モノサシトンボ
2012.9.6
羽化したてのほやほや。
下が今までのヤゴの脱け殻。
羽化して少し上へ移動して、現在体を乾燥中。
腹部の模様もまだ全然出ていませんし、色もこれから発色してきます。
羽化というのは、それだけでも一大事ですが、トンボの場合は更に大変。
水中での呼吸から、空気中での呼吸への切り替えが必要。
大抵、夜、水の中から上がってきます。
そして呼吸を切り替えて、羽化。
もし、呼吸を切り替えてしまった後で、強い光をあてたりすると、ヤゴは水中に逃げ込んだりします。そうすると、「ヤゴが溺れる」ことがあるのです。水中では呼吸ができなくなっているものですから。
トンボのヤゴを水槽で育てることはそんなに難しくありません。室内でも飼育できます。
ただ、人間は夜も明かりをつけて活動するので、ヤゴが羽化を失敗しやすいのです。
ですから、羽化が近づいたら、水槽ごと外へ出して、夜はちゃんとした夜にしてあげましょう。
そして、朝、羽化後の姿を見ましょう。
オニヤンマなどは、羽化する前に上陸して、何日か陸上ですごしてから羽化します。
羽化を失敗させると、とっても悲しくなりますので、こういう生態を知って、飼育するのがいいです。
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