台風一過
★台風17号が関東の近くを通過していきました。
読者のみなさんのところでは、被害はなかったでしょうか。心配です。
私の住む東京南部では、風がかなり強かったのですが、雨量は心配したほどではなく、ほっとしました。
★NHKニュースから。
東急 田園都市線など見合わせ(9月30日 20時3分)
台風による強風のため東急電鉄は、田園都市線、大井町線、世田谷線、こどもの国線、目黒線、多摩川線で午後7時16分から全線で運転を見合わせています。
東急線が全線で運転見合わせというのは珍しいです。「災害に強い多摩川線」などといっていますが、そうそう止まる路線ではありません。
家の外からの電車の走行音が聞こえなくなったな、と意識するのは結構むずかしい。
音がしていなかったのが聞こえ始めると、ああ聞えて来た、とは思います。
東急電鉄 全路線で運転再開(9月30日 23時9分)
運転を見合わせていた東急電鉄はすべての路線で午後11時から運転を再開しました。
11時過ぎ、お、多摩川線の電車が走り始めた、というのは気づいていました。音がし始めたから。
また、そのころ、家のそばの高架から、新幹線か横須賀線の電車の「徐行運転音」が聞こえ始めました。音で電車の運行状況が分かる家です。
風が強かったのですね。新幹線、横須賀線、東横線は多摩川などを渡っていきます。川を吹き抜ける風というのは、強烈なものです。そういうのも影響したでしょうね。
★多摩川の水位
国土交通省 関東地方整備局 京浜河川事務所のサイトからの引用です。
水防団待機水位 4.50m
氾濫注意水位 6.00m
避難判断水位 7.90m
氾濫危険水位 8.80m
です。
グラフを見ますと、水位はずっと水防団待機水位レベルで遷移したようですね。
水害については今回はあまり心配せずに済みました。
以前の台風では、このサイトのこのグラフを見ていたら、ぐんぐん水位が上がって、高台に避難しなければならないかな、と本気ではらはらしたこともあります。
多摩川の堤防のすぐ外側にある小学校が近くにあります。あの小学校の先生方は、おそらく、多摩川の水位には敏感だろうと、推察します。溢れちゃったらもう、避難ができるような位置ではないからなぁ。
★台風一過
2012.10.1
朝、7時少し前です。
「台風一過、雲ひとつない青空」という題名の写真です。
すごいでしょ。
コンデジの一番広角側で空を撮ってみました。
大学生の頃、「原生花園の青空」という青一色の写真や、「摩周湖の霧」という灰色一面の写真とか撮って楽しみましたっけ。写真屋さんが失敗作だと思って焼きつけてくれないんですよね。「これはちゃんと意図通りに写ってるんですからプリントして下さい」と声を大にして頼みに行くのがまた楽しかったな。
おそらく、多くの方に経験があると思いますが、子どもの頃の私はラジオで台風情報を聞いていましたから(テレビはまだなかった)、てっきり「台風一家」だと思い込んでいましたね。お父さんお母さん子どもたちとそろってやってくるのかな、と。
洞爺丸台風で、借間の壁が一部吹き破られて、恐ろしい思いをしたという記憶があります。
1954年の9月下旬でしたね。母と既に小学校にあがっていた兄が、ベニヤ板を切って懸命に打ちつけていましたっけ。
「一過性」という言葉を知ったのはかなり後のことでした。
「一過性」は英語なら「 transient 」ですね。
この言葉は難しいものな、きっと現在でも多くの子どもたちが困惑しているのではないでしょうか。それもまたよし。
近所で、タマスダレがまとまって咲いていました。
我が家の近辺では木が倒れるとかの被害はなく、植物たちはみな、しなやかにあの暴風をやり過ごしたようですよ。ほっとしました。
被害があわれた方に 心からお見舞い申し上げます。
しなやかに、生活を立て直されますよう。
かかし 白(もう)す。
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