ヘビに優しい
★朝日新聞の読者投稿欄に楽しい投稿がありました。
[声]ヘビに優しい今どきの高校生(10/28)
介護福祉士 53
「おい、ひかれちゃうよ」。先日、2人の男子高校生が田んぼに挟まれた道路の真ん中にしゃがみ込み、何かに話しかけていた。やがて1人が手のひらでそれを軽くたたくと、ひものようなものが蛇行運動を始めた。ヘビだ。私はは思わず駆け寄ると、全長30cmほどのまだ幼いアオダイショウ。人間に驚くことなく、ゆっくりとあぜ道の草の中へ潜り込んだ。
2人ともホッとしたのか、先ほどまでのこわばった表情は消え、ニコニコ笑っている。私が「ヘビは好きなの?」と聞くと、「好きじゃないけど、車にひかれちゃうとかわいそうだから」。私はうれしくなり「ヘビに代わってお礼を言います。ありがとう」と頭を下げた、おしゃれな髪形の彼らは「失礼します」と一礼し、携帯を操作しながら帰って行った。
いい話ですねぇ。
私はよく「好きでなくてもいいけど、付き合い方というものがあるのではないか」という言い方をします。
クモが嫌い。
でも「朝グモは殺すな」というのは、益虫なんだから適当に距離を置けばいいでしょ、という教えだと思うんですね。
チョウはきれいだからいい、でも、イモムシは嫌いとかね。単なる身勝手でしょ。
虫やクモを別に好きになってくれなくてもいいんです、でも、嫌いだからって皆殺し作戦に出るのはやっぱり生き物として変ですよね。適当に距離を置いてつきあうという「良い加減」を知らなくっちゃ。ほどよく生きましょうよ。
アオダイショウなんか、昔は屋根裏に入ると「家の守り神」として大事にしたものでしょう。
ネズミを食べてくれるし。ヘビの脱け殻を財布に入れるとか。いろいろあったよなぁ。
ヘビ好きにならなくてもいいから、ひかれちゃかわいそうだ、という感性を持つというのは素敵ですよね。
★嬉しい話を聞きました。
こういうの「斧」「琴」「菊」っていうんじゃないかな。
↑これ「よき」
楽器そのものの写真はなくって。
菊の花の写真がなくって。キク科の写真で代用。
よき【斧】 斧オノの別称。[広辞苑第五版]
「よき こと きく」=「佳き 事 聞く」です。
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