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2012年7月 4日 (水)

ササグモ求愛

★私が毎日愛読している「虫散歩」というブログです。
http://musisanpo.musikoi.main.jp/?eid=887997
書き手は「夏子さん」。
「虫コナーズ」どころか「虫こい」ですから、うれしい。
写真の腕でといい、虫の知識といい、「プロ」です。
そのブログの2012.6.29に「ササグモの求愛」という記事が載りました。
上がそのURLですので、ぜひご覧ください。

★その記事を読んだあと、7月2日、私もササグモのオスの求愛行動を見ることができました。
0702_1sasagumo1 2012.7.2
センリョウの葉の上です。朝まで雨が降っていましたので、滴が残っています。
ふとみると、オスが第一脚を高く上げていました。向こうにはメスがいます。
お、これが求愛ディスプレイかな、と見続けました。

クモは昆虫の交尾とは違って、オスが触肢に予め精子を入れておいて、メスの生殖口に精子を注入します。交尾といってもいいんですが、交接ともいいます。
肉食性の昆虫や、クモの場合、交尾・交接はオスにとって命がけです。

0702_1sasagumo2
メスの正面から接近します。
黒い触肢を細かくふるわせます。ここに精子が入っている、ということを、なんとか提示できるのでしょうか。
そして、第一脚を振りかざします。
徐々に近づいて行きます。
で、メスに飛びつきましたが、はじかれました。
0702_1sasagumo3
ちょっと離れたところで一息つくオスです。

どういう状態になったら交接許容なのかよくわかりません。
生殖口は腹側にあるはずですので、そこにオスは触肢を届かせなければならないはずですが。
見ている間に、2回ほど、接近して抱えようとするのですが、ぱっと飛びすさるという行動を見ました。
どうも、交接は不首尾のように見えました。

やがて、オスはあきらめたらしく、この場所から直線で50cmほど離れたところまで、真っ直ぐに張った糸を伝って引き下がりました。
0702_1sasagumo4
ここがその場所。
アルミ製の門扉です。
おそらくここに糸の始点があって、門扉を伝って、センリョウの葉に移り、そこに糸の他端を固定して逃げるための足場を確保したうえで、メスに求愛したのでしょう。
その結果、回り込んで移動していきましたが、この糸は真っ直ぐ求愛の場と門扉を繋いでいたのだと思います。
行動する時に、糸を引いていって、すぐ戻れるようにしたり、危険に遭遇した時は飛び降りてしまって、糸を手繰って戻る、というような目的のために出している糸を「しおり糸」というそうです。虫散歩で教えて頂きました。

クモの網はなかったのに、なんだか顔に糸が一本ひっかかってしまった、というようなことはよくあるでしょ。あれ、しおり糸を気づかずに切ってしまったということですね。

緊張して見ていましたが、一区切りがついたのでその場を離れました。
クモの求愛ディスプレイを見るのは初めてでした。
ここしばらくは、多分、交接の時期なのでしょうから、注意深く見て回ることにします。


http://homepage3.nifty.com/~hispider/spiderwebbook/ikedah/spiderthread.html
↑池田 博明・新海 明というクモでは有名な方々がお書かきになったサイトです。
詳しいですよ。

http://plaza.rakuten.co.jp/Wolffia/diary/200707270000/
「ササグモ(雌、雄:求愛)」
↑この方も、すごい写真をお撮りになる。ご覧ください。

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