東京タワーに軟式ボール
★先日「東京タワーが縮んでます」という記事を2回書きました↓
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-6e03.html
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-cb5a.html
★今朝、朝刊を開いて思わず笑ってしまった。
取り除いたアンテナ部分の中から、「軟式野球のボール」が出てきたそうです。
どうやって入った? 東京タワーの支柱の中に軟式ボール(デジタル朝日 2012年8月2日00時53分)
先端にあるアンテナの支柱の取り換え工事をしている東京タワー(港区芝公園4丁目)で7月、支柱の中から軟式野球のボールが見つかった。支柱の交換は初めてで、密閉された空間なので建設後に入れるのは不可能といい、建設工事中に入ったと考えられる。地上300メートル超の上空で、謎は深まるばかり――。
東京タワー広報・マルチメディア部によると、昨年3月の東日本大震災で鉄製の支柱(長さ約25メートル)の先の部分が5度ほど傾いたほか、テレビの地上波アナログ放送が7月に終了したことから、アナログ放送アンテナを取り除き、支柱を交換することにした。
アンテナを外し終え、今年7月、支柱を17分割し、だるま落としのように最下部から順番に取り除く工事に着手。333メートルの高さが一時的に低くなっていた。
作業開始直後の10日未明、作業員がガスバーナーで最下部の支柱(直径約37センチ)を切断し取り除いたところ、中から軟式野球ボール1個を見つけたという。
ボールは直径6センチほどで、メーカーは不明。形はややゆがみ、穴が一つあいていた。表面の一部が黒っぽく変色していたが、支柱切断の際のバーナーで焦げたのか、腐食によるものかは分からないという。
タワーは1957年6月の着工で、翌年12月に開業した。以来、支柱は交換されていない。支柱は鉄の円柱で、建設後にボールを入れるのは不可能だ。タワーの澤田広報課長は、建設中、何らかの理由でボールが入ったと推測し、三つの仮説を立てる。仮説(1) 作業員が取り付け中、いたずら心で紛れ込ませた。
仮説(2) 作業員が休憩時に使っていたボールが、工事現場に置いてあった支柱に入った。
仮説(3) 支柱などの資材が近くの増上寺に一時置かれていたとき、子どもたちが遊んでいたボールが入った。澤田課長は、(1)の可能性が高い、と見ている。
現在、タワーは新しい支柱の取り付け中で、3日までにタワーの高さは元に戻る予定。ボールは今後、タワーの事務所で保管する。
澤田課長は「建設当時20歳だった人も、開業55周年の来年は75歳。何か知っている人がいたら情報を提供していただきたい」と呼びかけている。
★古い神社仏閣を解体修理などすると、屋根裏から大工さんの署名やいたずら書きが出てきたりすることってありますよね。柱の裏とか。
仏像の中に、胎内仏のほかに、別のものも入っていたとか。
軟式ボールも、きっと、職人さんの「いたずら心」の発露だと思うんですけどね。私も。
楽しいいたずらだ。
東京タワー建設の時は、高所で作業できる人が少なくて、東京中だったか関東中だったかの鳶の職人さんがかき集められて、ほかの現場では鳶職が不足した、というようなことを聞いたように思います。当時10歳の男の子の記憶ですから定かではないんですが。
昔気質の職人さんの「粋な遊び」ではないでしょうか。
★ひょっとして、「フライ取り」遊びをしていた子どもたちの中に、とんでもない肩の力のある奴がいて、思いっきり高く投げあげたら、建築中の東京タワーのアンテナの中にひょいと入っちゃった、とか。ありえねぇ。かな。
300mまでボールを投げ上げる「子」っていませんかねぇ。
(ボールなくしたって、叱られてたりして)
★別件:「フライ取り」って知ってます?男の子たちの遊び。
ボールを可能な限り真上に高く投げるんですね。それを集団で落下点に押しおよせて、キャッチする。取った子が今度は上に投げあげる。
どのくらい高く投げられるかを競ったものです。肩が鍛えられたなぁ。
お陰で、高校教師になってから、生徒会の合宿に行って、遊びの時間に、遠投ごっこしたら、先生、左足が棒なのに、すんごい肩してるね、と男子高校生を驚かせたものです。
子どもの頃の遊びは大事です。
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