の写真を撮ったあと、ずいぶん広く食べました。

この葉の写真を2、3枚撮って、パソコンで見たら、珍しいものが写っていましたよ。
1017_6karasuuri2
珍しいったって、蚊です。ヒトスジシマカでしょう、この辺にいるのは。
で、それが飛び立っていった瞬間が写っていました。ぼやけてますが。
カが飛んでる写真なんて初めて撮ったな。珍しい。
撮ろうと思って撮れる写真ではないと思います。

コアシナガバチ

1016_2koasinagabati1 2012.10.16
夏に一回、コアシナガバチを見ました。
今まで見たことのなかったアシナガバチでした。
また見かけました。よく見るフタモンアシナガバチと比べるとコロンとした感じがあります。
10月ですから、今年の巣はそろそろ終わりの頃でしょうか。
来年の女王バチが交尾して越冬に入る時期かな、まだ少し早いか。
1016_2koasinagabati2

幸いここ何年も、庭や家の周辺では巣を作られたことはありません。
ここへ越してきて以来、2回くらいかな、家のそばでアシナガバチが巣を作りそうになって、ポリ袋をかぶせて殺虫剤を吹きこんで処分したことはあります。
さすがに、人が動く範囲とハチのテリトリーが重なるのはまずい。
できればこれからも、お互いに平穏に暮らしたいものですね。

東京では珍しい朝の霧

1107_1kiri1_2 2012.11.7
今朝、東京の南部に住む私にとっては珍しい「朝霧」がかかっていました。
黄色の信号は駅を出てくる電車のための信号。
線路の向こう側がかなりかすんでいます。
1107_1kiri2
100mくらい先の踏切です。電車が接近中、で赤い信号。
通過を待つ人がいますが、かすんでしまってはっきり見えません。
1107_1kiri3
霧の中から姿を現した多摩川線の電車。

こんなにかすんだのは久しぶりですね。
昨日、猛烈な雨が降りました。で、湿度がおそらく90%を超えて湿っぽくなった。
それが朝方冷え込んで、空気中の水蒸気が気体で存在することができなくなって細かい水滴なった。湿度100%になっちゃったんですね。

30年くらい前になりますか、竜泉洞のそばで。
竜泉洞から流れ出す冷たい川の流れに、温かくて湿った空気が接触して「川霧」が発生したのを見たことがあります。家族旅行の最中。
自然の中で、川面を覆う白い霧はきれいでしたよ。
今も霧と言うとあれを思い出します。

東京の霧はあまり情緒豊か、という感じでもないけれど、それなりに珍しいものを見ました。
ご報告まで。

朝霧は晴れ、といいますが、その通り。
お日様さえさせば、部屋は「温室」になります。
今日は暖かく過ごせそうです。


2012年11月 6日 (火)

113番元素

★「サイエンスポータル」というサイトがありまして、独自のニュースも流しますし、プレス発表資料なども読めるし、ナショナルジオグラフィックの一部も見られるし、毎日一回、寄っています。
そのサイエンスポータルのニュースから。

サイエンスポータル編集ニュース
【 2012年10月1日 113番元素の合成確証 】
 理化学研究所(埼玉県和光市)は、仁科加速器研究センターの森田浩介・准主任研究員らの研究グループが2004年に作り出した元素が、「元素周期表」の113番となる新元素である確証を得たことを発表した。国際学会に認定されれば、新元素の命名権が与えられ、元素周期表に初めて日本発の元素名が記載されることになる。
 「水兵リーベ僕の船…」の語呂合わせでおなじみの元素周期表は、元素を原子核にある陽子数の順番に並べたもので、1869年にロシアの化学者メンデレーエフが発表した。当時、記載されていた元素は、自然界に存在する原子番号1番の水素(H)から92番のウラン(U)までで、その後、人工的に合成された元素が加えられ、現在は116番のリバモリウム(Lv)まで計114種類の元素が記載されている(113番、115番、117番、118番の4種類は未認定)。
 研究グループは2003年から、原子番号30の亜鉛(Zn)のビームを光速の10%ほどに加速し、原子番号83のビスマス(Bi)に衝突させて融合反応を起こさせる実験を繰り返した。その結果、04年7月と05年4月の2回、原子番号113番の新元素を1個ずつ合成し、それが瞬時のうちに次々と安定な別な原子核に変化していく崩壊連鎖を観測した。しかし当時は、データ不足として新元素は認定されなかった。
 そこで研究グループは、ビームと合成元素を効率よく分離する装置を開発し、さらに実験を繰り返したところ、今年8月12日に3個目の113番元素の合成に成功し、04、05年に観測された崩壊連鎖に続く新たな崩壊経路を観測し、最終的に原子番号101のメンデレビウム(Md)になったことを確認した。これまでの3個の観測データにより、合成した元素は113番元素であり、平均寿命は2ミリ秒であることも分かったという。
 新元素の合成を証明するには、その元素が崩壊連鎖を起こして既知の原子核に到達したことを示す必要がある。米国、ロシアの共同グループが別の方法で113番、115番、117番、118番の新元素を合成したと主張しているが、いずれも既知の原子核まで至っていないため、元素発見の優先権は認定されていない。
 優先権の認定は、「国際純正・応用化学連合(IUPAC)」と「国際純粋・応用物理連合(IUPAP)」が推薦するメンバー6人による合同作業部会が審議する。今回の理研の113番元素については、早ければ年内にも結論が出る見通し。新元素名として「ジャポニウム」や、物理学者の仁科芳雄博士(1890-1951年)にちなんで「ニシナニウム」などが検討されているという。

内容は前にご紹介したものと変わりませんが、新聞記事などとは、わずかに「理系」的な味わいが違いますね。
理化学研究所といって、私の頭に浮かぶ物理学者は
寺田寅彦、中谷宇吉郎、長岡半太郎、湯川秀樹、朝永振一郎、仁科芳雄
こんなところかな。
どなたも、新元素名にふさわしいですね。
小柴昌俊さんは理研がらみじゃないけど、あの「個性」が好きだなぁ。

勝手なことをほざく、かかしです。
Kakasium がいいよぉ、と叫びましょうか。

カランコエ

1015_13kalanchoe 2012.10.15
寒い時から咲き始めて、夏はいったんよれよれになっていたのが、まだ咲き続けています。
差し当たってこの一、二輪で年内は終わりではないかと思います。
それにしてもまぁ、よく頑張る花ですね。
あまり虫が来るということはないように思えます。
日本の昆虫はこの花に進化的になじみがないのかな。
花の中に蜜がありそうな気もするのですけどね。
いったん、花を終わりにして、落ち着いて次のシーズンに備えてもらいましょう。

シソ

1015_12siso1 2012.10.15
オンブバッタなどに大分食べられてしまったシソですが、今年は少し花が咲いています。
元祖シソ科の花は、あまり「くち」っぽくないのがおかしい。
他のシソ科の花を見ると「口を開いた」ように見えるのが特徴なのに。
1015_12siso2
実も少しできています。

私はあまり「香のもの」を好まないたちなので、シソの実をとって、香辛料に使う気はありません。
食材そのものの味や香りが好き。
魚が生臭ければその生臭さを楽しむたちです。ショウガで匂い消し、なんてことは絶対しません。
納豆が臭ければ、その臭さを楽しみたい。ネギは入れません。
豆腐にシソの実やネギ、ショウガなんて、絶対だめ。豆腐の豆臭さが消えちゃうじゃないですか。
ま、そういう頑固爺さんなのでした。

{おまけ:納豆にラー油を一滴垂らしてみて下さい。ごま油の香りが豆の香りを引き立てると思いますよ。たくさん垂らすと、ゴマ油の香りがメインになってしまって面白くない。一滴でいいです。}

メスジロハエトリ

1015_10mesujirohaetori 2012.10.15
メスジロハエトリのメス。
正面の1対の単眼が大きいのはハエトリグモに共通ですが、メスジロハエトリでは色が違うんですね。
ちょっとドキッとさせられる「顔つき」に見えます。
擬人化しやすいですね。
これに比べると、ネコハエトリの「顔」は穏やかな「賢者」風になります。

クモの顔もいろいろあって面白いものです。

ハチ2種

1015_8hutamonasinagabati 2012.10.15
フタモンアシナガバチです。
体についている花粉はこの花のものだと思います。
ちょっとそれますが:単眼3つが写ってます。ハチは単眼がとても見やすい昆虫です。
単眼なんてどこにあるんだ?と見つけにくい昆虫もいますが、ハチはその点、見やすい。
1015_9kinkeharanagatutibati
キンケハラナガツチバチです。
胸の背面についている花粉はフウセンカズラのものではありません。
おそらくモミジルコウかルコウソウの花粉です。
今つかまっている葉はルコウソウですから、やはりルコウソウの花粉かな。
鉄道会社としては邪魔なのでしょうけれど、セイタカアワダチソウがもう少し残っていたら虫さんたちも集まりやすいのですけれど。
セイタカアワダチソウ自体が、自分自身に対してアレロパシーが作用して、一時のように繁茂できなくなっている、というようにも聞いていますが。

オンブバッタ

1015_7onbuari 2012.10.15
ちょっと衰えたオンブバッタでした。そういう季節ですね。体温がなかなか上がらないのでしょう。
アリが見えます。アリはまだせかせかと歩き回っています。
朝冷えて、日が射すとともに気温が上がるという季節、かえって体の小さい方が体温上昇が速いのではないか。そんな気もします。大型のハチより小型のアブの方が元気に見えるし。
なんにせよ、秋は深まっていきます。

ヒメナガカメムシ

1015_6himenagakamemusi 2012.10.15
腹部がふっくらしたヒメナガカメムシがいたので、メスだな、と思いながら一枚写真を撮りました。
パソコンに取り込んで画面を見たら、交尾中だったようです。
現場では気づいていませんでした。観察力不足ですね。
ヒメナガカメムシも今年は数が少ないように思います。
どっちを向いてもヒメナガカメムシ交尾中、だったのになぁ。
なんだか、昆虫が減りました。寂しい。

クロウリハムシ

1015_5kurourihamusi1 2012.10.15
ぼろぼろになった部分は、前の日以前に食べたあと。トレンチ行動をして、円を描いてその中をかじった。
1015_5kurourihamusi2
回り込んでみると、今日の食事の準備中のようです。
葉の表面に「溝」を掘っている最中でした。
これを完成したあと、その中の部分を食べるのでしょう。
1015_5kurourihamusi3
ずいぶん前の食痕。
今年「トレンチ行動」というのを知りましたので、これからは見え方が変わってきます。
知らなかったことを知るということは、純粋に喜びです。

ホソヒラタアブ

1015_4hosohirataabu1 2012.10.15
フウセンカズラに来たホソヒラタアブ。
口を伸ばして舐めています。
やっぱりこの虫が来たからにはホバリングを撮りたい。
1015_4hosohirataabu2
役者ですねぇ。期待に応えてやってくれます。
1015_4hosohirataabu3
すごいでしょ。空中姿勢を変えて私のリクエストに応えてくれました。
何度見ても見事ですね。
拍手。パチパチ。です。

2012年11月 5日 (月)

ヒメグモ

1015_2himegumo 2012.10.15
ヒメグモが何か獲物をつかまえたようで、隠れ家から出てきていました。
フウセンカズラのネットに巣を作ったヒメグモ。
上に見える隠れ家の白いのはフウセンカズラの花殻です。
そのうち白さを失って行きます。
花殻を集めて隠れ家として並べて組むというのは面白い技ですね。
枯葉一枚を隠れ家にするものも多いのですが、こういう技があるとは。
とってきた順にランダムに並べたのではありませんね。上から下へ、順に広がるように構築してある。
一つずつ集めてきて、ここへこう並べて、とやっぱり「思考」があるように思うのですが、考えすぎでしょうか。一枚の葉があるならそれでいい。小さなものしか手に入らないなら、それを組んで使う。状況に応じる能力がある。小さなものを組んで全体としての形をつくれる。
すごいと思いませんか?


ツマグロヒョウモン

1013_14tumaguro1 2012.10.13
ツマグロヒョウモンのオスがしきりにメスに接近をはかります。
もちろん交尾を求めて。
1013_14tumaguro2
下がメスで上がオスです。
場所は線路の脇。
1013_14tumaguro3
メスは交尾拒否のようでした。
かなり長いこと、絡まり合って飛び回っていましたが、やがてメスが飛び去っていってしまいました。
この時期、もうアゲハやアオスジアゲハはほとんど見かけませんので、ツマグロヒョウモンは大型で目立ちます。南方系のチョウのはずなのに、ずいぶん秋が深まるまで活動を続けます。

ツマグロオオヨコバイ

1013_10tumaguroooyokobai 2012.10.13
今年はあまり増えませんでしたね。そうこうしているうちにもう秋が深まってしまいました。
正面顔が撮れました。
何となく、触角が「まつ毛」みたいに感じてしまうんですね。
人の場合とは位置関係が違うんですけど、なんとなくそう感じてしまう。

そんな感じしません?

フウセンカズラ

1013_8huusenkazura 2012.10.13
庭のフウセンカズラはどんどん上の方に花が上がっていっています。
私が立って目の前の高さの花があったので、真正面から撮ってみました。
これまでは、線路の柵のところに咲く花を撮っていましたので、どうしても下を見る形でしか撮影できませんでした。
真正面の姿っていいですね。
きれいだ。見直してしまった。気付かずにいてゴメン。
虫たちに人気の花です。

ツユクサ

1013_7tuyukusa 2012.10.13
あんまりきれいな青なので、つい撮りたくなります。
http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/tsuyukusa.html  によりますと

花柱が最も前方に突き出る両性花と、花柱が短く花の中心に隠れる雄花とがある。雄花の雌しべは子房も小さく、また、雌しべ全体が欠けているように見えるものもある。
雄しべはともに6本。上の3本の葯は明るい黄色だが、ほんのわずかしか花粉を出さない。下の2本(花柱に寄り添うように伸びている)の葯は地味な色だが花粉が詰まっている。中央の1本は、色・花粉量とも中間的。

ということです。
私の写真の花は両性花で、花柱に添って前に出ている花粉が詰まっているはずのオシベはまだ閉じているようですね。

ずいぶん長くこの色を楽しませてくれます。ありがとうね。

ピタゴラス数についていくつかの話題:2

★前の話に続いて、角度の話なんですが。
網羅的にピタゴラス数の組をつくったリストを前に載せましたが、今回、そのリストの脇に角度を計算して付け加え、さらに、角度の小さい方から大きい方へソートしてみました。

「PythaAngle.txt」をダウンロード

30度のあたりを見ますと。

6273    10864   12545   30.00263692
5044    8733    10085   30.00984077

短辺で割って比にしてみますと
1:1.732:1.9998
1:1.731:1.9994

1:√3:2
ですね。そりゃそうなんだけど、なんだか嬉しいな。

リストの一番下。

4059    4060    5741    44.992943

これはもうほとんど直角二等辺三角形ですね。
4060/4059 = 1.0002
ですもの。

5741/4060 = 1.414039409
5741/4059 = 1.414387780

わぁ~い、√2が出てきましたよ。
いくらでも直角二等辺三角形に近づくのですが、決して直角二等辺三角形にはなりません。
だって、整数の長さの三角形をつくっているのですから。
直角二等辺三角形になってしまったら、1:1:√2 で無理数になってしまいますからね。
いくら行っても√2の近似分数ができるだけなんです。

無理数というのは「分数(比)の形で表せない数」です。無比数だ、と以前書きました。
ですから、どこまでいったって、ピタゴラス三角形の直角をはさむ整数の長さの2辺の比が「√2」になることはあり得ないんですね。1.41421356・・・と続いて行って、循環節が「無限に長く」なるのかなぁ。
あるいは、√2との差が限りなく「ゼロ」に近づくといってもいいのかなぁ。
そういうとき「極限で√2になる」とは言っちゃいけないんだろうなぁ。
無限を扱うことは私の手に余りますので、悩ましい気分のまま、悩むことにします。

数学というか、無限というものは恐ろしいなぁ。

★全くの別件
私共夫婦、朝6時半頃の「みんなの体操・ラジオ体操」をもう10年越し、ちゃんとやってます。(土日以外の平日に)。
アシスタントのお嬢さんがなんともすごいスタイルの良さで。
ある時、床に座って脚を伸ばしてする体操があったのです。

私:なぁ、このお嬢さん、3・4・5 のお嬢さんじゃないかい?
妻:わ、ホントだ。3・4・5 だわねぇ。
私:わたしら 1・1・√2 だからなぁ、逆立ちしたってかないっこないなぁ。

これで通じる夫婦なのですが、お分かりになりました?
3は座高、4は脚の長さ、5は頭のてっぺんから足の爪先まで。
う~む、どうあがいても1・1・√2なんだよなぁ。

ピタゴラス数についていくつかの話題:1

★辺の長さが整数の直角三角形で、直角をはさんで短い方をx、長い方をy、斜辺をzと呼ぶことにしたときに、z-y=1であるようなものを求める方法があります。
x は3以上の奇数とします。
すると
y=(x*x-1)/2
z=(x*x+1)/2
こうおくと、 y も z も整数になり、x*x + y*y = z*zになります。
で、 z-y=1です。

これをエクセルのVBAでプログラムを書いて得た結果を下に載せます。

「PythaSa1.txt」をダウンロード

このファイルの終わりの方にプログラムがあります。
で、1列目がx、2列目がy、3列目がzです。
4列目に何やら数字が並んでいるのは「角度」を求めてみたのです。
(x/y)の値から角度を求めて書き込んでおきました。

3       4       5       36.86989765

3・4・5の場合、約37度だというのはそれなりに知られていると思います。
2・1・√3の三角定規の30度より少し大きな角度ですね。
あるいは、時計の「5分」の角度が30度。

差が1のまま、辺が長くなっていきますので、角度はどんどん小さくなっていきます。
このリストでは、x を999まで求めています。

999     499000  499001  0.114706227

(これ本当にピタゴラス数になってますか?)

それはそれとして、
499001/499000 = 1.000002004
ですって!もうほとんど二等辺三角形ですね。
開きは「0.1度」しかない。三角形には見えませんね、針ですね。

499000^2 は約2.5×10^11
もちろん
499001^2 も約2.5×10^11
これ、面積「2500億」です。
その差である 999^2 は約1×10^6 、「100万」です。
400万分の1の面積しかない。
人間の生活スケールでいうと、ゴミみたいに小さな値ですね。

これでも「直角三角形」なのでした。

★太陽と月は「見かけの大きさ」がほぼ等しい。そのために時々日食が見られるわけですが、その「見かけの大きさ」はどのくらいでしょう?

地球から太陽まで約1億5千万km。太陽の半径は約70万km。
「約1/4度(0.25度)」、と頭の中に入っています。(15分ともいいますが)
リストからそのあたりを探すと

455     103512  103513  0.251849175
457     104424  104425  0.250746994

このくらいで0.25度ですね。

10万を1500倍すると「1億5千万」
455を1500倍すると「68万=約70万」
合ってますね。当たり前ですが。

何だかなぁ、宇宙にピタゴラス三角形を描くのもスケールでかくて、いい気分だなぁ。
宇宙は閉じている、というようなスケールの話では宇宙空間でユークリッド幾何学は成立しないのでしょうが、太陽系内のスケールなら、ユークリッド幾何学が十分に成立します。
{ただし太陽近傍などでは、空間のゆがみで光が曲がってりしますけどね。}

2012年11月 2日 (金)

シワバネキノコバエ:2

1013_9siwabanekinokobae1 2012.10.13
ランタナのところでシワバネキノコバエを見て、写真はもういいかな、と移動したら、アジサイの葉にもいました。
1013_9siwabanekinokobae2
ピンボケですが、平均棍がくっきり。
丹念に庭中さがしたらきっともっといいぱいいるのでしょうね。
ある日ある時の偶然の「すれ違い」。
この日に何か用ができて庭に出なかったら、今年は全く出会うことはなかったでしょう。
「不思議な御縁です」

人生というものはすべてが偶然で構成されているのです。
ある偶然が起こったからこそ、次の偶然に出会える、という意味ではある種の「因」と「縁」を構成しているのでしょうけれど。
私はそう思っています。

シワバネキノコバエ:1

1013_4siwabanekinokobae1 2012.10.13
ランタナの葉の上。
奇妙な「ハチ」だ。でも、なんだか一回見たことがあるはずだけど、思い出せないなぁ。
初めはてっきりハチだと思っていました。
触角がハエ的ではない。胸ががっしりしている。脚の姿がやはりハエ的ではない。舐める口ではなく噛む口のように見える。
そう思って見ていました。
1013_4siwabanekinokobae2
ところが、何枚か撮ってから、差し当たっての枚数は撮れたし、と思ってモニターで見たら、ナント「平均棍がある!」ではないですか。
参ったな、これはハエ目でしかあり得ない。ハチじゃないぞ。
ランタナのところには3,4匹いました。
1013_4siwabanekinokobae3
きっと、いっぱい発生したんですね。私の目に4,5匹見えたということは。

さて、調べてみたら、去年の10月にお目にかかっていました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-10f7.html
2011年10月31日 (月)「シワバネキノコバエ(の一種らしい)」という記事です。
「最初、てっきりハチだと思いました。触覚の雰囲気がね。でも、パソコンに画像を取り込んで初めて気づいたのですが、平均棍があるじゃないですか。」
まったく同じことを書いています。
進歩のない爺さんだなぁ。
この時は2日後に交尾の写真も撮っています。

今年は、翌日以降、まったく姿を見かけませんでした。
年に一回、10月ごろに、わっと現れて消えていくのでしょうね。
少しは賢くなったかな。来年出会ったらすぐシワバネキノコバエだと分かるかな。
まるっきり自信ないですね。きっとまた、平均棍を見てびっくりするんですよ。ゼッタイ。

去年の記事でもリンクしていますが、下のサイトが詳しいです。
http://wolffia.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/allactoneura-ak.html

不思議な昆虫もいるんだなぁ。

タンポポ

1013_3tanpopo 2012.10.13
小ぶりですが、頑張って咲いています。

1025_1tanpopo 10.25
やっぱり小ぶりですが、ちゃんと稔りました。

1027_13tanpopo 10.27
全部飛んでいきました。
条件のいい場所に着陸できたでしょうか。
風まかせですが、こうやって長い進化史を生き抜いてきたのですから、ぜったいめげないもんね。
見習わなくっちゃね。

ゴミ箱

ここ「わ」一体どういう場所なんだろう?
1013_1gomibako
そうだったのか。

ガムテープで周囲を補強した時に、「から」とか「捨てないで」が隠されてしまったんですね。
自販機の空き瓶投入口の上です。

マツバボタン

1012_6matubabotan1 2012.10.12
マツバボタンの熟した実。
1012_6matubabotan2
フタがカポっと開くと中に小さな種が詰まっています。
1012_6matubabotan3
もう種はバラまいちゃったよ~、という実。
種を採取しようかと思っていましたけど、もうどんどん自分でまいてしまったようです。
来年もこの鉢に芽生えてくるでしょう。
楽しみです。

ピタゴラス数の生成(続き)


x = a^2 - b^2 , y = 2ab , z = a^2 + b^2
  a > b, gcd(a, b) = 1, a+b is odd

こういうアルゴリズムを使って、網羅的にピタゴラス数を生成するプログラムを書きました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-2eb2.html

また、奇数からピタゴラス数を生成するプログラムも書きました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-05c2.html

★最初に提示したアルゴリズムで、
a と b を a > bで互いに素な奇数にとると
x = (a^2 - b^2)/2 , y = ab , z = (a^2 + b^2)/2

こういうx、y、zはピタゴラス数になりますね。そして x は全部偶数になります。

どうと言うほどのこともないのですが、偶数がずらっと並ぶのも面白いかな、と作ってみました。
ご賞味ください。(ご笑味ください、のほうがいいかも。)

aが30までの結果とプログラムを一つのファイル「PythaEven.txt」にまとめましたので、ご覧ください。

「PythaEven.txt」をダウンロード


ブチヒゲカメムシ

1012_5butihigekamemusi 2012.10.12
ルコウソウだったかモミジルコウだったかの未熟な実の上に立つブチヒゲカメムシ。
(だと思います、背中側見てませんけど、ヒゲがブチだから。)
何だか毛がフサフサで「冬支度」でもしてきたようですね。
私も少しずつ、冬仕様の「かかし」になりつつありますので、やあ君もか、と嬉しくなりました。
{実際はブチヒゲカメムシはいつだってこういう姿だったのですが、ちゃんと見ていなかっただけ。観察不足と、人間の側の秋が深まる感覚への思い入れ過剰、ですね。}

紅葉

1012_2nanten 2012.10.12
我が家の庭でも少しずつ紅葉が進んでいます。
ナンテンの葉が色づいて、きれいです。
一挙に気温が下がるときれいに色づくそうですが、我が家ではそれほど美しい紅葉はしません。
でも、季節の進行とともに、植物たちの装いが変わっていくのは楽しいものです。
来年への準備ですからね。
紅葉・落葉は「終わり」ではなくって、来年への「スタート」です。

2012年11月 1日 (木)

113番元素(ウンウントリウム) その2

★朝日新聞夕刊に「論説委員室から 窓」というコラムがあるのですが、10月11日のコラムで尾関章さんが面白いことを書いていました。

[窓]ウンウントリウム(10/11)
 新しい元素に、日本発の名前がつくかもしれない。
 理化学研究所が2004年につくった113番元素だ。人工の新元素は、それが壊れる道筋を充分に見届けないと「発見」を認めてもらえない。未認定のまま、とりあえず科学界の呼び方で「113」にちなむ「ウンウントリウム」の名が与えられ、理科年表にも載っている。
 理研チームは最近、新しい実験でダメ押しとなる結果を得たと発表した。実験家の見事な執念だ。主張が国際機関が設ける専門家部会で受け入れられれば、名付け親になれる。
 水を差すようだが、そうなったら「これからは、新元素は数字で呼ぼう」と提案してはどうか。「ウンウントリウム」の続投論だ。
 冷戦時代、米国と旧ソ連は核大国の威信をかけて命名争いをした、104番のラザホージウムが、旧ソ連では「クルチャトビウム」と呼ばれるといった混乱もあった。
 だが、新元素は領土とは違う。人類共有の財産だ、国際研究が当たり前の今、国名や地名、自国の科学者の名にこだわる必要はあるまい。
 人工元素づくりの実験には、原子核のしくみを探る狙いがある。そこにあるのは純粋な探求心だ。
 その本来の科学ごころを、世界の人々に発信する絶好の機会ではないか。

これは一つの見識だ、一考に値するな、と思いました。
ニッポニウム、とかジャパニウムとか、リケニウムとか・・・いろいろ取り沙汰されていますが、番号でいいのではないか、というのは「いけるアイデア」だと私は思います。

★そうしたら今度は、朝刊の読者投稿欄「声」にまた面白い投稿が載りました。

[声]ザシキワラシで日本を元気に(10/23)
 高校教員(岐阜市 56)
 原子番号113の新元素の名前がどんなものになるかとても期待しています。
 11日付「窓・論説委員室から」では、元素は領土と違って人類共有の財産であるから国名や地名、自国の科学者の名前などにこだわらず、これからは数字で呼ぼうと提案されていましたが、私は2年前にこんな経験をしました。
 小学生向けの科学イベントの講師を担当した時のことです。テーマは元素で、会の最後に113番元素が日本にちなむ名前になるかもしれないことを話し、どんな名前が良いかを子どもたちに発表してもらいました。
 すると一人の子どもが元気よく「ザシキワラシ!」と答えました。私が戸惑いながら理由を尋ねると、「日本は今ちょっと元気がありません。ザシキワラシが家にいると家は栄えるそうです。だから日本に良いことがあるようにと考えました」。
 会場から笑顔と拍手が沸き、忘れられないできごとになりました。

ナルホド、これはこれで面白い。ザシキワラシウム(Zw)とかワラシウム(Wa)とかね。

★ロシアと米国の研究グループか、理化学研究所のグループか、どちらに優先権を認めるか、現在IUPAC(International Union of Pure and Applied Chemistry)とIUPAP(International Union of Pure and Applied Physics)の合同作業部会で審議中ですので、そう遠くない時期に結論が出るでしょう。楽しみにして待つことにします。

113番元素(ウンウントリウム) その1

★新元素が発見されたという場合、どうなったらそれが認定されるのか、について何か書きたいなと思っていました。そうしたら、新聞にいくつかの記事が出たので、ちょっと出遅れになりました。
しくじった。

★理化学研究所では、原子番号83のビスマス原子核に原子番号30の亜鉛原子核を加速して衝突させ、「83+30=113」番の元素を作りました。
それが認定されるためには、できた新元素の原子核がα崩壊して変化していって、既知の元素にたどりついたことが確認できればいいのです。
α粒子というのはヘリウム原子核で、陽子2個+中性子2個でできています。
ですから、何かの原子核がα崩壊すると、陽子が2つ減って原子番号が2下がり、質量数が4つ減ることになります。
新元素がα崩壊を4回繰り返して、原子番号105のDb(ドブニウム)にたどりつくところまでは既に確認されていました。113-2×4=105ですね。
でも当時、Db自体がよくわからない元素だったので、認定されなかったのです。

★東京化学同人の「現代化学」2012.11月号に短報が載りましたので、一部引用します。

 113番元素の登場は、2003年にさかのぼる。最初はロシアと米国の研究グループが発見を報告した。・・・α崩壊を5回観測したものの崩壊後に既知の原子核にはならず、確証が得られなかった。
 理化学研究所は2004年と205年に、亜鉛とビスマスから113番元素を2回合成し、4回のα崩壊を観測した。崩壊は、107番元素のボーリウム(266Bh)を経てドブニウム(262Db)が自発核分裂するまでを確認した。ところが、当時266Bh自体が1例の合成報告しかなく既知核と確定できないこと、観測数が2個と少ないことを理由に113番元素は認定されなかった。・・・(理化学研究所では)2008年~2009年にボーリウム(266Bh)を直接合成し、既知核への到達が確かであることを実験的に示した。
 さらに今回、これまで観測した4回のα崩壊に加えて異なる2回のα崩壊を観測し、ドブニウムからローレンシウム(258Lr)、最後はメンデレビウム(254Md)になる新たな崩壊経路も確認した。・・・

★この出来事を図示してみました。
Newelement
理科年表などで「崩壊系列図」として掲載されている図の様式を参考にして作ってみました。
横方向の101~113は原子番号です。
縦方向の278~254へ減少する数は質量数です。
上に書いたように、「α崩壊すると、陽子が2つ減って原子番号が2下がり、質量数が4つ減る」ので、α崩壊するとこの表を斜め左下へ移動していきます。
ドブニウムまではすでにたどり着いていたのでした。

自発核分裂というのは原子核が不安定で、外部からの中性子を捕獲したりしないでも自発的に原子核が壊れてしまう現象です。原子炉燃料のウランも自発核分裂をごくわずかにしますが、核燃料としての発熱を起こす核分裂は中性子を吸収して原子核が不安定化して分裂するものです。
どちらにせよ、原子核が壊れると、その後の追跡ができなくなってしまうので、新元素のたどった道としては不適切ですね。

で今回はドブニウムからメンデレビウムに至る道が確定できたということで、新元素発見の優先権を強く主張しているわけです。

この図が見やすい図かどうか、分かりませんが、今のところこのタイプの図を提示したメディアがないので、私が描いてお目にかけることにしたわけです。

わからない花でスミマセン

1011_14humei 2012.10.11
自分が分からないもの載せんなよな、という声が聞こえそうで、申し訳ないのですが・・・。
きれいですね。

1011_15humei1
どうみたってシソ科です。
ホットリップスにそっくりですが、色が違う。
1011_15humei2
私の名前も知らないのか!っと噛みつかれそうな気がします。
花が落ちた後に残った萼まで「くち」みたいですね。

これら、何でしょう?
ぜひ教えて下さい。お願いします。

フタモンアシナガバチ

1011_13hutamon 2012.10.11
メダカの水槽に水草が茂ってしまったのですが、そこにフタモンアシナガバチのメスがきて吸水していました。
忍術の「水蜘蛛」みたいなかんじですね。
水草の葉を踏んで、体を支えています。
真夏でしたら、水を胃に入れて巣へ運び、巣にかけて冷却するというようなことがあるのでしょうが、もう10月ですからね。
水が飲みたかったのでしょうね、要するに。
そういうこともあるんだな。

キンケハラナガツチバチ

1011_12kinke 2012.10.11
キバナコスモスに来たキンケハラナガツチバチ。
見れば、胸部の毛に粒状の花粉がついています。
キバナコスモスの花粉はこの形ではありません。
これは、ルコウソウかモミジルコウの花粉ですね。
あの細長い花の中に頭を突っ込んで来たという履歴書持参でした。
ツチバチだって花粉の媒介をするんですね。
ミツバチの専売特許ではありません。ハエもアブも。
平等に見てあげて下さい。

ホウセンカ

1011_9housenka1 2012.10.11
名残のホウセンカ、ですが。
この咲き方、今までと違いますね。
最盛期、こういう紅白の入り交じった咲き方はしていなかったように思います。
1011_9housenka2
もともと赤い色一色の花だったと思います。
今回のつぼみの中の活動で、赤い色素をつくる酵素の遺伝子に変異が起きましたか。
トランスポゾンというやつが、赤い色素を作る酵素の遺伝子の働きを止めてしまった部分が生じたのかもしれません。赤い色素が作れないと白くなる。
トランスポゾンの活動って、いつでも起こっているもののようですね。

ウリハムシ

1011_8hamusi 2012.10.11
目で見てなんとなく翅が透けているような気がして、なんだろな、と撮影したのですが、パソコン画面上で拡大してよく見ると、やはりウリハムシでいいようですね。
もうちょっと赤みを帯びている個体もあるし、個体差があるのですね。

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