立秋
★また「暦の上では秋」になりましたよ。
8月7日が立秋でした。
いろいろ文句をつけたのが下にあります。よろしければどうぞ。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-a24a.html
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-2786.html
★東京の平年気温でみますと
最高気温は、8月3日~8月 9日が 31.4℃でピークです。
最低気温は、8月5日~8月12日が 24.8℃でピークです。
立秋を過ぎると、ゆっくりですが気温は下がり始めます。
★東京の日の出入りは
日の出は 6月 5日~6月21日まで 4:25でした。(一番早い時期)
日の入りは6月23日~7月 4日まで19:01でした。(一番遅い時期)
8月7日はというと
日の出が 4:54
日の入りが18:39
早朝は気づいておられない方も多いかと思いますが、前は4時半頃にはもう明るくなってきていたのが、今は4時半では暗いです。
それより、夕方が早くなりましたね。
夜7時のニュースのころに日没だったのが、今は6時を過ぎると何となく「夕方」を感じるようになりました。
光の季節は明らかに「秋」へ移行してきました。
★我が家で飼育中のスズムシの初鳴きは8月6日の早朝でした。
スズムシは「季節(とき)」を知る虫ですねぇ、つくづく。
「秋だよ」と教えてくれました。
以来、スズムシの声がしげく玄関から家中に響くようになりました。
★気圧配置が変ですね。 2012年8月9日6時の天気図です。
圧倒的な太平洋高気圧が見えません。どこ行ったのぉ?
おかげで、東京では久しぶりに熱帯夜から解放され、熟睡できましたが、変なものは変です。
関東平野では北東風が吹くときは気温が低くなります。
今、北東風あるいは東風が吹くのは、なんだかなぁ、妙だよなぁ。
今後どうなるのか、気になるところです。
★
地球は365日で太陽の周りを一周します。正確な円ではないけれど、360度回ります。
大雑把な話、1日1度進みます。
ここまでは、以前から意識していたのですが。
そのことと、二至二分と四立で、360度を8等分し、45度ずつだという認識とが、あるとき(ちょっと前なんですけどね)重なりました。
で、「夏も近づく八十八夜・・・♪」という歌の意味が分かったのでした。
八十八夜は立春から数えて88日目のことですね。
ということは、太陽が立春から約90度進んだ位置に来ています。
それって、「立夏」じゃないですか。
立春→45度→春分→45度→立夏
春分から八十八日、もう立夏もすぐそこ。
一年中で一番お日さまの位置が高い45度≒45日がくるよ。
植物の活動の一番盛んな時期だよ。
と、こうなりますね。
そうだったんだ。気づかなかったな。うかつでした。
参考↓
http://iroha-japan.net/iroha/A05_zassetsu/05_88ya.html
八十八夜(読み方:はちじゅうはちや)
立春から数えて88日目の、5月1日~3日頃を八十八夜〔はちじゅうはちや〕と言います。「夏も近づく八十八夜~♪」の歌にもあるように、春から夏に移る節目の日です。霜もなく安定した気候で、農作物の種まきに最良の時期です。
意味・目的八十八という字
八十八夜は、立春から数えて88日目をいいます。"八十八"という字を組み合わせると「米」という字になることから、この日は農業に従事する人にとっては特別重要な日とされてきました。東北や山間村落では豊作を願うため、様々な占いを行います。現在でも禁忌が守られているところもあるようです。
また、昔から「夏も近づく八十八夜」や「八十八夜の別れ霜」などと言われ、八十八夜は霜のなくなる安定した気候の訪れる時期です。春から夏へ移る境目の日として重要視されてきました。八十八夜からは新茶の摘み取りが行われます。
★同じ考えで、「二百十日」「二百二十日」はというと。
立春から210度~220度の位置ですね。
45×5=225
ですから、立春から225度(≒225日)太陽が進むと、秋分になりますね。
なるほど。
それは台風の多い時期でしょう。
地域にもよりますが、8月9月は要注意。
「雑節」とはいうものの、ちゃんと、太陽の位置を示す太陽の暦に合ってるんですね。
合理的なのでした。
★太陰暦で「○○月」ころは台風が多いとか言っても、「月の暦」では季節と一致しませんが、「立春から○○日」という指定方法は、「太陽の暦」なので、きちんとした時期を指定できるのですね。
八十八夜とか二百二十日というのは太陽暦なのです。
5月初めとか、9月中旬とか、私たちの今使っているカレンダーでのほぼ同じ日を毎年指していますよね。それはこういうわけなのでした。
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