オジギソウ+ニオイスミレ
2012.9.8
久しぶりに見たオジギソウの花。
この花、大好きです。
ちょいと指先で刺激して、葉を閉じさせてみました。
す~っと順番に閉じていく。
これ、葉の付け根のところの細胞から水が抜けて変形することで閉じているそうです。
★ツマグロヒョウモンの話をしていて、突然オジギソウが出てきたのはどうしてでしょう?
実は、スミレの葉が足りなくなって、2駅ほど先の大規模スーパーのガーデニング・コーナーへスミレ探しに出かけたのです。
ショッピングカートを押しながら、ないなぁ、ないわねぇ、と歩き回っておりましたら、店員さんが、何かお探しですか、と声をかけてくれた。
ん~スミレ科を探して、と私が言っちゃった。
店員さんは、ニオイスミレがいくつか残っているかなぁ、と妻を案内して行った。
私は、このオジギソウが気になって、残ってコンデジで写真を撮っていたのです。
すると、遠くから妻の声が少し聞こえてきた。ツマグロヒョウモン・・・。
あ、ばれちゃったのか。まずかったかなぁ。スミレ科なんて言わなきゃよかったかなぁ。
残っていたニオイスミレの鉢を全部(といっても9個くらい)買い占めてしまいました。
花屋さんに虫のエサの葉を買いに来るなんて、申し訳ないことです。
と謝りましたところ
いやいや、結構なことです。
と全然気にしていない。それどころか喜んで下さる。
どうも、この店員さん、退職後のパート勤務でここにいらっしゃるらしいと拝察しましたが、もともとが、農林関係か環境関係のお仕事をなさっていらっしゃったよう。プロです。
で、個人的には、「虫屋」さんでいらっしゃいました。
私共はひそかな「虫飼い夫婦」ですが、この方はその方面では「かなり有名なマニア」でらっしゃるようで。
はぁ、恐れ入りました。
アゲハやクロアゲハ、ナガサキアゲハのためにミカンやキンカンを植え、アオスジアゲハのためにクスノキを、ツマグロヒョウモンのためにスミレを、ルリタテハのためにホトトギスを、オオスカシバにヒメクチナシ・・・などという話をしたら大いに喜んでいただきました。
今、セスジスズメとビロードスズメの幼虫もいるんですよ。と言いましたら
それはいい、スズメガはいい、スズメガはいい、と大喜びしていらっしゃいました。
巨大なヘビ型幼虫など、詳しくご存知の様子。
不思議な出会いをしてしまった。
なにか、虫屋は虫屋のにおい、でもするのでしょうかねぇ。
申し訳ないので、園芸用の土を一袋追加して買って、帰宅。
9.9
そのニオイスミレの写真を撮り忘れていたので、9日に撮影。
この一鉢を一晩で食べてしまうんですよ~。
スミレの生えている場所、何カ所かを知っていますので、それも採集してきて与えています。
今いる幼虫は何とかなりそうですが、まだこれからもツマグロヒョウモンは来そうな気配ですから、パンジーとか、なにか、スミレ科を蓄えておかなければいけないねぇ、と妻と二人で話をしています。
http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-nioi-sumire_large.html
ここに、ニオイスミレのよい写真があります。
「学名:Viola odorata 」だそうで、「odor」は英語で「におい、芳香」ですから、その語源のラテン語なのかな。そのまま「ニオイ・スミレ」なのですね。
ツマグロヒョウモンが食べた後、復活できたら花を咲かせてみたいものです。
どうなることでしょう。
花の店に来て、虫のエサを購入するのはやっぱり少し申し訳ない。
罪滅ぼしに、園芸用の土を一袋一緒に買いました。
そういえば、以前、プランターや土を買いこんだときに、「何を植えるんですか」と聞かれて妻が「レンゲソウ」と答えて、一瞬、がくっとなった店員さんがいたっけ。たしかあの時の人と、今回の人と、同一人物の気がする。不思議な夫婦だなぁ、と思われているでしょうね。
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